買った!
出くわした本屋で買うことにしてました。もうちょっと変わったところで買いたかったかな。
さて、いつ読めるかな。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編 | |
村上 春樹 新潮社 2017-02-24 売り上げランキング : 1 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
久々の実書店での衝動買い。衝動で買うかどうかの決め手は鮮度。
『限りなく完璧に近い人々』って、どういう分類の棚にありそうだ?と思ってフロアをぐるっと回ってみたけど、全然勘が働かない。難波店とか本店とかだと何となくぶらぶらしてたらこの辺にありそう、ってすぐわかるのにこの違いは何だろう?と思う。今から思うとこれはたぶん、話題になっている本に対する店側の感度とその配置の仕方の差なのかなあ、と思ったりする。店舗面積が狭いとその分、目立たせられる場所も少なくなるので不利なのかなあ。
そういう訳で、検索機を使いたくなるのだけどこの検索機の場所がまたわかりにくい。これも本店や難波店だとわからないなんてことはない。行きつけてるということもあるけれど、レジ回りにすぐあるからすぐ目に入る。奈良店はレジからは見えないところに配置されてる。あれはちょっと改良の余地があるんじゃないか。
ともかく、検索機を使って無事『限りなく完璧に近い人々』を見つけ出し、レジに向かう途中で目に入ってしまったのが『<インターネット>の次に来るもの』。『テクニウム』のケヴィン・ケリーの最新刊ということで、反射的に即購入。年末年始、時間があるようで毎年ないので読み切ることはできないと思うけれど、なるべく読み進めておきたい一冊。
レジで図書カードとカードを出したら「iD払いもできますがいかがなさいますか?」と質問された。ジュンク堂はiDも使えるんだ。でもふと思ったんだけど、hontoってiD払いできないよね、ネット書店なのに。というか、オンラインショップって電子マネー使えないのが普通な感覚なんだけど、オンラインショップなのに電子マネー使えないってなんか変じゃないか、単純に。iD使えればdポイントをキャッシュバックで充当出来たりいろいろいいんだけど、なんで電子マネー使えない方がデファクトみたいになってるんだろう。
〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則 ケヴィン・ケリー 服部 桂 NHK出版 2016-07-23 by G-Tools |
限りなく完璧に近い人々 なぜ北欧の暮らしは世界一幸せなのか? マイケル・ブース 黒田 眞知 KADOKAWA 2016-09-29 by G-Tools |
これは痺れた。絶対買いです。まだ買ってない人、明日必ず買ってください。
だいたい書籍に関する大きな話題になりそうなトピックは、少なくともテレビが伝えるよりは前に一通りキャッチする感度のアンテナは持ってるつもりだったのに、あろうことか「おはよう日本」で初めて知ったのがこの『文庫X』。盛岡のさわや書店フェザン店の方が、どうしても勧めたい一冊をどうやって勧めれば届くのか考えた結果思いつかれたのがこの「匿名方式」。書籍名がわからないようにブックカバーで多い、そのカバーに推薦文を一面に書いてある。これは買わないとな。と思って数日過ごしていたら、京都駅を歩いていた時横目に飛び込んできた文庫X。即購入。
買うまでは、話題になるような本は読まないまでもだいたい知っているつもりだし、もしかしてすでに持ってる書籍と被るかも、みたいなことを思ってたのですが、恥ずかしいことに存在も知らない本でした。自分の視野の狭さと驕りを猛省すると同時に、まだ読み始めですが、この本をどうにかして広めたいと思われたさわや書店さんの気持ちはめちゃくちゃ伝わりました。これは確かに、時代を揺るがすノンフィクションに違いありません。このことを、国民の大多数が知るか知らないかは、社会がどちらの方向に進むのかに決定的な影響を与えると思うくらいのインパクトです。絶対買ってください。
あの、店長さんにレジ打ちしてもらった記憶もまだ新しい今(と言っても一年経つのか)、その店長さんの著書に巡り合える。
こういうことがあるとつくづく自分のアンテナが鈍っているなあと落ち込んでしまうけれど、それでもまだどうにか生きているアンテナもあるんだなあと感謝もする。しないといけない。仕事の合間に少し時間があったのでジュンク難波店を一周してみて、レイアウト変更っていつだったんだろう、ずいぶん来てないもんなあ、もしかして前来た時すでに変わってたけど覚えてないだけなのかな、とかぼんやり思いながら階段とトイレに挟まれた棚を(トイレ側から歩いて)最後に概観していたら、いちばん最後に目に入ったのが『書店と民主主義』発売記念フェア棚と、ポップとして張り出された著者の文章。『紙の本は、滅びない』に関する内容だった。僕は紙の本が滅びないとは思っていないが、滅びないと言ってしまうことでの自己実現の力を信じている、というような内容だったこの著者の文章に強く捉えられて、『書店と民主主義』というタイトルが俄かに大仰ではない響きになり、昨年の民主主義フェアの一件に思いを馳せることになり、そうして難波店店長さんにレジ打ちしてもらったことを思い出し、その場で「あ!」と大声を上げんばかりになり、もうそうなったら購入を躊躇うことなく手にしていたのでした。
この本を、『ひろった・あつめた ぼくのドングリ図鑑』と一緒に買う中年のおっさんは、若い書店員さんには相当に奇異に移ったんじゃないかなあ。
ひろった・あつめた ぼくのドングリ図鑑 (ちしきのぽけっと12) 盛口 満 岩崎書店 2010-09-24 by G-Tools |
書店と民主主義: 言論のアリーナのために 福嶋 聡 人文書院 2016-06-13 by G-Tools |
たったこれだけのことをメモするのが5日後になる、それくらい忙しい毎日を過ごしています。
仕事と仕事の合間で移動もできない時間ができた京都駅界隈で、書店を覗こうと少し離れたイオンモールの大垣書店に。フロアを歩いていると紀伊国屋書店出版部の60周年フェア「本は、原点」の棚が目に留まり、ラインアップを眺めていたらふとちょっと前何かの書評で見て気になっていた本著を思い出して購入。
本著を思い出すきっかけになった、「本は、原点」フェアに陳列されていた書籍もものすごく気になるものだったんだけど残念ながらメモを忘れていて、「本は、原点」で検索してもラインアップがわかるサイトもなかった。ので、近々また大垣書店イオンモール京都店に行かないと。
「反戦・脱原発リベラル」はなぜ敗北するのか (ちくま新書) 浅羽 通明 筑摩書房 2016-02-08 by G-Tools |
市のCMづくりに参加した身としては、こういう都市ランキングの順位に敏感になるのです!
