街の本屋で本を買う - 2014/08/17 ジャパンブックス生駒南店 『ハーバード・ビジネス・レビュー2014年9月号』

近鉄百貨店の中に啓林堂が出来て、そう言えばジャパブ(奈良ではみんな知ってる”ジャパンブックス”の略称)はどうなってんだろ?と思って立ち寄ってみたら、”Honya Club"なるものに加盟してました。

「そう言えば啓林堂のポイントカード制度ってどうなったんだろう?」と思って調べてみたら、サイトには記載がなくって、"e-hon"という書店ネットワークに加盟しているのと、近鉄百貨店内にあるので、KIPSポイントが使えるというメリットがあります。対して老舗のジャパブはいったいどういう手を打つのだろう?そもそも何か手を打つのだろうか?と思いながらジャパブに寄ってみると、”Honya Club"に加盟したことを知りました。

"Honya Club"は全国の書店が独自に加盟するオンライン書店で、その特徴は、ネットで注文して近くの書店で受け取れるので送料がかからないということと、ネットで注文しても登録した最寄り書店で購入してもポイントがつくこと。厳密にはネットで購入したポイントと書店で購入したポイントは別なんですが、振り返られるので現実的には共通と言ってよいと思います。

このポイント制度の有効性ですが、正直言ってamazonに勝てていないかなと思います。もっとも大きい理由は、単純にオンライン書店のインターフェースです。ネットで本を買おうと思って最初に出会ったのがHonya Clubでない限り、使おうという気になる人はごく少数だと思います。オンラインのインターフェース設計を甘く見ていると思います。清潔で見やすい本屋に人はリピートするように、使いやすいインターフェースのネット書店に人はリピートするんです。今のところ、Honya Clubは、「時前でポイントサービスを構築できない小規模書店にとってのクラウド型ポイント管理サービス」としてしか機能していないと思います。

そんな書店ネットワークサービスが、少なくともHonya Clubとe-honの2つもあるというのが頂けないな、と思います。小規模書店がネットやメガ書店に本気で対抗してくのなら、もっと結託して必要なコストを圧縮した上で、カラーを出していかないといけないと思います。

そんな「地元の本屋」でぶらっと何を買うか・・・とかなり逡巡したのですが、最近、ニュースでもネットでも何を見るにつけ「働き過ぎ」とか「そこそこで十分」とか、そういう主張ばかりを眼にしてたんですが、結局、やれるようになるためにはやるしかないだろう、と思うところがあって、かと言って単に「天井知らずで遮二無二働け」というイデオロギーは変えられるだけのロジックを立てないと、と思っていたところに「ハードワーク」をタイトルに持ってきた「ハーバード・ビジネス・レビュー」。働きと地元は切り離せない。ということでこちらを購入したのでした。

B005FAPEDI Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2014年 09月号 [雑誌]
ダイヤモンド社
ダイヤモンド社 2014-08-09

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街の本屋で本を買う - 2014/08/05 啓林堂書店生駒店 『ITビジネスの原理』/尾原和啓

啓林堂書店生駒店の出来はともかく、『ITビジネスの原理』は古臭いタイプの本でした。読む必要ないと思います。

私はビジネス書類を、著者が有名かどうかや有名企業の関係者かなどで購入することがほとんどないんですが、『ITビジネスの原理』というタイトルと、マッキンゼー・ドコモ・Googleそして楽天に転職したという著者の経歴をカバーで見て、偶にはそういった先駆者からの情報を取り入れるのもよいのではないかと思い購入してみたのですが、残念ながら、IT業界に身をおいている人間にとってはハズレと言っていいと思います。本としてのフォーマットが古臭いのです。まず業界のトレンドと歴史を多少の「トリビア」的な事柄を織り交ぜながら要領よく(でもこれだけで全体の三分の二くらい使う)説明し、整っているが故にある程度の説得力があると読者に思わせられた頃合いで自分がこの著作で世に広めたかった言説(イコール今後の自分の仕事がやりやすくなるよう世間に浸透させるための言説)を開陳し、最後に「そしてITは人を幸福にする道具へ」というような、「歴史の最終形態が、私のこのアイデアで実現する」的な希望を撒いて終わる。この手のフォーマットの書物が「自分にとって」大して訳に立たないのは自明なのです。そこにあるのは「著者が流布したい言説」なのだから。

