近鉄百貨店の中に啓林堂が出来て、そう言えばジャパブ(奈良ではみんな知ってる”ジャパンブックス”の略称)はどうなってんだろ?と思って立ち寄ってみたら、”Honya Club"なるものに加盟してました。
「そう言えば啓林堂のポイントカード制度ってどうなったんだろう?」と思って調べてみたら、サイトには記載がなくって、"e-hon"という書店ネットワークに加盟しているのと、近鉄百貨店内にあるので、KIPSポイントが使えるというメリットがあります。対して老舗のジャパブはいったいどういう手を打つのだろう?そもそも何か手を打つのだろうか?と思いながらジャパブに寄ってみると、”Honya Club"に加盟したことを知りました。
"Honya Club"は全国の書店が独自に加盟するオンライン書店で、その特徴は、ネットで注文して近くの書店で受け取れるので送料がかからないということと、ネットで注文しても登録した最寄り書店で購入してもポイントがつくこと。厳密にはネットで購入したポイントと書店で購入したポイントは別なんですが、振り返られるので現実的には共通と言ってよいと思います。
このポイント制度の有効性ですが、正直言ってamazonに勝てていないかなと思います。もっとも大きい理由は、単純にオンライン書店のインターフェースです。ネットで本を買おうと思って最初に出会ったのがHonya Clubでない限り、使おうという気になる人はごく少数だと思います。オンラインのインターフェース設計を甘く見ていると思います。清潔で見やすい本屋に人はリピートするように、使いやすいインターフェースのネット書店に人はリピートするんです。今のところ、Honya Clubは、「時前でポイントサービスを構築できない小規模書店にとってのクラウド型ポイント管理サービス」としてしか機能していないと思います。
そんな書店ネットワークサービスが、少なくともHonya Clubとe-honの2つもあるというのが頂けないな、と思います。小規模書店がネットやメガ書店に本気で対抗してくのなら、もっと結託して必要なコストを圧縮した上で、カラーを出していかないといけないと思います。
そんな「地元の本屋」でぶらっと何を買うか・・・とかなり逡巡したのですが、最近、ニュースでもネットでも何を見るにつけ「働き過ぎ」とか「そこそこで十分」とか、そういう主張ばかりを眼にしてたんですが、結局、やれるようになるためにはやるしかないだろう、と思うところがあって、かと言って単に「天井知らずで遮二無二働け」というイデオロギーは変えられるだけのロジックを立てないと、と思っていたところに「ハードワーク」をタイトルに持ってきた「ハーバード・ビジネス・レビュー」。働きと地元は切り離せない。ということでこちらを購入したのでした。
Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2014年 09月号 [雑誌] ダイヤモンド社 ダイヤモンド社 2014-08-09 by G-Tools |