独走会ランナバウト・街のサテンで豆を買う - 2017/03/18 近鉄奈良駅 - Yanagimoto STAND - 大和川 - 道の駅大和路へぐり - 牛玉 - 生駒駅

積み重ねられた日々はきっとなんでもない。

気持ちの準備はよくよく早めにやらないといけない。これは分かっていても繰り返すもので、今回は朝7時にスタートすれば丸10時間取れるという、相当長い時間を家族にもらえたものの、10時間使ってどうするのか、というプラン決定をずるずると引き伸ばしてしまい、結局前日夜まで決めきれなかった。挙句、酷く心地よくない夢を見て睡眠不足気味、花粉症もより酷くなっているというコンディションで当日の朝を迎えてしまう。これまでの経験で、早朝起きて1時間くらい立たないと走るテンションが湧いてこないと学習しているので、前回同様輪行荷造りをしてあるのでとにかく電車に乗ってしまえと奈良行きに乗る。そのまま奈良についてしまい、逡巡の後、富雄の超絶かっこいい自転車屋さんTRANSITつながりで仲良くさせてもらっている安川さんの新店Yanagimoto STANDの場所を覗いて、その後は適当に盆地内をぐるっと回って帰ろうとやっと決まる。

起きたときは、この体調で走れるかな、と、全身を気だるさが襲うような状態だったけれど、それも多分走り始めれば大丈夫と薄っすら経験からわかってはいて、実際169号線を下っている途中で「全然走れる」と思い、約50kmを走って帰宅したときも「まだ全然走れる」という状態だったから、次回以降、プランニングの際に、決め兼ねてもそんなに追い詰めて考えなくても案外走れるよ、と気持ちの準備をすればスムーズに走ることができるだろう、とまた経験からひとつ学習することができた、けれど、一体そうやって経験して学習して年齢を重ねるごとに熟練していって、それに何の意味があるのかなあとぼんやりと思った。死ぬことは怖いので、生きることに意味があるのかないのか、という問の立て方は間違っているという説には疑問を抱かないけれど、年齢を重ねるごとに進化するというか成熟するというか、そうしなければいけないというのは本当なんだろうか、そうしたところで果たして報われるのか、報われるのかどうかなんて考えてはいけないとは言ってみても誰もそんなことを考えていない中で孤独にそれを目指し続けるのは(そんなことを考えていない誰もが実は他人に対してだけはそれを求めるというのが当然というような世の中にあっては)残酷なまでのことではないだろうか、と思ったりした。


Yanagimoto STAND。ここまでの距離、ちょっと行って帰るライドに絶好。


めっちゃ遠目で撮った、道の駅へぐり内のSUGITA COFFEE。本店舗のすぎた珈琲はバイクスタンドが目立ってて、一度行きたいと思いながらなかなか行けなかったので、道の駅へぐりに寄ってよかったです(たぶん、道の駅で店出されている時間、本店舗は開いてなかったんじゃないかと思います)。


娘とおみやげは肉と約束してたので、生駒・肉で検索して調べた『牛玉』で山形牛ステーキを買って帰りました。

独走会ランナバウト - 2017/01/29 TRANSIT - 奈良オーガニックマーケット - マルイチカフェ - TRANSIT

ひさしぶりのグループポタリングで体力の低下を激しく痛感。
毎度のことながらあてにならない週間予報に振り回され、行き先を決めきれないまま週末になり、「そう言えばTRANSITんとこの大将がポタリングのお誘い出してたっけな。大将誕生日だしおめでとう言えるしちょうどいいな。でもダートコースになったのかな。ダートならヤだな」と朝っぱらから迷惑メッセージを送ったところ、ロード参加でダート見送り、とのことで混ぜてもらうことに。  

行き先もルートも完全におまかせのライドは、役に立てないので申し訳ないという思いがありながらもとても楽チンでありがたい。今回いちばん思ったのは、よく道を知っていると、信号の極力ない道を選べるんだなーということ。ポタリングだとペースはそんなに大事じゃないかもしれないけど、比較的短時間だからこそ余計に停止を少なくしたほうが走れる時間が増えて楽しい。なので、地元の道はちゃんと把握に努めよう。自分で走るときはわかりやすい道しか考えないので、誰かと走るというのはこういうのがいいところです。  

