B'z LIVE-GYM 2025 -FYOP- 2025/11/16@バンテリンドーム ナゴヤ

果たして何を感じるのか。

数年目から毎回思っている通り、「あと何回ライブを観ることができるのか」考えているというのに今回はあまり熱があがらない理由はわかっていて、ひとつは家族が忙しいから、そこに覆いかぶさったのが親友の大病。

年初からずっと楽しみにしてきてはいるのだけど、PREMIUM席はおろかSS席も当選せず、その時点でなんとかしてよりいい席をという熱もあがらなかった。何もビーパの運営や自分の席運のなさを恨んでるのではなくて、「これで十分」と思ってしまってる。「しまってる」というのも変な話だけど。

家までなら、名古屋ならたぶん帰れるけど1泊してイベント気分を、というのもあったけど、今回は場所が場所でどうしても親友のことを思い出すので会える訳でもないしとなるとイベント感で浮足立ちたくもなく帰る予定にしてしまう。

...ここまでをライブ前に書き。

...ここからがライブ帰りに書いてる。

稲葉さんも松本さんも「こうやってライブやれてるのは"普通"なんじゃない」と、繰り返し「あたりまえではない」とMCしていて、特に稲葉さんは「異常」という言葉を使ったくらい。それはスペシャルということで、日常はすべてスペシャルということをB'zのお二人が年々痛感されていることが伝わってくるライブでした。

特に稲葉さんはコロナ禍くらいから、「昔だったらこうはしなかった」的なことをよく言う印象で、今日もとあるシーンのMCで「昔だったら"かわいい"と言われても"なんだよ、うるせえな、バカ"って思っちゃってたけど」と、「バカ」って言葉使うなんてえええ、ってちょっとびっくりするくらい本心っぽく聞こえるふうに言ったりする。

「そのときと今の自分とは身体も心も違うわけで」と、ありきたりの捉え方で言えば「まるくなった」心持ちで懐かしめるということだと思うんだけど、それを肯定的に捉えさせてくれる力が宿ってるのが凄いと思う。

それでいて単に丸くなるだけでなく、年を取れば経験積んでいろいろなことがあって、だけど子どもの頃のようにパッションを大事にしよう、という両面の投げかけをしてくれる。そして、そのためには健康が大事だということも。

年を取り身体も心も変わることでエネルギー感は衰えてしまうとしてもパッションを燃え上がらせようというメッセージは50代中盤の自分にすごく響いた。

そして、そのためにも記録が大事ということ。自分の過去の記録を改めて棚卸しし整理してみよう。ログは必ず生きてくる。

以下、こんなブログ誰もみないと思いますがネタバレ予告












このぐらいで。

  • とにかく松本さんの声が気になった。LIVE-GYMにようこそに割って入ったときの第一声、「誰がしゃべった今?」と思ったくらい
  • 『片翼の風景』はやらなかった。だろうな、と思ったしそれは妥当かなと思ったけど『濁流BOY』をやらなかったのは意外だった。
  • 紅白セトリをやったのはさすがだなあと思った。ぜんぜん予想してなかった。
  • 『声明』はまったくの予想外。今ここで声明を持ってくるって。
  • 『MY LONELY TOWN』もまったくの予想外。これは松本さんが好きだからかな。
  • ピアノのみの『夜に振られても』がアレンジばりばりでよかった。
  • アンコールの流れは良過ぎ。アンコールセトリ史上No.1では?
  • 自分の耳が悪くなってるのかしれないけど、ときどき稲葉さんのボーカルとリズム隊とがあってないことがあったような。ドームがひさしぶりで音のズレの感覚をなくしてるからかも。
  • でも『ギリギリchop』の2番?の稲葉さんは飛んでたと思う。
  • あと、最後の『イチブトゼンブ』も、サビまでのキーというかリズムに乗せるというか、なんか違和感があった。
  • 『Still Alive』、いろんな意味で染みた。泣けた。
  • 銀テ、ちょうど降ってこない位置で取れないかなーと思ったら運良く2枚取れた。隣の人が取れなかったので差し上げた。

