大阪城ホールで打ち止めだったはずの今年のライブ参加。ファンクラブ先行ですら全滅したくらいなので(追って募集のあったen-zeppが当たったのは奇跡だった)マッチングも期待できなかったけど最後半の津山ー広島期間は当たったら行ければいいなと思い登録してみたらファイナルが当選!グリーンアリーナは娘と初めてB'zのライブに参加できた思い出の会場(娘はソロにはあまり興味がないらしい)。
ツアー終わった訳だしセトリ書いてもいい訳で、できる限り感動したことを少しでも多く書き残しとこう。セトリ順に書いて、MCについては後に書こう(よくみんなどのMCがどの曲間とか覚えてますよねすごい)。
そう言えば帰りの新幹線で「推し活」という言葉が浮かんで、「確かに稲葉さんは自分にとって”推し”だけど、推し活という言葉にはなんか違和感をずっと感じてる、のはなぜだろう?」と考えて、「活」が違和感の源泉でした。推し活って、自分の推しがまだ世間にそんなに認知されてないのでプッシュする、ってフェーズなのかなと思ってたけどそれはそうでもないようで、自分にとっての違和感はそれよりも「活」、「活動」って言い回しが違和感の源泉。「活動」というと、なにか自分が自分からプロアクティブに行動してます、というニュアンスを訴えたい感じがして、でも自分にとって稲葉さんの作品やライブを追いかけるのは、あくまでも稲葉さんあってのもの、自分からプロアクティブに「活動」してます、みたいに押し出したくない、そんな気持ちがあります。なので、「推し活」という言葉もあまり使いたくないし、イメージが悪いかもしれないけどまだ「おっかけ」のほうが、自分がやっていることを素直に表現できているので好きです。
当選したのがSSだったのでちょっと期待してでもあんま期待しないようにして入場。券面と会場案内を照らし合わせてみると、例の「只」の”足”、の左側の先の前から7列目!列番で言ったらCIRCLEのときのほうが近いけど、物理的距離で言ったら人生最高に近いのではなかろうか。
そして周りがなんかざわつくので聞き耳立てたら、自分等側のスタンド席に稲ママがいらしてると!正直、自分の肉眼では「あの人だよなきっと」くらいにしかわからなかったんだけど、左サイドはなんかあったかい空気になったし、「これはより左足側に稲葉さん来るのでは」というよこしまな期待も上がるw。
今回はzepp羽田、愛知、大阪、広島と4回参加、突き動かしてたのはほんとに「これが最後かもしれない」という思い。B'zに関しては、稲葉さんに関しては、これからもこの思いで追いかけると思うし、それ以外の遊びというか楽しみというか、そういうのは時間があったら機会があったら楽しませてもらう、というスタンスで、家族のことや仕事のことや、そういったものは「今日が最後かもしれない」という気持ちを、B'zや稲葉さんが思わせてくれているこの気持ちを、同じようにつぎ込むように生きていこうと強く強く思いました。
1.NOW
「ナーウ!」を歌ってたの、今まででいちばん多かった!オーディエンスの怒号のような「ナーウ!」がはっきり聴き取れた。そして、今までで一番「稲葉さーん!」という声が多かった。とにかくひっきりなしに「稲葉さーん!」とみんな言ってた。ツアーファイナルだからそうなのか、広島という土地がそうなのかわからないけど、とにかく熱かった。
2.マイミライ
「どういうこっちゃ」も多かった!「Hey!Hey!」も多かった!
3.BANTAM
かっこよさに見とれる時間…「追いすがれど」「恋い焦がれど」とかんとこは前二曲ほど怒号は聴こえなかったwでもかっこよさに見とれる時間だからよし。
4.arizaona
arizaonaかあ... いやarizona好きなんですよ。広大な土地での寂寞感とそこで心細くも奮い立つ感とか。でも、でも、ここでarizaonaということは(いってない会場含めてセトリは全くチェックしてなかったので)正面衝突はないわけね、残念... と思ってしまったのも事実。ところがこれが壮大な伏線だったことが後々わかる!
