独走会 - 2018/11/24 ZWIFT

巡り合わせというか、いよいよ本当に「頑張った遠出はもういいや」と思い始めてきたというか。

今年に入ってから、ほんの少しの自棄な気分とともに「自転車なんて趣味、やめてしまったほうが人生うまく行くのではないか」と思うことが多くなっていた。ツーリングは遠くに行きたくなるので時間がかかるし、かと言って近場で済ませると不完全燃焼な気分になるし、せっかく予定を立てても止めざるを得ないこともあってフラストレーションは溜まるし、おまけに天候には勝てない。イライラする種をわざわざ抱えるくらいならいっそ…と、最近はライド中にも思うことが多くなっていた。

で、ZWIFTは前々から知っていたけれど、結構な機材を揃えないといけないというイメージを持っていたのと、「なんでわざわざ室内で画面見て1時間も2時間も走らないといけない?1時間くらいなら外に出て走ればいいじゃん」という疑問とで、あまり詳しく調べてなかったんだけど、ふと「そう言えばZWIFTって一体どうやってデータを飛ばしているんだろう?」と疑問になり、調べてみたら、その過程で、ローラーもスマートトレーナーが必須というわけではないことがわかり、じゃあサイコンはどうやって何で通信するんだろう?そうは言ってもWifitかBluetoothしていないEdge800じゃあ通信しようがないし、と思って調べてみたら、ant+対応していればできる!正確にはant+センサー(僕が買ったのはこれ)をPCに着ければ、ZWIFTアプリがケイデンスセンサーからのant+での通信を受け取って、ZWIFTサイトにインターネット経由でデータを飛ばす、ということ。

なので、本当に本当に最低限、ということなら、ant+対応のケイデンスセンサーはたいてい使っていると思うので、あとはPCとPCに接続するant+センサー(USBで接続)があればZWIFTできるということ。

それくらいの出費なら、ということで思い立ったが吉日。早速amazonで注文し、ZWIFTのアカウントを作成。毎晩10分程度のローラー台の時間に早速試してみる。

初めてやってみた感想は、「時間が経つのが早い!」。ローラーに乗っているときのいちばんの課題は、気になることがいろいろあって時間が経つのが遅く感じて、たった10分でも早く切り上げがちになること。それを解消するために、骨伝導イヤフォンで音楽を聞きながら回すようにしてみて少しマシになっていたけれど、ZWIFTはその比じゃない!グループライドとかレースとかに参加してるわけじゃないので単に景色が流れてるだけなんだけど全然違う。あっという間に時間が経つ感じがする。

スマホアプリのZWIFTコンパニオンを使うと、画面の視点を切り替えたり(後ろから見たり横から見たり、完全に自分視点にしたり)、その写真を撮ったりすることもできる。ちょうどスマホホルダーをステムに着けたところだったのでいい具合に手元で操作できる。

これは確かにハマるわ。ZWIFT内のレースとかグループライドとかにも参加したくなる。あれに参加しようと思うと、ZWIFTのコースデータを受信して負荷を変えてくれるので坂道とかもリアルになるスマートトレーナーが欲しくなる。そして大画面モニターも欲しくなる。すごく気持ちがわかった。当面そこまで設備を揃えられないけれど、室内トレーニングはかなり楽しくなりそうだし、「もう遠出はいいや」というのがより確たるものになってしまうかもしれない。