Koshi Inaba LIVE 2024 〜en-Zepp〜 COMPLETE CUBE Surviving en-Zepp

記録することと、記録を開示することの大事さと意義。

親友が大病になり様々に物事の見え方感じ方が変わり、en-Zeppもそれまでと鑑賞の際の心持ちが大なり小なり変わった。

楽しめないというのではなくて。感じることの種類が増えたという感じか。

ようやく、COMPLETE CUBEを購入する最大の動機だったSurviving en-Zeppまでたどり着いた。

観始めてすぐにつくづく頭に染み入ったのは、「記録の大切さ」。

大病を患っている親友も、その経緯を書き残したい、それに付き合ってほしいとnoteを開設した。
病気発覚の契機となった出来事から今日現在までにを、克明に記録している。

最近、自分のビジネス周辺では、生成AI活用で、音声録音で議事起こしが自動でできるとか、それも音声は録音しているから記録しているといえば記録している訳だけど、何かその記録が「いい加減」になっているような感覚がある。

Surviving en-Zeppは、記録自体はずっとカメラを回して稲葉さんとその周辺を撮っていただけに見えても、何を撮影するかやどう撮影するか、そこに意図を持ってやっていて、我々に見せているのも意図を持って編集しているはず。

やはり、ここでも「意図」が大事になっている。

なんでそうするのか。なんでそうしたいのか。

HowではなくWhyが相当重要。それを痛感した。


内容では、「ライブ」だったんだなーというのを改めて。

何が起きるかわからないけどそれもひっくるめてライブだと言っているのが胸に来る。

B'zはいつも完璧なライブをずっと見せてくれてたし、ショーとはそういうものだと信じてたところがあり、自分たちが生きてきた時代は「予定通り完遂する」ことがプロフェッショナルな時代だったけれど、今はそれだけではない時代。

どうやらシェーンとデュランが何かミスったことがあったようで、それがわかるシーンが映し出されていたけれど、それもひっくるめて楽しんでいる楽しめているというのを見て、自分も改めて更に真剣に仕事をしなければと思うに至った。

Koshi Inaba LIVE 2024 〜en-Zepp〜 COMPLETE CUBE en-Zepp 6

en-Zepp1から順番に観ていて、感想を清書して順にアップしようと思っていたけどそういかない事情が突然。

4日前、無二の親友から不意に電話があり、大病を患ったと聞かされた。

親友とのやりとりで、彼の言葉が落ち着いているからこちらも落ち着いたり、

ネットを調べてはよくない情報に触れては胸が潰れたり、

そんな自分のことよりも、彼はもう今自分が観ているような、B'zや稲葉さんのライブは

はるかプライオリティ外になってしまうんだろうなという。

映像を観ながらもそういう思いがつきまとう。

私は自分が何を好きかということに、好きなものを表明することを常に躊躇ってきた。

自分の好きなものが、なにか未熟の証のように感じていたから。

読書も、いまやほとんどの大人は本を読まない。それが映画やストリーミングなら誰もが受け入れるし話題にもなる。

そして、B'zや稲葉さんの作品やライブに熱狂するというのも。

世間では、ゴルフをやるのが大人として高尚な趣味のように扱われ、私のような趣味は未熟な趣味だと思わされる。

そういうベースの感覚があり、とうとう親友も、自分と同じようにはこういったものを楽しいと思わなくなるかもしれない状況に。

もちろん彼には日常があって、一日中闘病しているわけではないから、

そうでなくても私が私の楽しみを楽しむことを彼が責めるわけはないのだけれど、

今はまだ整理がつかずそういうことを思いながらしかen-Zepp6は観れなかった。

Koshi Inaba LIVE 2024 〜en-Zepp〜 COMPLETE CUBE en-Zepp 1

熟考の末、Day1から順に観ていきます!