奈良オーガニックマーケットでNAKAYAMA COFFEE。Organic SanPedro、香ばしさ満載でした。刺激じゃなくて広がり。 

マルイチカフェ。出発前に大将から「ホルモン定食がめっちゃうまいんだけど、ウェブサイトはもちろん電話もわからないので今日やってるかどうかもわからない」と聞かされてたんだけど幸運に恵まれ食べることができました。もう一皿全然食べられるくらいうまかったです。 

ウィルキンソン(辛口)飲んで和み十分エレルギー充填十分、12時も過ぎちゃったのでTRANSITの開店に間に合うよう急いで帰りましょう、なのですが…なぜか西大寺あたりまでで千切れてしまってました。もう全然ついていけん。マルイチカフェまで20kmくらいだし、休憩十分だし、なんであんなに心拍が持たなかったのか全然わかりません。が、なんとなく、最近の傾向で、一度まとまって休んだ後、どうにも足が回らなくなっている気がする。これはリカバリ能力が著しく低いということなのか…。何をどうやって鍛えたらいいのか、どう考えても長時間乗るしか鍛えようがない気がするしそれはもう絶対無理なことなのですが、悩ましいけどちょっと調べてみよう。

街のサテンで豆を買う 2017/01/07 nakayama coffee

買ったお店は”カウリ”です。春日大社への初詣の帰りに。

春日大社では娘を連れて御朱印を頂きに行き、「すみませんが娘の名前も書いてもらえますか?」といつものようにお願いしたら、「名前だけでいいですか、”ちゃん”とつけておきましょうか?」と娘を見ながら申し出てくださった。去り際に娘に向かって”バイバイー”と手も振ってもらった。一言二言話せるだけでとても嬉しく感じる。

帰りにならまちを散歩。おくたで甘口・辛口のみたらしを一皿ずつ。その足で風の栖とカウリへ。カウリでぱっと目に入った珈琲を、嫁さんが買ってくれた。ロードバイクで豆を買いに行く際の候補で調べたことあるんだけど、なかなか機会がなくていけてなかったnakayama coffeeの豆でした。なかなか機会がなくて…と思ってたら実は8月のランナバウトで近く通ってるな…。

chill chillを入れてみました。”ビター&スイートな深入り”と説明があるんですが、結構フルーティでもあると思います。僕が超ビター好きなのかも知れませんが…。カフェインレスはグアテマラが多い、という理由だけでグアテマラばかり選んできたので、今まで選んできたグアテマラの中ではいちばん果実的なコクが強い味でした。グアテマラ・タシータ農園という名前を覚えておこうと思います。

独走会ランナバウト - 2016/11/23 春日大社 - フロレスタ - ふじ門製麺 - KOHYO東生駒店

病み上がり第一走はやっぱり春日大社。

肺炎を患い入院して以来、それ以前にもましてロードバイクに乗れず、ローラーも全く回していなかったので、以前トラックのサイドミラーに後頭部を撥ねられたときと同様、やっぱりまずは春日大社。尋常ならざる人出と車の中、大仏殿交差点で「本日予約のみ 春日大社」という看板が立っていて何事かと思ったら七五三。

いつものように、いつかの「朝のお参り」で教えてもらった打ち方でひときわ大きい柏手を打ったのち、御朱印を頂きに。いつも御朱印長とは別に紙でもらっていて、その紙に、お願いして娘の名前を書き入れてもらう。春日大社の方は皆さん快く受けてくださる。今日は思い切って「お釣りはいいです」と言ってみたんだけど笑って受け取られず、「なんでしたらそちらに…」という感じでそばにあった募金箱を。なるほど、と思い(確か熊本地震だったと思う)募金しました。実名出すけど北野天満宮なんかは「お釣りはお心遣いとしてお納め頂ければ幸いです」くらいのことが作務所に堂々と掲げられていて、なんか大違いだなあと。そういう「臆面もなさ」が規模の維持には大切だとはよく知っているけれど、これから先の時代、そうではなくなるような気もするなあ。

フロレスタでお土産にドーナツしこたま買って、前から気になっていたふじ門製麺に並んで、そうこうしたら食べ終えるまでに50分くらい使っていて、すっかり足も体も冷えたのか全然回りません。今回は本当に出来としては最悪で、

