独走会ランナバウト - 2016/05/29 生駒ー168号線ー25号線ー富雄川沿い自転車道ー近鉄郡山ー24号ー大安寺ードン・チードルーこはくー生駒

体力が落ちてきてあまり走れないというのも悪いことばかりでもないなんて思ったりなんかしたりして。

長い距離を走るつもりにしたときの、あのいつもの億劫になる感はどうにか克服できて朝6:00に起きれたものの、家族の時間の心地よさには抗えず、しかしだからと言ってまたそれでライドを取りやめて、そしてまたしばらく「ライドできなかった」という不満感を抱えて働くのはメンタル上マイナスでしかないので、とにかく「走る」ことに比重を置きつつ、事前にあんまり決め事をしないライドに。

漠然と遠回りして奈良に出て帰ってくる、というのがこのパターンの場合の方針で、前回はくろんど池経由という北側ルートだったので今回は168号を竜田川沿いに下る南側ルートで。王寺手前で東向いて、富雄川で自転車道へ。遠くへ行くことが目的ではなくて、ただただ限られた時間を少しでも多く乗っていたいというとき、自転車道のありがたみを痛感。

近鉄郡山を経由してイオンモール郡山を見遣って真っすぐ東進して県道754号で北進、前回と同じ主旨で大安寺へ。大安寺はとても整っていて、祈祷も丁寧で細かい配慮があります。今日はお参りして御朱印を頂きました。


時間は10:40、樫舎で初氷と行くか、前々からうまいと聞いているドン・チードルで昼飯にするか、悩み悩んで今日は開店直後に乗り込めるドン・チードルを取りました。濃香しおをオーダー。こないだ徳島で尋常じゃなく重い豚骨を食べたところで、この洗練された豚骨は、やっぱり競争が激しいところは違うなあと妙に感心したのでした。めっちゃ旨かったです。

そしていつもの「こはく」でお土産選んで家路。降るぞ降るぞ、という空模様で焦ってとりみ通りの登りも踏んだのですが、案外夕方まで持ちました。


遠出するのではなくて、詰めて詰めて走ろうと思うと、体力がない分こういうライドでも充実感があって、3時間のランナバウトでも十分楽しめるしその分休日の家族の時間も楽しめるし、体力が落ちているのも悪いことばかりでもないなんて思ったりなんかしたりして。

独走会ランナバウト - 2016/04/23 PILOT COFFEE - くろんど池 - 転害門 - 春日大社 - 東大寺大仏殿・二月堂 - フロレスタ - TRANSIT

ランナバウトというのは、ご近所ぶらぶら、という程度の意味の言葉だそうです。

もちろんできれば100km以上を走りたいのですがなかなか難しく、それならばご近所さん交流したいし、もうひとつ切実な思いで神社仏閣参りをしたいというのもあって、奈良公園往復走しました。


PILOT COFFEE。この朝初めてひとりで店に立つデビューの日だったそう。記念すべき日に変な客が来てごめんね、と謝りました。


くろんど池。ほんとにストレートに奈良公園往復走では物足りないので、くろんど池挟んでみました。が、これだけで結構遠回りした感満載。


転害門。この前の369号線って、全然走りやすくない道なんだけど行くと必ずサイクリストに出会います。本格的な恰好の方々はおそらく布目ダム行ったり帰ってきたりなのかなと思うのですが、普通の方々はなぜまたこの道を??といつも不思議に思います。


春日大社。今日はいつもにもまして外国人環境客の方が多かったです。藤目当て?


大仏殿。こちらは修学旅行生が多かったです。


二月堂。初めてお堂に上がったのですが絶景でした。二月堂はお水取りで有名で、お水取りは無病息災祈願なので二月堂へのお参りは健康祈願に向くのかなと思いお守りも頂きました。ここの二体の十一面観音は絶対秘仏だったり、なんとなくおっかない印象なんですが御朱印所の方は戒壇院の方に勝るとも劣らないくらい気さくな方でとても心地よかったです。


その戒壇院に寄る道すがら一息つこうと工場跡をのぞいたらなんと休業日で、どうしようかなと思うまでもなく大好きフロレスタへ。走りながら食べたネイチャーの包み紙はもちろんジャージのバックポケットに。