自分が参加したDay2から観るか、最初にSurviving en-Zeppを観るか、順番に観ていくか。いつ観れるのかという時間の問題があって、時間が取れたならまず観たいものから観るほうがいいのではないか、というタイパ思考も過ぎりましたが、流れを再現した観方をしたいという気持ちが勝りまして、順番に観ていくことにしました。

初日の高揚感、というのを感じようとしてしまうくらい、初日に行きたかったなあと思いつつ、それ言い出したら全部行きたかったなあと思ってしまうのでそこは収まる。

マグマはそれこそリリースされたとき擦り切れるくらいという例えがぴったりなくらい聴きまくってたので、ソロの1stというだけではない思い入れがあって、B'zの歌詞とはちょっと違う稲葉さんの思考に初めて触れて電撃を受けて未だに身体に残っているような。

『冷血』の「お尻も汚したままで」とか、『眠れないのは誰のせい』の「腐りはじめのやな臭いをぷんぷんまきちらしはじめてる」とか。

やっぱりこれを生で聴けたのは羨ましいなあ!とやっぱり湧き上がっちゃう。

『灼熱の人』、割とよく聴いているつもりだけどLIVE版で聴くと湧き上がるエネルギーが、それこそマグマがより大きく。年をとっても、エネルギーを立ち上げるというのは大切だなと改めて。

マグマだけでなく、ソロ曲通して特に愛している曲のひとつ『愛なき道』。これは一回ではなくて、全枚観たらもっかい観たい。というか何回でも観たい。

と思うのはたぶんこれだけじゃないくらい出てくるんだろうな。

これは大変なLIVE版買っちゃったなw

Koshi Inaba LIVE 2024 en-zepp COMPLETE CUBE

今年一番の贅沢。

稲葉さんの誕生日に届いた、COMPLETE CUBE!!

届いた当日に、アンパッキングする気になれず😎

enⅣ同様、ドキュメンタリーにいちばん興味があるんだけど、enⅣと違ってen-zeppは全部の日にちセトリが違う訳で、どれからどう観るか悩む。

自分が参加したDay2から観るか。

それともまずドキュメンタリーを観るか。

Day1から順に観るか。

なんにせよ、アンパッキングしないと観れないけどね。
最低、今日一日は未開封で外観鑑賞です。

Blu-ray 『Koshi Inaba LIVE 2024 ~enⅣ~』

すばらしいドキュメンタリー!稲葉さんの凄さと普通さ(只者さ?)が凝縮されてて何回でも観れる。

昔はこういう映像作品は、「始まりから最後まで一気に観る」のが決まりのように考えていて、まとまった時間を取らないと観なかったんだけど、いつからか、どんな形であれできる限り速やかに観れるときに観ないと、というスタンスになり、このBlu-rayに関しては、リリース前のCM YouTubeで、参加したファイナルのアンコールの『正面衝突』が顛末から収められていることわかってたのでまずそこから観ました。あの、「え、やるの?」「最初だけちょっとでしょ?」みたいな、疑ってるような期待しているようなギャーギャーいう会場の雰囲気が観れてあのなんとも言えない極上の幸福感で心が満たされます。あー終わった、ありがとう稲葉さん、でも寂しいなあ⋯という思いを余韻ごと持ってっちゃった『正面衝突』。あれは最高の体験でした。

ドキュメンタリーで印象的なのは、「タダモノハタダタダハゲムノミ」Tシャツを配ってるくだりで、稲葉さんが「義務的じゃないんだから」「みんなを盛り上げようと思ってやってるんだから」みたいなことを笑いながら言ってたところ。自分も何かしたときにこういう言い回ししがちなんだけど、稲葉さんもするんだ〜と思い、内容は同じだけで言い回しとか声色とかで受け止められ方変わるのかなーと思ったところ。これ関連で、シェーンが2度ほど、稲葉さんがボスだから、というようなことをいうシーンがあったけど、自分がプロデュースしてるってことをちゃんと引き受けてちゃんとリードしていたんだという当たり前のことが見えたのも貴重でした。パフォーマーとしての稲葉さんしか見えてなかったので。

