『Talking Rock ! 2009年 11月号』

Talking Rock ! (トーキング・ロック) 2009年 11月号 [雑誌]
トーキングロック  2009-10-05

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読みたかったのはザ・クロマニヨンズ…ではなくて、ザ・ピロウズの���������武道館レポ���

レポートもさすがトーキング・ロック���というか吉川氏というか、愛情たっぷりのレポートで、������がかなり正確に再現されてたと思う。ああいうの、ライターの人とかはレコーダー持込できるもんなんかな���もうちょっとページ数があってもいいのになーと思うけどそりゃ贅沢ってもんか。916の前後にピロウズ本とかthe pillows castとか、分量たっぷりの本を読み漁ってるので、916のレポートもどーんと長いのを読んで楽しみたいな���思い出に浸りたいな���という気持ちがあるんだろうな。

写真がよくって、特に、確か「Please Mr.Lostman」のときのだと思うんだけど、スクリーンのあの木がめっちゃ綺麗で���あの写真は見るだけですべてを思い出してうるっときます。


『LIVE ROCKS! Vol.02』

LIVE ROCKS! Vol.02 (シンコー・ミュージック・ムック) (シンコー・ミュージックMOOK)
シンコーミュージック・エンタテイメント  2009-08-27

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 吉井和哉���大阪城ホールとthe pillows���zepp Osakaが載ってる���ということで本屋に行ってみたんだけど、パラパラっと捲ってみて、「これ買うか…���」と躊躇。コレクターなら当然購入、だけど、僕はもういい歳だから、それほどコレクションする熱もないし、ビジュアルものを集めて眺めるようなんじゃないし、レポートは見開き���ページで終わっちゃうないようで写真メインだし、「これは立ち読みでいいだろう」ということでさっと目を通して終えました。写真がほしい人にはいいと思います。 

『完全保存版京阪神アートブック』���京阪神エルマガジン社

L magazine art-京阪神アートブック 完全保存版―関西の美術館・アートスペース最新完全ガイド (えるまがMOOK)
京阪神Lマガジン  2009-04

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���������「京都国立近代美術館 学芸課長 河本信治」
���������
「美術館独自の文脈を作って、それに則ってのロックコンサートであると。」
「なぜ美術館のコンテンツにファッションを取り上げるのか。ファッションを通じて何を読んで何を伝えようとするか。そのプロセスがとても大事だと思います。これをはずしちゃうと、単なる展示施設になってしまう」

ひさしぶりに「文脈の大切さ」に自信を持たせてくれる文章に出会った。コンテクストの大切さ。即席のコンテクストは簡単に見破られ、二度と信用されることはない。どんな些細な決め事でも、そこまでにたどり着くコンテクストを準備しようとしたかどうかは重要だし、その準備の姿勢も問われる。通り一遍の儀礼的な会議で出てきたコンテクストに同意する人間はほとんどいない。コンテクストをコンセプトに変えても同じ。要は、「なぜ私はそう考えるか」を語ることに同じだから。自分の職場では、これを徹底できない。時間をかけて考えるくらいなら付け焼刃で十分、みたいなところがある。

もうひとつ、この文章に惹かれたのは、「これをはずしちゃうと」の一文があるところ。自分の問題としても、「はずしちゃうと」どうなるのかまで答えられないといけない。  

日本経済新聞2009/09/28 @関西「旅の途中」���多川俊英

「じっくり聴く側にまわったらタイヘンだ。饒舌にたたみかける方がダンゼン威勢がいいから、どうしても守勢に立たされる」
「私たちはここら辺りで一度立ちどまり、言葉の有効性や限界、その言葉を介する対話がすべてを解決しないことを、冷静に見定めるべきなのではあるまいか。」

