独走会 210722 津 110.08km/1,069m elev.gain

"ためらうことなど何もないよ今更"
("Brotherhood"/B'z)

家族が「夏休み気分を味わっておいで」と一泊ライドを計画させてくれ、一泊して早朝帰宅するプランで検討した結果、宿泊先を津に。いちばんの理由は近鉄特急で最初から最後まで帰れるという感染対策面。それから暑さを考えると慣れたルートが安全だということ。そして、やっぱり折りに触れ三重の地で感情を満たしたいこと。

津はどんなにペースが悪くても帰り輪行なら十分日帰りできる行き先だけど、今回は一泊でなかったら走らなかったかもという感じで調子が悪かった。163の大河原の先の登りで足をついてしまったし、大山田あたりからの緩い上りルートもいつもより更に全然回らなかった。そして途中、軽装のサイクリストに悠々パスされたんだけど、なぜかそこでスイッチが切り替わって、追いつくことはできなかったけれど急に楽に走れるようになった。

自分の世界観と、会社の世界観とが掛け離れていてしんどくなることはもちろん多々ある。ビジネス界における知識不足や、会社内での無言のセオリーの把握不足でやさぐれそうになることも多々ある。一言で言ってしまえば青臭いということで、青臭さを抑えることが成功の道だと長い間勘違いしていたことに気がついた。これは素質であり、自分にしかやれないこと。そして、これこそが課題だった、協力し協力を求める動きは身についてきた。正論は貫き通すためにあるし、貫ける時代になってきたことを肌で感じる。リミッターは外しても大丈夫。

行き先で一泊して、ゆっくり晩ごはん食べて寝て帰れるというのはツーリングの楽しさのひとつと心から感じた。でもこれは度々やりたいと思ってはいけない。たまに、それこそご褒美的にというのがよく似合うと思う。今回は津について、時間はたっぷりあったのに、チェックインできる15:00までの間の時間をどう潰すかにさえ手こずったくらい疲れていたので体調は若干よくなかったんだと走り終わっても思った。それでも、学生時代を過ごした津を少し流して回るだけで、自分が見ていた世界がいかに近視眼だったか、もっと高いところを上を見ようと、そして自分の思想を貫いていこうと思いを新たにできた、家族がくれた貴重な夏休みだった。