ドキュメンタリーの最後に、ソロを始めた頃を、「皆さんはB'zの稲葉がひとりで何ができるのか、という、引き算で考えられてたと思うんです、それはしょうがないことで」というコメントで表現してて、稲葉さんの状況理解と向き合い方の凄みを改めて実感しました。自分にはそういうふうに物事に対応していくような時間的余裕はないと思いつつ、一方で『トワニワカク』的なスタンスも大事だと思いつつ、だからこそ「タダモノハタダタダハゲムノミ」という言葉が強く響いてきます。日々手を抜きません。

うちわ、配布当日は忙しくてどうしても店舗に行けなかったけど、翌日たまたま出張先のタワーレコードで、店員さんに勇気をだして聞いてみて無事ゲット。

B'z LIVE-GYM 2025 -FYOP- バーミリオン先行

UNITE#02から1ヶ月半。まだそのくらいしか経たないのかー。

松本さんの体調はどうなんだろう?どのくらいの規模頻度のツアーになるんだろう?

と会報の松本さんのコメントを読んだりして考えていた(あれ、FYOPの発表は会報の前だっけ)中、発表されたスケジュールは4ドーム各2回の全8公演。そりゃそうだよね⋯と納得しつつ、今年は年末に近づけば近づくほどLIVEにはいけない年なので、大阪が最終日というチャンスは泣く泣く放棄して名古屋に一点集中。

S席だけど無事ゲットできたので一安心。

UNITE#02のときも「あと何回観れるのか」とぐるぐる考えたこともあるけれど。

でも、一回観れるだけでも感謝。

そうこうしていたらROCK ROCKの30周年記念にB’zが出演!という公式LINEが。

共演にもびっくりしたけど、場所がインテックスって⋯。
近いし行きたいけど、日付が日付なので悩むなあ…。
これに行くくらいならFYOP大阪ドームって考え方になるけど⋯。

2025/06/29 B'z presentes UNITE #02 ONE OK ROCK @Kアリーナ横浜

バトンをつなぐということ。

UNITE#02の対バン4バンドのなかで、こういう機会がなければライブで聴くことがいちばんなかったのがONE OK ROCKだったと思う。好きとか嫌いとかではなくて、今の自分の生活や年齢は、何に時間を費やすのかというのが日に日に切実になるので、他の3バンドにも時間を割けないけれど。なのでB'zが対バンを組んでくれたというのは嬉しいこと。

音はONE OK ROCKのほうがキレイだった印象。B'zももちろん盛り上がれたんだけど、ときどきすべての音量が同じ厚みで押し寄せてきて稲葉さんの声が取れない、というのがあった。というのがあって、アンコールで松本さんのギター聴いたときは、やっぱり松本さんのギターって違うんだなというのを実感。

どうやったって松本さんの出演辞退のことを考えない訳にはいかなくて、今後どうなっていくのか。今冬のドームツアーで松本さん完全復活!って稲葉さん言ってたけど、今冬はいけるかもしれないけどその先どうなるかは誰にもわからない。今でさえ、自分も含めて観れるなら何公演でも、というファンがいる。B'z Partyの優先でさえ当選しないファンがいる。そうすると公演数を増やさないといけないし、少しでも多く観たいというファン心理がより公演の形を難しくする。

ドームを5か所10回やっても、1公演5万人として50万人。やっぱりファンクラブでも当選しない人が出てくる。全部B'z Party公式デジタルチケットにすればいいのにと思うけど、チケット販売会社との兼ね合いとかがきっとあると思ってて、なのでB'z Partyでも当選しないというのが発生してると思う。

それに、みんながみんなドームに行けるとは限らない。自分も今回、UNITEには結構無理して参加した。仕事もあるし、新幹線代、宿泊代、かなりの出費になる。なんで全部横浜なんだ、と思うと、自分より東京から遠い地域の人なんかはもっとそう思うと思う。ドームに簡単にいけない地域のファンはどうなるのか。