 話すことが得意ではない僕は、いつも口数の多い人に追い込まれて苦労している。「どうしても守勢に立たされる」という辛さが嫌というほどわかる。そして、口数の多い人は必ず「対話が大事」だと唱える。けれど、その「対話」は、「対面して話す」意味しか含まれず、「聞く」時間がほとんど抜け落ちている。「聞く」時間が抜け落ちているのに、それは対話の相手の「話す」努力が足りないからだ、もっとガンガン話して前に出ないといけない、という。この辺りですでに、「対話」を振り翳す人が、実は相手を理解することを重視していない事実を炙り出している。相互に理解するのが対話ではなくて、相互に理解させようとするのが対話になっているのだ。

 なんとなく、話かけられると打ち解けたような気分になることも少なくない。「口を利かない」状態から「利く」状態になると、それだけで一歩関係が進んだようになるし、口を利く相手に面と向かって反対を唱えるのも体力がいるので、そうこうしているうちに「対話」主義者のオシに負けてしまう。聞き手に回ってしまう人間は、絶対的に受身なので対策が難しいが、言えない自分を言えないということだけで引っ込める理由はないということ、言われたら理解しないといけないなどと思わないこと、それを静かに保つことができれば、魂を大切にできる力になると思う。

『ザ・ピロウズ ハイブリッド レインボウ』���音楽と人

ザ・ピロウズ ハイブリッド レインボウ
音楽と人
USEN  2009-09-15

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 ピロウズの���人の他、岩田こうじ・増子直純・吉村秀樹・吉村由香・yoko・JIRO・ホリエアツシ・細見武士・上田健司・湊雅史・鈴木淳・RYOTA・大木温之・クハラカズユキのインタビューで構成されたヒストリー本。ピロウズの���人については、『音楽と人』2007年6月号掲載分を加筆訂正とあるので、厳密には20周年の今の声ではないけど、真鍋君、シンちゃんの過去に対する思いと現在の思いを読めるのは貴重。ピロウズの歴史をつぶさに知ろうと思えば、デビュー当初からほぼ毎年のインタビューが掲載されている「the pillows cast」のほうが圧倒的な情報量でオススメ、逆に比較的コンパクトに知りたいとか、ピロウズ3人の声を聞きたい���「the pillows cast」はほとんどがさわお単独のインタビュー���という場合は本書が向いていると思います。

 興味深かったのはデビュー以前の活動での繋がりかなあ。すごい有名どころのバンドのメンバーとかざくざく出てきて、やっぱりすごいところにすごい人が集まるのだなあと納得。よいものを作るためには、広い交流とレベルの高い人との付き合いが必要なんだなあ。 

 ������「バカをわからせるためには、ラジカセの前で弾き語りしてもダメだ。」

 何かを成し遂げるためには、その段取りを考える力が絶対必要。自分の独りよがりな努力ではなく、認められる努力。さわおの行動力には敬服。

『the pillows cast [1989-2009]20th Anniversary Special Edtion』

 半年に一度発売されるミュージシャンインタビュー誌『cast』が20年the pillowsを追いかけた軌跡をまとめた一冊。

 さすがに相当な分量で、読むのに相当時間がかかりました。916までに読み終えたかったんだけど間に合わなくて、今日ようやく終了。デビュー当初からほぼ毎年欠かさずインタビューをしている信頼感で、とても密度の濃い内容。20年の歴史をほんとにつぶさに感じることができます。ずっと一貫して変わらないスタンスでいるようで、少し年齢のことを出してみたり、当たり前なんだけどそういう変化みたいなものが、年齢が近い分しみじみわかるもんで、読んでてやっぱり励まされます。さわおは、「君の歌になってくれればいい」と、曲に関してそう言うんだけど、the pillowsの軌跡自体も、僕にとっては大事な羅針盤です。

 言葉になってるのを見て「そりゃそうだよなあ」と納得したんだけど、「もう、次はこれ以上いいものは書けないんじゃないか���」という不安は毎回感じる、とさわおは語っていて、どれだけ自信があっても、その恐怖心というのは乗り越えるべきものとして存在するんだなあとちょっと安心した。それから、2003年のツアーで、ライブ中にぼんやりしている瞬間があったという話、これも「あ、そうなんだ」と。自分にそういうことが起きたことがあるとか、短絡的に言うわけじゃなくて、長い活動の中でアップダウンを繰り返してるのは一緒なんだなーって、そういうのを感じるだけで自分も少し強くなれるもんだなとちょっと驚き。
 
