独走会ランナバウト・街のサテンで豆を買う - 2017/03/18 近鉄奈良駅 - Yanagimoto STAND - 大和川 - 道の駅大和路へぐり - 牛玉 - 生駒駅

積み重ねられた日々はきっとなんでもない。

気持ちの準備はよくよく早めにやらないといけない。これは分かっていても繰り返すもので、今回は朝7時にスタートすれば丸10時間取れるという、相当長い時間を家族にもらえたものの、10時間使ってどうするのか、というプラン決定をずるずると引き伸ばしてしまい、結局前日夜まで決めきれなかった。挙句、酷く心地よくない夢を見て睡眠不足気味、花粉症もより酷くなっているというコンディションで当日の朝を迎えてしまう。これまでの経験で、早朝起きて1時間くらい立たないと走るテンションが湧いてこないと学習しているので、前回同様輪行荷造りをしてあるのでとにかく電車に乗ってしまえと奈良行きに乗る。そのまま奈良についてしまい、逡巡の後、富雄の超絶かっこいい自転車屋さんTRANSITつながりで仲良くさせてもらっている安川さんの新店Yanagimoto STANDの場所を覗いて、その後は適当に盆地内をぐるっと回って帰ろうとやっと決まる。

起きたときは、この体調で走れるかな、と、全身を気だるさが襲うような状態だったけれど、それも多分走り始めれば大丈夫と薄っすら経験からわかってはいて、実際169号線を下っている途中で「全然走れる」と思い、約50kmを走って帰宅したときも「まだ全然走れる」という状態だったから、次回以降、プランニングの際に、決め兼ねてもそんなに追い詰めて考えなくても案外走れるよ、と気持ちの準備をすればスムーズに走ることができるだろう、とまた経験からひとつ学習することができた、けれど、一体そうやって経験して学習して年齢を重ねるごとに熟練していって、それに何の意味があるのかなあとぼんやりと思った。死ぬことは怖いので、生きることに意味があるのかないのか、という問の立て方は間違っているという説には疑問を抱かないけれど、年齢を重ねるごとに進化するというか成熟するというか、そうしなければいけないというのは本当なんだろうか、そうしたところで果たして報われるのか、報われるのかどうかなんて考えてはいけないとは言ってみても誰もそんなことを考えていない中で孤独にそれを目指し続けるのは(そんなことを考えていない誰もが実は他人に対してだけはそれを求めるというのが当然というような世の中にあっては)残酷なまでのことではないだろうか、と思ったりした。


Yanagimoto STAND。ここまでの距離、ちょっと行って帰るライドに絶好。


めっちゃ遠目で撮った、道の駅へぐり内のSUGITA COFFEE。本店舗のすぎた珈琲はバイクスタンドが目立ってて、一度行きたいと思いながらなかなか行けなかったので、道の駅へぐりに寄ってよかったです(たぶん、道の駅で店出されている時間、本店舗は開いてなかったんじゃないかと思います)。


娘とおみやげは肉と約束してたので、生駒・肉で検索して調べた『牛玉』で山形牛ステーキを買って帰りました。

独走会 2017/02/19 和歌山 76.8km

僕たちは、見たことのない風景を受け入れるために始めたはずだ。インターネットも、ロードバイクも。

思えばインターネットの黎明期、僕がいちばん好きだったサービスはamazonで、いちばん嫌いだったサービスはamazonのレコメンデーションだった。どんな書籍でも検索すれば一発で買えて送料無料で翌日入手できる、これ以上ネットを活かしきったビジネスが今後あるのだろうかと思った一方で、レコメンデーションは心底嫌いだった。購買履歴から類推できる嗜好に基づいた本なんて、そんなもの既に知ってる本ばっかりに決まってるじゃないか。改めて教えてもらうまでもない。普通に生きていたら絶対に知ることのなかったような本を、教えてほしい。だからamazonも使いつつ、本屋さんにも欠かさず足を運んでいた。