B'zの二人もそうそう多数の公演を長期間続けられないようになると思うので、公演数x収容数をあげてカバーしていくのは限界があると思う。そうすると、考えられるのは住所制な気もする。会場最寄りの住所を証明できる人しか申し込みできなくする。特にB'z Partyチケット。その会場周辺の人数をどう読むのか、という課題もあるのはあるけれど。今までも工夫に工夫を重ねてきた運営なので、B'zの二人が続けていけて、かつ、ファンも納得できるようなやり方を考えてくれると信じてます。

2025/03/16 INABA/SALAS TOUR 2025 ~Never Goodbye Only Helllo~ @神戸ワールド記念ホール

どうやったって寂しさは募る。

去年の稲葉さんソロのときも、「もうこれで見れないかもしれない」と思ってしまう感が、自分のネガティブさや諸々のインタビュー記事やであったうえに、今回のINABA/SALASでは、それこそインタビューではっきりと「お互い年なので、この先はタイミング的にもう難しいだろうなと」と答えていたので、どれだけ「Only Hello」と言われたって寂しさは募る。INABA/SALASがこれで打ち止めというだけだとしても、「打ち止め」の存在が、いずれはB'zも⋯と想像せざるを得ないわけで、先のことを嘆くよりも今を大事に生きろと言われても先のことと同じことが眼前に繰り広げられると悄然としてしまうのは無理からぬこと。

誰も見ていないブログとは言えまだツアー中ではあるのでセトリについては触れないようにして、「聴きたいな」と思ってた曲がすべて聴けて満足。この曲で励まされたい、と思ったり、この辛口の曲で痺れたい、と思ったのが全部聴けた。INABA/SALASは踊れる感が強い音がやっぱりB'z・稲葉さんソロとは違うなあと実感。

稲葉さん、「また会いましょう」としか言わなかったので、あれはOnly Helloの裏っ返しだよね。INABA/SALASはこれでバイバイだよ、と(ツアーはまだ続くけど)。なのに最後の最後いつものように「じゃあね、バイバイ!」と言っちゃって、「じゃなかった、ハロー!」と言っててややこしくなってた。あれは毎度あんなふうなんでしょうか?今日だけ??

2024/08/18 Koshi Inaba LIVE 2024 ~enⅣ~ @広島グリーンアリーナ

大阪城ホールで打ち止めだったはずの今年のライブ参加。ファンクラブ先行ですら全滅したくらいなので(追って募集のあったen-zeppが当たったのは奇跡だった)マッチングも期待できなかったけど最後半の津山ー広島期間は当たったら行ければいいなと思い登録してみたらファイナルが当選!グリーンアリーナは娘と初めてB'zのライブに参加できた思い出の会場(娘はソロにはあまり興味がないらしい)。

ツアー終わった訳だしセトリ書いてもいい訳で、できる限り感動したことを少しでも多く書き残しとこう。セトリ順に書いて、MCについては後に書こう(よくみんなどのMCがどの曲間とか覚えてますよねすごい)。

そう言えば帰りの新幹線で「推し活」という言葉が浮かんで、「確かに稲葉さんは自分にとって”推し”だけど、推し活という言葉にはなんか違和感をずっと感じてる、のはなぜだろう?」と考えて、「活」が違和感の源泉でした。推し活って、自分の推しがまだ世間にそんなに認知されてないのでプッシュする、ってフェーズなのかなと思ってたけどそれはそうでもないようで、自分にとっての違和感はそれよりも「活」、「活動」って言い回しが違和感の源泉。「活動」というと、なにか自分が自分からプロアクティブに行動してます、というニュアンスを訴えたい感じがして、でも自分にとって稲葉さんの作品やライブを追いかけるのは、あくまでも稲葉さんあってのもの、自分からプロアクティブに「活動」してます、みたいに押し出したくない、そんな気持ちがあります。なので、「推し活」という言葉もあまり使いたくないし、イメージが悪いかもしれないけどまだ「おっかけ」のほうが、自分がやっていることを素直に表現できているので好きです。