具体的に言うと、

  • 著者は「ハイコンテクストがやりたくて」楽天入りした訳だが、楽天が出資している事実に特に触れず、pinterestを「ハイコンテクストなコミュニケーション」としてさらっと紹介している
  • 「ハイコンテクストが最終形」であるかのような誘導がある。実際には、ハイコンテクストとローコンテクストは揺り戻しを繰り返しながら進むものだ。なぜならローコンテクストを必要とする社会や経済や欲望は確かにあるからだ。

結局、本著は「楽天」のイメージアップを意図した内容でしかないと(少なくともITバックグラウンドの人間にとっては)思います。『ITビジネスの原理』と言うほど大仰な内容ではありません。もう少し収益構造などに踏み込んだ内容かと思いましたが残念です。啓林堂の書棚で本著と並んでいた『まいにち見るのに意外と知らない IT企業が儲かる仕組み』と悩んで本著にしたんですが、あちらにすればよかったと後悔です。

ところで啓林堂書店生駒店ですが、駅前図書室も出来、生駒駅界隈の書籍環境が劇的に向上していく中、心配なのはジャパブです。真弓のジャパブも閉店したそうですし。とりあえずジャパブは置いておいて本書店ですが、もちろん悪くはないのですが:

  • あのサイズだと、意外と欲しい書籍がない確率が低くないと思う。一定の面積を占めているので、賃料を考えると売れ筋本を多く置かなければいけないのだと思うけど、そうすると、若干旬を過ぎている本とか、無名ではないけれど本屋が取り上げるような本かなーというような欲しい本があるのかどうか、探すのが結構たいへん。あのサイズの店にこそ、検索機が必要な気がする。
  • レジが高い!あれじゃあおカネのやりとりしにくい人がけっこういる気がする。
  • 自分の好みだけで言えば、特集棚の本はあんまり惹かれなかった。

ちょっとカラーを出しあぐねているところがあるような気がします。近鉄生駒の客層って結構わかりやすいと思うので、思い切ってターゲットを絞った展開にして特徴を出したほうがいいように思いました。

街の本屋で本を買う - 2014/07/25 三省堂書店京都駅店 『悟浄出立』/万城目学

これぞ運命の出会い!

久し振りに思い出してGoogle Analytics見てみたら、(絶対数で言ったらしれてるんですけど)この3,4日、いつもの4,5倍のトラフィック。過去、この辺鄙なサイトへのトラフィックがスパイクしたのは今をときめく國分先生の『暇と退屈の倫理学』をあろうことか國分先生ご本人がツイートしてくださったときか、それ以外だと何故か2,3回『文芸ブルータス』が集中的に検索されて参照されるくらいだったのですが、今回も調べてみると『文芸ブルータス』。ただ、キーワードは『悟浄出立』と『万城目学』で、なんでまた今?と首を捻ってたんですが、たまたま今日時間があって入った三省堂書店京都駅店で『悟浄出立』に遭遇!そういうことだったんですね。

もちろん迷わず即購入。昨日オープンした地元生駒の啓林堂書店で買うという手もあったけど、やっぱり見つけさせてくれた店でその場で買わないとね。読むのが楽しみです。
4103360119 悟浄出立
万城目 学
新潮社 2014-07-22

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街の本屋で本を買う - 2014/07/02 ジュンク堂書店 近鉄あべのハルカス店 『Sunny 第1集~第4集』

これは手元に置いておきたい作品。よくよく考えて。

『Sunny』は松本大洋の半自伝的作品。「星の子学園」という「施設」を舞台にした物語。松本大洋の作品ってどれもなんというかステレオタイプというか、私のような昭和を経験してる団塊ジュニア世代にとっては「クサい」王道ストーリーをド正面からテレさせず読ませて感動させられるのですがこの『Sunny』は極めつけ。毒づいてるようで愛情のあるコテコテの大阪弁(がなぜ四日市で話されているのかという疑問もちょっとあるけれど)のセリフ回しに何度も泣かされそうになります。