帰りに、富雄の超絶かっこいい自転車屋TRANSITに立ち寄ったのですが、ここはあまりに馴染みすぎて居心地よ過ぎてまるで自分ちみたいでいつも写真撮るのもチェックインするのも忘れます。数分、店主とくっちゃべって冷やかして休憩させてもらって、とりみ通りの登りをイヤイヤのぼって帰路につきました。50kmくらいかな。もっとたくさん顔出したいとこあったんだけど、これからいい季節になっていくんで今後のお楽しみに取っておこうということで。

独走会 2016/03/13 - 未走

この年齢のこの境遇において、独りで遊ぶということの隠された困難さを思い知る。

1か月ほど前から、家族と相談してこの日長距離走する予定にしていてずっと心待ちにしていて、それに合わせてCondorのウォーターボトルとストレージボトル、そしてPOCのDo Flow Allround Trailを新調して気分を盛り上げたりしていたところ、先週身内の緊急事態緊急入院があり、いつもの日常ではない気の張った日々が続いて、一旦落ち着けたのが昨日の土曜日、いつもの日常と違うとは言え特段体調を崩すこともなく今日を迎えられたのに、そして何とか朝6:00に起きることもできたのに、どうにも気力が出ない。長距離走の計画を立てた日の朝、妙に気後れして走り出せないという経験はこれまでにもあるけれど、今日の気力の出なさは尋常ではなく、眠さも手伝ってうだうだと、結局13時を過ぎてしまう。その間、家族と何ということもなくテレビを観たりおやつを食べたり本を読んだり、そういうのが無性に幸せで、そして走る気力が沸かず、結局ご近所ライドすら諦めてしまう。

実際、自分で思っている程には体調は万全でなかったのだろうと思うところもあり、かつ、やはり気持ちの張り方は最大限のものでなおかつイレギュラーな出張があったりで神経を使わないといけないことも多く、気持ちの面で疲労が重なっていたのは否めない。どんなに十全に計画を立て準備をしたとしても、突発的な事態はあり得るし、突発的な事態はなくとも、自分独りなら中止しても誰にも迷惑が掛からないので、ちょっとした気の迷い面倒さで出立を辞めてしまう。世の人はこういうことを小さいときから心得ていて、グループを作ったり会を組織したりイベントに参加するという形でなるべく行動を中止しないような工夫をしてきたのだなあとこの年齢になって初めて感じ入り、かつ、それだからこそ独走というスタンスはなるべく大事にして、体力的にも気力的にも若かったときのアクティブさを突き動かすことができるようにいようと改めて思った。

独走会 - 2016/02/12 興福寺

こんな晴れた日は休んで、門を潜ろう。

という訳ではなくて、代休だったので、合間の時間にライトに走ってみたのでした。ライトに走ろうと思い立って、行先を世界遺産から選べるという日常の幸せ。

ほんとにライトというに相応しく、まずはご近所のトリカヂイッパイで全部のせ塩をささっと頂き、

いつものルートで奈良に出てフロレスタで限定モノとネイチャーをバランスよく買い、

興福寺南円堂に参拝して御朱印頂いて元来た道を引き返しました。

ときたま強風もあったけど、天気はこの上なく、陽気のせいか足もすこぶる好調で、気持ちよかったの一言でした。こんなライドができる日々が永遠に続いたらそれだけで幸せでしょう。

限定モノ、大和茶。すこーし、ほんとにすこーしビターな口当たりなのが美味しいです。


独走会・街のパン屋でパンを買う - 2016/01/17 Le Bage

パン屋さんじゃなくてベーグル屋さん。評判よく聞くので食べてみたかったLe Bageに念願叶ってようやく行けました。

ウチからLe Bageまでは2km弱。半径5kmのお使いってロードバイクあると格段にラクで、生駒みたいな、いいお店が結構あちこちに点在していて、スーパーなんかも5km圏内にいくつかある、みたいな郊外都市ではすごく便利なツールです。

お店はかわいらしい色合いのグリーン基調で遠目にも入りやすそうなに思えます。

サイト見て、季節限定の安納芋が出ているのは知っていたので安納芋と、その場で吟味しながらプレーン、エブリシング、ダブルチーズ、イチジクを買いました。そばに添えてあったドリップコーヒーにデカフェがあったので手に取ったらイレブンのでした。原産メキシコと書かれてたので、ウェブでメキシコ産のデカフェが手に入りにくいので別のに変える、というポストを読んだけど、今はメキシコ産に戻せたのかな?とか思いつつこれも買いました。

