街の本屋で本を買う - 2015/08/21 ジュンク堂書店難波店 『ロジ・コミックス: ラッセルとめぐる論理哲学入門 』/アポストロス ドクシアディス クリストス パパディミトリウ アレコス パパダトス アニー ディ・ドンナ 高村 夏輝

ある書物の内容価値は、どこで買っても同じはず、なのだ。
東洋経済ONLINEの"今週のHONZオススメ/書評はこれだ!"で知った『ロジ・コミックス:ラッセルをめぐる論理哲学入門』。『放浪の天才数学者エルデシュ』や『異端の統計学ベイズ』など物凄く面白かった記憶があり、かつ、カーリルで調べたら普段利用しているどの図書館にも蔵書なしだったので、これはと思い購入することに。この手のちょっとニッチな本は大規模書店に行かないと空振りするリスクが大きいので、安全策でジュンク堂書店に。そうしたらその日のうちに「紀伊国屋書店、村上春樹氏の新刊買占め」というニュースが出てげんなり。

ジュンク堂で買った『ロジ・コミックス』もアマゾンで買った『ロジ・コミックス』も紀伊国屋で買った『ロジ・コミックス』も、内容価値は全部一緒。そこが書物の良さとも言える。なのに紀伊国屋はアマゾンに対抗するために、新刊買占めして流通をコントロールする(他社書店には取次経由で流すがアマゾンには流さない)ことでアマゾンに対抗するということらしい。

なぜ人々がアマゾンで買うかと言えば、書物の内容価値は全部一緒で、アマゾンで購入することの利便性が他書店で買うより高いからだ。だから実書店は、それ以外の、購入者にとってプラスになることを提供するのが正しい企業努力であることは疑いがない。例えば私は東洋経済オンラインの今週のHONZレビューで『ロジ・コミックス』を知った。こういう本の紹介自体も一つの提供価値。紀伊国屋は新刊を買い占めることで、購入者に対して一体どんな価値を提供するというのだろう。一括仕入れによって仕入れ価格を引き下げて、アマゾンより安価で販売するとでも言うのだろうか。もしそうだとしたら、再販制度を楯にしながらの凄まじい茶番だと思う。


ロジ・コミックス: ラッセルとめぐる論理哲学入門 (単行本)
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街の本屋で本を買う - 2015/06/10 ふたば書房京都駅八条口店 『日経ビジネス 孤高の製造業ファナック』

日経ビジネスはアマゾンに売ってないので『街の本屋で本を買う』にうってつけなんですがリンクが見栄えしなくて困るのです。

京都には日本が世界に誇る製造業があまた有って、その中の一社を訪問するために乗る電車の発車十数分前に立ち寄った本屋でこれを見つけてしまっては買わないで立ち去ることはできませんでした。父がファナックと同業の工作機械メーカー勤務だったこともあり、興味は一入。こういった知識を知ることは最低限の基礎知識であるにも関わらず、こういった知識を知らずとも商売を続けられたことを恥じ入りつつ、かと言ってこの最低限の基礎知識を次のレベルの、新しいビジネスに繋げるには相当の地道な積み上げが求められるけれども投げ出さない。

街の本屋で本を買う - 2015/04/10 ジュンク堂書店天満橋店 『日経ビジネス まるわかりインダストリー4.0』

惹かれたのは『りゆうがあります』だったけれど、「”トヨタが下請け”に!?」の釣りには抗えませんでした。

仕事終わりに少し立ち寄ってみたら、入り口にでかでかと紹介されていた『りゆうがあります』。買うかどうか悩みながら店内を一周していると目に飛び込んできた「インダストリー4.0」。製造業のお客様を多く担当しているので、IoTとかインダストリー4.0は拾い読むようにしているけれど、「”トヨタが下請け”に!?」はさすがにつられてしまう。

早速立ち読みしてみると、ポイントは非常に非常に明快で、深く頷けるものでした:

「トヨタさんがインターネットにつながせてくれない」
ネットに接続すると「生産ノウハウが社外に流出しかねない」と、トヨタが難色を示しているからだ。
故障したらその場で人がすぐに対応できるように「担当者が工場に常駐して見張ってほしい」とトヨタから要望されたという。

日本でITビジネスに関わっている人ならほとんどがこれを読んで頷くと思う。「どうすれば安全に接続できるか」という技術的議論には経営層はついていけず、ひたすら安全策に走る。何かと言えば「やっぱり最後は人です」式の発想になる。そりゃもちろん人間というインターフェースがいちばん優秀に決まっている。決められた手続き・プロトコルでしか仕事ができない機械やコンピュータに比べ、人は自然言語で指示ができる。でも、たかだかと言っては申し訳ないけれど、機械を一日中見張っているだけの「簡単なお仕事」に着く人に、いったいどんなキャリアパスが望めるというのか。3年見張ったら課長とか部長とかって、今時の企業でそんなキャリアパス確保しておけないのは周知の事実だと思う。なぜなら、グローバルでは実際にインターネットを使ってこの部分を機械化・自動化することが進んでいるからだ。

実は生産性なんて何も考えていないのではないか。いつまでたっても自社の生産性だけで、自社の生産性をあげるために、非効率を外部化しているだけなのではないか。確かに人がする仕事を残すのは重要なこと。でもそれは、一日中機械を見張るような仕事のことではない。

こうやって尻込みしているうちに、いよいよものづくりでもまた遅れを取ってしまうのか?

