街の本屋で本を買う - 2025/06/30 LOCAL BOOK STORE kita.『ソーシャルワーカーの日記帳』/ソーシャルワーカーの処方箋

横浜・関内最高でした。

UNITE#02で横浜泊、せっかくなので本屋を巡ろうと計画していたものの、なんだかんだあって午前中で切り上げることにして、では「この一店」はどのお店だろうと思案の結果、関内のLOCAL BOOK STORE kita. に。行けるならシェア型書店の見学にしたいし、LOCAL BOOK STORE kita.はうまいぐあいに9:00オープンだったので都合もよい。だいたいの本屋さんは早くても11:00開店だし、もともとは横浜界隈で一店見たら、自分たちが棚を出しているPASSAGE by ALL REVIEWSに初めて行きたかったところだけどあそこも12:00オープンとかで断念。

LOCAL BOOK STORE kita.はお店も棚もウェルカム感がとてもあって、きっとそれもあって、お店番してる方に話しかけることができて、すごいたくさんのことを教えてもらえた。自分もシェア型書店やってるんです、と打ち明けて、LOCAL BOOK STORE kita. がどんな工夫をされているのかをかなり懇切丁寧に教えて頂けた。この後行ったサテンでも思ったけど、都会の人ってすごくよく話をして顔見知りになってる。自分は住んでいるところで顔見知りになるという経験が人生ですごく薄くて憧れる。

棚はほんとに素敵な棚ばかりで買いたい本もたくさんあったのだけど、「ここでしか買えない」一冊を、と思い、ソーシャルワーカーの日記帳という名のZINEを。ZINEはつくるのに興味があって、近々挑戦してみたいなと思ってて、なのでこれもちょうどいいタイミングで出会えた。


LOCAL BOOK STORE kita. https://kitabooks.jp/   神奈川県横浜市中区日本大通33番地 神奈川県住宅供給公社ビル 1F



2025/06/29 B'z presentes UNITE #02 ONE OK ROCK @Kアリーナ横浜

バトンをつなぐということ。

UNITE#02の対バン4バンドのなかで、こういう機会がなければライブで聴くことがいちばんなかったのがONE OK ROCKだったと思う。好きとか嫌いとかではなくて、今の自分の生活や年齢は、何に時間を費やすのかというのが日に日に切実になるので、他の3バンドにも時間を割けないけれど。なのでB'zが対バンを組んでくれたというのは嬉しいこと。

音はONE OK ROCKのほうがキレイだった印象。B'zももちろん盛り上がれたんだけど、ときどきすべての音量が同じ厚みで押し寄せてきて稲葉さんの声が取れない、というのがあった。というのがあって、アンコールで松本さんのギター聴いたときは、やっぱり松本さんのギターって違うんだなというのを実感。

どうやったって松本さんの出演辞退のことを考えない訳にはいかなくて、今後どうなっていくのか。今冬のドームツアーで松本さん完全復活!って稲葉さん言ってたけど、今冬はいけるかもしれないけどその先どうなるかは誰にもわからない。今でさえ、自分も含めて観れるなら何公演でも、というファンがいる。B'z Partyの優先でさえ当選しないファンがいる。そうすると公演数を増やさないといけないし、少しでも多く観たいというファン心理がより公演の形を難しくする。

ドームを5か所10回やっても、1公演5万人として50万人。やっぱりファンクラブでも当選しない人が出てくる。全部B'z Party公式デジタルチケットにすればいいのにと思うけど、チケット販売会社との兼ね合いとかがきっとあると思ってて、なのでB'z Partyでも当選しないというのが発生してると思う。

それに、みんながみんなドームに行けるとは限らない。自分も今回、UNITEには結構無理して参加した。仕事もあるし、新幹線代、宿泊代、かなりの出費になる。なんで全部横浜なんだ、と思うと、自分より東京から遠い地域の人なんかはもっとそう思うと思う。ドームに簡単にいけない地域のファンはどうなるのか。

B'zの二人もそうそう多数の公演を長期間続けられないようになると思うので、公演数x収容数をあげてカバーしていくのは限界があると思う。そうすると、考えられるのは住所制な気もする。会場最寄りの住所を証明できる人しか申し込みできなくする。特にB'z Partyチケット。その会場周辺の人数をどう読むのか、という課題もあるのはあるけれど。今までも工夫に工夫を重ねてきた運営なので、B'zの二人が続けていけて、かつ、ファンも納得できるようなやり方を考えてくれると信じてます。