ベーグルは噂に違わぬうまさでした!安納芋、ダブルチーズ、イチジクは、ベーグルの中にそれぞれ入ってるんですよ!イチジクならイチジクジャムが。チーズならチーズが。安納芋なら安納芋が。生地に練りこんでるのではなくて、実際に入ってる。こんなふうに。

これはおいしいです。ハマります。もうこれ以上近所にお気に入りができると困るんですが・・・嬉しい悩みです(笑)

BAGLE SHOP Le Bage  奈良県生駒市西菜畑町1473-4-1

独走会 - 2016/01/11 走り初め 春日大社

愉しみは本人にしか判らない。何が苦しいのかが他人には判らないのと同じように。

だから、言わなきゃ判らないという人に限って、言っても判らない。これは僕が村上春樹作品を読み始めた頃から一貫してその作品から受け続けている影響。ロードバイクで20km弱の道のりを1時間弱かけて走っていって、春日大社にお参りしてお札・お守りに加え破魔矢と熊手を頂いて、破魔矢と熊手は手で持ってお帰りくださいということなので帰りは高々20kmの距離を輪行で帰る、なんて、ロードバイクに乗る人から見ても神社仏閣参拝が好きな人から見ても何やってんだろうと見えることだろう。だけど僕にとっては、限られた時間でも愉しもうとしているのだ。人のポイントが判らない人ほど、ストレスを感じさせる人はいない。例え、その人のメンタリティが真直ぐで前向きでポジティブなものであったとしても。それはまやかしに過ぎない。

そして、そして仮にそれが「愉しみ」のように見えたとしても、本人の感じていて「愉しみ」という言葉で表したい「愉しみ」と、周りがそれを「愉しそう」と見えて「愉しみ」という言葉で表したくなる「愉しみ」とは必ずしもぴったり合致する訳ではない。特にこのことが「周り」側に立ったとき理解できない者は、けして言っても判らない。そこに深い絶望があり、その絶望と向き合うためには独りで走るしか道はない。

前に走ったのも春日大社で一か月半ぶり。御朱印は過去の参拝を振り返れるのも良いところ。御朱印を書いてくださる方と一言二言会話ができると不思議と嬉しい。

独走会 - 2015/12/27 伊賀上野 via 163号

年を取ると、昔見た景色の見え方をどうしても確かめたくなる時が来る。それが例え不吉な景色だとしても。

年の瀬慌ただしい最後の日曜、行先に選んだのは伊賀上野というよりも国道163号線。2年前の春の早朝、大河原駅を少し超えたところでトラックのサイドミラーに頭を撥ねられて以来、163号を走ったことがない。津に行ったり伊勢に行ったり蒲郡に行ったりしているけれど、163号を使ったことはあれから一度もない。もちろん、何度か走った道なので、方角が同じでも違う道を走ってみたいという気持ちがいちばん大きいけれど、ロードバイクに乗り始めの頃に走った道なので、辛かった記憶が濃くて敬遠勝ちになるのと、やっぱり事故の記憶からなんとはなしに及び腰になっていたというのは否めないと思う。

その臆病な己に克つというほど大げさな意気込みからじゃなくて、なぜかこの日走れると分かった時から、163号で三重に出たいという衝動が強かった。あの、大河原から島ケ原にかけての波状攻撃の登り。その先に開ける、学生時代を過ごした伊賀盆地。退屈極まりないコースと判っているけれど、ロードバイクを乗り出したあの頃の自分と何かが変わっているのかを確かめられるのか。

自分のイメージでは木津川を並走するあたりからが163号を走っているという感じなんだけど、生駒から伊賀上野だと木津川並走までに全行程の1/3が終わってる感じで、メインイベントは結構終盤ということになる。休憩ポイントの笠置キャンプ場前のコンビニまでは可もなく不可もなくで走って来れたけれど、その先がペースが伸びず、こんなんじゃあもう俺100km走ることなんて一生できないんじゃないかなあという思いが沸いてくる。休憩の笠置28km地点を出たのが走り始めから1時間30分後くらいだったので、この先に登りが3段待ち受けるのに、到着は何時頃になるだろうと重い気分になってくる。けれど、いつか自分に言い聞かせた「この先、万全で走れる日などもうやってこない。だから、走れていることに感謝しろ」という言葉をまた自分に言い聞かせて、走る。

