すばらしいドキュメンタリー!稲葉さんの凄さと普通さ(只者さ?)が凝縮されてて何回でも観れる。
昔はこういう映像作品は、「始まりから最後まで一気に観る」のが決まりのように考えていて、まとまった時間を取らないと観なかったんだけど、いつからか、どんな形であれできる限り速やかに観れるときに観ないと、というスタンスになり、このBlu-rayに関しては、リリース前のCM YouTubeで、参加したファイナルのアンコールの『正面衝突』が顛末から収められていることわかってたのでまずそこから観ました。あの、「え、やるの?」「最初だけちょっとでしょ?」みたいな、疑ってるような期待しているようなギャーギャーいう会場の雰囲気が観れてあのなんとも言えない極上の幸福感で心が満たされます。あー終わった、ありがとう稲葉さん、でも寂しいなあ⋯という思いを余韻ごと持ってっちゃった『正面衝突』。あれは最高の体験でした。
ドキュメンタリーで印象的なのは、「タダモノハタダタダハゲムノミ」Tシャツを配ってるくだりで、稲葉さんが「義務的じゃないんだから」「みんなを盛り上げようと思ってやってるんだから」みたいなことを笑いながら言ってたところ。自分も何かしたときにこういう言い回ししがちなんだけど、稲葉さんもするんだ〜と思い、内容は同じだけで言い回しとか声色とかで受け止められ方変わるのかなーと思ったところ。これ関連で、シェーンが2度ほど、稲葉さんがボスだから、というようなことをいうシーンがあったけど、自分がプロデュースしてるってことをちゃんと引き受けてちゃんとリードしていたんだという当たり前のことが見えたのも貴重でした。パフォーマーとしての稲葉さんしか見えてなかったので。
ドキュメンタリーの最後に、ソロを始めた頃を、「皆さんはB'zの稲葉がひとりで何ができるのか、という、引き算で考えられてたと思うんです、それはしょうがないことで」というコメントで表現してて、稲葉さんの状況理解と向き合い方の凄みを改めて実感しました。自分にはそういうふうに物事に対応していくような時間的余裕はないと思いつつ、一方で『トワニワカク』的なスタンスも大事だと思いつつ、だからこそ「タダモノハタダタダハゲムノミ」という言葉が強く響いてきます。日々手を抜きません。
うちわ、配布当日は忙しくてどうしても店舗に行けなかったけど、翌日たまたま出張先のタワーレコードで、店員さんに勇気をだして聞いてみて無事ゲット。