独走会 - 2018/12/29 大柳生 56.3km

"ゼロがいい ゼロになろう もう一回"
(『ZERO』/B'z)

今日は戻り時間の制約がまったくないのでいろいろなチャレンジを考えていたものの、ある日突然「いつも通りの行きっぱなし帰り輪行は、帰省ラッシュのさなか無理なんじゃないか」ということに気づき一気にテンションダウン。そして先週末あたりから、どうも今日あたりは寒波がやってきて雪が降るかも、という予報でさらにテンションダウン。それから毎朝起きるたびにメンタルシミュレーションするものの、やっぱり朝は全然気合が入らないので、これはどうせ当日起きたらやる気なくして走らないんじゃないか、という感じで更にテンションダウン。

そうこうして迎えた当日、さすがに走らないという選択肢はないな、と思い直せて7:30頃無事出発。一日中西風がきついという予報だけどだからと言ってより混雑してそうな大阪側に出てもなあ、ということでひとまず般若寺から369号線の登りへ。

ブランクは否めなくて全然いいペースではなかったんだけど、なぜか不思議と全然辛くはなくて、結構楽しく登れるじゃん、と思いながら登りをこなしてた。輪行ができない以上、どこかで引き返して帰らないといけないし、だけど時間は今日はたっぷりあるので疲れたら十分休んでまた走れる、という余裕がフィジカルにも影響していたのだと思う。いつも帰り輪行で遠出するときは、帰りの電車のタイムリミットは調べて頭に入っているから、少しのペースダウンで間に合わなくなりそうになったりすると凄い悲壮感が襲ってきて、回してても疲労感が気持ち悪さを誘発して行のようなサイクリングになるけれど、今日はタイムリミットとか全く気にせず走れたので、その余裕の分、登りも楽しかったのだと思う。


思えば運動嫌いの僕が自転車を始めたきっかけは、県立図書情報館ができたとき、あの距離に毎回車出すのも大仰だなと思い、最初は原チャを買おうと思ったのだけど気に入るスタイルのがなくて、それなら電動アシストがいいんじゃないかと思って電動アシスト自転車を買ったことだった。そう思って買ったのに当時は図書情報館まではおろか、学園前くらいでも行くのがおっかなびっくりだった。バッテリ切れたらどうしよう、みたいなことでびくびくしながら乗っていた。そうこうしているうちに、どうも電動アシストよりロードバイクのほうがバッテリの不安がない分、純粋に遠出ができるぞと気が付いて、たまたま賞与が多かったタイミングと重なったのでロードバイクが買える資金があったのでウェブや雑誌やお店やらを調べまくって買ったのが今の愛車。それから少しずつ練習して道具も買って距離を増やしてしまなみ街道のイベントに出るという目標も立て、少しずつチャレンジして走るのが、あの時は本当に楽しかったなあと、それを思い起こしてたら全く下調べもしていなかった大柳生から沓掛に抜ける県道47号線にチャレンジする気分が沸き立っていた。

いろんなタイミングで、いろんなアクシデントでいろんな理由で、サスペンドしたりペンディングしたりウェイトを余儀なくされたりするのはしょうがない。できるときに思いっきり楽しむのがなによりだし、もしも失ってしまったものがあったらまた積み上げていけばいい。誰に強制されている訳でもないのだ。

”敗北感に悩んでるなら全てを認めまた始めりゃいいだろう”
(『銀の翼で翔べ』/B'z)

恒例の箇条書き:

  • Raphaのトップチューブバッグは容量が大きくて重宝。ただ、もっときつく縛り直す。
  • 平地で巡行速度を上げるより、登り続けているほうが向いてるかもとちょっと思った。
  • このルートはちょうどいい!いいルートを見つけたと思った。
  • リモートシャッターは使い方をもう一度確認すること。
  • 低速格安SIMを入れている旧アンドロイド端末は、Maps Goで行先指定していると結構役に立つ。通常表示だとGPSがついていかなくて結構な確率で見失っている。