星の子学園の園長先生も保護者代わりの立場の先生足立さんも、星の子に凄く親身に接している。星の子は自分たちで星の子学園の子ではない、一般家庭の子のことを「ウチの子」と言って区別している。そんな星の子が界隈で万引きやらの悪さをしても、足立さんは必死になってお店に詫びる。そこでお店のほうも「この子らもいろいろ事情があるってウチらもわかってるから、これでも大目に見てるんですからな…」というようなやりとりがある。私は、「事情があること」を、星の子本人たちも、星の子学園の人たちも、さらに近所の人たちも、皆が普通に認めて生きているこの『Sunny』の世界が素晴らしいと思う。そして、確かに自分たちが子供の頃は、こういう世界が成り立っていたような気がして、園長先生や足立さんは、もはやボランティアかというくらいの生活ではないかと見えるのに、確かに昔はこれが成り立っていたと思うし、現代では成り立たないから見かけなくなったのだと考えると、つまり園長先生や足立さんのような「役割」で生きていくには現代社会は生活コストが掛かり過ぎる社会なのだと思った。昔は、こういった「善意」(というと園長先生にも足立さんにも起こられそうだけど敢えて)の役割を果たしてくれている人が社会にいれるだけの低コストな社会だったのだ。

今は何でも金、コスト。星の子学園のような施設を行政で準備するとしたら、それにいったいどれだけの税金がかかるのかとか人件費がとか、そもそも親の責任だろうとかそんな話ばかりになる。なんとなれば刑務所ですら人権とコストで大変なことになっている。でもほんとうにその角度で考えることが、すみよいコストの社会になるのか?そんなことまで、『Sunny』は考えさせてくれる。

だからこの『Sunny』だけはどうしてもamazonではなくて実店舗で買いたくて、どこがいいだろう?と考えて、雰囲気と機会で決めようと考えたら、行ったことのなかったハルカスを思いついて。『Sunny』の舞台は四日市だけど、天王寺って凄く雰囲気だし。ということでハルカスのジュンクに行ったら、最新刊だけ在庫なかった。これはまた来いってことかな。

4091885578 Sunny 第1集 (IKKI COMIX)
松本 大洋
小学館 2011-08-30

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街の本屋で本を買う - 2014/06/24 本の森セルバさんすて店 『Number World Cup Brazil 2014 Special Issue 2』

これを読むのはもう今日しかないでしょう!

岡山出張の帰り、出張先で本を買うのも久し振りですがタイミング的に今日読む本と言えばこれしかありません。迷わず購入。帰りの新幹線1時間の間、じっくり読みました。ギリシャ戦について語っている記事は日本戦の記事全体の半分以下でしたけど、コートジボワール戦・ギリシャ戦通じて素人ながらに疑問に思っていたところについて回答が得られて納得。あと5時間後にはいよいよコロンビア戦、本当に思い切って挑んでほしい!

B00KTJFWO6 Number (ナンバー) ギリシャ戦速報 2014年 6/30号 [雑誌]
文藝春秋 2014-06-23

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街の本屋で本を買う - 2014/06/07 ジュンク堂書店難波店 『Google Maps Hacks 第2版』

中身を見てからでないと絶対買えない本、そのひとつは参考書。

地図情報の活用方法を少し勉強したいなと思い、ウェブで見れる情報を少しずつ読んでいたのですが、そろそろまとまった知識として学びたいと思い、参考書籍を購入することに。重いし高いし、amazonで書評頼りに購入しようかと思ったのですが、この手の参考書籍は情報量とその見せ方の合う/合わないが個人差の大きいものなので、やっぱり中身を見てからにしようとジュンク堂へ。

amazonのなか見!検索は、物語とか雑誌とかはいいんですけど、参考書はなんというか使うときの「サイズ感」も大事なので、なか見!検索でディスプレイで見ても使い勝手がわからないんですよね。