 『the pillows cast』と『Talking Rock!』を読み終えて、じっと思い返して印象に湧き上がってくるのは『Thank you, my twilight』についてです。「折り返し地点を曲がったと思っているけれど、それに悲しんでる訳じゃなくて、サンキューと言える」ってくだり。『Thank you, my twilight』は2002年なので、今から7年前、さわおは33歳���今振り返ってみたら、確かに僕もそのくらいの年に、折り返し地点を曲がったと思ったな、と思う。でも僕はサンキューなんてとても言えなかった。言えないままここまで来ちゃったので、もっと無我夢中になろうと決意しました。

『the pillows cast [1989-2009]20th Anniversary Special Edtion』

やっとのことで『the pillows cast』読み終わる������

まー付箋がつくつく���笑���

付け出したらホントきりがないので、かなり抑え目にしたんだけど、
それでも尋常じゃない付箋のつき具合。

読了直後の今、いちばん印象に残ってるのは、
������������年のツアーで、ライブ中にぼんやりしている瞬間があったって話かな。
「最新作が最高傑作」でずっと来てる訳だけど、
やっぱりそういう時期もさわおにもあったんだなーというちょっとほっとするような気持ちと、
そういうときに支えてくれる仲間がいるっていいなって。

自分が飛び込んでない面もあるにはあるものの、
職場でそういう仲間がいないというのはなかなかメンタル的にキツいときもある。

でもそういう仲間がいないならいないで、
自分の納得のいく仕事ができるように、工夫していこうという気持ちになれる。

こうやって、自分がいいなと思う活動をしている人の歴史を、
長いスパンで読めるというのはありがたいことです。

http://www.the-niigata.com/contents/cast/archive/castarc.html

ジョークは笑うのが礼儀さ

ふと思い出して「Introduction to Rock Stock」を観る

そう、近所のTSUTAYAでコレ、売られてたんだ。

値札が3枚重なってて、\400→\200→\100

最終的には\100������

超びっくり価格の\100������
『雨上がりに見た幻』のアコースティックライブVer.が入ってるのに���
映像もふたつ、ハイブリのライブ映像とファニバニの������が入ってるのに������

売っていいのか������

ともかく、買っちゃったので、観る。


ハイブリはYouTubeにアップされてたヤツだなー。
いつのどこのライブだろう���
Googleで検索してみたけど、結果���画面分くらいではわからなかった。
代わりに、同じように\100で買った人が見つかった���
その人のとこがどんな環境かはわかんないけど、
ウチの近所はこんな貴重なものが売りに出されてても誰も気づかんくらいのイナカ。
イナカでよかった���笑���。

LOSTMAN GO TO BUDOKAN - the pillows@日本武道館 2009/09/16

���日も過ぎると書き出しに困るのですが、LOSTMAN GO TO BUDOKAN行ってきました���
先にミクシィ関心空間にレポや連想した思いを書いちゃってるので、
ここでは当日の行動と、ライブで感じた流れをログしておこうと思います。


9/16にあわせて夏季休暇を9/15-17で取得。
当日13時頃から下見に出発。
九段下界隈は、得意先の近所ということもあり、勝手は判ってるけど、
武道館にも靖国神社にも実際に行ったことない。
武道館の正面に回ってみると、既に人がちらほら。
まだ、物販の設営が始まったところ、という状態なのに。
でも、その場にいたいという気持ちは、わかるなあ。


まだ時間はたっぷりある���と思い���、靖国神社���千鳥ヶ淵へ。
靖国神社は初めて行ったけど、やっぱり僕の持ってる神社のイメージとはちょっと違う神社だった。
新しいっていうのかな���僕の中での神社は、太古から存在してるというか。


で、15:30頃帰ってきたら物販の列が大変なことに���
公園で幾重にも折り返した後、一時は九段下の駅に向かって列が延びて
さらにまた公園に折り返すくらいの列だったらしい。
実際、物販に辿り着くまでに1時間30分要した������
並んでる間、毛虫がパンツの裾に張り付くという事件も発生。
教えてくれた後ろのお姉さん、ありがとう。