ここしばらく、そうそうロードバイクに乗れないことから、乗れる機会には”乗る”ことを、実利を重視して、迷うことないよく知った道を選ぶことで走る時間を長く取れるようにしていた。けれど、そうやって実利を求めていた昨年来、インターネットではこれまでにも指摘されてきていた、「同質化」が一気に噴出した。「いいね!」ばかりに夢中になると、当然、感覚や価値観が似た人たちとばかりコミュニケーションするようになるし、そういう情報ばかり目にするようになる。そうして似た者同士で気持ちよく過ごしているうちに、自ずと感覚は麻痺してくる。

いけない。

そうしてGoogleマップをぐるんぐるん回し、所与の条件である帰宅時間から逆算し、輪行で帰ってこれる円を仮象して、狙いを定めたのが和歌山だった。紀の川沿いのサイクリングは大いに興味を唆る。自宅出発でも100km強なので走れない距離ではないのだけれど、実際的な問題として、朝起きて1時間経ったか経ってないかくらいだと、フィジカルもメンタルも準備が整わなくて、うだうだして結局やめてしまうというパターンを何度も繰り返してきた。のと、とにかく6時台は尋常じゃなく寒い。ので、輪行で橿原神宮前まで行って、そこをスタート地点にすることに。


輪行中。こうやってむりやりスタート地点に体を持っていくと自然とテンションも高まる。


橿原神宮前。7:30に着いて、組み上げたり何なりで結局30分くらいかかる。8:00スタート。まだ尋常じゃなく寒い!30分くらい走っても全然体は暖まらないし外気温も上がらないし、これ大丈夫か?とちょっと不安になった。


一回目の休憩。奥に見えているのが金剛山あたりのはず。


和歌山線を横断。まばゆいブルー!


紀の川横断。ここから本格的に紀の川沿いライドと思うとテンションが一気にあがる。

紀の川沿いはサイクルラインになっていて、土手沿いに自転車道が整備されているところと、途切れて一般道に合流するところを繰り返しますが、分岐するところはブルーラインが現れるので走りやすかったです。しばらく走っていると、ブルーラインを意識するコツも掴めます。この日は最低気温が10℃を切るとかいう予報を覆して暖かめでよく晴れたので、サイクリストの方にもよく出会いました。和歌山に向かう人は少なかったように思いますが・・・こんな走りやすいど平坦ルートが近所にある紀の川エリアの人が羨ましいです。



和歌山駅。予定より30分弱遅かった。

娘と約束したみかんのお土産を探して、有田みかんゼリーと紀の川ブランドの不知火を買って紀州路快速へ。

GARMINのコースを頼りにしながら走るのも久しぶりで、予め作っておいたとは言え、実走時の実感と食い違ったりするとコースが信じられなくなるので止まって確認し直したりとか、今までだったらストレスにしかならなかったようなことも、「見たことのない場所を走る」ためと思うと一部始終全部楽しめる。すべてがフリーハンドで自由度持ってやれることなんてもう一生やってこない、やってこないからこそ、見たことのない景色を、知ることのなかった人を、一見相容れない考え方を求めて、そればかりを選り好んで走れ。例え、そんな走り方をするのが僕独りだけだとしても。

以下、箇条書き:

  • 富雄の超絶かっこいい自転車屋さんTRANSITでOHしてもらってBBをDuraに変えてもらった効果は絶大。ハブメンテもしてもらったんだけど、とにかく回る回る。ヌルヌル回るとはこのこと。これだけで随分楽に走れるようになったと思う。
  • やっぱり一度まとまった休憩を取った後が全然回らなくなる。20km/hになった区間があった。
  • 後半、55kmくらいのときに、左腰あたりがかなり痛くなって回しづらくなった。カメラを肩掛けしていた影響かも。もっと意識しなくていいようなポジションになるよう調整する。
  • 向かい風対応トレーニングをする。
  • 補給はもうちょっと積極的にやってもよかったかなと思う。やっぱり食べるものが難しい。76kmの間に食べたのは、おにぎり一個とシュークリーム一個とスポーツ羊羹2本。