当選したのがSSだったのでちょっと期待してでもあんま期待しないようにして入場。券面と会場案内を照らし合わせてみると、例の「只」の”足”、の左側の先の前から7列目!列番で言ったらCIRCLEのときのほうが近いけど、物理的距離で言ったら人生最高に近いのではなかろうか。

そして周りがなんかざわつくので聞き耳立てたら、自分等側のスタンド席に稲ママがいらしてると!正直、自分の肉眼では「あの人だよなきっと」くらいにしかわからなかったんだけど、左サイドはなんかあったかい空気になったし、「これはより左足側に稲葉さん来るのでは」というよこしまな期待も上がるw。

今回はzepp羽田、愛知、大阪、広島と4回参加、突き動かしてたのはほんとに「これが最後かもしれない」という思い。B'zに関しては、稲葉さんに関しては、これからもこの思いで追いかけると思うし、それ以外の遊びというか楽しみというか、そういうのは時間があったら機会があったら楽しませてもらう、というスタンスで、家族のことや仕事のことや、そういったものは「今日が最後かもしれない」という気持ちを、B'zや稲葉さんが思わせてくれているこの気持ちを、同じようにつぎ込むように生きていこうと強く強く思いました。

1.NOW
「ナーウ!」を歌ってたの、今まででいちばん多かった!オーディエンスの怒号のような「ナーウ!」がはっきり聴き取れた。そして、今までで一番「稲葉さーん!」という声が多かった。とにかくひっきりなしに「稲葉さーん!」とみんな言ってた。ツアーファイナルだからそうなのか、広島という土地がそうなのかわからないけど、とにかく熱かった。

2.マイミライ
「どういうこっちゃ」も多かった!「Hey!Hey!」も多かった!

3.BANTAM
かっこよさに見とれる時間…「追いすがれど」「恋い焦がれど」とかんとこは前二曲ほど怒号は聴こえなかったwでもかっこよさに見とれる時間だからよし。

4.arizaona
arizaonaかあ... いやarizona好きなんですよ。広大な土地での寂寞感とそこで心細くも奮い立つ感とか。でも、でも、ここでarizaonaということは(いってない会場含めてセトリは全くチェックしてなかったので)正面衝突はないわけね、残念... と思ってしまったのも事実。ところがこれが壮大な伏線だったことが後々わかる!

5.念書
arizonaでてっきり愛知パターンだと思ってたので、念書が来てびっくり。心酔した曲なので呆然と聴いてました。これからしばらくヘビロテするだろうと思います。

6.Golden Road
今回のツアーに参加して「人気あるんだ」と知った意外(失礼)な曲その1。『Singing Bird』って個人的には地味、というか、ほんとに稲葉さんファンの人が買ってる(聞いてる)アルバムというイメージがあって、なんかすごいタイアップがついてるからとかちょっと買ってみましたって人がすごく多いってアルバムではないと思ってる。それが間違ってるのかもしれないけど、そんなコアな稲葉さんファンしか聴いてなさそうなアルバムなのに、Golden Roadの合いの手は会場みーんなできてる印象でした毎回。なぜなんだ?「どういうこっちゃ」も言わないし「Hey!Hey!」も最初はやらなかった隣席の人たちが、なぜかGolden Roadはどの会場でもみんな最初からちゃんと「Oh Yeah!」「All Rignt!」って歌うんですよね〜。いい曲ですよ、大好きなんですけど不思議。

7.ブラックホール
イントロのところの、再現度がめっちゃ好き。音源で聴いてると気持ち小さいというか、もっとデカい音量で入れてくれたらいいのにーと思うところ、ライブであのエフェクト?で聴けるのがすっごいよかった。「答えなど探すな」で心酔最高潮に達してからのアウトロで大暴れがたまらん!