  • 膝の上の筋肉が痛い。回せていない証拠。
  • お尻が痛い。乗れていない証拠。
  • 帰りは巡航20km切るくらい。とにかく体力が落ちている証拠。

持久力というよりは回すのが下手になっている感が否めない。体重は春に比べたら数キロ落ちているので、推進力は増すはずなんだけど痩せ方が筋肉落ちなのかなあと心配になる。だからと言ってローラーに乗る時間をつくるのも簡単ではなく、短時間のインターバルトレーニングでは「回転運動」の上達にどれくらい効率的かわからないし、月一で走っているだけでは現状維持が精いっぱいで足がどんどん衰えますがもうそれはそれでいいのかなと、ランナバウトでもひーひー言って、帰りはどこからでも登りになるのをひーひー言って月一走るのも、それはそれで愉しみなんじゃないかなと。できることを愉しみつくすのが人間的成長に必要なんじゃないかなと。

KOHYOはここに娘の大好きな瓶詰シマダのラムネがあるから。

独走会 2016/09/11 橿原市民プール

"優しい歌 忘れていた 誰かの為に
小さな火をくべるよな
愛する喜びに満ちあふれた歌"
(『優しい歌』/Mr.Children)

この日走れることになってから目まぐるしく天気予報が変わり、やきもきさせられたけれど結局秋晴れのいい天気。前回に続いてとにかくあまり停止時間を設けず、長い時間乗るのを目的に、今日は南向き。

もちろん今日が911ということを思って走る。

葛城の川沿いで、文化住宅と思しき大きな団地を通り過ぎる。大学生の頃、アルバムの数枚の写真でしか記憶のなかった、5歳まで住んでいた天理の市営住宅を見に行って衝撃を受けたことを思い出す。自分の親が、どんな苦労をして自分を育ててくれたのかを初めて実感できた瞬間だった。

明日香に行こうかと思いつつ少し方向を見失い、葛城・橿原をあてどなく流す間にいくつかの墓地を通り過ぎる。

橿原市民プールはもちろん目的地でもなんでもなくてただ折り返し地点になっただけ。

24号線沿いの天理教本部前で、天理教の信者の方の街頭演説的なものに出会った。自宅の近所でも朝からときどきやっているし、街てもたまに出くわすのでそれ自体は驚かなかったが、演説の内容が、「私の父は天理教の会長を務めています、数年前から麻痺で半身不随です、天理教を信じていても病気にもなります」、不意をつかれたまま、信号が変わり、少し頭を垂れて通り過ぎる。

親父が勤め上げた会社の前を通り過ぎる。

頭の中では「パパ、なんかして遊ぼ」という娘の声がずっと聴こえる。土日だけは、父親がいるからもったいないと思っているらしく昼寝をしなくなった娘の元に、いつものフロレスタとたまうさぎを土産に家路を急ぐ。今日も一日、平穏に暮らせることの感謝と、平穏な暮らしを守るための大小問わない覚悟を自分に改めて問いながら。

箇条書き:

  • ニーウォーマーは非常に良かったが、ちょっと締め付けがきついのか、走るうちに鬱血するのか、ニーウォーマーだけじゃなくてビブもちょっと食い込んでた。3/4ビブがほしい。
  • 久し振りに膝回りがめっちゃ痛くなった。ニーウォーマーに無意識に気を取られて乗り方が雑になっていたのか。
  • やはり50km過ぎあたりが山。ただ、今日は橿原で折り返してからの24号線北上は凄く調子がよかった。後半持ち直せたと思う。
  • CONTOURが2連続でスイッチオンとともに充電切れ。充電の仕方が悪いのか、本気でバッテリがへたったのか。


独走会 2016/08/27 初氷(みやけ 旧鴻池邸表屋)

思うに任せないを愉しんでみせる。

初氷がこの時期になるのも、自宅から数キロというお店にロードバイクで行けないのも、絶品のいちご氷を食べるためには開店と同時くらいじゃないと食べられないとわかっていてもいけないのも、そういうもんだと自然体。そこをしゃかりきになって目を三角に釣り上げて猛烈に頑張る気にはならないしそこでエネルギーは使いたくないし、さりとて何もしないで諦めるほどやわでもない。タイミングがあったら活かせるような気構えを常日頃から持っているかどうか。そしてそれを維持するためには健全な肉体と健全な魂の両方が必要。

行きは「いちごのかき氷食べるんだー」と言っていた娘も、いちごが売り切れでマンゴー氷が出てきてもおいしいおいしいと食べて、寝る前も「オレンジ(色しかわからないから)のかき氷、おいしかったね!」と繰り返し繰り返し。誰にも一日は二十四時間、一年は三百六十五日。どうやって休むかではなく、どうすればやれるかを考える。

