Surface Pro 2の使い心地 その4

仕事では二台持ちしてます。二台持ちする(できる?)最大の理由は「軽い」につきます。

会社からはノートPCが貸与されていますので、当然メインマシンは貸与PCになります。資料作成の素材などはそのPCに保存されていますから、そのPCじゃないと出来ない業務は多々あります。だからいくらBYODでSurface Pro 2があればメールはできるからと言っても、貸与PCを持たずに外出するというのはありえない選択肢です。

逆に貸与PCがあればすべてが(当たり前だけど)できる訳だからわざわざSurface持ち歩く必要ないんじゃ?という疑問が出てくるんですが、私も購入するまではそう思ってました。iPadが出て「ほしい!」と思った時も、最終的に踏みとどまったのは「平日5日は鞄の中に貸与PCが入ってるのに、iPad持ち歩くか?もし平日は持ち歩かないとしたら、持ち出すのは土日だけ。だけど土日のどちらかはロードバイク乗ってることが多い。実質一日・・・買う意味ある?」ということでした。なので、Surfaceを持ち歩くのは考えてもいなかったのですが…

やっぱり起動時間が早いというのは強烈な武器です。外出の多い日だと、駅とかちょっとした待合とかで10分程度の細切れ時間が結構溜まります。この10分をどう使うか。普通のノートPCで、起動してログオンしてHDD回って落ち着いて使えるのに3分からひどいと5分くらいかかって、そうするともう残り5分を切ります。そうなるとゆっくりメールも見れない、という感じなんですが、Surfaceはすぐ立ち上がるのですぐメールチェックできます。それ以外にも少しの調べものなんかにも迅速に着手できる。

おまけに軽い。だから一緒に入れておこう、となります。傍から見たら変な感じかもしれませんが、二台持ちする十分な理由があると思います。

Surface Pro 2の使い心地 その3

すみません、ちゃんとありました、Google Appsアプリ。

Chromeを普通に立ち上げたらタッチでフォーカスが当たらないとか、IEとChrome、どちらか一方しかWindows8モードでしか動かないので不便とか書きましたが、なんと"Google Search"アプリが普通にGoogle Appsアプリになってました。ただの検索インターフェースかと思っていたら、gmailもカレンダーも写真もドライブも全部Windows8アプリとして最適化されたものになってました。インターフェースの色目もきれいだし、フォントも美しいし、使いやすいです。「アプリ」のメニューの出方が使ってるアプリでばらばら(gmailだと右上の3x3のボックスが並ぶアイコンだけどドライブだと旧来の左上とか)なのがちょっと戸惑うけど、Googleドライブも使いやすいインターフェースから使えるのは素晴らしいです。Surfaceがより使えるものになります。

Surface Pro 2の使い心地 その2

googleドライブかskydriveか、それが問題だ。

Sufrace Pro 2を買って4日目、一泊出張、しかも長野で一泊して翌日バスで東京という打ってつけの出張が入ったので、会社PCも持ちつつSurfaceも持って行って使い心地を試してみました。出張を終えてトータルでいちばん思ったことは、

  • これが「あんまりわくわくしない」マシンなのは、これは「生産性のマシン」だからだ

というものでした。これは私だけの感覚かも知れないですが、初めてiPod touchを持ったときとか凄いわくわくしましたし、今でもAndroidケータイだと何の気なしに触ってしまったりする訳です。でもSurfaceは、何の気なしに触っても対してわくわくしません。そのうち、何の気なしに触ろうという気がなくなってきます。そして気づいたらAndroidケータイ触ってます。

この差は何から来るかと言うと、私の場合は「情報表示のインターフェースの簡便さ」から来てます。AndroidケータイでFeedlyとFacebookを開いてスワイプしてたら何か新しいこと表示されるかなーと脳が無意識に思って時間を浪費する訳です。それに比べるとSurfaceはワンクッションあります。まだFacebookの公式アプリを入れてないからかも知れないですが、何の気なしに情報を表示させる、という雰囲気ではありません。一般的に「Windows8はアプリの充実が課題」と言われるのはこのあたりのことと同義かな、と思います。特に目的がなくてもアプリがたくさんあれば、インストールしてそれ使ってるとなんか楽しいことしているという気分になりますが、Windows8はぜんぜん数がありません。