8.Chateau Blanc
話題のPV wがモニタに流れる。なんでああいうことになったのか、追っかけてはいないけど、渋谷に観に行けなかった悔しさもあってw「まあ、稲葉さん延々大写しなら他でもできそうよね」という拗ねた感想だったのですがやっぱり稲葉さんはかっこいい。この曲は近年の稲葉さんには珍しいんじゃ?と思う振り切った系本能系の歌詞だと思うんだけど、そういうことをあれこれ考えさせない『只者』は、時間をかけて作られたことがしみじみわかります。

9.シャッター
いつか娘が結婚する日に聴けたらいいなあできたら一緒に聴けたらいいなあと思いながら聴き入ってました。それだけで涙がでそうでした。

10.VIVA!
涙が出そうだったところに、遂に御大が左足のほうへ!まわりのオーディエンス(自分も)熱狂!「音程とか気にしないで、気持ちよく」って、毎回と同じこと稲葉さん言ってたけど、あの「トゥルトゥル」難しいんですよ〜そもそも音痴なのに〜と思いながら、「ビバ!」を楽しんでましたw笑顔の稲葉さんに向かって両手上げて「ビバ!」って叫ぶの幸せすぎた。

11.あの命この命
arizonaだったんでないだろうと思ってたところにほんとに間髪いれずバチン!と始まった。泣けて泣けてたまらんかった。なんでだろう?シャッターでうるうる来てたから?広島だから?もちろんこの曲と歌詞に深い思い入れがあるからではある。あるけれど「聴きたい曲が聴けた」だけではなくて、ピュアに感動した、と振り返って思う。意味への没入とかそれへの感情からだけではなくて、ピュアに感動して涙する、という経験はほとんど記憶になく、一生大事にすると思う。大阪城で聴けて、広島でもう一度聴けるとは本当に思ってなかった。感動です。

12.空夢
この流れで空夢行くんだよなあ...とちょっとどんよりした気持ちになったんだけど、会場で聞くと、あんなに切ない歌詞なのに、曲の力で「それだけでは終わらない」という背骨のようなものが大きく大きく響き渡ってくる。「新しい自分になってみたい」「少しずつでいい」という切実さも。

13.oh my love
今回のツアーに参加して「人気あるんだ」と知った意外(失礼)な曲その2。みんな歌うんですよね〜。これはなんだ、僕が行けなかった稲葉さんソロライブの影響なのか。東京でしかやってなかった間にこんなことになってたのか!とか怒ったりはしてませんw、気持ちよく聴いてました。

14.Stray Hearts
ライブで聴いて好きさ度合いががらっと変わった曲。音源で聴いてたときは、タイアップのドラマの印象(観てないけど)と相まって「めずらしく陰気...」と陰気サイドへの引っ張られ方がちょっと苦手かも、くらいだったんだけどen-zeppで聴いて、迫力に圧倒されてそれ以来大好きに。いろんなことをくるんでくれる稲葉さんの懐。

15.Seno de Revolution
もうこっから怒涛だとわかってるので!何も考えず!Say No!大合唱ですよ!気持ちいい〜。この辺でしたっけ?稲葉さんが左足(正しくは右足か)に来て稲ママさんに手で合図してたように見えたの。すっごいいい空気だったー!もちょっと後だっけ?なんかとにかく愛知で観たときより大阪で観たときより稲葉さんが足に来る回数が多かった気がするのは自分がそこにいたからでしょうか。それでいいのです。

16.CHAIN
CGが楽しい〜間奏が楽しい〜でも間奏明けの「CHAIN!」連呼、意外とみんなやらないのよね〜なぜなんだw構わずチェイン!チェイン!叫んでました。気持ちいい!