『天使は見えないから、描かない』島本理生

世間に認められない状況というのはLGBTQ+に限ったことではない。これがLGBTQ+の話だったら読み手の想像力の働き方が一段単純になるところだけど、そうではない状況で組み立てられているところに惹きつけられて一気に読んだ。周囲に絶対理解されないということと、理解だけではなく法律的にも自然の摂理的にもNGであることは別のことで、主人公の立場はその両方にある。そして主人公はいわゆる「強い」女性であり弁護士であり、自分の強さに対するそれまでの周囲の「無理解」に対する不満が、自分自身が周囲に対して(身内に対しても)見える範囲で判断していたという「無理解」に気づくことが起こり、第3篇の「ハッピーエンド」につながる。「ハッピーエンド」という章タイトルを見たとき、不穏な印象を受けるけれど、その不穏さがどこまであたっていてどこまで間違っているかも、自分が何をどこまで見ているのかの物差しになるような気がした。

https://www.shinchosha.co.jp/book/302033/

街の本屋で本を買う - 2025/04/14 ブックファースト 豊中店『かわいそうだね?』/綿矢りさ 『神の子どもたちはみな踊る』/村上春樹

お客様先に、駅から徒歩で向かうにはちょっと早過ぎたのでブックファーストへ。店内撮影OK!と書かれた案内を、私は初めて見た気がします。これまでも何度か立ち寄ったことがあるんですが今回初めてこの案内に気づきました。

ちょうとNHKでやってるドラマを観てるので、買うのは読み返す用に『神の子どもたちはみな踊る』かな〜と思ってたら近くの『かわいそうだね?』が目に入る。娘はいろいろ日々忙しそうで、自分の好きな本しか読む時間がなさそうだけど、こういう小説を読んでほしいものだなあと思って購入。

#ブックファースト

街の本屋で本を買う - 2025/03/23 旭屋書店 イオンモール奈良登美ヶ丘店『西洋の敗北』/エマニュエル・トッド

予防歯科通いのついでに立ち寄って、娘に新しい国語辞書を買おうと吟味して買ったあと、店を出る段になって入り口のプッシュで目に入った一冊。もう出て半年近く経つ本なんだーと、自分のアンテナの鈍りに軽い失望。ネットのブックレビューだけだと、意識して頑張って偏りをなくしたとて流入量が絶対的に少ないので書店に立ち寄るの大事。

2025/03/16 INABA/SALAS TOUR 2025 ~Never Goodbye Only Helllo~ @神戸ワールド記念ホール

どうやったって寂しさは募る。

去年の稲葉さんソロのときも、「もうこれで見れないかもしれない」と思ってしまう感が、自分のネガティブさや諸々のインタビュー記事やであったうえに、今回のINABA/SALASでは、それこそインタビューではっきりと「お互い年なので、この先はタイミング的にもう難しいだろうなと」と答えていたので、どれだけ「Only Hello」と言われたって寂しさは募る。INABA/SALASがこれで打ち止めというだけだとしても、「打ち止め」の存在が、いずれはB'zも⋯と想像せざるを得ないわけで、先のことを嘆くよりも今を大事に生きろと言われても先のことと同じことが眼前に繰り広げられると悄然としてしまうのは無理からぬこと。

誰も見ていないブログとは言えまだツアー中ではあるのでセトリについては触れないようにして、「聴きたいな」と思ってた曲がすべて聴けて満足。この曲で励まされたい、と思ったり、この辛口の曲で痺れたい、と思ったのが全部聴けた。INABA/SALASは踊れる感が強い音がやっぱりB'z・稲葉さんソロとは違うなあと実感。

稲葉さん、「また会いましょう」としか言わなかったので、あれはOnly Helloの裏っ返しだよね。INABA/SALASはこれでバイバイだよ、と(ツアーはまだ続くけど)。なのに最後の最後いつものように「じゃあね、バイバイ!」と言っちゃって、「じゃなかった、ハロー!」と言っててややこしくなってた。あれは毎度あんなふうなんでしょうか?今日だけ??

街の本屋で本を買う - 2025/01/30 丸善博多店『死の貝:日本住血吸虫症との闘い』/小林照幸

仕事で千里中央に行った際、イオンSENRITOに入ってる書店で見かけ、気になったけどそのときは買わなかった(読んでいる本が多数あったから)。で、今日、博多出張で空き時間に丸善に寄ってみたら「話題の本」の棚で再び見かけて今回は購入。

それにしても、この丸善は購買欲をそそる。難波のジュンク堂のように、静寂と書籍群の圧倒という、メガ書店の迫力ではなく、敷地は確かに広大でまだ奥に行けるまだ奥に行けるという探索の喜びはあるのだけど、それよりも雑多感からくる高揚が楽しいのだと思う。中央側が割と背丈の低いつくりで視界がごちゃごちゃとなるのもいい。