5.念書
arizonaでてっきり愛知パターンだと思ってたので、念書が来てびっくり。心酔した曲なので呆然と聴いてました。これからしばらくヘビロテするだろうと思います。
6.Golden Road
今回のツアーに参加して「人気あるんだ」と知った意外(失礼)な曲その1。『Singing Bird』って個人的には地味、というか、ほんとに稲葉さんファンの人が買ってる(聞いてる)アルバムというイメージがあって、なんかすごいタイアップがついてるからとかちょっと買ってみましたって人がすごく多いってアルバムではないと思ってる。それが間違ってるのかもしれないけど、そんなコアな稲葉さんファンしか聴いてなさそうなアルバムなのに、Golden Roadの合いの手は会場みーんなできてる印象でした毎回。なぜなんだ?「どういうこっちゃ」も言わないし「Hey!Hey!」も最初はやらなかった隣席の人たちが、なぜかGolden Roadはどの会場でもみんな最初からちゃんと「Oh Yeah!」「All Rignt!」って歌うんですよね〜。いい曲ですよ、大好きなんですけど不思議。
7.ブラックホール
イントロのところの、再現度がめっちゃ好き。音源で聴いてると気持ち小さいというか、もっとデカい音量で入れてくれたらいいのにーと思うところ、ライブであのエフェクト?で聴けるのがすっごいよかった。「答えなど探すな」で心酔最高潮に達してからのアウトロで大暴れがたまらん!
8.Chateau Blanc
話題のPV wがモニタに流れる。なんでああいうことになったのか、追っかけてはいないけど、渋谷に観に行けなかった悔しさもあってw「まあ、稲葉さん延々大写しなら他でもできそうよね」という拗ねた感想だったのですがやっぱり稲葉さんはかっこいい。この曲は近年の稲葉さんには珍しいんじゃ?と思う振り切った系本能系の歌詞だと思うんだけど、そういうことをあれこれ考えさせない『只者』は、時間をかけて作られたことがしみじみわかります。
9.シャッター
いつか娘が結婚する日に聴けたらいいなあできたら一緒に聴けたらいいなあと思いながら聴き入ってました。それだけで涙がでそうでした。
10.VIVA!
涙が出そうだったところに、遂に御大が左足のほうへ!まわりのオーディエンス(自分も)熱狂!「音程とか気にしないで、気持ちよく」って、毎回と同じこと稲葉さん言ってたけど、あの「トゥルトゥル」難しいんですよ〜そもそも音痴なのに〜と思いながら、「ビバ!」を楽しんでましたw笑顔の稲葉さんに向かって両手上げて「ビバ!」って叫ぶの幸せすぎた。
11.あの命この命
arizonaだったんでないだろうと思ってたところにほんとに間髪いれずバチン!と始まった。泣けて泣けてたまらんかった。なんでだろう?シャッターでうるうる来てたから?広島だから?もちろんこの曲と歌詞に深い思い入れがあるからではある。あるけれど「聴きたい曲が聴けた」だけではなくて、ピュアに感動した、と振り返って思う。意味への没入とかそれへの感情からだけではなくて、ピュアに感動して涙する、という経験はほとんど記憶になく、一生大事にすると思う。大阪城で聴けて、広島でもう一度聴けるとは本当に思ってなかった。感動です。
12.空夢
この流れで空夢行くんだよなあ...とちょっとどんよりした気持ちになったんだけど、会場で聞くと、あんなに切ない歌詞なのに、曲の力で「それだけでは終わらない」という背骨のようなものが大きく大きく響き渡ってくる。「新しい自分になってみたい」「少しずつでいい」という切実さも。
13.oh my love
今回のツアーに参加して「人気あるんだ」と知った意外(失礼)な曲その2。みんな歌うんですよね〜。これはなんだ、僕が行けなかった稲葉さんソロライブの影響なのか。東京でしかやってなかった間にこんなことになってたのか!とか怒ったりはしてませんw、気持ちよく聴いてました。
14.Stray Hearts
ライブで聴いて好きさ度合いががらっと変わった曲。音源で聴いてたときは、タイアップのドラマの印象(観てないけど)と相まって「めずらしく陰気...」と陰気サイドへの引っ張られ方がちょっと苦手かも、くらいだったんだけどen-zeppで聴いて、迫力に圧倒されてそれ以来大好きに。いろんなことをくるんでくれる稲葉さんの懐。
15.Seno de Revolution
もうこっから怒涛だとわかってるので!何も考えず!Say No!大合唱ですよ!気持ちいい〜。この辺でしたっけ?稲葉さんが左足(正しくは右足か)に来て稲ママさんに手で合図してたように見えたの。すっごいいい空気だったー!もちょっと後だっけ?なんかとにかく愛知で観たときより大阪で観たときより稲葉さんが足に来る回数が多かった気がするのは自分がそこにいたからでしょうか。それでいいのです。
16.CHAIN
CGが楽しい〜間奏が楽しい〜でも間奏明けの「CHAIN!」連呼、意外とみんなやらないのよね〜なぜなんだw構わずチェイン!チェイン!叫んでました。気持ちいい!
