森友とか加計とか共謀罪とかいろいろあったけど、この検事長黒川弘務氏の定年延長のいちばんわからないのは、これで一体誰に何の得があるのか?という点だ。もちろんこれは空とぼけて言っている。森友とか加計とかはまあ誰かが儲かるというわかりやすい話だし、共謀罪はどこかの国からどうにかしろと言われたのか言われないのかわからないけれどまあそういうものがないと何かやりにくかったんだろうという意味でまだわかる。
でもこれは得をするのは黒川弘務氏だけなのだ。定年が延長されて、もうちょっと仕事をしていられる。それだけの話だ。ある個人が長く仕事できることを積極的に肯定できる理由がどこにも見当たらない。逆にいうと、どんなに優秀な人間であっても、期限がここまでと決められていたらそれを破ってはいけない。そうじゃなければ、その個人がどれだけ優秀であったとしても簡単に独裁に転がってしまう可能性があるからだ。それは人間である以上仕方のないことで、当然のことであるにも関わらず、なぜとある個人の定年の延長をそうまでして進めないといけないのか、その理由が見当たらないのだ。もちろんこれは空とぼけていっている。
という訳で、change.orgのキャンペーンで「賛同」をしたことは何回もあるけれど、今回始めて金銭的支援を行いました。この定年延長に賛成する人の気持ちは知れない。それは自分がいつどんな目にあっても構いません、と言っているのと同じことだから。