街の本屋で本を買う - 2017/10/07 リブロ新大阪店『歎異抄 2017年10月 (100分 de 名著)』/釈徹宗

何をどこまで信じればいいか君が僕に教えてよ。

詳細は省くがキリスト教葬儀を初めて経験した。家族と新大阪駅で待ち合わせし、先に着いたので時間つぶしのつもりで入ったリブロですぐに目に飛びこんだのがこの『100分de名著 歎異抄』だった。親鸞はこれまでも幾つかの"導き"で何冊か読んだことがある。中でも衝撃が強かったのは県立図書情報館の乾さんに薦めて頂いた『歴史のなかに見る親鸞』。すべてをひとつのものに依る、という点でキリスト教と親鸞ー浄土真宗に類似点を感じていた僕は、では何がその2つを分かつのかを、親鸞を改めて読むことで考えたいと、この『100分de名著 歎異抄』を見て思った。しかし、手元に本は残っているし、その時のノートも残っているから、それらを再読するのが先だと一度は見送った。なのに結局買う気にさせたのは、手持ち無沙汰にスマホを弄っていたら目に入ったヤッさんの「#街のレコ屋でCDを買う」というハッシュタグだった。こういうのはすべてタイミングなのだ。人生はバランスとタイミングなのだ。

そうして、「何をどこまで信じるかを君が僕に教えてほしい」という言葉は、年々自分の中で意味が広がり深みを増してくる。そう、信じるものしか救わないセコい神様を僕自身から信じるのではなく、君に僕が教えてもらうのだ。


4142230794 『歎異抄』 2017年10月 (100分 de 名著)
釈 徹宗
NHK出版 2017-09-25

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街の本屋で本を買う - 2017/09/26 ふたば書房 京都駅八条口店『kotoba 2017年秋号』/集英社

率直に、長く刊行されてほしいなと思います。
アポの待ち合わせまで少し時間があったので入ったふたば書房で一目惚れ的に買い。クォータリーマガジンでNo.29なので、7年前からあるってこと?全然知りませんでした。『MONKEY』以来です、こういう文芸誌的な書籍。一目惚れの理由は「理想の本棚」という特集が、たくさんのリコメンドを一遍に得られるからという節操ないもので、本棚に興味がある訳ではありません。物理的な本棚には正直に言って興味を持っていけない。物理的な本棚は現代人にとってどうしたって制約条件の性質のほうが大きいと思うから。

『新自由主義と僕たちの自由』、『空間を再考しよう』という、『学生を戦地へ送るには』を読んだ後にうってつけのコンテンツが。

B07542DJQR kotoba(コトバ)2017年秋号
集英社 2017-09-06

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2017/09/11-2017/09/17の振り返り

  • 充実感が得られない。高いところを見つめたいが高いところがわからない。ライフシフトと言われてもそれが高いところかどうかが分からない。結局、生き残るために何かをしなければいけないということなら充実感からは遠ざかる。
  • 不機嫌の正体。
  • 何も言わなくても責められ、思ったことを言っては責められる。
  • 成果に見合う報酬と賞賛は得られていない。

独走会 - 2017/09/10 明日香 70.0km

ケニーが亡くなったことを知らされたのは、僕の45回目の誕生日のあの日だった。

ケニーは僕の自転車友達のひとりで、貴重な年上の友達のひとりだった。TRANSITで出会って、ぜんぜん人との間に壁をつくらない話しぶりで、あっという間に友達にしてもらった。とは言え実際にケニーと会って話した回数は数えられるくらいだと思う。一緒にライドしたことも数えられるくらいだし、飲みに行ったことになると更に数えられるくらいだと思う。その数えられるくらいのライドのうち、たぶん一番長い距離を走ったのが明日香だった。遠い友達だった僕にできるのはケニーとのその思い出のライドの地までケニーを思いながら走ることくらいだった。

僕は人付き合いが得意なほうではないし、仕事のつながりでも出来る限りドライというか、仕事は仕事のつながり、というスタンスを取り続けて45歳になっているので、人の和に入っていくその行き方とか言葉とかがどうしても欠落していると思い知らされることが毎日ある。だけど、ケニーとは違った。ケニーはその豊富な語彙と人生経験と本当に壁をつくらないし段差もつくらないその人格で、僕がどんなふうな言葉で話しても楽しそうに話を続けてくれた。特筆すべきはそうなっても僕のほうも行き過ぎたりやり過ぎたりしてその関係性を壊してしまうようなことが遂に起きなかったことだった。