17.羽
稲葉さん、羽って曲きっとめっちゃ好きなんだろうなーってzeppで聴いたとき強く感じて、今日は僕たちファンみんなこの曲すごく愛してるよねー(他の曲も愛してるけど)と強く感じました。歌詞が言ってることと、音の力強さと、でも曲の感じがただ明るいだけではないところ、全部最高レベルでミックスされてて爆発力が半端ない。

18.YELLOW
こっちは打って変わって曲は明るい楽しい感じなんだけどやっぱ好きw切なさで落とす歌詞なんだけど、ライブでは踊る!暴れる!

19.Starchaser
最後にダメを押すのではなくて、アルバムのこの曲で〆る。zeppでは確か発売前だったから?なのか途中に入ってて、それはそれでピークが作られて印象深かったし、今回のように本編最後に〆る役も似合う。人生後半戦も過ぎてる身にはほんとにぐっと来る歌詞です。

ーアンコールー
20.赤い糸
泣けちゃいますよねえ。セトリ見てないんでどのタイミングからアンコール一曲増えたのか知らないままだったんですけど、一曲増えたのが赤い糸だなんて。間近で観れて惚れ惚れ。でもこれもまさかの伏線だとは…。

21.気分はI'm All Yours
只者で一曲選ぶとしたらこれかなー。稲葉さんには珍しい外連味のない多幸感。もしかしたらなんかあるかもしれない関係性かもしれないけれどでもやっぱり多幸感。こんなハッピーな感じの曲を、ベタベタっとしない感じで聴かせてくれる奇跡。愛する人に身も心も捧げて生きていきます、という気持ちを再確認させてくれる。ほんといい曲です。

22.遠くまで
アレンジ最高。最後の稲葉さんのロングトーン最高。わかってても感動してしまう。

23.Okay
最終日だからなんか明るい感じの曲に変えるかなーと思ってたんだけどそのままOkay。このときはアンコールが一曲増えてることになぜか気づいていないw。赤い糸聴けてるのにねえ。なんて欲深いファン心理。歌詞は重いけど、空夢と一緒で会場で聞くとエネルギーがあるし、オッケー!という掛け声がポジティブになるのでやっぱり〆にふさわしい、没入してました。

24.正面衝突
終わったあ...最終日が終わったあ...寂しいけどありがとう稲葉さん...と、挨拶に向かうメンバーを見守り一礼を待ってたら...

稲葉さん:「徳ちゃんなんでベース持ってんの?置いてきなよ」

からの、徳ちゃん正面衝突のイントロを!!!

ギャーギャーいう会場w

いうて、イントロだけちょっとやって、やっぱやらんよね、っていうオチだよね、って気持ち疑ってる空気の会場w

でもメンバーがそれぞれ楽器持ち始めて「あ、ちょっとやるの?」って空気になりギアあがったギャーギャーになる会場ww

いやー熱かったです。まさかこんな形で伏線回収されるとは!伏線だと思ってるのは僕だけですがw千秋楽の寂しさをぜんぶふっとばしてくれました。摩擦係数の、妙!!全力でがなりましたwそして、会場の「稲葉さーん!」がすごかったです。私も足のさきっちょに来てくれたとき、とうとう叫んでしまいました。ACTIONツアー以来です。最高でした。

これで本当にツアーがしまったんだ、と思ったとき、もちろん寂しかったんですがそれ以上に幸福感とこれから先のやる気を頂きました。満タン充填です。ほんとうに稲葉さんありがとうございます。

最後の最後のMCで、「また、いつか、」と言ってるときの稲葉さんのシーンとそのときの自分の感情が焼き付いています。
「また、いつか、」は、半分以上、もう会えないときの言い回しです。
でも稲葉さんは「きっと」をつけてくれました。(どこかで、もあったようななかったような)
「これが最後かも」と思って参加していつつも、稲葉さんはきっとまた会ってくれると思います。
あの人に恥じないように生きていこうと思います。

心残りは、あんなに左足(右足?)に来てくれたのに、一度も稲葉さんと目があった気がしなかったこと(笑)。私は結構身長高いほうだと思うので、顔は前のお客さんから頭一つ抜けてて目立ってたと思うんだけどなーw