![]() |
Making Out in Japanese: Revised Edition Todd Geers Erika Geers Tuttle Publishing 2014-08-26 by G-Tools |
![]() |
Making Out in Japanese: Revised Edition Todd Geers Erika Geers Tuttle Publishing 2014-08-26 by G-Tools |
もうこの先、万全で走れる日などやって来ない。だから走れていることを有難く思え。
去年もこの時期、まるで夏が戻ってきたかのような超好天と書いていて驚き。そんな絶好のコンディションの下、今年は去年とは反対方向、西に向かって走る。一度、防府まで走ったことはあり、今回はそれよりは先に行きたいというスタンス。
本音は下関までの110km前後を走りたかったのだけれど、戻りの新幹線・在来線の便数を考えると、状況に応じて切り上げるところを考えないといけない。前回の防府も、45kmとは思えないくらい疲れた記憶があり、そういうことを頭に入れながら走る。
防府天満宮。前回は防府に着いただけで、ケータイで検索して見つけたラーメン屋でラーメン食べただけで詣でなかったので、今回はどうしようかとちょっと迷ったけれども北野天満宮詣でたし三大天満宮の二つ目はやはり詣でない手はない、ということで。
御朱印。北野天満宮以上にシンプルではないかと。
防府までは非常に快調で、2時間で45km走れたし(遅いけど)、息も心臓も足も全く疲れなかったんだけど、唯一、頭痛が酷い。いつも肩は多少凝るんだけどいつもの比ではないくらい肩が凝り、それに釣られて頭痛が激しくなるように感じる。防府を出てからも、走るためのフィジカルは全然問題がないけれど頭痛が収まらないので、どこかで切り上げないといけないかなと考え始める。と同時に原因も考え、前から思っていたがどうもキャップがきついのではないかと疑い、休憩タイミングではないタイミングで停止し、キャップを脱ぎ休憩する。休憩すると頭痛は治まるけれど走り出すと程なくまた頭痛がぶり返す。防府天満宮で1時間も費やしてしまったこともあり、当初通過ポイントの一つと考えていた周防大橋を越えたら帰路に着くことに。
周防大橋。眺めは抜群でした。
その抜群の眺めに目を奪われている際、不意に「この頭痛は、ビブが原因だ!あれで肩が凝ってるんだ!」と急にはっきり気づいたのでした。
周防大橋を渡った後、マップを見てみたら、10km前後で新山口駅だと判ったのでナビをセット。強がりではなく、時間さえ気にしなければまず間違いなく下関にはたどり着けたくらい走りの調子は良く、練習の頻度は疎らでも、五年も続けているとそれなりにその時々の状況に合わせて楽しむことができるようになるもんだとしみじみ。以下恒例の箇条書き:
「あなたの答えは?」僕にはこれで十分でした。「わたしの”あなた”と、あなたの”あなた”は違う」と言い続けている僕にとっては。
論理学でも解答不可能な問題が必ず存在すると知れてしまった世の中でやれることはただ一つ、真に困難な状況ではそれぞれが解答を考え抜かなければならないということ。その解答を持ったうえでの対話が必須ということ。
もう一つ、自由を蔑ろにするのはすでに自由を手に入れている人間の愚行だという指摘。状況がどんなふうに変わっても、自分の自由は変わらないとただ漠然と信じているから、どんな状況にも変えようとする。
もちろん、戦場について述べられている一文。「これが実在の大きな不都合の一つだ。間近で見るのと”映像”は全くちがう」
![]() |
ロジ・コミックス: ラッセルとめぐる論理哲学入門 (単行本) アポストロス ドクシアディス クリストス パパディミトリウ アレコス パパダトス アニー ディ・ドンナ 高村 夏輝 筑摩書房 2015-07-23 by G-Tools |
キーコーヒーが高級豆の看板商品である「トアルコトラジャ」を、世界で通用するブランドにしようと力を入れています。インドネシアの自社農場や地元の農家が栽培した豆を日本だけでなく、欧米にも輸出する計画です。需要拡大に備えて農家に生産指導するキー...
