世間に認められない状況というのはLGBTQ+に限ったことではない。これがLGBTQ+の話だったら読み手の想像力の働き方が一段単純になるところだけど、そうではない状況で組み立てられているところに惹きつけられて一気に読んだ。周囲に絶対理解されないということと、理解だけではなく法律的にも自然の摂理的にもNGであることは別のことで、主人公の立場はその両方にある。そして主人公はいわゆる「強い」女性であり弁護士であり、自分の強さに対するそれまでの周囲の「無理解」に対する不満が、自分自身が周囲に対して(身内に対しても)見える範囲で判断していたという「無理解」に気づくことが起こり、第3篇の「ハッピーエンド」につながる。「ハッピーエンド」という章タイトルを見たとき、不穏な印象を受けるけれど、その不穏さがどこまであたっていてどこまで間違っているかも、自分が何をどこまで見ているのかの物差しになるような気がした。
お客様先に、駅から徒歩で向かうにはちょっと早過ぎたのでブックファーストへ。店内撮影OK!と書かれた案内を、私は初めて見た気がします。これまでも何度か立ち寄ったことがあるんですが今回初めてこの案内に気づきました。
ちょうとNHKでやってるドラマを観てるので、買うのは読み返す用に『神の子どもたちはみな踊る』かな〜と思ってたら近くの『かわいそうだね?』が目に入る。娘はいろいろ日々忙しそうで、自分の好きな本しか読む時間がなさそうだけど、こういう小説を読んでほしいものだなあと思って購入。
#ブックファースト
予防歯科通いのついでに立ち寄って、娘に新しい国語辞書を買おうと吟味して買ったあと、店を出る段になって入り口のプッシュで目に入った一冊。もう出て半年近く経つ本なんだーと、自分のアンテナの鈍りに軽い失望。ネットのブックレビューだけだと、意識して頑張って偏りをなくしたとて流入量が絶対的に少ないので書店に立ち寄るの大事。
どうやったって寂しさは募る。
去年の稲葉さんソロのときも、「もうこれで見れないかもしれない」と思ってしまう感が、自分のネガティブさや諸々のインタビュー記事やであったうえに、今回のINABA/SALASでは、それこそインタビューではっきりと「お互い年なので、この先はタイミング的にもう難しいだろうなと」と答えていたので、どれだけ「Only Hello」と言われたって寂しさは募る。INABA/SALASがこれで打ち止めというだけだとしても、「打ち止め」の存在が、いずれはB'zも⋯と想像せざるを得ないわけで、先のことを嘆くよりも今を大事に生きろと言われても先のことと同じことが眼前に繰り広げられると悄然としてしまうのは無理からぬこと。
誰も見ていないブログとは言えまだツアー中ではあるのでセトリについては触れないようにして、「聴きたいな」と思ってた曲がすべて聴けて満足。この曲で励まされたい、と思ったり、この辛口の曲で痺れたい、と思ったのが全部聴けた。INABA/SALASは踊れる感が強い音がやっぱりB'z・稲葉さんソロとは違うなあと実感。
稲葉さん、「また会いましょう」としか言わなかったので、あれはOnly Helloの裏っ返しだよね。INABA/SALASはこれでバイバイだよ、と(ツアーはまだ続くけど)。なのに最後の最後いつものように「じゃあね、バイバイ!」と言っちゃって、「じゃなかった、ハロー!」と言っててややこしくなってた。あれは毎度あんなふうなんでしょうか?今日だけ??
仕事で千里中央に行った際、イオンSENRITOに入ってる書店で見かけ、気になったけどそのときは買わなかった(読んでいる本が多数あったから)。で、今日、博多出張で空き時間に丸善に寄ってみたら「話題の本」の棚で再び見かけて今回は購入。
それにしても、この丸善は購買欲をそそる。難波のジュンク堂のように、静寂と書籍群の圧倒という、メガ書店の迫力ではなく、敷地は確かに広大でまだ奥に行けるまだ奥に行けるという探索の喜びはあるのだけど、それよりも雑多感からくる高揚が楽しいのだと思う。中央側が割と背丈の低いつくりで視界がごちゃごちゃとなるのもいい。
そうして見つけた『女の子のための西洋哲学入門』。完全に買う気になったけど出張中で鞄に入り切らないと思ったので泣く泣く断念。週末に地元で買うか。売ってないかな...
