おおぶりなノートを求めて

ちょうど10年程前、とあるプロジェクトに下請けみたいに送り込まれた際、そのプロジェクトのプライムのPMが、同じ会社の部下に対して言っていた印象に残ってる言葉がある。PMは当時35歳前後だと思う、その部下はたぶん入社3年目くらい。

「君たちPC世代は、すぐにPCに向かう。でも、アイデアを書く先というのは、別にPCじゃなくても構わない。紙でもなんでも構わないはずだ」

一方で、これとは別の親しくしていた某有名コンサルティング会社は、ほんとにペーパーレスを追究していた。社員は皆、資料をPCで見ていた。僕は全部の資料をPCで見、PCで作るというのはかなり困難だったけど、これに慣れないといけないのかこれからは、と悩んだりした。

で、長い長い逡巡の末、「やっぱりラフスケッチは紙に限る」という結論に。iPadが登場したり、Microsoft One Noteが登場したり、「書き込みの自由度」がアイデアに重要というのは枚挙に暇がないし、今現時点では「どうにかしてそれを無理やりデジタルでやれることで売上を稼ぐ」方向でしかないと思う。かつて、帯域不足のまま無理やり「できます」と言って始まったネットワークサービスが大量にあって沈んで今ようやく実現できたものがあるように。

ただ、ラフスケッチにA4ではちょっと小さい。A4を上回るサイズで、かつ、なるべく薄いノート(なぜか大きいノートは分厚いのしかない!PCが入ってるから鞄が重いのでノートまで思いと困るのだ)を探してみたら、ハンズで見つけたのがこれ:

B0018HGNXC ツバメノート 白無地 A5009
ツバメノート

by G-Tools

40ページと薄いのが何より重要。そして、ツバメノートなら買えなくなることはないだろうということ。これも重要。仕事で使うものは、できる限り「これ」と決めたらずっと使えることが重要。なんたってワークフローに組み込む意気込みなんだから、そのツールがなくなるということはワークフローが変わってしまうってこと。

とりあえずまだ使ってませんが、使えるノートであることは間違いないと思います。いっとき流行したマインドマップなんかにもいいんじゃないかと。