風邪をひく

 今冬は例年以上によく風邪をひく。2009年の新型インフルエンザ騒動以来、冬場は帰宅時はもちろん、出社時もオフィスについたら手洗い嗽を徹底しているものの、風邪をひいてしまう。もともと風邪に弱いことは自覚しているので、数年前から、風邪を引いたかな?と思ったら早めに市販薬を飲んで鎮めるようにしているんだけど、先月風邪をひいて薬を飲んだ際、治るのは治ったんだけど、数日、寝ても寝ても寝たりないし、目が覚めたとき「ここはどこだ?」という記憶が飛んでるような状態になるし、何をやるにも気力が湧かなくなるし、変だなあと思っていて、これは薬の影響じゃないかと考え、今回の風邪は薬を使わないでおこうとしてみた。

 だいたい、体というのは与えられるものに徐々に慣れてしまうものなので、薬も使えば使うほど効かなくなるということを、病気がちだった僕はよくよく知っている。ここ数年、風邪の治りが悪いのも、薬を使うことに体が慣れてしまったからかと、そういう意味でも一度きっちり風邪をひいてみるか、と思ったのだ、が。

 少し寝不足で目の覚めた16日の朝、のどが痛い。「これは引き始めだな」と思いつつ、そのまま博多に出張。日帰り。翌日17日の朝、いつもの時間に起きられず。普通に活動はまだ出来るものの、どれだけ着てもどこにいても冷えが止まらない(悪寒ではない)。その翌日18日は朝なんとか起きれたものの、仕事をしているうちに徐々に体力が削れていき、気力もなくなる状態に。帰宅早々寝てしまう。

 土曜はしんどいながらも普通に過ごし、日曜の今日はほぼ回復。鼻と痰が続く体質なので息苦しさはあるけれど、普通の活動には支障ない。だいたい、発症してから回復するまで4日。土曜日、辛抱ならずに葛根湯を飲んだけれど薬は使わず。

 予定ややりたいことが溜まっているときに限って風邪をひいたりするものだけど、風邪に平常心を乱されてしまうことで余計なロスをするほうがいけないので、割り切って次のチャンスを手にするように、やるべきことをやるように切り替える。それくらいのことは、さすがにできるようになった。