畏怖の根源

昔のことだけ輝いてる そんなクラい毎日は過ごしたくない

十代の終わり、ある時点から、「死ぬ一秒前の自分」が突然いまの自分の前に思い浮かべられるようになって、それがやってきたときは悲鳴をあげるくらい怖くなる。

それがやってくるのは寝入りばなが多い。もしくは眠いのを堪えているとき。どうやら睡眠と深く深く関わっている。今、こうやって「死ぬ一秒前の自分」を思い浮かべても恐怖はやってこない。

今まではその恐怖は、「死ぬ一秒前の自分」という、「未来」に向けてのものだったのが、先日、遂に、「過去」に向けて感じてしまった。

眠気を堪えていたとき、大学生の頃を思い浮かべて、「あれからもう20年も経ってしまったのだ」という恐怖。

この恐怖の大事にする方法を、未だ僕は知らないけれど、大事にしなければいけないことは判っている。

淋しそうに太陽が沈んでも
君は今もきっと笑っている