3/10 GRAPEVINE tour 2011@神戸WYNTERLAND 3/10

書いてなかった活動を遡って振り返る!まずは3/10 GRAPEVINE@神戸WYNTERLAND。
と言っても自分としては別のところで書いてるので、書いてないって感覚は全然ないんだけど。 

今振り返れば、これって東北関東大地震の前日だったんだなあ…田中くん、頻りに「神戸は雪になるらしいですよぉ~大丈夫ですかぁ~」と言ってたけど、まさか翌日にあんな大きな災害が起きるなんて、ほんとあの晩は思ってなかったよなあ、という、嘆息にならない嘆息が出てくる。当日は開場時間くらいから雨が降り出して、傘を持ってなかった僕は、WYNTERANDが初めてだったこともあり、かつ、スーツのままで行かざるを得なかったこともあり、かなりの悪印象だったんですけど、そんくらいで文句言ってたのが情けなくなります。

セットリスト(拝借ものです)

01.Silberado
02.This town
03.Suffer child
04.ミランダ(Miranda warning)
05.ピカロ
06.インダストリアル
07.冥王星
08.おそれ
09.Dry November
10.411
11.夏の逆襲(morning light)
12.風の歌
13.ランチェロ'58
14.Neo Burlesque
15.Sanctuary
16.VIRUS
17.GRAVEYARD
18.真昼の子供たち

En.
01.Come On
02.スロウ
03.その未来

田中くんがMCで「ストレンジランドはみんで盛り上がっていこうってカンジのアルバムじゃない」「ストレンジランドの深いところに降りていく」と言ってたように、セットリストもかなりストレンジランドムードに沿ったつくりだったと思う。そもそもバインの進行はどの曲も大抵スリリングだし、単純にテンション上げていくようなノリじゃないと思うけど、今回のはみんな複雑な揺れ方してたなあー上級者だなーと観ながら思ってました(どこ見てんだ)。

僕は、ピロウズ・グレイプバイン・トライセラトップスといういわゆる「売れそうで売れない御三家」を、結構昔から聴いてるクチなんですが、とりわけバインはいちばん売れそうで売れないというか玄人好みというか、繊細で、「簡単に分かってくれるな、そんな安易なメロディラインにするか!」みたいなところがあると思ってて、そこがまたオシャレでセンスな部分だと思うんですが、ストレンジランドはそれが前面に出てて僕は好みです。もっとパワフルでエネルギッシュなのもあってそれがバインだと、根っからのファンの人は言うと思うんですけど、ふつうのリスナーにとっては、やっぱりバインは通好みの洒落た音を出すバンドというイメージじゃないかなと思うんです。