the pillowsトリビュート『ROCK AND SYMPATHY』

amazingでawesomeなトリビュートでした。『SYNCHRONIZED ROCKERS』以上かも。僕はカミナリグモの『開かない扉の前で』が一番です。強烈に心情に訴えます。

B00GP2YCPG ROCK AND SYMPATHY -tribute to the pillows-
V.A.
avex trax 2014-02-25

by G-Tools

結成25周年記念のトリビュートアルバム。15周年記念でリリースされた『SYNCHRONIZED ROCKERS』はミスチルに始まりバンプ、テナー、エルレ等々早々たるメンバーで、ピロウズの人気を高めるのに一役買ったのは間違いないと思うんだけど(一番貢献してるのはもちろんFLCLだと思う)、今回のはピロウズを聴いて育って文字通りリスペクトしててトリビュートしたい若手バンドによるカバー。名前聴いたことあるけど曲聴いたことないかな…というバンドもいくつかあって、このアルバム売れるのかなあ評価どうなんかなあと思ってたら、amazonでもiTunesでもとても高い評価を得てるしコメントも絶賛の嵐。期待して聴いてみたところ絶賛の嵐も納得。『WHITE ASH』をSEに使いたかったからという理由でバンド名をWHITE ASHにしたというWHITE ASHによる『WHITE ASH』に始まり、軒並み力こめてるな~というカバーです。少し異色だったのはシュリスペイロフの『カーニバル』で、かなり原曲に忠実な感じでこれもまたリスペクト感が伝わります。

中でもいちばん鮮烈だったのはカミナリグモの『開かない扉の前で』!さすが山中さわおプロデュースバンドというべきでしょうか。あの曲がリリースされたときのピロウズの状況の上に更にあの歌詞の持つ普遍的な孤独感を上乗せしたような、胸に迫るカバーでした。