ケニーが「独走会を卒業します」というコメントを律儀にfacebookにくれた後、ライドはいいから一緒に飲みに(僕は飲めないのだけど)行きたいなあと思いながらfacebookも反応がないしどうしてるのかなとぼんやり思っていたときに届いた訃報だった。ただぼんやりとして、ああもうケニーという人に会えないんだという認識がやってきて、それは衝撃的というのではなく、あぶり出しを長い日にちをかけて、一日に二、三度、数分ろうそくに炙っては離して、を繰り返し続けているような感触で、毎日不意に襲ってきては襲ってくるごとにその事実を定着させられていくよう。昔から誰もがいつかはいなくなり、自分もいつかはいなくなり、自分の知っている人がいなくなった経験もしてきてはいるけれど、それを強制的に思い起こしていわば免疫をつくろうとしていた努力をかき消すような訃報だった。


登りを極端に嫌ったケニーが「お気に入りルート」と言っていた竜田川沿い。


飛鳥坐神社。お参りはしたけれど、「神社本庁」のポスターがどうしても気になって、御朱印はもらわなかった。もちろん、単立でなければもうお参りや御朱印はもらわないというほどラディカルではないけれど、自分の御朱印という行為の"軽さ"を顧みるとその都度その都度気を配るのがよいのではないかと思った。

R.I.P. ケニー。



2017/08/21-2017/08/27の振り返り

  • どれだけ効率を上げて生産性を上げて、短時間で業務が完了するようにしても、充実感が得られない。働き方改革とか言っているけれど、この充実感のなさは違うところに問題がある気がする。自分がそうかどうかは別にして、24時間仕事をしているほうが充実感があるタイプの人間もいると思う。そういう人間に24時間仕事をすることを制限するような社会にするのかどうかのコンセンサスが難しい。24時間仕事をすることで充実感が得られる人間は、単に長時間労働ではなく実際に24時間分の成果を上げると思う。
  • 充実感が得られないというのは大問題だと認識するようになった。目的は何か?満足感は何か?その満足感はなぜ得られないのか?考えれば考えるほど根が深く、そこに達せられない状況には絶望感を感じる以外のことはない。
  • それを充実感ではない「愉悦」のようなもので代替することもできない。
  • 記憶力。
  • 整理整頓。

2017/08/07-2017/08/20の振り返り

  • 体調を崩しまくった8月だった。酷く、というよりは軽い夏バテ夏風邪がだらだら続く感じ。必須事項はやれるけれど、それ以外のことはやる気が起こらないというような。
  • 反論は出来たがすべては言えなかった。すべては言えなかったことを腹に貯めておく。反論を丁寧にできたことは収穫。
  • ときどき、論旨についていけないことがある。その角度で言いたいことが何なのか?と思うことがある。そのときに話の流れをどう止めるか。
  • どう思われてもいいという開き直り。
  • プランニングは重要。それと同時に安定性も重要。

2017/07/31-2017/08/06の振り返り

  • 日曜の夜就寝間際から突然体調を崩し発熱し、熱自体は月曜中には治まったけれど、まる一週間かなりすぐれなかった。体が重い、階段の上りが膝から上が重くて辛い、というフィジカル的なものもあるし、強制力義務感のある仕事はやれるけれどそれ以外のことは何もかもやる気が起きない、というメンタル的なものもあった。メンタル面に関しては、何かのきっかけで本当に壊れてしまったのではないか、と思うくらい、前向きというものが失われていた。そういう状況に陥ったことは今まで経験がない訳ではないけれど、今回のはあまりに深刻で焦った。フィジカル面は夏風邪もあるがいわゆる夏バテの症状だろうと、ビタミンB系を栄養ドリンク系で急きょ補充したり、なるべく多く食べるようにしたりした。メンタルはどうしようもなくて、とにかく睡眠を多く取るように心掛けた。金曜、不意に回復してそれからは急速に自分を取り戻していった。
  • 自律神経のメンテナンスは重要。
  • 一瞬、感情に任せているだけだと思っても、冷静になってみてもそれが正解だということは少なくない。
  • しつこく話す。長く話す。説明するのではなくて、単に話を長引かせてみる。
  • やりたいことは姿を現しつつあるので、これもしつこく形にしてみる。
  • まとまった、ひとかたまりの形でやることが本当に大事。

2017/07/24-2017/07/30の振り返り

  • 45歳になった。
  • 調子が悪いと思う。自覚はある。その原因はわからない。フィジカルは特段問題がないように思うが、わからない。
  • 整理に時間をかける。
  • 丁寧に話す。それは、一方ではどうでもいいという構えも必要とする。
  • 自分のやり方を自分で否定する必要はない。
  • ただ、もっと謙虚になったほうがよい。もっともっと謙虚になったほうがよい。

