街の本屋で本を買う - 2015/11/17 清風堂書店『村上春樹 雑文集』/村上春樹

”某民主主義フェアから外された40冊フェア"をやっているとfacebookのタイムラインで知って立ち寄ってみました!
もちろん"某民主主義フェア"とはMARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店。書籍というのは自由を実現するためのこれ以上ない重要な装置のはずで、書店というのはその”自由を維持するための装置としての書籍”を扱っているという重大な使命感を抱いているものと勝手に思い込んでいたのに、自分たちの主義主張を”自主規制”するという失望誘うことこの上ないニュース。このときの主義主張が一書店員のものでMARUZEN&ジュンク堂としての主義主張ではない、というのが落ち着きどころかと思うんですが、そうなると”自由を維持するための装置としての書籍”を守れるのは、抑圧下の東欧での地下出版組織のように、個人商店的な”街の本屋”ではないのか、"街の本屋"の生きる道はそこじゃないのか、と思ったところに”某民主主義フェアから外された40冊フェア"をやっている、というタイムライン。一も二もなく梅田で乗り継ぐ際に立ち寄りました。

ただ、そのポストをきちんと読まなかったので、その”フェア”の棚をそれだと気づくことができず(”某民主主義フェアから外された40冊フェア"という看板が掲げられているものと思い込んでた。実際は、"SEALDsの選書フェア"に、40冊が追加されていた)、SEALDs関連を買おうか安保関連を買おうか悩んでいたら、最近、買いそびれた『村上春樹 雑文集』が。書店に対する残念なニュースと言えば、紀伊国屋書店が『職業としての小説家』を9割を直接仕入れる、というのもあったので、メガ書店に対抗する、ということで村上春樹繋がりで雑文集を買って帰りました。

4101001677 村上春樹 雑文集 (新潮文庫)
村上 春樹
新潮社 2015-10-28

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