LOSTAGE "SHOWNEN"@奈良NEVERLAND 2011/07/03

いやよかった。ほんまよかった!それしかないわ。オレらもほんまそれしかない、それしかないよ!!

自主レーベル「THROAT RECORDS」設立記念イベントということで、アルバム『CONTEXT』にも参加してるメンバーがいるkacicaとRopesとの対バン。

6/24のpangea以来、ほんとに心配と楽しみが入り混じったままずーっとこの日を待ちわびてて、7/1の「楽園」はすごく良かったみたいな情報も目にしてどんどん期待は高まってて、18:00の開場に間に合うよう、いそいそとLOSTAGEティーシャツ着て出動。

いつものように新大宮から歩いて佐保川沿いを歩いて、NEVERLANDの裏側から正面に行こうとしたら、裏口からギター爪弾きながら出てくる拓人さん発見。さすがに「LOSTAGE」と書かれたティーシャツを着て目があってどうしてええのかわからへん。視線を泳がせながら正面へ。

チケットは30番台で難なく入場。スタッフの向井さんが今日はいらっしゃらないということで、お名前お伺いしてた長友さんとあいさつ。NEVERLANDのスタッフの方はみんないい人です。自主レーベル立ち上げ記念ってことで缶バッジの特典あり。入場して即CD買いに。この超ニワトリ押しの『CONTEXT』、確か伊藤若冲観て心揺さぶられて…みたいなことなんかで見たようなないような。

まずkacica。名前はちょくちょく見てたんですが初めて見る機会を得ました。プログレ?思いっきりラウドな音に神秘的なタイプの女性ボーカル。僕はツインドラム、トリプルドラムになってたときの曲がいいなと思いました。曲がもう少し短いほうが好みかも。

二番手Ropes。アチコさんはもとより、やはりトディが巧い!巧すぎる!!途中のMCで「楽屋で喧嘩みたいになって」って話をあっけらかんとしてたのが印象的。「喉はいいよ」って笑かす(笑)。

そしてLOSTAGE!Ropesが「今日のLOSTAGEは凄いよ。あんなLOSTAGE見たことない」って繰り返し言ってたんだけど、僕はどうしても6/24の衝撃が大きくって、ほんとに凄いんかなあと思ってたんだけど、凄かった!!『CONTEXT』発売記念でもあるので最初から新曲ばかりで押してきて、途中のMCで

「みんな乗りにくいやろ。乗りにくいはずや。新曲やからな。初めて聴く曲のはずやから。いかなる手段をもってしても。」

なんて言ってみたり。そして

「出たなー。いやーよかった。ほんま。それだけやわ、ほんま。」

と反芻したかと思ったら、

「(拓人さんを指して)オマエとか、岩城さんとか、どうおもてんの?」

なんていつもみたいに聞いてみたり(笑)。

僕はとにかく一切何も知らない真っ新の状態でライブで初めて聴きたかったので、「楽園」のPVも観ず、アジカンのコンピも買わず、ひたすらネバーランドを待ったんですが、その回十分ありました。「言う」とかいきなりノレるしね。拓人さんの音はもちろん轟音だし兄さんのシャウトは絶叫気味だし岩城さんは普通の顔はあんな温和で脱力系なくらいなのに相変わらずドラミングは般若かと思うくらいの暴れっぷり、なんだけど、なんだろう、あの妙に漂った安心感。のほほんとしてるというのとはまた違う…地に足が着いているというのともちょっと違う…6/24の反動でそう感じてるだけなんかも知れないけど、とりあえずは自信を持って、やっていける、という充実感に満ちた安心感みたいのがあって、緊張感ありつつリラックスしてて凄かったです。会場も凄く盛り上がってた。

「NEVERLAND」、聴いてるだけで違う場所に行けそうなくらいいい曲だった。聴いてすぐ覚えた。違う場所に行けそうなんだけどこの曲はNEVERLANDの曲なんだよね。ここにいるだけで。泣きそうになるんだけどそれもまたちょっと違う。うまく言えないけど。この曲んときだったと思うけど、あ、違うな、「楽園」のときかな、Bメロの「ダダダッ ダダダッ」ってときだ、アチコさんに煽られてめっちゃ笑顔で笑って笑って激烈ドラミングする岩城さんがほんとに頼もしく見えました(笑)。

アンコールで「Routine」と「SURRENDER」聴けたのは嬉しかった!トディ参加で。「だいぶわすれとったなあ」という兄の言葉は予測可能(笑)。ほんとに楽し気で、こっちは楽しくて、ますますこれから楽しみになるなあーと思えるライブ。でも、ライブの合間に、スタッフの長友さんに「今回は祭だし、集客多かったですか?」と聞いたら、「目標ギリ、ってとこですね」と言ってたのがなんか正直で奈良っぽくてめっちゃおかしかった。ほのぼの。

最後に一言、NEVERLANDなんてあんないい曲を書いておきながら、「緊張の糸が切れました。もうできません」って、何言ってんだ兄!あんなすばらしい曲書いといて。ああいう曲を好きと言うと、「ウレセンに毒されてる」みたいなことを言う人がすぐいるけど、そんなことじゃない。あの曲にかけた魂ってのが絶対ある。まだまだいける。いってほしい。