街の本屋で本を買う - 2018/05/12 旭屋カルチャースクエアイオンモール奈良登美ヶ丘店『ペンギン・ハイウェイ』/森見登美彦

触発。SHOCK HEARTS!(THE YELLOW MONKEY)

この2,3年の体調不良は歯が原因じゃないかと最近娘と同じ歯医者に通い始めて、治療後40分くらい飲食業できない間に本屋にて、”生駒市民なら読まないとね!”というポストに触発されて。そう、これ未読だったなあ。なぜか遠ざかってしまうことがあって、機会があるならとらまえないとなあと。イエモンもなんか遠ざかってしまうことがあるんだけど"HORIZON"よかったしなあ。

旭屋カルチャースクエアイオンモール奈良登美ヶ丘店 奈良県生駒市鹿畑町3027番地

街の本屋で本を買う - 2018/01/26 amazon『オペレーションZ』/真山仁

なんで「街の本屋で本を買う」なのにamazonかというと、街の本屋どこも置いてなかったから。

最初、amazonで検索したら「現在在庫切れ」に続いて発送予定が4,5日後という珍しいシチュエーションで、それなら近所の本屋で買おう、この話題の書がない訳ないだろうと回ってみたのだけど、ない!最寄りの啓林堂書店生駒店、その次の啓林堂書店学園前店、そして西大寺のジュンク堂書店奈良店、どこもない。そういう訳で、街の本屋の状況がよくわかる事例だなと思って書いてみた。

今回、三件回って改めて思ったのは、本屋にある小説新刊の書棚の少なさ狭さだった。ちょっと前までは本屋と言えば小説新刊の棚が圧倒的だった。今ではほんとに見る影もない。三件本屋を歩き回って棚の配分についていろいろ思うことがあったのだけどすっかり忘れてしまった。

B078JGRM6V オペレーションZ
真山仁
新潮社 2017-10-20

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街の本屋で本を買う - 2017/10/21 啓林堂書店生駒店『Black Box』/伊藤詩織

まず間違いなく今年のナンバーワンでしょう。必読。でも全然耳にしない。目にしない。

当時TBSワシントン支局長の山口敬之氏を告発する内容になる本著。facebookで出版されることを知り、しばらくしてまたタイムラインに流れてきて、「あれ?もう出版されてるのかな?」と思ってamazonを見たら10/18付で発売になっていて、それならと近所の近鉄百貨店内の啓林堂書店へ。これだけのインパクトの新刊だから簡単に見つかるだろうと思って平積みコーナーに行ったら…

ない!!

正直、何の基準で選んでいるのか全然わからない平積みコーナーでした。もうちょっとテーマ性のある平積みコーナーだった気がするけどなあ。結局、普通の単行本の「ノンフィクション」の棚にありました。この本はもうちょっと前面に出したほうがいいと思うけどなあ。


4163907823 Black Box
伊藤 詩織
文藝春秋 2017-10-18

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街の本屋で本を買う - 2017/10/07 リブロ新大阪店『歎異抄 2017年10月 (100分 de 名著)』/釈徹宗

何をどこまで信じればいいか君が僕に教えてよ。

詳細は省くがキリスト教葬儀を初めて経験した。家族と新大阪駅で待ち合わせし、先に着いたので時間つぶしのつもりで入ったリブロですぐに目に飛びこんだのがこの『100分de名著 歎異抄』だった。親鸞はこれまでも幾つかの"導き"で何冊か読んだことがある。中でも衝撃が強かったのは県立図書情報館の乾さんに薦めて頂いた『歴史のなかに見る親鸞』。すべてをひとつのものに依る、という点でキリスト教と親鸞ー浄土真宗に類似点を感じていた僕は、では何がその2つを分かつのかを、親鸞を改めて読むことで考えたいと、この『100分de名著 歎異抄』を見て思った。しかし、手元に本は残っているし、その時のノートも残っているから、それらを再読するのが先だと一度は見送った。なのに結局買う気にさせたのは、手持ち無沙汰にスマホを弄っていたら目に入ったヤッさんの「#街のレコ屋でCDを買う」というハッシュタグだった。こういうのはすべてタイミングなのだ。人生はバランスとタイミングなのだ。

そうして、「何をどこまで信じるかを君が僕に教えてほしい」という言葉は、年々自分の中で意味が広がり深みを増してくる。そう、信じるものしか救わないセコい神様を僕自身から信じるのではなく、君に僕が教えてもらうのだ。


