2024/07/07 Koshi Inaba LIVE 2024 ~enⅣ~ @大阪城ホール

zeppもそうだけど大阪城ホールだってもう見れるチャンスあるかどうかわからないから目一杯楽しみました!

今回、ひさびさにツアーの感想を書いているSNSとかブログとかを漁ってみて(なぜ漁らなくなったかと言えば、Googleで検索しても個人のサイトがまったく上がってこなくなったから。2000年代はほんと良かった)、たまたま、「ファンクラブ抽選で何度も何度も全滅食らうのに、当たる人は毎回当たっててこの不公平感がイヤでビーパを離れてた」と書いている方のブログを読んで、自分もそうなので気持ちがすごいわかるとともに、冒頭に書いた「大阪城ホールだって見れるチャンスもうないかもしれない」という思いに至ったのでした。

いろいろ漁りつつもセトリは周到に避けてて、日替わりパートも、曜日が同じだからSky Expoと同じ曲だろうと思ってたら3曲とも違ってマジびっくり。日替わり3曲は3曲とも大阪城ホール版が良かったのでこれはどうしても書きたい!こんなブログだれも見てないと思うので、といいつつ一応余白とって最後に書くことにしよう。

稲葉さんが今年還暦というのが度々触れられてて、自分も五十を超えているので何を言うかという感じですが、自分たちが二十代三十代のとき、団塊の世代たちは時代の激動を「しなやかに」生きている、という表現をよく見かけて、その称揚のされ方がどうにも胡散臭くて嫌いだったし今も嫌い。稲葉さんの歌詞にはあまり「しなやか」という言葉は出てこない気がする。そもそも稲葉さんは一度使った言葉を二度三度使わないけれど。あの「しなやか」という言葉の用法は、「上手に」という含意があり、しかもそれをポジティブに味付けされていて、それまでの自分が行ったことのマイナス面に無反省な感じが受け入れられなかった。今も受け入れられない。そういう、「旅の恥はかき捨て」的な生き方がおそらく富を最大化する生き方なのだろうけど、それは受け入れられないし、稲葉さんの歌詞もスタンスとしてのそういう「しなやか」とはかなり無縁に感じている。『ブラックホール』なんかはまさにそうだと思う。『NOW』もそう。けして過去をチャラにしない。思い悩むことを捨てたりしない。それでもって「答えなど探すなという」。痺れます。同時代にこんな偉大な先輩がいることを本当に感謝です。

さて日替わりについて!














このくらいで。

1発目『波』!聴こえた時点で、「もっと奥へ」で「キャーーー!」てなるだろうなって思ったら、意外とそうでもないように感じたのは、『touch』を聞いたのがZeppで小さかったからよくわかったってことなのか、大阪のオーディエンスは色気より熱さを求めてるから曲全体で盛り上がってたのか。『波』の世界観夢幻感がめっっちゃでてました。

2発目『正面衝突』!これほんと聴きたかったというかノリたかったんでイントロ聴こえて燃えました。摩擦係数の、妙!意外と妙!やるひと少なかったけどお構いなしw隣の女性が、始終手拍子も少なめ手挙げも少なめで、どういうモチベで来たんだろう?と不思議なんですがこの曲だけは間奏のゆーらゆーら振り付け含めて完璧にやってたので『正面衝突』が好きなのかも。

3発目『あの命この命』!これ、zeppの前、ツアー発表されたときから「聴きたいな」とぼんやり思ってたので聴けて感激。涙出そうになります。こういうどん詰まりのことを考え抜くスタンスが稲葉さんに心酔してしまうところなのです。