という訳でジュンク堂でコンピュータの棚をうろうろしたんですが、意外と地図アプリに的を絞った開発書というのはないんですね。欲しい内容とは異なるんだけど『mapion・日本一の地図システムの作り方』が非常に興味をそそられる、参考になりそうな本だったんですがなんとか思いとどまり、GPS情報の詳細かGoogle Mapsの詳細かに的を絞って選んだのが『Google Maps Hacks』。既に開発スキルを持つ人向けの書籍ではありますが、調べたおしてみようかと。そういう決断も、なか見!検索ではできませんしね。

Google Maps Hacks 第2版 ―地図検索サービスをもっと活用するテクニック
Google Maps Hacks 2 Rich Gibson Schuyler Erle 武舎 広幸

オライリー・ジャパン 2007-10-26
売り上げランキング : 562965


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街の本屋で本を買う - 2014/04/15 文教堂中之島フェスティバルプラザ店 『フラニーとズーイ』

女のいない男たち』は目に入ってたけど、これは全然知らなかった!翻訳物とか文芸誌とか、チェックできてないなあ。
仕事から仕事の移動で、オフィスの近くを通るルートで、でもオフィスに戻るほどの時間はないなあ、というとき、本屋が途中にあるとやはりなかなか便利。一回りしてみようと思ったらこれに出くわして即購入。野崎訳は『フライーとゾーイー』。村上春樹は『フラニーとズーイ』。確かこれ、読んだことないはず。最初から村上春樹訳で読むというのも楽しみ。

4102057048 フラニーとズーイ (新潮文庫)
サリンジャー 村上 春樹
新潮社 2014-02-28

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街の本屋で本を買う - 2014/04/08 ジュンク堂書店大阪本店 『BBANKSY'S BRISTOL:HOME SWEET HOME』

実は初めて目にしたのはふたば書房京都駅八条口店なんですが、移動の多い日で荷物が重くなるので迷った挙句買わなかったのでした。
アートにめっぽう造詣のない僕が名前を知ってる数少ないアーティスト、バンクシー。それでも覆面アーティストであること、高尚で警備も厳重なはずの美術館に人知れず自分の作品を展示したりしてしまうアーティストであること、くらいの知識しかありません。でも記憶に残ってる、胸にひっかかりが残ってるアーティストです。 少し立ち読みしたら、「バンクシーは反市場主義者か?」という問いかけをバンクシーの知人だか関係者だかに投げかけているページで、そこでのやりとりが極めて現実的で、バンクシーの活動と意味付けが鋭く言語化されていて、これは全部読みたいなとその場でピンと来ました。でも移動の多い日で・・・残念ながら出会ったふたば書房では買えずに、会社の近くのジュンク堂本店で買うことに。街の本屋で本を買うのにも利便性はついて回ってしまうのです。
4861823536 BANKSY'S BRISTOL:HOME SWEET HOME
スティーヴ・ライト 小倉 利丸
作品社 2014-02-28

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街の本屋で本を買う - 2014/04/07 ジュンク堂書店梅田ヒルトンプラザ店『日経ビジネス3/24号』→三省堂書店京都駅店『WEDGE 2014/4号』

先日、中之島図書館に返却ついでにいつものように10分程度雑誌を読んでいて、ユニクロの経営方針転換を報じた『日経ビジネス3/24号』が(「食卓ルネサンス」という記事も含めて)非常に面白くて通しで読んでしまいました。その非正規社員の正社員転換策を読んでいると、こないだウェブで読んだドワンゴの川上会長が就活を批判している記事を思い出しました。そしてそれが『WEDGE』に掲載されているのを広告で見て、何故JR肝煎りのWEDGEがリクルートを名指しで喧嘩売ってるんだろう?原発大賛成というプロパガンダを掲載するようなレガシーエスタブリッシュよりの雑誌が?と疑問を抱いてしまうと、この就業に関する記事に立て続けに出くわした状況を無視できません。『日経ビジネス3/24号』と『WEDGE2014/4号』を買ってじっくり並べて読みたい!しかしながら『日経ビジネス』は定期購読誌。普通の書店では買えないしと思いとりあえず『WEDGE』を探すけどこれもJRの駅に絡む本屋じゃないとなかなかない。いっそ両方電子書籍で買うか、と思いながらジュンク梅田店でWEDGE探してたらなんと単体売りされている日経ビジネスを発見!ジュンク難波ては見つけられなかったのに。喜んでバックナンバー棚を漁るけどお目当ての号はない…。ジュンク難波でも端末で探してみたんだけど、『日経ビジネス』という、いろんな書籍に被せられる名前のついた雑誌を検索するのは難しく、単体売りが確認できているジュンク難波でも端末で『日経ビジネス』を見つけることはできませんでした。