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街の本屋で本を買う - 2014/08/17 ジャパンブックス生駒南店 『ハーバード・ビジネス・レビュー2014年9月号』

近鉄百貨店の中に啓林堂が出来て、そう言えばジャパブ(奈良ではみんな知ってる”ジャパンブックス”の略称)はどうなってんだろ?と思って立ち寄ってみたら、”Honya Club"なるものに加盟してました。

「そう言えば啓林堂のポイントカード制度ってどうなったんだろう?」と思って調べてみたら、サイトには記載がなくって、"e-hon"という書店ネットワークに加盟しているのと、近鉄百貨店内にあるので、KIPSポイントが使えるというメリットがあります。対して老舗のジャパブはいったいどういう手を打つのだろう?そもそも何か手を打つのだろうか?と思いながらジャパブに寄ってみると、”Honya Club"に加盟したことを知りました。

"Honya Club"は全国の書店が独自に加盟するオンライン書店で、その特徴は、ネットで注文して近くの書店で受け取れるので送料がかからないということと、ネットで注文しても登録した最寄り書店で購入してもポイントがつくこと。厳密にはネットで購入したポイントと書店で購入したポイントは別なんですが、振り返られるので現実的には共通と言ってよいと思います。

このポイント制度の有効性ですが、正直言ってamazonに勝てていないかなと思います。もっとも大きい理由は、単純にオンライン書店のインターフェースです。ネットで本を買おうと思って最初に出会ったのがHonya Clubでない限り、使おうという気になる人はごく少数だと思います。オンラインのインターフェース設計を甘く見ていると思います。清潔で見やすい本屋に人はリピートするように、使いやすいインターフェースのネット書店に人はリピートするんです。今のところ、Honya Clubは、「時前でポイントサービスを構築できない小規模書店にとってのクラウド型ポイント管理サービス」としてしか機能していないと思います。

そんな書店ネットワークサービスが、少なくともHonya Clubとe-honの2つもあるというのが頂けないな、と思います。小規模書店がネットやメガ書店に本気で対抗してくのなら、もっと結託して必要なコストを圧縮した上で、カラーを出していかないといけないと思います。

そんな「地元の本屋」でぶらっと何を買うか・・・とかなり逡巡したのですが、最近、ニュースでもネットでも何を見るにつけ「働き過ぎ」とか「そこそこで十分」とか、そういう主張ばかりを眼にしてたんですが、結局、やれるようになるためにはやるしかないだろう、と思うところがあって、かと言って単に「天井知らずで遮二無二働け」というイデオロギーは変えられるだけのロジックを立てないと、と思っていたところに「ハードワーク」をタイトルに持ってきた「ハーバード・ビジネス・レビュー」。働きと地元は切り離せない。ということでこちらを購入したのでした。

B005FAPEDI Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2014年 09月号 [雑誌]
ダイヤモンド社
ダイヤモンド社 2014-08-09

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街の本屋で本を買う - 2014/08/05 啓林堂書店生駒店 『ITビジネスの原理』/尾原和啓

啓林堂書店生駒店の出来はともかく、『ITビジネスの原理』は古臭いタイプの本でした。読む必要ないと思います。

私はビジネス書類を、著者が有名かどうかや有名企業の関係者かなどで購入することがほとんどないんですが、『ITビジネスの原理』というタイトルと、マッキンゼー・ドコモ・Googleそして楽天に転職したという著者の経歴をカバーで見て、偶にはそういった先駆者からの情報を取り入れるのもよいのではないかと思い購入してみたのですが、残念ながら、IT業界に身をおいている人間にとってはハズレと言っていいと思います。本としてのフォーマットが古臭いのです。まず業界のトレンドと歴史を多少の「トリビア」的な事柄を織り交ぜながら要領よく(でもこれだけで全体の三分の二くらい使う)説明し、整っているが故にある程度の説得力があると読者に思わせられた頃合いで自分がこの著作で世に広めたかった言説(イコール今後の自分の仕事がやりやすくなるよう世間に浸透させるための言説)を開陳し、最後に「そしてITは人を幸福にする道具へ」というような、「歴史の最終形態が、私のこのアイデアで実現する」的な希望を撒いて終わる。この手のフォーマットの書物が「自分にとって」大して訳に立たないのは自明なのです。そこにあるのは「著者が流布したい言説」なのだから。

