独走会 191117 暗峠 13.9km/397m elev.gain

"全てはスタイル飛び方次第 代わりは誰にもやらすな”
(『羽』/稲葉浩志)

あまり考えを纏める機会はないので、ここで一度纏めてみよう。ロードバイクを始めて9年、自転車にはいろんな楽しみ方があることを知った。ロードバイクに入門した人が、いろんなスポーツに派生していく。トライアスロンはわかりやすいし、オフロード用のバイクという楽しみもあるし、これから冬になっていくとシクロクロスが注目されていく。聞き始めの頃は、シクロクロスの存在価値がよくわからなかったんだけど、ロードバイクを続けているうちに理解できるようになった。

けれど僕はロードバイクが好きだ。もう一生ロードバイクで行くと思う。いちばんの理由はもちろんもう1台バイクを購入する余裕がないこと。今のバイクだって本当にたまたまタイミングがあって勢いで買ったのであって、あのときはこんなにロードバイクを好きになるとわかってはいなかったと思う。シクロクロスはとても楽しそうだと思うけど、そのためにもう1台バイクを買うためにお金を回すのは今やることではないとちゃんとわかっている。そうしてそれはこの先当分、というかほぼ最後まで続くことだろう。

僕がロードバイクに入れあげるのは、何よりも「遠くまで自分の足で行ける」というところ。僕にとって自転車は「遠くまで行く」とほぼ同義。そんなに言うほどロングライドできていなくても、なんのために走り何のために練習しているかといえば、ちょっとでも遠くまで走れるようになるため。

自分の好きなこと、自分のキャパシティ、時間、お金、そういうものすべてをバランスしながら生きていくのが僕のスタイル。このスタイルは譲ることができない。融通が効かないと言われるし、付き合いが悪いと言われることも少なくないけれど、たぶん、誰よりもたくさんのことを考えながらバランスを求めている。そのスタイルだから、今まで生きてこれたと最近つくづく思う。