独走会 - 蒲郡・海辺の文学記念館

念願叶って、蒲郡の”海辺の文学記念館”に行ってきました!10年後の自分に手紙を出しに。

このルート、今までの僕のツーリングの中で最高に楽しいルートでした!自信を持ってオススメできます。10年後の自分に手紙を出すという行為が、ツーリングでそこまで行くということでより素晴らしいものになります。機会があればぜひやってみてください。

海辺の文学記念館"では、”時手紙”といって、5年後または10年後の自分に手紙を出すことができます。これをテレビで知って、「行ってみたい!」と思い、Google Mapで調べてみたら、奈良から約180km。ビワイチやしまなみで経験したことのある距離ではあるので、全然ムリという訳ではないなと思ったんだけど問題は締切時間。時手紙の受付締め切りは15:30。自分の足では180km走るためにはどんなに頑張っても10~11時間かかる。15:00着として、11時間ということは朝4時に出発しないといけない。ということで、余裕を持ってまだ暗い朝の3時に出発した結果が先月の被轢過。なので今回はムリせず走れるスケジュールを組み立てました。

  • JR奈良駅発加茂行の始発、5:03発に乗車。JR奈良までは車で移動。
  • JR伊賀上野駅6:04着。準備を整え、6:30頃スタート。
  • 163号線を東へ。ほぼ道なりで津・なぎさまちへ。8:40頃着。約45km。
  • 9:00のエアポートラインでセントレアへ。10:00頃着。セントレア内のプロントで補給を済ませる。
  • セントレア10:15発の名鉄で、二駅先の常滑へ。名鉄は特急でも特急券なしで乗れる車両があります。セントレアからは自走では出れないそうです。
  • 常滑駅10:30頃スタート。県道34号-衣浦トンネル-国道247号と乗り継いで、蒲郡。13:30頃到着。約55km。

伊賀上野から津まで2時間で着けるとは自分では思ってなかったので、予定全般は1時間繰り上がってるのですが、ところどころ思った以上に時間が掛かってるのでちょうどよかったです。もし、津に9時までに到着できなくて10時になったとしても、14:30蒲郡着なので、充分行けると思います。実際に走る距離は100km少し。巡航18km/h前後で100km走ることが出来れば十分です。


早朝のJR奈良駅。5時台の並ぶ電光掲示板は壮観。


伊賀上野。高校時代はここで近鉄に乗り換えてました。今はもう、その路線は近鉄ではありません。


津からエアポートライン。自転車はちゃんと括ってくれました。かっこいいお兄さんが。


まさかのトライアスロンフェスタ。この後、信号待ちで後ろから追いついてきたロードの人に、「来週のトライアスロンに出られる方ですか?2XU履いていらっしゃるので」と間違われてしまう。迂闊に2XUなんてはくもんじゃない(笑)


凄く楽しみにしていた衣浦トンネル。地下11階まで階段で降りていくのが大変でした(笑)


これが「海辺の文学記念館」。平野啓一郎氏も蒲郡出身だと初めて知りました。
こちらの管理人の方はとても上品な方でした。手続きの案内は判りやすく丁寧で、気持ちよく過ごせる場所です。


手紙を書き終えたら、こんなポストに投函します。すごく風情あります。


海辺の文学記念館からすぐのところに竹島という島があり、そこに伸びる桟橋がまた風情あります。


では恒例の箇条書き:

  • GARMINの表示は、どの画面でもGRADE(斜度)を出しておくのが意外と役に立つことが判った。今回のルートはほとんど勾配のないルートだったものの、見た目下りなのにきついなーと思ったら斜度2%の登りとか、正確に把握することで楽に走ることが出来た。
  • 風もほとんどなく、ずっと平坦だったという好条件はあったものの、今回はとにかくよく走った。これは、タイヤがPRO4に変わったからか、ハブが新品に変わったからか、様々の要因があるように思う。年に一度、ちゃんとしたオーバーホールをしたほうがいいなと思った。
  • エネルギーチャージ系の補給食を2回食べた以外は、プロントのモーニングトーストと、ファミリーマートのおにぎり1個しか食べなかった。小刻みに少しずつ食べられるようになりつつある。
  • トラックに抜かれるのはまだ少し恐怖心がある。これは克服するのは難しい。薄れるのを待つしかなさそう。
  • このルート、帰りをよくよく考えておく必要があります。僕は、昔住んでいたところを通りたかったのもあって、蒲郡-名古屋-亀山-伊賀上野-奈良というJR在来線乗継で帰りましたが、2:30くらいに蒲郡を出られるなら、自走で名古屋まで40kmくらい走って、名古屋から新幹線で京都、京都から近鉄というのがいちばんよいと思います。

セントレアからのルートはこんな感じ。もともとは「りんくう常滑」で名鉄を降りるつもりでしたが、特急は止まらないので一駅先の「常滑」から出発しました。やっぱり現地に行くと調べていても予想外のことは多々あります。そういうのもまた、ツーリングの愉しみであり独走の愉しみです。