出張で新幹線に乗る予定があったので、Wedgeは駅で買うことに、日経ビジネスは電子書籍で買って、新幹線で読み比べようと考えましたが、例によって出版社独自の電子書籍のひどいこと。日経ビジネスはNIKKEI BP STOREという電子書籍フレームなのですが、まずもってひどいのはオンラインじゃないと読めない!

オンラインじゃないと読めないということは、どのくらいでタイムアウトになる設定なのかまだ調べてないですけど、あるページじっくり読んでてさあ次のページ、とめくると「ログアウトされました」みたいなメッセージが現れて再ログインさせられる訳です。読んでられるかこんな本!

コンテンツ盗用を防ぎたい意図は重々承知しているんですが、「読めない本」を売るというのはどうにも理解できません。ましてSurfaceの画面サイズに合わせた見開き表示すると本文記事の文字は全然読めません。なので頻繁にピンチしてスライド、を繰り返すことになって煩わしい。それを解消するためなのか、「テキスト」というウィンドウがあって、文字通り記事が標準のテキストファイルのイメージで表示されるウィンドウを表示させることもできますが、そうなると電子書籍である必要ゼロ。記事の内容を組み替えてメールで配信するメルマガモデルに戻ってくれたほうがまだまし。

出版社毎に工夫を凝らして、こんな売れるか売れないかわからないようなプラットフォーム独自開発してお金無駄にして電子書籍化も遅らせるようなら、素直にamazonのプラットフォームに一斉に載ったほうが全然賢いと思います。そうまでして守りたいものはいったい何なんでしょう。TVでさえ視聴者をネットに奪われると言っているのに、このままじゃあ本なんてほんとに見捨てられると思います。

街の本屋で本を買う - 2014/02/17 スタンダードブックストア@心斎橋→天牛堺書店ekimoなんば店 『週刊 東洋経済 2014年 2/15号』/東洋経済新聞社

さすがに東洋経済はなかったですが、日経ビジネスやCOURRIER JAPONは置いていて少しびっくりしました。

昼休み、中之島図書館に返却と貸出に行った際、目に入った東洋経済。表紙に「70歳まで働く 45歳から考える「次の仕事」」。これは買ってよもう、電子書籍版がいいかと思ったけれど読みにくいことは判っていたので、これは紙の書籍で買うことに。

で、売ってる訳ないと思いつつ、ルート上行きやすかったスタンダードブックストアへ。かなり久し振り。スタンダードブックストアにビジネス書買いに来ることなんてなかったので気付かなかったけれど、意外にも「Business」というラベルが貼られた書棚が結構多いです。ビジネス系の雑誌なんて見たことなかったと思ってたのですが、冒頭書いた通り幾つかはありました。Businessの棚はやはりIT絡みのものが多かったです。気になっていた『Yコンビネーター』を見つけたのでしばし立ち読み。有限責任が理解できてなかったドイツ人学生とか、意外と普通にいるんだな~となぜか少し安心。そう言えば、いかにもスタンダードブックストアに来そうな雰囲気の女の子二人組がホリエモンの新刊を手にしてたのをみて結構な衝撃を受けました。サブカルチャーなのかカルチャーなのか、そういう意味でポップになり浸透していくというのはあまり良いことではない気がしました。これは少しきちんと考えたいなと。

店を出てここから最寄りのビジネス誌売ってそうな本屋どこだ?と思い浮かべてみたらこないだ行った天牛堺書店ekimoなんば店が。なんばは四ツ橋筋がジュンクとBook 1stが並んでて便利だと思ってたんですが、やっぱり御堂筋側にあるのは強いですね~。今後はこちらのほうが利用頻度が高そうな気がします。

B00I48R27E 週刊 東洋経済 2014年 2/15号 [雑誌]
東洋経済新報社 2014-02-10

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