折からの大寒波で新幹線が遅れに遅れ、東京着が110分強遅れ。それって2時間やん、そんなもんラーメンでも食わなやってられへんわ、と何でも言い訳にして新橋駅からそれほど遠くないところで探して直久という駅直結型ショッピングモール内に店舗を構えられるくらいメジャーなラーメン屋さんに入り、ラーメン屋さんなので食べ終わった後だらだら時間つぶしてる訳にもいかずさっと出てきて待ち合わせまで20分という非常に中途半端な時間が余りさてどうしようとウィング新橋内をうろうろしてたらリブロを見つけたのでした。
程なく目に飛び込んできた『活力ある都市ランキング』。思わず飛びつきページを捲りました。なかなか生駒が見つけられず、「香芝より下!?」とか思ってたら(香芝市に失礼)、生駒はこういったランキングではいつも定位置の奈良1位の座を守る全国49位でした。やっぱり自分の住んでいる都市が活力に溢れ魅力が高まり活気づいてほしいと思うし、住民としてそういう気持ちはいつも持っていたい。しかし、これを実現していくプロセスは自分のような一般住民にはなかなかよくわからないし、短絡的なことも思ってしまうだろうし、CM制作に関わった後、更に市の活力を高めるような活動ってどんなことが考えられるだろう?と思索を巡らせる刺激になった一冊でした。
リブロウィング高輪店 東京都港区新橋2丁目 東口地下街1号 ウイング新橋
開催中のSEALDsの選書フェアに、「某民主主義フェアから外された40冊」も加えてみました! 品切れのタイトルは補充中です! ええ本ばかりや~ pic.twitter.com/dGgK4PkjLv
— 清風堂書店 (@seifudosyoten) 2015, 11月 16
ただ、そのポストをきちんと読まなかったので、その”フェア”の棚をそれだと気づくことができず(”某民主主義フェアから外された40冊フェア"という看板が掲げられているものと思い込んでた。実際は、"SEALDsの選書フェア"に、40冊が追加されていた)、SEALDs関連を買おうか安保関連を買おうか悩んでいたら、最近、買いそびれた『村上春樹 雑文集』が。書店に対する残念なニュースと言えば、紀伊国屋書店が『職業としての小説家』を9割を直接仕入れる、というのもあったので、メガ書店に対抗する、ということで村上春樹繋がりで雑文集を買って帰りました。
村上春樹 雑文集 (新潮文庫) 村上 春樹 新潮社 2015-10-28 by G-Tools |
Making Out in Japanese: Revised Edition Todd Geers Erika Geers Tuttle Publishing 2014-08-26 by G-Tools |
ジュンク堂で買った『ロジ・コミックス』もアマゾンで買った『ロジ・コミックス』も紀伊国屋で買った『ロジ・コミックス』も、内容価値は全部一緒。そこが書物の良さとも言える。なのに紀伊国屋はアマゾンに対抗するために、新刊買占めして流通をコントロールする(他社書店には取次経由で流すがアマゾンには流さない)ことでアマゾンに対抗するということらしい。
なぜ人々がアマゾンで買うかと言えば、書物の内容価値は全部一緒で、アマゾンで購入することの利便性が他書店で買うより高いからだ。だから実書店は、それ以外の、購入者にとってプラスになることを提供するのが正しい企業努力であることは疑いがない。例えば私は東洋経済オンラインの今週のHONZレビューで『ロジ・コミックス』を知った。こういう本の紹介自体も一つの提供価値。紀伊国屋は新刊を買い占めることで、購入者に対して一体どんな価値を提供するというのだろう。一括仕入れによって仕入れ価格を引き下げて、アマゾンより安価で販売するとでも言うのだろうか。もしそうだとしたら、再販制度を楯にしながらの凄まじい茶番だと思う。
ロジ・コミックス: ラッセルとめぐる論理哲学入門 (単行本) | |
アポストロス ドクシアディス クリストス パパディミトリウ アレコス パパダトス アニー ディ・ドンナ 高村 夏輝 筑摩書房 2015-07-23 売り上げランキング : 1103 Amazonで詳しく見る by G-Tools |