”小さい”けど、"小さい"から、使える!「生駒駅前図書室・木田文庫」

期待以上の施設かも。生駒駅前図書室 木田文庫。

生駒駅前再開発で、「ベルテラスいこま」というちょっと大げさな名前の施設が建設されたのですが、私にとっての目玉は「生駒駅前図書室」。生駒ご在住の木田さんが一億円以上の寄付をなさったことから「木田文庫」という別名が与えられた生駒駅前図書室は、思ってた以上に使えそうな場所でした。家から一分でいけるし、ヘビーユーザーになるかも。

事前の案内で「読書カフェ」というのができることは知ってたのですが、正直に言うと、この自販機が置いてある閲覧コーナーがあって、屋外部分もある、というそれだけのことなんですが…

今日がオープニングなので結構な人がいるかな、と思いながら足を運んだのですが、多少時間が遅かった(16時頃)とは言え、少なくはないものの、閲覧コーナーが座ってる人でいっぱい、というほどのこともなく、比較的快適に使えました。

「図書館」ではなくて「図書室」と謳っているように、それほど本は置いてなくて、旧たけまるホールの図書室のように、子供向けの本で占められているんだろうと思っていたのですが、確かに絵本コーナー等広かったですが一般書も雑誌も意外と豊富でした。とは言えやはり「室」クラスの規模ですし、閲覧室も読書カフェも座席数は2,30席くらいの規模ではないかなと思います。こじんまりしたものです。

「こういうの、大阪とかだとどれだけキャパを見合うものつくっても人が溢れて不便なんだろうなあ」と思った時、こじんまりした規模で、まずまずの人が集まっているというこの生駒駅前図書室の状況が非常に好もしいものに思えました。このくらいの規模の都市なら、需要がスパイクしてもその影響はある程度の範囲で済みますが、大都市になるとスパイクは人気モールサイトのトラフィックのスパイクと同じでもはや桁が違いすぎて有効な手が打てず(それに対して手を打つと、平常時との差がありすぎてコストが掛かり過ぎることになる)、不便を強いるような状況になってしまいます。

自分の住む街が程よいサイズで自分の価値観というか趣向というかそういうのに近くて住み良いというのはとても幸せなことだなと思いました。そしてこの「サイズ感」というのはこれから大事にしていかなければならないことに違いないなと感じました。