4142230794 『歎異抄』 2017年10月 (100分 de 名著)
釈 徹宗
NHK出版 2017-09-25

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街の本屋で本を買う - 2017/09/26 ふたば書房 京都駅八条口店『kotoba 2017年秋号』/集英社

率直に、長く刊行されてほしいなと思います。
アポの待ち合わせまで少し時間があったので入ったふたば書房で一目惚れ的に買い。クォータリーマガジンでNo.29なので、7年前からあるってこと?全然知りませんでした。『MONKEY』以来です、こういう文芸誌的な書籍。一目惚れの理由は「理想の本棚」という特集が、たくさんのリコメンドを一遍に得られるからという節操ないもので、本棚に興味がある訳ではありません。物理的な本棚には正直に言って興味を持っていけない。物理的な本棚は現代人にとってどうしたって制約条件の性質のほうが大きいと思うから。

『新自由主義と僕たちの自由』、『空間を再考しよう』という、『学生を戦地へ送るには』を読んだ後にうってつけのコンテンツが。

B07542DJQR kotoba(コトバ)2017年秋号
集英社 2017-09-06

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街の本屋で本を買う - 2017/02/24 三省堂書店京都駅店 『騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編』『騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編』/村上春樹

買った!

出くわした本屋で買うことにしてました。もうちょっと変わったところで買いたかったかな。

さて、いつ読めるかな。

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編
 1 村上 春樹

新潮社 2017-02-24
売り上げランキング : 1


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街の本屋で本を買う - 2016/12/28 ジュンク堂書店奈良店 『<インターネット>の次に来るもの』/ケヴィン・ケリー 『限りなく完璧に近い人々』/マイケル・ブース

久々の実書店での衝動買い。衝動で買うかどうかの決め手は鮮度。

 『限りなく完璧に近い人々』をfacebookか何かで知って、本屋による機会があったら、使ってない図書カードを使ってこれを買おうと思って1か月近く。行けてなかったならファミリーのジュンク堂にたまたま足を運べたので、様子見がてら買いに行ってみる。
 『限りなく完璧に近い人々』って、どういう分類の棚にありそうだ?と思ってフロアをぐるっと回ってみたけど、全然勘が働かない。難波店とか本店とかだと何となくぶらぶらしてたらこの辺にありそう、ってすぐわかるのにこの違いは何だろう?と思う。今から思うとこれはたぶん、話題になっている本に対する店側の感度とその配置の仕方の差なのかなあ、と思ったりする。店舗面積が狭いとその分、目立たせられる場所も少なくなるので不利なのかなあ。
 そういう訳で、検索機を使いたくなるのだけどこの検索機の場所がまたわかりにくい。これも本店や難波店だとわからないなんてことはない。行きつけてるということもあるけれど、レジ回りにすぐあるからすぐ目に入る。奈良店はレジからは見えないところに配置されてる。あれはちょっと改良の余地があるんじゃないか。
 ともかく、検索機を使って無事『限りなく完璧に近い人々』を見つけ出し、レジに向かう途中で目に入ってしまったのが『<インターネット>の次に来るもの』。『テクニウム』のケヴィン・ケリーの最新刊ということで、反射的に即購入。年末年始、時間があるようで毎年ないので読み切ることはできないと思うけれど、なるべく読み進めておきたい一冊。
 レジで図書カードとカードを出したら「iD払いもできますがいかがなさいますか?」と質問された。ジュンク堂はiDも使えるんだ。でもふと思ったんだけど、hontoってiD払いできないよね、ネット書店なのに。というか、オンラインショップって電子マネー使えないのが普通な感覚なんだけど、オンラインショップなのに電子マネー使えないってなんか変じゃないか、単純に。iD使えればdポイントをキャッシュバックで充当出来たりいろいろいいんだけど、なんで電子マネー使えない方がデファクトみたいになってるんだろう。
4140817046 〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則
ケヴィン・ケリー 服部 桂
NHK出版 2016-07-23

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4041033896 限りなく完璧に近い人々 なぜ北欧の暮らしは世界一幸せなのか?
マイケル・ブース 黒田 眞知
KADOKAWA 2016-09-29

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街の本屋で本を買う - 2016/11/10 ふたば書房・京都駅八条口店 『文庫X』

