独走会 - 2015/02/15 北野天満宮

道を知っている、ということは例えそれがどんな些細な点だとしても、大きな差となって現れる。

年末に園城寺ライドで走ったところでもあるし、部分部分はこれまで何度か走ったことのある道で、分岐や本線・側道の合流等、何一つ迷うことなく走り続けられるのは本当に気持ちいい。京都に着くまでは天気もよく風もなく、ほとんど直進のルートで、北野天満宮までの43kmを休みなし1時間40分。移動速度26km。ロードバイク的にはまだまだだとよくよくわかっているのですが十分満足できるペースでした。ド平坦なルートならこのペースでずっと走れる自信がつきました。

どんなことでも、先人の知恵を全く借りずにやれることもやっていることも絶対にないのだから、「道」を誰かから教わってそれに沿って活動するのが、少しでも多くの「道」を教わって活動するのが、絶対的にうまくやれるってわかりきったことです。先人の知恵を全く借りずにおれることなどこの世にないのだから、自分の力で道を切り拓くなんてことは傲慢と妄想の産物に他ならないのですが、果たしてそうやって端折って端折って先に進んで成功することだけで人生の意義を見出せるのかという思いと、人生の残り時間が少ない中で、端折って端折ってやれることを増やすのが当然ではないのかという思いとが交錯。

如何に時間をかけるか。如何に失敗するか。成功するためにではなく、如何に純粋な失敗を重ねられるか。グーグルの知らない検索ワードを探すアクションと同様に、如何にプライベートな失敗を数多く経験できるか。ここに差別化の未来がある。もはや、個性は失敗にしか宿らない。


御朱印。文字通り「印」でちょっと珍しいな。