『さよならインターネット』/竹邑光裕

若林さんは「さよなら」好きなのか?

そんなこと思いながら『さよなら未来』のときの自分の読書メモ見返したら、『さよなら未来』を読むきっかけも五味さんだった。この『さよならインターネット』も五味さん。五味さんもさよなら好きなのか??

それはともかく、ポスト構造主義の悪用で歪んでき続けた状況に「さよなら」しないといけない、という問題意識は通底しているように見える。「何かよさげなもの」と決別するのは今までは何がどうあれ後退で、確実に敗退する道と思われたけれど、この2冊を合わせて考えると、このままではまずい、という意識が強くなる。まさにゆでガエル。