これは痺れた。絶対買いです。まだ買ってない人、明日必ず買ってください。

だいたい書籍に関する大きな話題になりそうなトピックは、少なくともテレビが伝えるよりは前に一通りキャッチする感度のアンテナは持ってるつもりだったのに、あろうことか「おはよう日本」で初めて知ったのがこの『文庫X』。盛岡のさわや書店フェザン店の方が、どうしても勧めたい一冊をどうやって勧めれば届くのか考えた結果思いつかれたのがこの「匿名方式」。書籍名がわからないようにブックカバーで多い、そのカバーに推薦文を一面に書いてある。これは買わないとな。と思って数日過ごしていたら、京都駅を歩いていた時横目に飛び込んできた文庫X。即購入。

買うまでは、話題になるような本は読まないまでもだいたい知っているつもりだし、もしかしてすでに持ってる書籍と被るかも、みたいなことを思ってたのですが、恥ずかしいことに存在も知らない本でした。自分の視野の狭さと驕りを猛省すると同時に、まだ読み始めですが、この本をどうにかして広めたいと思われたさわや書店さんの気持ちはめちゃくちゃ伝わりました。これは確かに、時代を揺るがすノンフィクションに違いありません。このことを、国民の大多数が知るか知らないかは、社会がどちらの方向に進むのかに決定的な影響を与えると思うくらいのインパクトです。絶対買ってください。

街の本屋で本を買う - 2016/09/21 ジュンク堂書店難波店 『書店と民主主義』/福嶋聡

あの、店長さんにレジ打ちしてもらった記憶もまだ新しい今(と言っても一年経つのか)、その店長さんの著書に巡り合える。

こういうことがあるとつくづく自分のアンテナが鈍っているなあと落ち込んでしまうけれど、それでもまだどうにか生きているアンテナもあるんだなあと感謝もする。しないといけない。仕事の合間に少し時間があったのでジュンク難波店を一周してみて、レイアウト変更っていつだったんだろう、ずいぶん来てないもんなあ、もしかして前来た時すでに変わってたけど覚えてないだけなのかな、とかぼんやり思いながら階段とトイレに挟まれた棚を(トイレ側から歩いて)最後に概観していたら、いちばん最後に目に入ったのが『書店と民主主義』発売記念フェア棚と、ポップとして張り出された著者の文章。『紙の本は、滅びない』に関する内容だった。僕は紙の本が滅びないとは思っていないが、滅びないと言ってしまうことでの自己実現の力を信じている、というような内容だったこの著者の文章に強く捉えられて、『書店と民主主義』というタイトルが俄かに大仰ではない響きになり、昨年の民主主義フェアの一件に思いを馳せることになり、そうして難波店店長さんにレジ打ちしてもらったことを思い出し、その場で「あ!」と大声を上げんばかりになり、もうそうなったら購入を躊躇うことなく手にしていたのでした。

この本を、『ひろった・あつめた ぼくのドングリ図鑑』と一緒に買う中年のおっさんは、若い書店員さんには相当に奇異に移ったんじゃないかなあ。

4265043623 ひろった・あつめた ぼくのドングリ図鑑 (ちしきのぽけっと12)
盛口 満
岩崎書店 2010-09-24

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4409241095 書店と民主主義: 言論のアリーナのために
福嶋 聡
人文書院 2016-06-13

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街の本屋で本を買う - 2016/03/16 大垣書店イオンモールKYOTO店『「反戦・脱原発リベラル」はなぜ敗北するのか』/浅羽通明

たったこれだけのことをメモするのが5日後になる、それくらい忙しい毎日を過ごしています。

仕事と仕事の合間で移動もできない時間ができた京都駅界隈で、書店を覗こうと少し離れたイオンモールの大垣書店に。フロアを歩いていると紀伊国屋書店出版部の60周年フェア「本は、原点」の棚が目に留まり、ラインアップを眺めていたらふとちょっと前何かの書評で見て気になっていた本著を思い出して購入。

本著を思い出すきっかけになった、「本は、原点」フェアに陳列されていた書籍もものすごく気になるものだったんだけど残念ながらメモを忘れていて、「本は、原点」で検索してもラインアップがわかるサイトもなかった。ので、近々また大垣書店イオンモール京都店に行かないと。

448006883X 「反戦・脱原発リベラル」はなぜ敗北するのか (ちくま新書)
浅羽 通明
筑摩書房 2016-02-08

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