いちおう、ニュースアプリとかはよく出来てます。 流れてくる情報は毎日新聞等のサイトの中から自分で選択できるのですが、ブラウザで見るよりもタブレットに最適化されているので、何の気なしにぱらぱら見るのに向いてますが、それでもやっぱりスマートフォンの「何の気なし」さ加減には追いつきません。

一方で、文章を書いたり、資料を作成したり、資料を確認したりするのには大変便利です。起動は早いし、キーボードはちゃんとあるし、ネイティブのOfficeがちゃんと動きますし。そういう訳で、これはやっぱり「何かを生み出す」ためのマシンだと個人的には思います。スマートフォンでもPDFは読めますが、確かに仕事の資料を送信しておいてAndroidケータイで見ることはなくはないですが、画面サイズの問題もあってあまり頭に入ってきませんでした。でもSurfaceは普通に使えます。

そうなってくると課題になるのが、「Googleドライブを使うか、Skydriveを使うか?」です。会社PCとSurfaceの2台持ちである以上、クラウドでデータ同期は必須です。私はこれまでクラウド系はGoogleドライブを利用してきたのですが、SurfaceはSkydriveの利用を前提で設計されています。もちろん仕事だけじゃなくて、こういうブログのような個人的な発信の材料もクラウドでやりたいのですが、どちらを利用するべきか。

  • ブラウザは、ChromeとIE、どちらか一方だけがWindows8(アプリ)モードになる。
  • Windows8モードで動作しているブラウザは、「対象を保存」をやると、保存先の選択がエクスプローラ形式じゃなくて、アプリ全画面の表示になる。
  • OfficeはネイティブでSkydrive保存ができる。
  • 特にOneNoteは強力。すこしメモを残すような使い方でも、複数のPCと連携できる。
  • 写真が基本Google+の自動バックアップを使っているのでGoogleドライブを外すことはできない。
  • すでに結構な数のアウトプットを、Googleドライブで扱っている。

すでに使っているのがGoogleドライブなのでGoogleドライブを使うのがすっきりはするのですが、社内ネットワークに接続している際、Googleドライブの使用に明瞭でない制限がある雰囲気で、それに対してskydriveは問題なく使えるので、この出張では、会社PCから、アポ前にバス移動中に読んでおきたい資料をSkydriveに保存して、それをバスの中でSurfaceで見る、という使い方をしてみました。

Skydriveのローカル同期の設定がよくわかっていなかったのですが、バスの中で問題なく資料を読むことができました。何といっても今のところマシンの起動もアプリの起動も断然早いので、読みたいときにすぐ読めるのは大きいです。仕事用はskydriveで連携するのがベストで間違いなさそうですが、仕事以外のデータ連携もskydriveでやるか、分けてGoogleドライブでやるかは、もう少し運用してみないと、それぞれの良し悪しがわからなそうです。


Type Cover 2届いてます

ぜんぜん色目出てませんがパープルです。シックさを選びました。

本体から遅れること一日で届きまして、昨日のポストはType Cover 2を使って書いてみました。流れはこんな感じ:

  • Surfaceのカメラで写真を撮る
  • Surfaceの"Photoshop Express"アプリで写真を補正する
  • Chromeを開いて、POSTHAVENにログインする
  • 写真をアップロードして、本文書いてPublish

カメラは500万画素でそこそこの画質ですが、本体で撮って簡単な補正やってそのままブログにアップロードできる、というのは手軽です。Surface本体連れて歩こうという気になります。テザリングすれば外出先でも使えるし。

と言いつつ、Type Cover 2を使ってみた率直な第一印象は、「SurfaceはWindows8アプリの充実に依るな」というものでした:

  • Type Cover 2のタッチパッドは感度悪くないけどなかなか使うのが難しい。
  • その上、画面が小さいので、微妙な操作が必要になったりする。それに比べてWindows8モードのIEなんかは操作しやすい。タブレットに最適化されたアプリのほうがSurfaceでは威力を発揮するかも。
  • その印象通り、Win8アプリの「Photoshop Express」を使用する流れはエレガント。
  • キーボード的には「A」が特に打ち間違いやすいけどこれは慣れ。

いろいろ細かいところありますけど、使って4日目の今日も、「Surfaceにしてよかった」感は変わらないです。あとはマウスをどうするかかな?