最後の島ケ原の登り、辛い、辛い、と頭の中で繰り返すけれど、心拍は150bpm前後で8%強を登るときのいつもの心拍に較べれば全然緩やかなほう、足も太ももも痛くないし、呼吸も乱れてない、辛いと思っているのは頭の中だけで、ゆっくりでも回し続けることのできるコンディションだとこれも自分に言い聞かせ、何も考えずに丹念に回す。

走っていた時は判らなかったけれど、4年前の自分のデータと較べてみると、平均移動速度で6km違うし、トータルの所要時間もまったく違う。休憩も笠置の一回だけで、あとは少しも止まることもなく走り切った。今の自分にとっては自然なことだけれど、改めて4年前の景色と照らし合わせることで気づけることがあったんだなと、そしてあの恐怖心も克服することができたかなと振り返りながら、帰りは電車を4回も乗り換える輪行で2時間かけて帰宅。上野市駅で30分電車を待ったので、自走しても同じくらいの時間に帰れたかもな、と思いながら。

独走会・街のパン屋でパンを買う - 2015/11/23 春日大社・こはく

言葉が痩せ細っていくのは、希望を持って生きていないからだ。

三連休の最終日、時間を得ることが出来、どんなふうに走るか逡巡し、馴染みのルートをリラックスして走ろうと平城宮跡経由で春日大社へ。

春日大社は七五三。いつものように御朱印を頂き9:30。この時間に営業している喫茶店というと工場跡事務室しか知らず、覗いてみるも連休の朝、やっぱりみんなここに来るようで待ち列二人。なのでもう家路についてパン買って帰ろうと、法連町の「こはく。」へ。

帰り道、ふと、先日、cafe cafuaで、ブログを読んでもらってると話してもらったことを思いだした。ああいうとき、どんな風に話せばよかったのかなあと少し後悔していたこともあったが、恥ずかしいと言った言葉には嘘はない。インターネットの黎明期からホームページを作ったり日記を毎日更新していたり、書くのが大好きだったけれど、ここ数年、思うように書けないなあという実感は強くなるばかりで、だから、ブログというオープンなウェブ上に書いている以上誰かに見てもらえることは百も承知の上で、いざ読んでくれている人と出会うと恥ずかしいと思ってしまう。しかし、読んでもらっていると聞いたことで、急に少しブログを書くときの心持が変化したような気がした。これは一体何だろうと考えると、読んでくれるから嬉しいという単純なことではなくて、自分の想いを向ける何かがどこかにー将来にーあるのかどうかが、言葉を生み出す厚みを生むのではないのかと思い至った。そうすると、若い頃の自分は、何かにつけ夢とか将来とか言うのがあまり好きではない性分だったけれども、あれだけ毎日言葉が湧き溢れ出ていたのは、つまり、自分の想いを向ける将来が、希望があった、それを信じていたということだと思い至った。そして、そういうことを忘れ、社会にも日常にも諦めと諦めの埋め合わせとしての怒りでごまかしているうちに言葉は痩せ細っていっていた。

しかし今私は家族とともに、少しずつ自分を変え、新しい自分の理想を模索し、形作ろうとし、そして新しい言葉を獲得しようとしている。そこに抱いている夢や希望は、どれだけ荒唐無稽なものでもよいのだと、そうすることで言葉を獲得していくことが生きていくということなのだと、富雄からの登りをこなしながら強く自分に覚え込ませていた。

 

独走会 2015/09/19 周南ー周防大橋ー新山口 76.0km

もうこの先、万全で走れる日などやって来ない。だから走れていることを有難く思え。

去年もこの時期、まるで夏が戻ってきたかのような超好天と書いていて驚き。そんな絶好のコンディションの下、今年は去年とは反対方向、西に向かって走る。一度、防府まで走ったことはあり、今回はそれよりは先に行きたいというスタンス。

本音は下関までの110km前後を走りたかったのだけれど、戻りの新幹線・在来線の便数を考えると、状況に応じて切り上げるところを考えないといけない。前回の防府も、45kmとは思えないくらい疲れた記憶があり、そういうことを頭に入れながら走る。