走り納め。
2024年は秋からほとんど走らなかった。特に何という明確な理由もないけれど。11月末まで陽気が続いたのでまたとない秋だったはずだけれど。そんな中、一度試そうと思っていたこのルートが本当に気に入って、3回目にして走り納めに。ほとんど登りがなく、50kmを飽きずに走れるルート。終盤でラーメンを食べられるこのルート。
天理に入ったところで、インナーに落としたフロントがアウターに戻らず。いったん止まってワイヤーやシフターの状態を見た結果、シフターに籾殻が入ってて噛んでるようと思い、それを取り出してシフトチェンジできることを確認。ワイヤーはそろそろメンテしないとと思ってたところでもあるので、オーバーホールを考えないと。
天気予報で「西風6m」を見ていたので覚悟はしていたけれど、天理からの後半は延々吹かれて辛かった。ハンドルを取られたり、ほんとに全く進まなかったり。ただ、意外とやめたいと思うような気分にはならなかった。これも、慣れている道のメリット。
新しいヘルメットをお試し。
もう10年近くKASK Mojitoを愛用してて、「ヘルメットは2,3年で買い替えないといけない」とか読んだことあるけど、流石になかなか値の張るものなので2,3年で買い替えとはいかずここまで来て、しかし内部のインナーパッドが剥がれに剥がれてしまっていて、インナーパッドを買って補修するか買い替えるか数ヶ月悩んで、買い替えるならどれに買い替えるかいろいろ見漁ってみて、K-PLUS NOVAがよさげと購入。そのお試しライドに、以前仕事で都道府県CIOフォーラムというのに参加してCIOじゃないのにベンダ側で視察ツアーに参加した際の行き先だったなら歴史芸術文化村が、場所もよかったけどそこまでの道が走るのによさそうだなと覚えてて行ってみることに。
生駒から時計回りに奈良→天理→王寺と四角形を描くこのルート、なんで今まで気づかなかったんだろうというくらいちょうどいいコースだった。50km前後を走るのにはもってこい。遅めに出れば、こんなふうに帰りの途中にちかみちらーめんによって一杯食べて帰れる(笑)。午前中にさっと流したいのでもいい。もっと短いか、もっと長いかしか今まで考えてこなかったけど、そこまでハードでもなくそこまで軽くもない、ちょうどいいくらいのライドをもっとしばしばやりたいような、もっと日常にしたいみたいな気持ちが芽生えているのかもしれない。
IN/SECTS vol.13で紹介されている書店巡り@東京!
機会があったら行ってみようと、IN/SECTS vol.13で紹介されている書店はGoogle Mapにピン打ってマップにしてあって、この日まとまった空き時間があったので上野あたりを巡ってみることにし、訪れたのがReadin' Writin'。
紹介されている紙面で写真を見て、それが「東京」とか紹介されていると、どれだけ賑やかなところにあるのかなって勝手に思い込んでいたけど、もちろん奈良に比べたら人出の数は比べ物にならないんだけど、「この通りのそこを曲がったその通りにほんとにあるの?」ってくらい、言ったら普通の路地みたいなところにあったのが驚きでした。恐る恐る入店する感じ。逆に緊張する感じ。
ちょうど入ったときに、先のお客さんが会計終わったところで、ご主人の「ありがとうございました」って柔らかい声が聞こえたので、「あ、ここ、いやすい」と思ってゆっくり陳列を見て回りました。エッセンシャルワーカーや北朝鮮関連の書籍に惹きつけられたのですが、『IN/SECTS 本をつくって本を売る』が目に入ったので「この旅で買わなきゃいつ買うねん」と手に取った近くに『現代思想+ 15歳からのブックガイド』があり、娘がパラパラ目を通して、何か見てはいけないようなものを見た感覚になって、少し背伸びしてみようと思ってくれたらいいなとこれも購入。
レジで「PayPayだけ使えないんです」と言われ、 PayPayを拒絶している私は不便なかったのですが、その理由に始まるお話を聞いて、自分が思ってることに近い感じがして、書店という器のフィーリングがあってたら、そこの人ともフィーリング近いのかも、なんて思ったり。
文庫本が出たというネットニュースを見て、まず本作自体聞き覚えなくて、NHKでドラマ化されてるくらいなのに知らなかったのが情けないのと、代理母というテーマに強い興味を引かれ、ひとまず最寄りのこの書店へ。改めて探してみると、この規模の書店だと書籍数が少なく感じてしまう、ということ。でもふと、本屋が元気だったと言われる90年代の、自分が中学・高校のときの、当時の田舎の書店の記憶を思い起こすと、この啓林堂書店生駒店のサイズと対して変わらない。なのに、あの当時、書店に足を踏み入れることがあんなにわくわくしたのは、自分の好奇心の強さの違いからではないのか。同じ棚のサイズなら、並ぶ書籍の種類・数は同じに決まってる。読んだことのある本の率もそうは違わないはず。だとすると、「つまらない」と決めてかかる率が年々上がってるだけじゃないのか。そんなことを考えながら本著を探したら、文庫本出たてということもあり、3冊入荷されているのを見つけた。