Surface Pro 2「が」届きました

決め手はやっぱり「キーボード」でした。でもそのおかげてちょっとおもしろいことが判りました。通販について(笑)

プライベート用のメインマシンの新調を少し前からいろいろ検討してて、候補に挙がってくるのは言わずもがなの:

  • Surface 2 or Surface Pro 2
  • Nexus7
  • iPad
  • Windows8 Note or Ultrabook

となる訳で、検討のポイントも言わずもがなの:

  • OSはWindowsじゃなくてもいいのか?逆に、Androidでなくてもいいのか?
  • キーボードがなくてもいいのか?
  • 価格。

とこうなる訳です。当然このご時世、タブレットにするべきじゃないか、という頭が最初に来るんだけど、「メインマシンがタブレットってどうよ?」とどうしても思います。私のマシンの使い方はその80%くらいがテキスト入力。どう頑張ってもキーボードが最も優秀なインターフェース。いちおう、昔、ケータイで使う用のBluetoothキーボードとして買った「ポケモンキーボード」があるのでそれを使えばいいんだけど、やっぱり所詮オモチャと言えばオモチャ。

そうなると選択肢としてMacBookとかChromebookという選択肢もあるにはあるけれど、まずMacBookはその価格で考えると敢えてMacにする必要がない。Chromebookは価格的には十分魅力的だけど、さすがにちょっとメインマシンにする度胸がない。

という訳でOSがどうこうよりもキーボードの有無でSurfaceとWindows8 ノート型の二択になった訳ですが、幸運なことに(笑)家庭内予算の工面ができたのでSurface Pro 2の購入を決心。決心した以上はさっさと買わないと品切れ入荷待ちとかになるとストレス最高潮なので、この類の製品は値引き等それほど期待できないし、さっさとネットで注文したのでした。キーボードはもちろんType Cover 2。

で、御用達のヨドバシ・ドット・コムでSurfaceを見ると「あと1時間と何分以内の御発注で本日中にお届け!」みたいな赤い文字が躍ってるので、「本日中!?」と喜び勇んでクリックしてみたら、次のページでは「本日中に大阪市中央区内にお届け」とあるので「そういうこと・・・」とがっかりしながらSurface Pro 2とType Cover 2を注文。まるでサンタクロースを待つ子どものような気持ちで昨晩は寝たのでした。

で、今朝、いつ来るかなと思っていたら意外なことに朝10時ぐらいに日本郵便のおじさんが到着。「早!」と喜々として梱包を解き、「これがSurfaceのパッケージかあ~薄いなあ~」とかぐるぐるいわゆる開封の儀をやってたわけですが、そう言えばType Cover 2がない。「そう言えば発送も別便でメール書かれてたしな~」と思いながら待つものの、お昼を過ぎてもやってこない。「なんで同じところからの物品の配達で、時間差が発生するんだ日本郵政?」と思って何の気なしにもう一度発送メールを見てみたら、なんとType Cover 2はクロネコヤマト!しかも発送元は北海道!!

そんなもん今日着くわけない。がっくり肩を落として今日はとりあえず「Windows8 タブレット」として弄り倒すことに。

確かに、ヨドバシ・ドット・コムの画面で、Type Cover 2のところにあの「本日中にお届け!」という赤い文字があった記憶はない。ということはやっぱり「早く欲しい!」というインセンティブで買うかも知れない商品に関しては、極力当日発送が出来るようにそれぞれのローカル拠点に在庫してあって(何ならヨドバシ店舗からの発送?)、それ以外のアクセサリ類は共通在庫にするため、北海道とかの大規模物流拠点に纏めていて、ラストマイルをクロネコに依頼する、という運用にしてるのかな。ひとつ勉強になりました。

