一生モノ

最近つくづく思うのは、「一生モノの哲学なんてないんだなあ」ということ。 哲学は「考える」ことなんだから当たり前なんだけど、時代によって常にアップデートされる。

4309463754 哲学とは何か (河出文庫)
G・ドゥルーズ F・ガタリ 財津 理
河出書房新社 2012-08-04

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変化を織り込んだ、「メタ」な哲学を振り回せばそれも回避できるけど、いつの時代も切れ目なく思想家・哲学者が現れるということは、哲学は不易ではないということだし、死ぬまで自分の知らない世界があるということ。

ある個人はひとつの哲学を金科玉条として生き抜けるかも知れないけど、古臭い哲学を振り回すことが、世の中には悪影響を与えてるかも知れない。もちろん受け継ぐべきものはたくさんあるけれど、アップデートを止めることは往々にして胡坐をかくことになっていて、それは本人はなかなか気づけない。