コース:

独走会ランナバウト - 2017/01/29 TRANSIT - 奈良オーガニックマーケット - マルイチカフェ - TRANSIT

ひさしぶりのグループポタリングで体力の低下を激しく痛感。
毎度のことながらあてにならない週間予報に振り回され、行き先を決めきれないまま週末になり、「そう言えばTRANSITんとこの大将がポタリングのお誘い出してたっけな。大将誕生日だしおめでとう言えるしちょうどいいな。でもダートコースになったのかな。ダートならヤだな」と朝っぱらから迷惑メッセージを送ったところ、ロード参加でダート見送り、とのことで混ぜてもらうことに。  

行き先もルートも完全におまかせのライドは、役に立てないので申し訳ないという思いがありながらもとても楽チンでありがたい。今回いちばん思ったのは、よく道を知っていると、信号の極力ない道を選べるんだなーということ。ポタリングだとペースはそんなに大事じゃないかもしれないけど、比較的短時間だからこそ余計に停止を少なくしたほうが走れる時間が増えて楽しい。なので、地元の道はちゃんと把握に努めよう。自分で走るときはわかりやすい道しか考えないので、誰かと走るというのはこういうのがいいところです。  

奈良オーガニックマーケットでNAKAYAMA COFFEE。Organic SanPedro、香ばしさ満載でした。刺激じゃなくて広がり。 

マルイチカフェ。出発前に大将から「ホルモン定食がめっちゃうまいんだけど、ウェブサイトはもちろん電話もわからないので今日やってるかどうかもわからない」と聞かされてたんだけど幸運に恵まれ食べることができました。もう一皿全然食べられるくらいうまかったです。 

ウィルキンソン(辛口)飲んで和み十分エレルギー充填十分、12時も過ぎちゃったのでTRANSITの開店に間に合うよう急いで帰りましょう、なのですが…なぜか西大寺あたりまでで千切れてしまってました。もう全然ついていけん。マルイチカフェまで20kmくらいだし、休憩十分だし、なんであんなに心拍が持たなかったのか全然わかりません。が、なんとなく、最近の傾向で、一度まとまって休んだ後、どうにも足が回らなくなっている気がする。これはリカバリ能力が著しく低いということなのか…。何をどうやって鍛えたらいいのか、どう考えても長時間乗るしか鍛えようがない気がするしそれはもう絶対無理なことなのですが、悩ましいけどちょっと調べてみよう。

独走会 2016/12/23 津 95.6km

荒野を走れ。どこまでも。「今日しかない」と「明日もある」の狭間で。

今年の走り収め、家族に時間を貰って100km走を計画。いろいろなプランを考えたものの、シンプルに163号で津を目指すという、走りなれた旅程で。コンスタントに長距離を走らなくなって久しいし、練習もしていないし、まして先々月肺炎で入院しているし、不安要素が多々あるのでコースは不安要素のないものを。

ところが走り出してすぐ、空気圧チェックをしてなかったことを思い出し、連鎖でサドルバッグに替えチューブを入れたかどうかも不安になる。だけど、少々の不安要素でぐらついていられない、準備は怠ってはいけないけれど必ずしも100%出来る訳ではないから突発事項にも対処しないと、と開き直り、ぐいぐいと走り続ける。手抜きではなく無鉄砲でもなく、この心境に至るまでに費やした時間は嘘ではないと思う。

今回はとにかく52km地点の伊賀上野から70km地点の長野トンネル入り口までの18kmが辛かった。以前、同じルートを走った際はこの区間は快適に走れたという記憶があって油断していた。この区間、ずっと登りとは言え平均斜度3%程度の緩いものなのに、18kmを1時間かかってる。全体を30kmずつに分けるとだいたい同じペースで走れていたのだけど、この区間は数字以上に辛かった。18kmで都合2回足を止めてる。心拍が苦しいとか足が痛いとかではなく、とにかく回したくなくなる、足が。ギアは軽くしているので足に負担はほとんどないんだけど、10数回回すだけで回すことが気持ち悪くなって足が止まってしまう。走りながら、寒さが足に与える影響というものに初めて思い至った。