Posted by 日経産業新聞 on 2015年8月30日
ただ、一さいは過ぎて行きます。
年を取るというのはこの年になると本当に辛いもので、時間はただ流れていくだけ、というような意味の有名な文章があったよな、と思いだしてみたこの一文が、太宰の一節というのを即座に思いだせませんでした。引用するには不適切な気もするけれど、本当にただ淡々とした気分を表すのにこれ以上の一文もないのです。
来週の土日は予定が埋まっているので、今日のライドが夏の終わり。1時間、走りっぱなしで帰ってこれるルートということで、富雄から阪奈に乗り、尼ヶ辻橋西詰のも一つ向こうで南に折れて少しだけ自転車道を走ってすぐ西向いて308号で引き返し、富雄川沿いに北進して生駒に帰る、という全くいつものルート。どこに行くにもこの道を使わないといけない、普段使いのルート。この普段使いのルートを、時にハイケイデンスで、時にシティサイクル並みで、気持ちよく走ります。長い距離でなくても、長い時間でなくても、見知らぬ土地でなくても、そのときはそのときにしかないもので、一さいは過ぎていき二度とは帰ってこないのですから。We're dancing in the stimulation. そのときの体験は常に新しく、それを粗末に扱わないことが人生を有難いものにしてくれる。
行きつけのカフェ、mother beansによってお気に入りのキャロブケーキを買って、「自転車ですか?」と一通りの会話で店を出て、5分もしない自宅に着いたらなんとヘルメットを脱ごうとして初めて忘れてきたことに気づき、慌ててもう一度mother beansに引き返すなんて、たった1時間のライドでヘルメット脱いだことが分からないくらい疲れるようになっちゃったのかな、なんてただ思った夏の終わり。
ロジ・コミックス: ラッセルとめぐる論理哲学入門 (単行本) | |
![]() |
アポストロス ドクシアディス クリストス パパディミトリウ アレコス パパダトス アニー ディ・ドンナ 高村 夏輝 筑摩書房 2015-07-23 売り上げランキング : 1103 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
聖の青春 (講談社文庫) | |
![]() |
大崎 善生 講談社 2002-05-07 売り上げランキング : 2611 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
実を取る。美しさは固より。
三連休の中日、まとまった時間があってどこに走るか。できるだけ長い距離長い時間走りたいのだけど、100kmオーバーの片道ライドは、どこに行っても帰りの電車を考えると予定時間をオーバーしてしまう。目まぐるしく変わった天気予報は最終的にこの日曜だけ雨マークだし、それなら往復ライドで距離を走ることにしようと、京都に向かうことに。
生駒から168号で交野へ、交野から府道736号で松井山手へ、第二京阪の側道で久御山まで出て西に折れて1号で京都まで、というお気に入りのルートで京都へ。いつもは通りすがるだけだった東寺へ今日はお参り。世間は高野山が開山1,200年で盛り上がっていて、奈良もこのお蔭で都道府県別宿泊客数万年最下位から脱出したそうですが、東寺も空海に下賜されたゆかりのお寺。近鉄で京都に行く際に必ず五重塔を目にするのもあってか何故か親近感を覚えるお寺。あの周辺は何かフレンドリーな空気が漂っているなあといつも思っていたのだけど、帰りに見た「煩悩なければ菩提なし」というお言葉でなるほどなあと妙に納得。
世にあるものは須らくあるものであって、それにどう対峙するかがその人の生き方になる。今日のライドは後半完全に足を失ってしまって、家まであと1,2kmというところで休憩してしまったくらいだけど、やり遂げたことを振り返りつつ、次に繋げよう。
と言う訳で久し振りの箇条書き:
稲葉さんがMCで言った「気持ちが大事だからね、気持ち」これに尽きます。
(ネタバレします)
すっかり生活が変わり、ライブの感想も1週間遅れが精一杯だし、早めに会場に来て雰囲気を楽しむこともなければライブの前に徹底的に予習することもない、だから"NO EXCUSE"で”重々!”をやり忘れたり、でも楽しみ方が変わってもLIVE-GYMはLIVE-GYMでした。本編でアルバムチューンをすべてやってくれたのは何かの思し召しだと信じたいくらい。本当に本編を楽しめるだけで十分でアンコールは飛ばして家路に着いたのだけれど、まるで生活が変わればそういうこともあると言わんばかりに、アルバムチューンはすべて本編で聴けたのでした。
"BLACK COFFEE"に燃え上っていたのはアリーナ10列目付近というコアなファンばかりと思われるエリアでも僕だけでしたが、過去のタイトルの胸を抉ってくる選曲の凄いこと。"YOU&I""Don't Leave Me""Blue Sunshine"って。”きっと良かったんだろう僕たちは巡り合えて””似たようなことを何度繰り返して一体どこに辿り着けるの””わかりあうことの難しさを思い知る”ー泣かすじゃないですか。
でまあ”Ultra Soul"はやるよなあ、と一通り盛り上がって、いっつも思うけど続けて”スイマーよ!!"やればいいのに、と思ってたら"スイマーよ!!"ですよ!セットリスト全く見ず行ったのでびっくりでした。アリーナ10列目付近というコア(後略)でも、往年のクロールを模したフリをやってたのは僕だけで、この曲で一体オーディエンスがどこまで盛り上がれたのかちょっと不安でしたが、”魔法じゃない じゃないけどできるよ”はやっぱり泣けるのでした。
この先あとどれくらいライブを観れるのか楽しめるのかわかりませんが、観れても観れなくても悔いのないように、今まで成長のためのエネルギーをくれ続けてきたB'zに失礼のないように、熱心に生きていこうと改めて思ったライブでした。"EPIC DAY"のことを”いちばんまったりとしたアルバム”なんて書いてごめんなさい。あれは尋常じゃないエネルギーが炸裂しているアルバムです。
例えどんなに些細で容易くてどちらでもよいようなことでも、やると決めたことをやり遂げることの重大さ。
しかし、40代になると、それがどんな些細なことであれ、例えば毎日朝10分ラジオ英会話を聴くとか、新書一冊読み切るとか、仕事帰りにお店に立ち寄って服を一着買って帰るとか、「こうしよう」と決めたことをやり遂げることが年々難しくなっていく。それは体力的なものもあれば、精神的なものもあれば、物理的なものもある。けれど、「やろう」と決めたことを「やる」力というのは、そこをいい加減にしていくと癖になり、ずるずるとやり遂げられない体質になっていくように感じる。
今日は大体4時間あれば散策も含めて往復するのに十分余裕の距離、片道25kmくらいでよさげな行き先を探してみたら、あじさい寺で調べてみた岩船寺がちょうどよい距離。焦らず飛ばさずじっくり走る。般若寺を過ぎたあたりのセブンイレブンで一息ついて、東を向いて約7kmの強弱のある登り。岩船寺は思いの外の人出で賑わっていてすっかり観光気分。
意外にも7kmの登りが堪えたけれども、初志貫徹で決めた時間内で自走で帰宅。約4時間で50km弱、拝観とパン屋寄り道して十分愉しめてやり遂げたこと、これの積み重ねが40代を形作っていくと思う。
僕は往復同じルートで帰りましたが、般若寺の近くには浄瑠璃寺があるので、行きは308号メイン、帰りは163号メインでぐるっと一周というのも楽しいコースになると思います。オススメの行き先です。