真冬の嵐山ライド

もちろん、タイトルは微妙に『真昼のストレンジランド』にかけている訳です!(微妙すぎ)

『「自分の仕事」を考える3日間」で知り合った前田さんが、ひょんなことからロードバイクやってるということを知り、「じゃあ一度一緒に走りに行ってくださいよ!」とお願いして、そうそうに実現!上の写真、手前が前田さんのロードバイクです。かっちょいい!

僕が奈良、前田さんが京都ってことで、手っ取りばやく京都八幡木津自転車道で嵐山を目指しましょう、ということに。ながれ橋に10時で待ち合わせ。

おもしろいなあと思ったのが、前田さんはロードバイク本体も、ウェアスタイルも、会社の自転車部に入っていらっしゃるだけあって本格的で、僕はあくまで趣味的なので、ロードバイクもクロモリホリゾンタル、ウェアもかなりラフでカジュアル、好対照なのに、やっぱり走ると楽しいんですよね。前田さんのような本格的なツールグループで走ることはできないと思うけど、こういう楽しみ方もあるんだなと。

ながれ橋から嵐山は20km強で、たしかながれ橋をスタートしたのが10:30頃、嵐山に着いたのが12:00前?だから13km/h前後のペース。話しながらなのでめっちゃゆるゆる。とうぜん奈良3、アフター奈良3の話で盛り上がる。で、嵐山で前田さんの元同僚の方が稼業を継いで店長してるというお蕎麦屋さん「なかむら」へ。

写真はその「なかむら」の2階カウンター席からとった写真。真冬の渡月橋も橋が引き締まって見えてなかなかですよ。温かい京野菜そばを注文したんですが、蕎麦はもとより、野菜のさっぱり感がとってもよかったです。「オススメなんですか?」と聞いてみてよかった。

この後、13:30ぐらいに西京極近辺で前田さんとわかれ、ひとり生駒に帰り始めた訳ですが、ここからが辛かった…。ここで蕎麦「だけ」を食べたことを後悔することになるとは露程も思ってませんでした。

この直後から、向かい風がとんでもなくきつくて、横から殴られたりすることもあってそんときはハンドルが完全に持ってかれるくらいの強風。木津自転車道は一度走ったことがあって、雰囲気わかっててどれくらい時間がかかるかもわかってるつもりで、完全に油断してた。最近寒さにも慣れて来てたのでパンツの下に防寒具もつけてなくて、50km未満ならそれでも平気だけど、50km越えたあたりから急速に寒さからリカバリーできなくなるってわかってなかった。膝は冷え切る。足も冷え切る。そして向かい風。見る見る疲労困憊に。

そして、蕎麦しか食べてないので体力は落ちる一方!補給食買ってなかったとこもほんとダメでした。

自転車道はその沿線には当たり前だけどコンビニもなんもない。とにかく、最後まで走り切ってしまわないと事態を打開できない。もう必死で泉大橋まで漕ぎぬけて確か15:30くらいだったと思う。ここから163で生駒へ…何度も起伏がある163を、無停止で走り抜けるだけの体力はもう残ってませんでした。とりあえずコンビニでバナナバウムとコーヒーを飲んで、残りの15kmくらいを1時間かけて帰ったんじゃないかな。

教訓:防寒を侮るな!補給食は要らなくても持て!バックツーザベーシック。