具体的に言うと、

  • 著者は「ハイコンテクストがやりたくて」楽天入りした訳だが、楽天が出資している事実に特に触れず、pinterestを「ハイコンテクストなコミュニケーション」としてさらっと紹介している
  • 「ハイコンテクストが最終形」であるかのような誘導がある。実際には、ハイコンテクストとローコンテクストは揺り戻しを繰り返しながら進むものだ。なぜならローコンテクストを必要とする社会や経済や欲望は確かにあるからだ。

結局、本著は「楽天」のイメージアップを意図した内容でしかないと(少なくともITバックグラウンドの人間にとっては)思います。『ITビジネスの原理』と言うほど大仰な内容ではありません。もう少し収益構造などに踏み込んだ内容かと思いましたが残念です。啓林堂の書棚で本著と並んでいた『まいにち見るのに意外と知らない IT企業が儲かる仕組み』と悩んで本著にしたんですが、あちらにすればよかったと後悔です。

ところで啓林堂書店生駒店ですが、駅前図書室も出来、生駒駅界隈の書籍環境が劇的に向上していく中、心配なのはジャパブです。真弓のジャパブも閉店したそうですし。とりあえずジャパブは置いておいて本書店ですが、もちろん悪くはないのですが:

  • あのサイズだと、意外と欲しい書籍がない確率が低くないと思う。一定の面積を占めているので、賃料を考えると売れ筋本を多く置かなければいけないのだと思うけど、そうすると、若干旬を過ぎている本とか、無名ではないけれど本屋が取り上げるような本かなーというような欲しい本があるのかどうか、探すのが結構たいへん。あのサイズの店にこそ、検索機が必要な気がする。
  • レジが高い!あれじゃあおカネのやりとりしにくい人がけっこういる気がする。
  • 自分の好みだけで言えば、特集棚の本はあんまり惹かれなかった。

ちょっとカラーを出しあぐねているところがあるような気がします。近鉄生駒の客層って結構わかりやすいと思うので、思い切ってターゲットを絞った展開にして特徴を出したほうがいいように思いました。

街の本屋で本を買う - 2014/07/25 三省堂書店京都駅店 『悟浄出立』/万城目学

これぞ運命の出会い!

久し振りに思い出してGoogle Analytics見てみたら、(絶対数で言ったらしれてるんですけど)この3,4日、いつもの4,5倍のトラフィック。過去、この辺鄙なサイトへのトラフィックがスパイクしたのは今をときめく國分先生の『暇と退屈の倫理学』をあろうことか國分先生ご本人がツイートしてくださったときか、それ以外だと何故か2,3回『文芸ブルータス』が集中的に検索されて参照されるくらいだったのですが、今回も調べてみると『文芸ブルータス』。ただ、キーワードは『悟浄出立』と『万城目学』で、なんでまた今?と首を捻ってたんですが、たまたま今日時間があって入った三省堂書店京都駅店で『悟浄出立』に遭遇!そういうことだったんですね。

もちろん迷わず即購入。昨日オープンした地元生駒の啓林堂書店で買うという手もあったけど、やっぱり見つけさせてくれた店でその場で買わないとね。読むのが楽しみです。
4103360119 悟浄出立
万城目 学
新潮社 2014-07-22

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街の本屋で本を買う - 2014/07/02 ジュンク堂書店 近鉄あべのハルカス店 『Sunny 第1集~第4集』

これは手元に置いておきたい作品。よくよく考えて。

『Sunny』は松本大洋の半自伝的作品。「星の子学園」という「施設」を舞台にした物語。松本大洋の作品ってどれもなんというかステレオタイプというか、私のような昭和を経験してる団塊ジュニア世代にとっては「クサい」王道ストーリーをド正面からテレさせず読ませて感動させられるのですがこの『Sunny』は極めつけ。毒づいてるようで愛情のあるコテコテの大阪弁(がなぜ四日市で話されているのかという疑問もちょっとあるけれど)のセリフ回しに何度も泣かされそうになります。

星の子学園の園長先生も保護者代わりの立場の先生足立さんも、星の子に凄く親身に接している。星の子は自分たちで星の子学園の子ではない、一般家庭の子のことを「ウチの子」と言って区別している。そんな星の子が界隈で万引きやらの悪さをしても、足立さんは必死になってお店に詫びる。そこでお店のほうも「この子らもいろいろ事情があるってウチらもわかってるから、これでも大目に見てるんですからな…」というようなやりとりがある。私は、「事情があること」を、星の子本人たちも、星の子学園の人たちも、さらに近所の人たちも、皆が普通に認めて生きているこの『Sunny』の世界が素晴らしいと思う。そして、確かに自分たちが子供の頃は、こういう世界が成り立っていたような気がして、園長先生や足立さんは、もはやボランティアかというくらいの生活ではないかと見えるのに、確かに昔はこれが成り立っていたと思うし、現代では成り立たないから見かけなくなったのだと考えると、つまり園長先生や足立さんのような「役割」で生きていくには現代社会は生活コストが掛かり過ぎる社会なのだと思った。昔は、こういった「善意」(というと園長先生にも足立さんにも起こられそうだけど敢えて)の役割を果たしてくれている人が社会にいれるだけの低コストな社会だったのだ。