どうすればやれるか、の思考を遮るものは容赦なく捨てる。

独走会 2016/08/13 走行時間5時間

探検、発見、ぼくのまち。

この日、走りに行く予定は先月末に立てていたのに、この日がお盆であり世間的には夏季休暇だということを思い出したのは前日。盆と正月が劇的に走りにくい(車が多いから)ことを思い出し、行先を決めきれぬまま当日の朝を迎え、とりあえず回しながら出した結論は「走行時間5時間」。

ロードバイク始めてからずっと、まとまった時間が取れたら「どこまで遠くに行けるか」を基準にプランを考えてきたけど、そうそう乗れる時間も取れなくなり、そうすると足も衰え、時間的制約がますます厳しくなる。それなら、足を回復させるため、距離ではなくとにかく5時間乗ろう、そして5時間乗るなら地元奈良を気ままに回ることに決定。

大安寺へのお参りを折り返しの2時間30分後に想定して、とりあえず163号に出て加茂過ぎたくらいで木津川跨いで南側の道で戻ろう、と考えていたのに、気が付いたら浄瑠璃寺はこちらとか岩船寺はこちらとか、しまった!あの辺の道には入り込みたくない、無暗に坂が多いのに…と思っていたら奈良阪に出てました。

県境の標識を見て一安心。

ほっとして信号待ちで撮った奈良公園。

大安寺。いつも通り参拝して御朱印を貰いました。

久し振りの図書情報館。乾さんにfacebookでコメント貰ったので通りすがってポストしようとしてたらなんと乾さんにバレる。

大安寺を出るとき、前から行きたかったK COFFEE寄って富雄川沿いで生駒に向かうのがいいかな、と。K COFFEEのマスターは凄いフレンドリーでした。めっちゃ話しかけてもらいました。コーヒーフロート頼んだんですが、シロップ加減を聞いてもらったり、豆を選ぶ相談とか保存の仕方とか、ばんばん話しかけてくれて楽しかった。ぜひロードバイク乗ってほしい。

最後に近所のお気に入り、Le bage寄ってお土産にベーグル4個とリンゴジュース。

意外と道が頭に入ってなくて若干行きつ戻りつしてるし、なんだかんだで結構足止めてるので移動時間が3時間強しかなかったり、だけど、ともかく5時間ライドできたしホームグラウンドを目いっぱい楽しめた。5時間走れないと100km覚束ないので、しばらくはこのライドがいいかも。

久し振りの箇条書き:

  • 50kmを過ぎたあたりでやはり足が格段に落ちる。これは食べてないということもあるかも。5時間走は有用。
  • 11時過ぎてからの、吸い込む空気すら暑いコンディションはつらかった。
  • gizmodeカメラ、移動中に撮影するにはちょうといいと思ったんだけど、輝度が足りなくて画面が見えないのが盲点。
  • ビブショーツ、やはり肩が凝る。

「走行時間5時間」は、稲葉浩志がプロデュースした宇浦冴香というアーティストに『休憩時間10分』という曲があってそれのパロディです(わかるか)。


独走会 2016/06/11 伊賀上野 via 163号

過ぎた時間はすべてDESTINY。

梅雨入り前に長距離を走る日を家族に工面してもらえたので、雨に降られても走れるようにとSUGOIのHydroLite JacketとCAFE DU CYCLISTEのRAIN SHOE COVERSまで準備。毎朝、「今日これから走るとしたら…」とシミュレーションしてメンタルトレーニング。甲斐あって当日は5:30に起床でき、天気も上々、17:00に帰宅すればOKというスケジュールで7:00に出発。


遠くに行けば行くほど、輪行にしても戻るのに時間が掛かる訳で、勢い帰りの時間が読みやすい近鉄沿線を走ることに。そうなるとやっぱり三重に出る。去年年末走ったばかりの163号をもう一度走ることに。

今回は笠置まで1時間15分、10分休憩して1時間足らず、9:30に上野市着。体調もきつくないし足はよく回るしメンタルも沈まないし、もっともっと走れそうだったけど、すごく快調でそれで気持ち的に相当満足したのか、故郷の伊賀上野を軽く流してJRで帰ろうという気持ちに。上野城を観て、伊賀上野駅まで流して、輪行のパッケージをゆっくり仕上げて自販機でアイス買って食べて10:59の加茂行で帰途。

