アツかった!企画が、企んだ人間の思惑を超える瞬間を垣間見た、夏「ビブリオバトル」フェス、でした。
この日の様子は、奈良新聞8/14にて紹介され(http://www.nara-np.co.jp/20110814103813.html)、毎日新聞8/20夕刊でも取り上げて頂ける予定です。
いつものように、以下箇条書きで:
- まず今回は、図書情報館様・乾さんを始め、吉野さん・岡田さん・松村さん・林さん・古川のスタッフの皆さんの強力なご協力あっての成功だったと思います。本当にありがとうございました。
- 前回のコミュニケーションシートからフィードバックを受けた事項の解消は、9割方実践できたと思う。
- 1st Halfは、初発表3名・チャンプ本獲得者3名で、奇数をチャンプ本経験者、偶数を初参加者で進行。想定した以上に、初発表者とチャンプ本獲得者のコントラストがはっきり出た。結果は僅差で初発表者の方がチャンプ本を獲得されたが、「初発表がチャンプ本を取りやすい」という状況を、肯定することも覆す可能性も見いだせるよいバトルだったと思う。
- 1st Halfのチャンプ本獲得者の方は、選択された本を紹介したい、という気持ちとともに、その本が取り上げている人物を広めたい、という強い想いがあって、それが発表にも迸っているような内容だった。もちろんそれ自体は素晴らしいことだけど、この方が違う本でもう一度チャンプ本を取ることができるのか、というのを考えるのも興味深い。
- そもそも、チャンプ本を取ること自体に、それほど重きを置く必要はないと思うが、開催ルールにある以上、その取扱いはやはり神経を使っていく必要がある。
- 「読みたくなった”本”を選ぶ」というのはどういうことか?改めて原点に立ち返って考えるべき。
- 2nd Halfは本当にヘビーなビブリオバトルで、取り上げられた本もそれぞれ重厚で深い内容のものばかり。ある意味、「ビブリオバトル」を説明して発表者を集めたらこんなふうになるのが普通、と思えるような真剣なものになった。
- 「こんなふうになるのが普通」というのは、本好きが集まったら、という意味。
- だから逆に、そういう「本好き」じゃない人も参加してくるような、そういう空気をつくっていこうとしているのが今のビブリオバトルだと思ってる。
- 意外と参加者が増えない。マーケティング要。
- 質問が今までよりも活発に出たと思う。これはMC岡田さんの振り出しの技術によるところが大きいと思う。
- より、質問のクオリティを上げるための方法を考える。
- 2nd Halfは「メディア関係者」ということで、ちょっと華やかなカンジ、著名な方の発表の「エキシビジョン」と打ち出して集客を狙ったんだけど、実際はほんとにビブリオバトルらしいビブリオバトルで、こういうヒリヒリした感触になるようなテーマでの開催を、数回に1度組み込んでいくことで、観覧の方の関わり方を広げていけるような気がした。
- 「スタッフやってみたい」にチェックした人がゼロで大ショック。