防府天満宮。前回は防府に着いただけで、ケータイで検索して見つけたラーメン屋でラーメン食べただけで詣でなかったので、今回はどうしようかとちょっと迷ったけれども北野天満宮詣でたし三大天満宮の二つ目はやはり詣でない手はない、ということで。


御朱印。北野天満宮以上にシンプルではないかと。

防府までは非常に快調で、2時間で45km走れたし(遅いけど)、息も心臓も足も全く疲れなかったんだけど、唯一、頭痛が酷い。いつも肩は多少凝るんだけどいつもの比ではないくらい肩が凝り、それに釣られて頭痛が激しくなるように感じる。防府を出てからも、走るためのフィジカルは全然問題がないけれど頭痛が収まらないので、どこかで切り上げないといけないかなと考え始める。と同時に原因も考え、前から思っていたがどうもキャップがきついのではないかと疑い、休憩タイミングではないタイミングで停止し、キャップを脱ぎ休憩する。休憩すると頭痛は治まるけれど走り出すと程なくまた頭痛がぶり返す。防府天満宮で1時間も費やしてしまったこともあり、当初通過ポイントの一つと考えていた周防大橋を越えたら帰路に着くことに。


周防大橋。眺めは抜群でした。

その抜群の眺めに目を奪われている際、不意に「この頭痛は、ビブが原因だ!あれで肩が凝ってるんだ!」と急にはっきり気づいたのでした。

周防大橋を渡った後、マップを見てみたら、10km前後で新山口駅だと判ったのでナビをセット。強がりではなく、時間さえ気にしなければまず間違いなく下関にはたどり着けたくらい走りの調子は良く、練習の頻度は疎らでも、五年も続けているとそれなりにその時々の状況に合わせて楽しむことができるようになるもんだとしみじみ。以下恒例の箇条書き:

  • そうは言ってもキャップはきつい。買い替えたほうがよい。
  • 初めて実戦投入したビブは、お腹周りのストレスが全くなく、走る上ではこの上なく快適だったけれど、ビブが原因で肩こり→頭痛が一因として間違いないと思う。積極的に使って慣れるべきか。
  • 長い休憩を取ってしまうとペースが落ちる。前から分かってはいるんだけど、特に参拝など行うとどうしてもそれなりに時間がかかる。
  • 補給タイミングはこれまで反省を活かし、こまめに行うことを実践できた。
  • ダンシングすると大腿四頭筋が攣る。踏み過ぎか。伸ばせていないのか。ポジションか。
  • パッカブルシューズは輪講ではやはり有効。カメラが一番持っていくかどうか悩む。時間がシビアな工程だと使う時間がない。

独走会 2015/08/23 夏の終わり

ただ、一さいは過ぎて行きます。

年を取るというのはこの年になると本当に辛いもので、時間はただ流れていくだけ、というような意味の有名な文章があったよな、と思いだしてみたこの一文が、太宰の一節というのを即座に思いだせませんでした。引用するには不適切な気もするけれど、本当にただ淡々とした気分を表すのにこれ以上の一文もないのです。

来週の土日は予定が埋まっているので、今日のライドが夏の終わり。1時間、走りっぱなしで帰ってこれるルートということで、富雄から阪奈に乗り、尼ヶ辻橋西詰のも一つ向こうで南に折れて少しだけ自転車道を走ってすぐ西向いて308号で引き返し、富雄川沿いに北進して生駒に帰る、という全くいつものルート。どこに行くにもこの道を使わないといけない、普段使いのルート。この普段使いのルートを、時にハイケイデンスで、時にシティサイクル並みで、気持ちよく走ります。長い距離でなくても、長い時間でなくても、見知らぬ土地でなくても、そのときはそのときにしかないもので、一さいは過ぎていき二度とは帰ってこないのですから。We're dancing in the stimulation. そのときの体験は常に新しく、それを粗末に扱わないことが人生を有難いものにしてくれる。

行きつけのカフェ、mother beansによってお気に入りのキャロブケーキを買って、「自転車ですか?」と一通りの会話で店を出て、5分もしない自宅に着いたらなんとヘルメットを脱ごうとして初めて忘れてきたことに気づき、慌ててもう一度mother beansに引き返すなんて、たった1時間のライドでヘルメット脱いだことが分からないくらい疲れるようになっちゃったのかな、なんてただ思った夏の終わり。