さて肝心のSurface Pro 2のタブレットとしての使用感ですが、今日一日使ってみたいちばんの感想は、「マイクロソフト、苦労したんだなあ」というものでした。

  • ユーザとしては簡単に考えるけど、使ってみるとやっぱりタブレットとPCは別物。というか、PCアプリとして開発されたソフトウェアがすべてタブレットで遜色なく動作する訳では(当然だけど)ない。たとえばChromeでGoogleを表示させて検索したいからと検索窓をタップしても入力のフォーカスが当たらない。
  • 逆に、タブレット用に最適化されているアプリももちろんあって、IEもタブレット仕様があるのだけど、PCアプリももちろんあって、この辺が若干混乱するというかややこしい感じ。ネットとエンターテインメント系は一通りタブレット仕様でできるので、遊び用途はタブレット、ビジネス用途はPC、という割り切りか。この辺が「これさえあれば、なにもいらない」というコピーに込めた意味なのかも。
  • タブレットとしてなら、Nexus7だったかも、ケータイがAndroidなので、ケータイと同じことがそのままタブレットでもできる、というほうがすっきりする。
  • タブレットの操作性は独特。特にマルチタスクの切替の部分。
  • まだすべて見た訳ではないですが、かなりの部分、「Microsoftアカウント」というものが前提になったつくりになっているっぽい。要はクラウド(SkyDrive)の使用が前提になっているということ。「ローカルアカウント」ももちろんあるんだけど、「ストア」からアプリをダウンロードしたい場合、「Microsoftアカウント」の作成と使用が必須。MicrosoftアカウントはMicrosoft関連のサービスのメールアドレスでなくても何でも構わないんだけど、とにかくメールアドレスが必要になり、今後はそのメールアドレスでSurfaceにログインすることになる。このあたりがちょっとすっきりしないところかも知れないけれど、ネットに接続することが大前提の「タブレット」としては当然のこと。Androidはそうだしね。

奈良先端科学技術大学院大学公開講座2013 「ビッグデータが世界を変える あなたに迫る超大規模データ」 10/26

一か月間の週末奈良先端大通いを無事終えて、修了証を貰いました!

何度も書いてますが、この公開講座を受講して本当に良かったです。自分の仕事に関わる領域について、先端の研究を判りやすく解説してくれる講義を聞ける機会というのはなかなかあるものではなく、それが自宅から車で20分足らずのところで聞けたというのは本当に幸運だったと思います。奈良先端大は子ども向けの実験教室やオープンキャンパスも結構頻繁に行っているのを市報で見ていて、地味ながら地域にフィードバックを続けてくれているのだなあと改めて思いました。

大学の先生というのは話があまり上手でなく、だから講義が面白くなくて学生も講義を真面目に聞かない、みたいなことがまことしやかに言われるけれど、今回講義してくださった先生方はスタイルはさまざまでしたけれど、どの先生も非常に聞かせる講義で時間が短い、もっと聞きたいと思わされるものでした。普段の講義はあんなくだけた感じではないのかも知れませんが、公開講座の為に50ページ以上の資料を編んで講演台に立たれる皆さんの熱意は、「事務局から”いいからやれ”と言われてほとほと弱りながらやってるんです」という言葉とは裏腹なものだと感じました。

「ビッグ・データは、従来のデータベースと何が違うのか?」という漠たる疑問は、本講義を聞き、様々な文献をあたり、基礎知識を身に着けた今でも漠たる疑問として残ってはいる訳です。その疑問の残存に気づいたときに思ったのは、欧米では「AとBは何が違うのか?」に言葉を砕き、その違いを納得させていく思考法が多いのに対し、我々日本人は「AとBは本質的には同じ」ということに言葉を砕くことが多いのかもということでした。新しいコンセプトは多くが欧米からやってきて、その新しいコンセプトは一聴しただけだと、今まで聞いたことのあるものとなんだかよく似てて、何が違うのかなかなかピンとこない。我々日本人はそういうものに触れたとき、部分部分を追いかけながら、「あ、これはいついつにあったこれと同じものだ」と認識して安心しようとする。だから、差異を本質とする斬新性を生み出すことが出来ない。そういうことなのかな、と思いました。