今は何でも金、コスト。星の子学園のような施設を行政で準備するとしたら、それにいったいどれだけの税金がかかるのかとか人件費がとか、そもそも親の責任だろうとかそんな話ばかりになる。なんとなれば刑務所ですら人権とコストで大変なことになっている。でもほんとうにその角度で考えることが、すみよいコストの社会になるのか?そんなことまで、『Sunny』は考えさせてくれる。

だからこの『Sunny』だけはどうしてもamazonではなくて実店舗で買いたくて、どこがいいだろう?と考えて、雰囲気と機会で決めようと考えたら、行ったことのなかったハルカスを思いついて。『Sunny』の舞台は四日市だけど、天王寺って凄く雰囲気だし。ということでハルカスのジュンクに行ったら、最新刊だけ在庫なかった。これはまた来いってことかな。

4091885578 Sunny 第1集 (IKKI COMIX)
松本 大洋
小学館 2011-08-30

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街の本屋で本を買う - 2014/06/24 本の森セルバさんすて店 『Number World Cup Brazil 2014 Special Issue 2』

これを読むのはもう今日しかないでしょう!

岡山出張の帰り、出張先で本を買うのも久し振りですがタイミング的に今日読む本と言えばこれしかありません。迷わず購入。帰りの新幹線1時間の間、じっくり読みました。ギリシャ戦について語っている記事は日本戦の記事全体の半分以下でしたけど、コートジボワール戦・ギリシャ戦通じて素人ながらに疑問に思っていたところについて回答が得られて納得。あと5時間後にはいよいよコロンビア戦、本当に思い切って挑んでほしい!

B00KTJFWO6 Number (ナンバー) ギリシャ戦速報 2014年 6/30号 [雑誌]
文藝春秋 2014-06-23

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街の本屋で本を買う - 2014/06/07 ジュンク堂書店難波店 『Google Maps Hacks 第2版』

中身を見てからでないと絶対買えない本、そのひとつは参考書。

地図情報の活用方法を少し勉強したいなと思い、ウェブで見れる情報を少しずつ読んでいたのですが、そろそろまとまった知識として学びたいと思い、参考書籍を購入することに。重いし高いし、amazonで書評頼りに購入しようかと思ったのですが、この手の参考書籍は情報量とその見せ方の合う/合わないが個人差の大きいものなので、やっぱり中身を見てからにしようとジュンク堂へ。

amazonのなか見!検索は、物語とか雑誌とかはいいんですけど、参考書はなんというか使うときの「サイズ感」も大事なので、なか見!検索でディスプレイで見ても使い勝手がわからないんですよね。

という訳でジュンク堂でコンピュータの棚をうろうろしたんですが、意外と地図アプリに的を絞った開発書というのはないんですね。欲しい内容とは異なるんだけど『mapion・日本一の地図システムの作り方』が非常に興味をそそられる、参考になりそうな本だったんですがなんとか思いとどまり、GPS情報の詳細かGoogle Mapsの詳細かに的を絞って選んだのが『Google Maps Hacks』。既に開発スキルを持つ人向けの書籍ではありますが、調べたおしてみようかと。そういう決断も、なか見!検索ではできませんしね。

Google Maps Hacks 第2版 ―地図検索サービスをもっと活用するテクニック
Google Maps Hacks 2 Rich Gibson Schuyler Erle 武舎 広幸

オライリー・ジャパン 2007-10-26
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街の本屋で本を買う - 2014/04/15 文教堂中之島フェスティバルプラザ店 『フラニーとズーイ』

女のいない男たち』は目に入ってたけど、これは全然知らなかった!翻訳物とか文芸誌とか、チェックできてないなあ。
仕事から仕事の移動で、オフィスの近くを通るルートで、でもオフィスに戻るほどの時間はないなあ、というとき、本屋が途中にあるとやはりなかなか便利。一回りしてみようと思ったらこれに出くわして即購入。野崎訳は『フライーとゾーイー』。村上春樹は『フラニーとズーイ』。確かこれ、読んだことないはず。最初から村上春樹訳で読むというのも楽しみ。

4102057048 フラニーとズーイ (新潮文庫)
サリンジャー 村上 春樹
新潮社 2014-02-28

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