計画より1時間遅い、約6時間で津着。ただ100kmを走りたかっただけなので、道中の観光も、目的地でも観光も何もなし。写真もほとんど撮らず。7時過ぎに出発したときは「今日は久し振りの長距離だし、無理に新しいルートを選ぶよりも100km安心して走ることに重点を置いて、新しい長距離ルートを走る機会はまた必ずあるから」と気持ちを整理し、走っている最中は「せっかくもらった今日という時間を満喫させてもらわないと。中途半端に切り上げて早く帰ってもそれは意味のないこと、やりきろう」と気持ちを強くし、でも頭の通底では「もう十分やりたいことをさせてもらった、次はいつ走れるかなんてあんまり思わない」という心境にもなり。この二律背反にもがき苦しんだ先に、きっと本当に時間を大切にできるスタンスが待ち構えているに違いない。おみやげには、三重と言えばの赤福でもベビースターでも井村屋でもなく、津に通っていた学生時代にも食べたことのないなが餅を、津駅のファミマで。

箇条書き:

  • 伊賀上野-長野峠間はとにかく寒かった。天気も風向きも目まぐるしく変わるコンディションで、高地はやっぱり冷えるので、それだけで足が言うことを聞かなくなることがよくわかった。膝が痛むし、長野峠を抜けた後、ペダリングは回復しても何度か太ももや膝裏が痙攣した。今はタイツだけど、冬用のパンツをどうするか考え直さないといけないかも。
  • 伊賀上野に到着する数km前からやたらとお腹が空いた。笠置で白むすび半分食べたのだけど、お腹は空くし眠たくなるし、多分若干ハンガーノックだったのかも。伊賀上野でコンビニでスイーツ等々で補給したけど、その後の体調とペースを考えると遅かったのかもしれない。
  • 相変わらず平地が遅い。これはバランス感覚の無さが大きいと思う。それ向けの練習をしたい。
  • 疲れてくるとポジションが決まらないのはそういうものなのかも知れないけど、それでもちょっとポジションを見直さないといけないかも。
  • 財布の着用方法を見直す。バックポケット付きのウィンドブレーカーがほしいけどそれは贅沢。
  • リアライトの電池を入れ替えること。

独走会ランナバウト - 2016/11/23 春日大社 - フロレスタ - ふじ門製麺 - KOHYO東生駒店

病み上がり第一走はやっぱり春日大社。

肺炎を患い入院して以来、それ以前にもましてロードバイクに乗れず、ローラーも全く回していなかったので、以前トラックのサイドミラーに後頭部を撥ねられたときと同様、やっぱりまずは春日大社。尋常ならざる人出と車の中、大仏殿交差点で「本日予約のみ 春日大社」という看板が立っていて何事かと思ったら七五三。

いつものように、いつかの「朝のお参り」で教えてもらった打ち方でひときわ大きい柏手を打ったのち、御朱印を頂きに。いつも御朱印長とは別に紙でもらっていて、その紙に、お願いして娘の名前を書き入れてもらう。春日大社の方は皆さん快く受けてくださる。今日は思い切って「お釣りはいいです」と言ってみたんだけど笑って受け取られず、「なんでしたらそちらに…」という感じでそばにあった募金箱を。なるほど、と思い(確か熊本地震だったと思う)募金しました。実名出すけど北野天満宮なんかは「お釣りはお心遣いとしてお納め頂ければ幸いです」くらいのことが作務所に堂々と掲げられていて、なんか大違いだなあと。そういう「臆面もなさ」が規模の維持には大切だとはよく知っているけれど、これから先の時代、そうではなくなるような気もするなあ。