そうして見つけた『女の子のための西洋哲学入門』。完全に買う気になったけど出張中で鞄に入り切らないと思ったので泣く泣く断念。週末に地元で買うか。売ってないかな...

https://amzn.asia/d/f5tmRQA

独走会 241227 なら歴史芸術文化村-ちかみちらーめん 54.24km/467m elev.gain

走り納め。

2024年は秋からほとんど走らなかった。特に何という明確な理由もないけれど。11月末まで陽気が続いたのでまたとない秋だったはずだけれど。そんな中、一度試そうと思っていたこのルートが本当に気に入って、3回目にして走り納めに。ほとんど登りがなく、50kmを飽きずに走れるルート。終盤でラーメンを食べられるこのルート。

天理に入ったところで、インナーに落としたフロントがアウターに戻らず。いったん止まってワイヤーやシフターの状態を見た結果、シフターに籾殻が入ってて噛んでるようと思い、それを取り出してシフトチェンジできることを確認。ワイヤーはそろそろメンテしないとと思ってたところでもあるので、オーバーホールを考えないと。

天気予報で「西風6m」を見ていたので覚悟はしていたけれど、天理からの後半は延々吹かれて辛かった。ハンドルを取られたり、ほんとに全く進まなかったり。ただ、意外とやめたいと思うような気分にはならなかった。これも、慣れている道のメリット。

独走会 241013 なら歴史芸術文化村-ちかみちらーめん 54.24km/467m elev.gain

新しいヘルメットをお試し。

もう10年近くKASK Mojitoを愛用してて、「ヘルメットは2,3年で買い替えないといけない」とか読んだことあるけど、流石になかなか値の張るものなので2,3年で買い替えとはいかずここまで来て、しかし内部のインナーパッドが剥がれに剥がれてしまっていて、インナーパッドを買って補修するか買い替えるか数ヶ月悩んで、買い替えるならどれに買い替えるかいろいろ見漁ってみて、K-PLUS NOVAがよさげと購入。そのお試しライドに、以前仕事で都道府県CIOフォーラムというのに参加してCIOじゃないのにベンダ側で視察ツアーに参加した際の行き先だったなら歴史芸術文化村が、場所もよかったけどそこまでの道が走るのによさそうだなと覚えてて行ってみることに。

生駒から時計回りに奈良→天理→王寺と四角形を描くこのルート、なんで今まで気づかなかったんだろうというくらいちょうどいいコースだった。50km前後を走るのにはもってこい。遅めに出れば、こんなふうに帰りの途中にちかみちらーめんによって一杯食べて帰れる(笑)。午前中にさっと流したいのでもいい。もっと短いか、もっと長いかしか今まで考えてこなかったけど、そこまでハードでもなくそこまで軽くもない、ちょうどいいくらいのライドをもっとしばしばやりたいような、もっと日常にしたいみたいな気持ちが芽生えているのかもしれない。

街の本屋で本を買う - 2024/11/08 Readin' Writin'『IN/SECTS 本をつくって本を売る』『現代思想+ 15歳からのブックガイド』

IN/SECTS vol.13で紹介されている書店巡り@東京!

機会があったら行ってみようと、IN/SECTS vol.13で紹介されている書店はGoogle Mapにピン打ってマップにしてあって、この日まとまった空き時間があったので上野あたりを巡ってみることにし、訪れたのがReadin' Writin'

紹介されている紙面で写真を見て、それが「東京」とか紹介されていると、どれだけ賑やかなところにあるのかなって勝手に思い込んでいたけど、もちろん奈良に比べたら人出の数は比べ物にならないんだけど、「この通りのそこを曲がったその通りにほんとにあるの?」ってくらい、言ったら普通の路地みたいなところにあったのが驚きでした。恐る恐る入店する感じ。逆に緊張する感じ。

ちょうど入ったときに、先のお客さんが会計終わったところで、ご主人の「ありがとうございました」って柔らかい声が聞こえたので、「あ、ここ、いやすい」と思ってゆっくり陳列を見て回りました。エッセンシャルワーカーや北朝鮮関連の書籍に惹きつけられたのですが、『IN/SECTS 本をつくって本を売る』が目に入ったので「この旅で買わなきゃいつ買うねん」と手に取った近くに『現代思想+ 15歳からのブックガイド』があり、娘がパラパラ目を通して、何か見てはいけないようなものを見た感覚になって、少し背伸びしてみようと思ってくれたらいいなとこれも購入。

レジで「PayPayだけ使えないんです」と言われ、 PayPayを拒絶している私は不便なかったのですが、その理由に始まるお話を聞いて、自分が思ってることに近い感じがして、書店という器のフィーリングがあってたら、そこの人ともフィーリング近いのかも、なんて思ったり。