17.羽
稲葉さん、羽って曲きっとめっちゃ好きなんだろうなーってzeppで聴いたとき強く感じて、今日は僕たちファンみんなこの曲すごく愛してるよねー(他の曲も愛してるけど)と強く感じました。歌詞が言ってることと、音の力強さと、でも曲の感じがただ明るいだけではないところ、全部最高レベルでミックスされてて爆発力が半端ない。
18.YELLOW
こっちは打って変わって曲は明るい楽しい感じなんだけどやっぱ好きw切なさで落とす歌詞なんだけど、ライブでは踊る!暴れる!
19.Starchaser
最後にダメを押すのではなくて、アルバムのこの曲で〆る。zeppでは確か発売前だったから?なのか途中に入ってて、それはそれでピークが作られて印象深かったし、今回のように本編最後に〆る役も似合う。人生後半戦も過ぎてる身にはほんとにぐっと来る歌詞です。
ーアンコールー
20.赤い糸
泣けちゃいますよねえ。セトリ見てないんでどのタイミングからアンコール一曲増えたのか知らないままだったんですけど、一曲増えたのが赤い糸だなんて。間近で観れて惚れ惚れ。でもこれもまさかの伏線だとは…。
21.気分はI'm All Yours
只者で一曲選ぶとしたらこれかなー。稲葉さんには珍しい外連味のない多幸感。もしかしたらなんかあるかもしれない関係性かもしれないけれどでもやっぱり多幸感。こんなハッピーな感じの曲を、ベタベタっとしない感じで聴かせてくれる奇跡。愛する人に身も心も捧げて生きていきます、という気持ちを再確認させてくれる。ほんといい曲です。
22.遠くまで
アレンジ最高。最後の稲葉さんのロングトーン最高。わかってても感動してしまう。
23.Okay
最終日だからなんか明るい感じの曲に変えるかなーと思ってたんだけどそのままOkay。このときはアンコールが一曲増えてることになぜか気づいていないw。赤い糸聴けてるのにねえ。なんて欲深いファン心理。歌詞は重いけど、空夢と一緒で会場で聞くとエネルギーがあるし、オッケー!という掛け声がポジティブになるのでやっぱり〆にふさわしい、没入してました。
24.正面衝突
終わったあ...最終日が終わったあ...寂しいけどありがとう稲葉さん...と、挨拶に向かうメンバーを見守り一礼を待ってたら...
稲葉さん:「徳ちゃんなんでベース持ってんの?置いてきなよ」
からの、徳ちゃん正面衝突のイントロを!!!
ギャーギャーいう会場w
いうて、イントロだけちょっとやって、やっぱやらんよね、っていうオチだよね、って気持ち疑ってる空気の会場w
でもメンバーがそれぞれ楽器持ち始めて「あ、ちょっとやるの?」って空気になりギアあがったギャーギャーになる会場ww
いやー熱かったです。まさかこんな形で伏線回収されるとは!伏線だと思ってるのは僕だけですがw千秋楽の寂しさをぜんぶふっとばしてくれました。摩擦係数の、妙!!全力でがなりましたwそして、会場の「稲葉さーん!」がすごかったです。私も足のさきっちょに来てくれたとき、とうとう叫んでしまいました。ACTIONツアー以来です。最高でした。
これで本当にツアーがしまったんだ、と思ったとき、もちろん寂しかったんですがそれ以上に幸福感とこれから先のやる気を頂きました。満タン充填です。ほんとうに稲葉さんありがとうございます。
最後の最後のMCで、「また、いつか、」と言ってるときの稲葉さんのシーンとそのときの自分の感情が焼き付いています。
「また、いつか、」は、半分以上、もう会えないときの言い回しです。
でも稲葉さんは「きっと」をつけてくれました。(どこかで、もあったようななかったような)
「これが最後かも」と思って参加していつつも、稲葉さんはきっとまた会ってくれると思います。
あの人に恥じないように生きていこうと思います。
心残りは、あんなに左足(右足?)に来てくれたのに、一度も稲葉さんと目があった気がしなかったこと(笑)。私は結構身長高いほうだと思うので、顔は前のお客さんから頭一つ抜けてて目立ってたと思うんだけどなーw