フロレスタでお土産にドーナツしこたま買って、前から気になっていたふじ門製麺に並んで、そうこうしたら食べ終えるまでに50分くらい使っていて、すっかり足も体も冷えたのか全然回りません。今回は本当に出来としては最悪で、

  • 膝の上の筋肉が痛い。回せていない証拠。
  • お尻が痛い。乗れていない証拠。
  • 帰りは巡航20km切るくらい。とにかく体力が落ちている証拠。

持久力というよりは回すのが下手になっている感が否めない。体重は春に比べたら数キロ落ちているので、推進力は増すはずなんだけど痩せ方が筋肉落ちなのかなあと心配になる。だからと言ってローラーに乗る時間をつくるのも簡単ではなく、短時間のインターバルトレーニングでは「回転運動」の上達にどれくらい効率的かわからないし、月一で走っているだけでは現状維持が精いっぱいで足がどんどん衰えますがもうそれはそれでいいのかなと、ランナバウトでもひーひー言って、帰りはどこからでも登りになるのをひーひー言って月一走るのも、それはそれで愉しみなんじゃないかなと。できることを愉しみつくすのが人間的成長に必要なんじゃないかなと。

KOHYOはここに娘の大好きな瓶詰シマダのラムネがあるから。

独走会 2016/09/11 橿原市民プール

"優しい歌 忘れていた 誰かの為に
小さな火をくべるよな
愛する喜びに満ちあふれた歌"
(『優しい歌』/Mr.Children)

この日走れることになってから目まぐるしく天気予報が変わり、やきもきさせられたけれど結局秋晴れのいい天気。前回に続いてとにかくあまり停止時間を設けず、長い時間乗るのを目的に、今日は南向き。

もちろん今日が911ということを思って走る。

葛城の川沿いで、文化住宅と思しき大きな団地を通り過ぎる。大学生の頃、アルバムの数枚の写真でしか記憶のなかった、5歳まで住んでいた天理の市営住宅を見に行って衝撃を受けたことを思い出す。自分の親が、どんな苦労をして自分を育ててくれたのかを初めて実感できた瞬間だった。

明日香に行こうかと思いつつ少し方向を見失い、葛城・橿原をあてどなく流す間にいくつかの墓地を通り過ぎる。

橿原市民プールはもちろん目的地でもなんでもなくてただ折り返し地点になっただけ。

24号線沿いの天理教本部前で、天理教の信者の方の街頭演説的なものに出会った。自宅の近所でも朝からときどきやっているし、街てもたまに出くわすのでそれ自体は驚かなかったが、演説の内容が、「私の父は天理教の会長を務めています、数年前から麻痺で半身不随です、天理教を信じていても病気にもなります」、不意をつかれたまま、信号が変わり、少し頭を垂れて通り過ぎる。

親父が勤め上げた会社の前を通り過ぎる。

頭の中では「パパ、なんかして遊ぼ」という娘の声がずっと聴こえる。土日だけは、父親がいるからもったいないと思っているらしく昼寝をしなくなった娘の元に、いつものフロレスタとたまうさぎを土産に家路を急ぐ。今日も一日、平穏に暮らせることの感謝と、平穏な暮らしを守るための大小問わない覚悟を自分に改めて問いながら。

箇条書き:

  • ニーウォーマーは非常に良かったが、ちょっと締め付けがきついのか、走るうちに鬱血するのか、ニーウォーマーだけじゃなくてビブもちょっと食い込んでた。3/4ビブがほしい。
  • 久し振りに膝回りがめっちゃ痛くなった。ニーウォーマーに無意識に気を取られて乗り方が雑になっていたのか。
  • やはり50km過ぎあたりが山。ただ、今日は橿原で折り返してからの24号線北上は凄く調子がよかった。後半持ち直せたと思う。
  • CONTOURが2連続でスイッチオンとともに充電切れ。充電の仕方が悪いのか、本気でバッテリがへたったのか。


独走会 2016/09/04 いつかのメンテナンス

”元気なうちにやりたいこと見つけだしたいよ"
(B'z/『あいかわらずなボクら)