独走会 - 2017/07/16 生駒 - 柳生 - 伊賀上野 - 木津 - 近鉄奈良 99.7km / 1,162m elev.gain

意地の自走。

前日娘とアンパンマンの映画を観に行って、1時間の映画で40分過ぎくらいから娘が飽き始め、残り10分でとうとう抑えが効かなくなりラストを観ずに出ることに。後で聞いたらそこまでのストーリーはしっかり把握していたので理解は出来ている訳だし、つまらないと思ったものを最後まで無理に観たり読んだりすることもないし(子どものころはそれでも最後まで鑑賞し通すということには何か意味がありそうではあるけれど)、それはそうだと思ったんだけど集中力が持たないのはよくないなと思っていて、そう言えばここ最近、俺はライドに出る度に結構途中で切り上げて帰ってしまうことが多く、この”切り上げグセ”は一度断ち切らないといけない、と、自走で100km走るプランを考えてみた。369号で柳生に出て月ヶ瀬を通り伊賀上野、帰りは163号というルート。

369号の長い長い登りを熟している間、昨日のアンパンマンの映画のシナリオが思い浮かぶ。意気地なしのブルブルが、カレーパンマンに「やってみなきゃ始まらないだろう」と励まされて自力の崖超えにトライするけれど、うまく行かずに「やってみたけれど始まらなかった」と悲嘆に暮れる。ここにアンパンマンが来て自分の顔を食べさせてあげて更に励ましてあげる、というくらいまでが観たところだったと思う。人を励ますというのは難しいことだなあ、誰かを励ますのはひとりではなくていろんなカラーを持ったできるだけ多くの人が関わったほうがいいよなあ、と考えながら、こういうのも伝承のひとつなのかなあとぼんやり思う。多くの人を導ける人というのは、それに相応しいやり方を早くから学んでいるんだろうなあと。相応しいというのは消して崇高というだけではなくて、どうやったって不満はどこかに現れるから、その不満への対処方法とかも学ぶのが帝王学なんだろうなあと。その不満への対処は、ある種「割り切っている」もので、自分が生きている間には絶対に解消されないもので、その状態が幾世代後もずっと繰り返されるものだとして成り立っているんだろうなあと。だけど、自分の子どもがこれから住む未来の世界がどんなふうであってほしいかということは考えずにはおられない。これは、子どもがいる人もいない人も、考えられる人もいれば考えられない人もいるけれど、子どもがいない人の、未来の世界を考えないスタンスの典型例というのは確かにある。僕たち奈良県人が伝統にこだわりを持つのは、過去を未来に残したいからではなく、奈良の伝統は100年200年単位の維持を考えられたものばかりで、なぜ100年200年単位で考えられているかと言えば、その時代に平和に寄与した仕組を自分が死んだ後にも維持できるようにそう考えられている。だから、伝統を守ることの中に、”無変化”が固定されている伝統は、奈良の中にはあまりないと思う。それでよくなるなら変えれば良い、ただそれが最善かどうか必要かどうかを判断するには厳しいところがある。

これが今回、僕が369号の登りながらアンパンマンの映画を思い返しながら繰り広げた思考だった。


邑地。道中、コンビニなんてありません。


名張川。柳生からここまでの間に、お猿さん親子と鳶とGT-R軍団に出くわしました。


道の駅 お茶の京都みなみやましろ村。バイクラック普及中。

以下、箇条書き:

  • 行き369号を選んだのは車が少ないからだけど、今の自分に800mの登りは辛い。かと言って帰りの163号は時間がお昼にかかったのもあってバンバン車通るしトラックには幅寄せされたし、悩みどころ。
  • 60km過ぎがヤマと分かってたけど、伊賀上野から月ヶ瀬までの10kmの登りは本当にきつかった。腰回りが痛くて回すのが不快でしょうがなかった。だけど、今日は楽しむことを第一に考えてたので、少々休みを多めにとっても走りきろうと決めていた。
  • みなみやましろ村で休憩した後は、笠置まで下り基調のこともあって綺麗に回せた。30km巡航は流石に無理だったけど、平均25kmくらいはいけた。
  • ただ、傾斜2%程度でもうダメ。
  • 伊賀上野出てからはいよいよ気温があがり、お湯の中を走っているようだった。163号は30分に一回休憩した計算だけど、いくらロードバイクが運動強度の低い運動とは言え、炎天下で30分も運動続けるのはあんまり乗っていない人間には酷なことだと割り切った。
  • ちょっと補給が少ないのかな?と思った。食べ過ぎで気持ち悪くなって走れない、と思い込んでいたけど、もうちょっと積極的に食べてもいい気がした。
  • メリノのアンダーは要らなかった。
  • 60km/40kmの比率で行程組むのはよさそう。

2017/07/03-2017/07/09の振り返り

  • 勝負?
  • いかなるときにも誠実さを失わずにいられるかが試される。
  • 完全になりたい。
  • オン/オフが改めて重要。
  • 頭に入れる作業は、続けるうちにそれ自体の新鮮さが失われた頃に効率が低下する。低下したときにどうやって休息を入れて新鮮さを取り戻すかが鍵。
  • 言葉数を増やす訓練を重ねる。別に嫌がられて困る相手などいない。
  • 記憶力を強化する訓練ではなく、思い出す力を強化する訓練。
  • テンプレート。フレームワーク。プロトタイプ。