島ヶ原の上りを終えて下った後の平坦でさすがにちょっと足を使い切ったのかフロントアウターが重くて辛かったけど、コンビニでちょっと止まったらすぐ回復したし、走れてない割には維持できているのかな。故郷に来て母校の真裏の城に来て、「昔卒業の寄せ書きに…」を思い出して、わずかな月日で積み上げた幻でもって過ぎた時間はすべてDESTINYとがなってた自分はほんとに青かったなあと、けれどあと20年すればまた今の自分も青かったなあと思えるかなあと、JR奈良で輪行袋解いて組み上げなおしてフロレスタまで走る道すがら、ぼんやり思っていたのでした。

B00005F5C1 EASY COME,EASY GO!
稲葉浩志 B’z
BMGルームス 1990-10-03

by G-Tools

独走会ランナバウト - 2016/05/29 生駒ー168号線ー25号線ー富雄川沿い自転車道ー近鉄郡山ー24号ー大安寺ードン・チードルーこはくー生駒

体力が落ちてきてあまり走れないというのも悪いことばかりでもないなんて思ったりなんかしたりして。

長い距離を走るつもりにしたときの、あのいつもの億劫になる感はどうにか克服できて朝6:00に起きれたものの、家族の時間の心地よさには抗えず、しかしだからと言ってまたそれでライドを取りやめて、そしてまたしばらく「ライドできなかった」という不満感を抱えて働くのはメンタル上マイナスでしかないので、とにかく「走る」ことに比重を置きつつ、事前にあんまり決め事をしないライドに。

漠然と遠回りして奈良に出て帰ってくる、というのがこのパターンの場合の方針で、前回はくろんど池経由という北側ルートだったので今回は168号を竜田川沿いに下る南側ルートで。王寺手前で東向いて、富雄川で自転車道へ。遠くへ行くことが目的ではなくて、ただただ限られた時間を少しでも多く乗っていたいというとき、自転車道のありがたみを痛感。

近鉄郡山を経由してイオンモール郡山を見遣って真っすぐ東進して県道754号で北進、前回と同じ主旨で大安寺へ。大安寺はとても整っていて、祈祷も丁寧で細かい配慮があります。今日はお参りして御朱印を頂きました。


時間は10:40、樫舎で初氷と行くか、前々からうまいと聞いているドン・チードルで昼飯にするか、悩み悩んで今日は開店直後に乗り込めるドン・チードルを取りました。濃香しおをオーダー。こないだ徳島で尋常じゃなく重い豚骨を食べたところで、この洗練された豚骨は、やっぱり競争が激しいところは違うなあと妙に感心したのでした。めっちゃ旨かったです。

そしていつもの「こはく」でお土産選んで家路。降るぞ降るぞ、という空模様で焦ってとりみ通りの登りも踏んだのですが、案外夕方まで持ちました。


遠出するのではなくて、詰めて詰めて走ろうと思うと、体力がない分こういうライドでも充実感があって、3時間のランナバウトでも十分楽しめるしその分休日の家族の時間も楽しめるし、体力が落ちているのも悪いことばかりでもないなんて思ったりなんかしたりして。

『BASIN TECHNO』/岡崎体育

書きたいのは『スペツナズ』。『MUSIC VIDEO』は俄かファンが書かなくてもいいでしょう。

『VOICE OF HEART』をなんで普通にやりきる曲にしなかったのか、AメロとかBメロとかメタネタは『Explain』でも『MUSIC VIDEO』でもやってるし、せっかく切ない系歌謡テクノなのに2番からコミックソング的になるのが若干残念というか、アルバム中に1曲マジメにやりきってる曲を入れてバランスとるのは昭和世代の感覚で、平成世代はやるなら全部おもろいテイストじゃないと、どの曲だけつままれるかわからないし、ということなのか、とか思ってちょっとGoogleにかけてみたら、妄キャリとの2マンで2番の歌詞を忘れて飛ばしてしまうという、正にこの収録と同じ展開があったことを知り、それを再現してるのかこの収録は、とか思ったんだけど、それもこれも『スペツナズ』で吹き飛ばされる。

もう信じられないくらい強烈に吹っ飛ばされる。

写真を抱いた泣きじゃくる老婆
待ち望んだ言葉はいつも「ただいま」
(『スペツナズ』/岡崎体育)

『スペツナズ』は最後までやりきられる。『スペツナズ』の意味を、もし知らなければGoogleで調べてから、ぜひ聴いてほしいです。『スペツナズ』を混じりけなしにリスナーの胸に聴かせるために、『VOICE OF HEART』で照れておいた、と思ってもあながち間違いじゃないと思う。

B01DIB2RM6 BASIN TECHNO
岡崎体育
SME 2016-05-17

by G-Tools