8/13に5時間走ってきて、数日後にローラー回そうと前輪をマグライザーに乗せようとしてパンクしてることに気付いて、「またインドアパンクか!」と憤りながらスペアのヴィットリアウルトラライトチューブに交換したらこれがウチのレザインのフロアポンプの口とかみ合わないバルブのチューブで、更に憤りながら同じくレザインのハンドポンプ(なぜかハンドポンプはかみ合う)で空気を入れ、しょうがないなとamazonでいつも愛用していた緑のパッケージでシルバーのバルブの写真が載ってるヴィットリアウルトラライトをオーダーしたら、届いたのは確かに箱は緑だけど中身はゴールドのかみ合わないバルブのチューブ!

ほとほと嫌気がさしつつ何気にタイヤをみたら結構減ってるし小石の刺さりもあったりで、そろそろ交換したほうがいいのかなと、愛用のミシュランを通販サイトで探しまくり、納得の安値だったChain Reaction Cyclesで初めて購入(wiggleは品切れだった)。Trakpakという初めて聞く運送会社使用で待つこと約1.5週間、無事到着したので今日めでたく前後フル交換。チューブはヴィットリアを選ぶと同じ轍を踏む確率大なので、確実に実績があってかつ仕様のわかっているコンチネンタルをチョイス。

若い頃、シラケムードというか無気力世代というかノンポリというかバブルというか、とにかく享楽的で、何かに打ち込むより適当に、時間を無駄に過ごすことに一種の快感を覚えていたバカな僕は、真剣にやりたいことも目指したいことも考えず、何にも一生懸命にならずにまるで生まれた時の貯金を使い果たしていくようにここまで来てしまった。今更やりたいことが見つかってもほぼどうすることもできないし、やりたいことがあっても時間を工面するのもままならない生活を今送っている。なんでオレはあんなにバカだったんだろう、と何度嘆いたかしれない。でも何度嘆いても時間は戻らないしメンタルが強くなる訳でもない。今できることは、いつか走れる日が来たときのために、その機会を活かせるように、時間のあるときに少しずつ準備をしておくこと。そう思いなおして、タイヤ交換後に入念にチェーンクリーニングをしておいた。

独走会 2016/08/27 初氷(みやけ 旧鴻池邸表屋)

思うに任せないを愉しんでみせる。

初氷がこの時期になるのも、自宅から数キロというお店にロードバイクで行けないのも、絶品のいちご氷を食べるためには開店と同時くらいじゃないと食べられないとわかっていてもいけないのも、そういうもんだと自然体。そこをしゃかりきになって目を三角に釣り上げて猛烈に頑張る気にはならないしそこでエネルギーは使いたくないし、さりとて何もしないで諦めるほどやわでもない。タイミングがあったら活かせるような気構えを常日頃から持っているかどうか。そしてそれを維持するためには健全な肉体と健全な魂の両方が必要。

行きは「いちごのかき氷食べるんだー」と言っていた娘も、いちごが売り切れでマンゴー氷が出てきてもおいしいおいしいと食べて、寝る前も「オレンジ(色しかわからないから)のかき氷、おいしかったね!」と繰り返し繰り返し。誰にも一日は二十四時間、一年は三百六十五日。どうやって休むかではなく、どうすればやれるかを考える。

どうすればやれるか、の思考を遮るものは容赦なく捨てる。

独走会 2016/08/13 走行時間5時間

探検、発見、ぼくのまち。

この日、走りに行く予定は先月末に立てていたのに、この日がお盆であり世間的には夏季休暇だということを思い出したのは前日。盆と正月が劇的に走りにくい(車が多いから)ことを思い出し、行先を決めきれぬまま当日の朝を迎え、とりあえず回しながら出した結論は「走行時間5時間」。

