ネットを巡回していて、以下の記事が目に留まった。
たった1記事で8万人に読まれる文章を書けるようになるライティング術
全然アクセスのないこんなブログを書いているので(笑)、そのタイトルはもちろん興味深いです。
一読してみて、キモになるのはここだと思いました:
「文章」と「コピーライティング」の最大の違い
この違いを理解するためには、まず、雑誌や書籍など文章力が必要とされる「紙のメディア」と、ブログやサイトなどコピーライティングが必要とされるWEBメディアの違いを抑えておく必要がある。
単刀直入に言うと、両者の違いは以下の通りだ。
- 紙媒体を読むきっかけ:お金を払って読んでいる
- WEB媒体を読むきっかけ:たまたま目にとまった
そして、この記事を読んですぐに頭に浮かんだのは、「8万人に読まれるブログが書ける」ではなく、「だから『本』を読まなければならない」と言える根拠がここにある、ということでした。
つまり、Webというのは、「いかにフックするか」に血眼になっている文章の集積体。中身がないとはもちろん思わないけれど、「なぜその文章を読みたいと思ったか」と言うと、自分の内面からの関心に触れたというよりも、向こう側から「読めよ、読めよ」と言われて読んだ、というケースが圧倒的だと思います。
つまり、「読み」がほとんど受動的。
一方、本を読むのは、どの本を読むか、というところから、受動的では要られない状況になっています。もちろん流行りものや話題先行の本もあるけれど、そういった本ではなく、自分の関心に沿う本を読むためには、自分から「選択」しないといけない。
この、「向こうから与えられる選択」か、「自分から取りに行く選択」かが、「読み」に与える影響は果てしなく大きいと思うのです。
だから僕は「本」を読み続けます。