以下恒例の箇条書き:

  • 猪俣准教授の、故金子哲雄氏を彷彿とさせるしゃべりは圧巻。そのしゃべりの中でRSA暗号の本質を伝える手腕も圧巻。
  • 安本教授が、聴衆からの質問で答えていた、「農業とのコラボレーションでは、我々は農業のことは全く分からないので、一緒に進めさせて頂くことで大変得るものがあった」というくだり、我々IT業者の古くからの課題と重なって共感。逆に最近、ITそのものがビジネスのコアになってきて、業務知識の認識に対する視点が薄らいでいるように思う。あの質問をされた方は素晴らしかったと思う。

奈良先端科学技術大学院大学公開講座2013 「ビッグデータが世界を変える あなたに迫る超大規模データ」 10/19

夜勤前の土曜の昼下がり、頑張って受講してきました。今回も非常に有益でした!前回受講時も書いたけど、やはり自分の仕事に関する情報を改めて講義で学ぶのは非常に有益でした。

今回の二講義は、教授の講義スタンスも好対照でそこも興味深かったです。「複合現実感とビッグデータ」の加藤博一教授は、「一般の市民の方が対象なので難しい数式とか使わないでください、と事務局に言われたので」と冗談交じりに仰られてましたが、「ビッグデータと機械学習」の池田和司教授は「前回も数式をたくさん出して、難しいという声が多かったですがアンケートでは”難しかったけれど面白かった”という声もたくさん頂いたので、今回も懲りずに数式をどんどん出していきます」と仰られてました。そしてどちらの教授の講義もその意図が成功していたと思います。「複合現実感とビッグデータ」は、複合現実の実際と可能性を、それこそ高齢の方々にも伝わるように実機を用いて見せてくれましたし、「ビッグデータと機械学習」は機械学習の何たるかを根本から理解するために最低限必要な一次変換について基礎から丁寧に説明してくれました(それでも105分では短くて私はついていくのがやっとでした)。一次変換の応用の話は有名なグーグルの話だったんですが、いくつもの記事を読んでいるので知識としては持っていましたがやっぱりその数式を講義として説明してもらうと実感が全然違います。

以下、恒例の箇条書き:

  • 相変わらずご高齢者の多いこと。ただ、これは私くらいの世代は、日常生活で十分学べているということなのかとも思う。
  • そして相変わらず質問が、講義の内容とはほとんど関係のないジェネラルな内容。でも教授は全く戸惑うことなくすらすらと答えていらっしゃった。
  • 加藤教授の、「若い人向けには少し難しい内容でやります。そういう意味でキーワードはミステリーですかね」という回答に驚嘆。まるで準備していたかのよう。
  • 同じく加藤教授の、「ユーザ・スポンサーの立場の対立」という指摘、少し前のキュレーターばやりと問題意識が重なる。これはユーザがどうにかして情報を「タダ」で得ようとすることのデメリットだと思うけど、その認識に留まらずに先へ先へ考える必要がある。
  • 『電脳コイル』おもしろい。
  • 「機械学習」の意味が非常によく判った。今まで機械学習と聞いたとき、機械的に学習する、というくらいの認識しか持っていなかったけれど、機械的に学習するためにどういう数学理論を用いているのか、問題意識から解法に落とし込むために知識が必要ということがよく判った。
  • 「何を省略するか」というのがビッグデータと機械学習のキモのひとつだとしたら、それは民主主義のIT的な表現と言えるように思う。けれどその民主主義は利点ばかりを生むだろうか?歴史上、マイノリティは必ず必要で、マイノリティは必ず反撃し、反撃が革新を生んでいる。
  • 加藤教授の、今どきの若者に対して「ケータイがつながらなかったらオマエたちはダメなのか!絆の時代とか言ってるけど、ケータイごときがなかったら友情も育てられないのか!」という突っ込みに非常に受けた(笑)。