『VOICE OF HEART』をなんで普通にやりきる曲にしなかったのか、AメロとかBメロとかメタネタは『Explain』でも『MUSIC VIDEO』でもやってるし、せっかく切ない系歌謡テクノなのに2番からコミックソング的になるのが若干残念というか、アルバム中に1曲マジメにやりきってる曲を入れてバランスとるのは昭和世代の感覚で、平成世代はやるなら全部おもろいテイストじゃないと、どの曲だけつままれるかわからないし、ということなのか、とか思ってちょっとGoogleにかけてみたら、妄キャリとの2マンで2番の歌詞を忘れて飛ばしてしまうという、正にこの収録と同じ展開があったことを知り、それを再現してるのかこの収録は、とか思ったんだけど、それもこれも『スペツナズ』で吹き飛ばされる。
もう信じられないくらい強烈に吹っ飛ばされる。
写真を抱いた泣きじゃくる老婆
待ち望んだ言葉はいつも「ただいま」 (『スペツナズ』/岡崎体育)
『スペツナズ』は最後までやりきられる。『スペツナズ』の意味を、もし知らなければGoogleで調べてから、ぜひ聴いてほしいです。『スペツナズ』を混じりけなしにリスナーの胸に聴かせるために、『VOICE OF HEART』で照れておいた、と思ってもあながち間違いじゃないと思う。