ロードバイク始めてからずっと、まとまった時間が取れたら「どこまで遠くに行けるか」を基準にプランを考えてきたけど、そうそう乗れる時間も取れなくなり、そうすると足も衰え、時間的制約がますます厳しくなる。それなら、足を回復させるため、距離ではなくとにかく5時間乗ろう、そして5時間乗るなら地元奈良を気ままに回ることに決定。

大安寺へのお参りを折り返しの2時間30分後に想定して、とりあえず163号に出て加茂過ぎたくらいで木津川跨いで南側の道で戻ろう、と考えていたのに、気が付いたら浄瑠璃寺はこちらとか岩船寺はこちらとか、しまった!あの辺の道には入り込みたくない、無暗に坂が多いのに…と思っていたら奈良阪に出てました。

県境の標識を見て一安心。

ほっとして信号待ちで撮った奈良公園。

大安寺。いつも通り参拝して御朱印を貰いました。

久し振りの図書情報館。乾さんにfacebookでコメント貰ったので通りすがってポストしようとしてたらなんと乾さんにバレる。

大安寺を出るとき、前から行きたかったK COFFEE寄って富雄川沿いで生駒に向かうのがいいかな、と。K COFFEEのマスターは凄いフレンドリーでした。めっちゃ話しかけてもらいました。コーヒーフロート頼んだんですが、シロップ加減を聞いてもらったり、豆を選ぶ相談とか保存の仕方とか、ばんばん話しかけてくれて楽しかった。ぜひロードバイク乗ってほしい。

最後に近所のお気に入り、Le bage寄ってお土産にベーグル4個とリンゴジュース。

意外と道が頭に入ってなくて若干行きつ戻りつしてるし、なんだかんだで結構足止めてるので移動時間が3時間強しかなかったり、だけど、ともかく5時間ライドできたしホームグラウンドを目いっぱい楽しめた。5時間走れないと100km覚束ないので、しばらくはこのライドがいいかも。

久し振りの箇条書き:

  • 50kmを過ぎたあたりでやはり足が格段に落ちる。これは食べてないということもあるかも。5時間走は有用。
  • 11時過ぎてからの、吸い込む空気すら暑いコンディションはつらかった。
  • gizmodeカメラ、移動中に撮影するにはちょうといいと思ったんだけど、輝度が足りなくて画面が見えないのが盲点。
  • ビブショーツ、やはり肩が凝る。

「走行時間5時間」は、稲葉浩志がプロデュースした宇浦冴香というアーティストに『休憩時間10分』という曲があってそれのパロディです(わかるか)。


独走会 2016/07/20 インドアパンク

”何かの罰か
誰かのいたずらなのか”
(B'z/『パルス』)

3日間留守にして部屋の温度が上がったか直射日光が当たったかでパンクしたと思われるリア。
時間があったので、買い置きのチューブで交換。
パンクもひさしぶりだったので、バルブ付近をビードに噛まないよう収めるのにちょっと手間取ったけど無事交換完了。
空気入れてローラー台にセットしといて、風呂入る前にちょっと回そう。

…!?

またパンクしとる!

さすがに萎えます。熱気でパンクしたと決めつけて、チューブ確認しなかった罰なのか…。
面倒と思いながら、ポンプを押しつつ空気漏れ確認、該当箇所のタイヤ確認。
タイヤに亀裂入っているけど、刺さっていたものは取れている様子。
それ、どこに落ちてるねん!?と這って床を見るけど見当たらず。
仕方なく入念に掃除機かけて、再度交換。
最初のパンクチューブと、二回目のパンクチューブと、ついでにパンクしてないけど僕のフロアポンプとかみ合わせの悪いバルブで、空気入れてもポンプ外すときバルブごと外れるので用を成さないチューブ、3本のチューブを苛立ちとともにゴミ箱へ。

思うようにいかないときになんだかやる気が沸き上がるのは、試験前に遊びたくなるのに終わったらどうでもいいやって気分になるのに似ている。

"いつもは考えない
なのになぜか今
やりたいことだらけなんだ"
(B'z/『パルス』)