���シャツ買って、いったんホテルに戻って着替えて、再び会場へ。
非常に甘いカメラチェックを通って、いざ入館������
2階スタンド席だったのですが、初武道館はやっぱりちょっと感動しました。
日の丸の前に下げられたスピーカ���が印象的。
アリーナはオールスタンディングでブロックで区切られてる。
ドームを見慣れた目には「意外と狭いな」なんて声があるのかも知れないけど、
僕には年季の入り方が会場をとても大きく見せるいい施設だな、と感じられました。

約40分くらい、たこ焼きを食べたりしながら開演を待つ。
���この、ライブ開演を待つ1時間前後ってめっちゃ早いんよね���
物販の列が半端じゃなかったので、15分くらいはおすんじゃないかな���と思ってたら、
ほぼ定刻に開演������

雑誌のインタビューやなんやで「ちょっとピロウズとは思えないくらいかっこいいオープニング」と
見聞きしてたから、どんなんだろう���と期待してたら、
ステージ前のスクリーンに、ピロウズのロゴのひとつである、
三本剣のロゴをモチーフにした超カッコいいアニメーション������
メンバー���人が固く結束するサマだね。
そして、あれこれ想像してた、注目の���曲目���

アニメーションの終わりとともに、あの電子音が������

1.Thank You,My Twilight

僕は「MY FOOT」かなーと思ってて、朝から「MY FOOT」聴いて半泣きになったりしたんだけど、
Talking Rock!のピロウズ特集やthe pillows castを読みながら、
「Thank you, My Twilight」の頃のことを読んでたとき、これだな���と予感して
ずっと聴いてた。もちろん、ピロウズファンなら必ず予想のひとつに入れる曲。

「折り返し地点だけど、下っていく感じはまったくない」

まだまだ走れ、ピロウズ���

2.MY FOOT

その直後で「MY FOOT」���早くも涙目。

”どこに居てもミスキャスト

独り言が増えたロストマン

誘われないのに断るセリフ覚えて”

でも、進んできたからここに辿り着いたじゃないか。
それだって通過点だっていうんだろう���

3.No Surrender

ここでノーサレというのがびっくりしたんだけど、
「また会おう������」と早々に叫ばれて二度びっくり。
でも、記念日が始まった直後からもうその先のことを見据えてるようで
らしいな、と思ったり。

4.Another Morning

さわおにスポットライトが当たって
”新しい誕生日なんだ���������”
これほどに相応しい曲、ないね。

5.Wake Up!dodo

6.プロポーズ

「アナザーモーニング」までの流れが強烈過ぎて、
「Wake up! Wake Up! Wake up!」からの���曲はちょっとリラックスタイム。

この辺で、スクリーンやときおり直に見れるさわおの表情を見て、
どうも淡々としてるというか抑えすぎてるというか、
変に構えちゃってるのかなーと思ってたんだけど、
どうやら素直に熱が入ってるんじゃないかな、と思い始める。

7.スケアクロウ

オープニングのアニメーションが甦る。三人の固い結束の歌。
なぜか古い曲のイメージがあるんだけど、
avex移籍第一弾だよね。あの時期でもこの心情ってのがすごい。

8.New Animal

「意外と新しい目の曲もやるんだな���」という感想。
と、思ってたら、「こういう日なので昔の曲を」という������とともに、

9.90'S MY LIFE
10.僕はかけら

「ビートルズに憧れてて、そんな曲を創ってました」という紹介をされると
それがとてもよくわかる。もちろん古臭くなんて全然ないけど、
ここまでの新しい目の曲の流れと相俟って、
ピロウズの20年を感じる。

11.ONE LIFE

スクリーンの青い芥子の花の群れに見とれてた。
「MY FOOT」とリンクするところがありつつ、
キミは僕の光、と歌うところが好き。聴きいれる曲。

12.1989

スクリーンには「1989.09.16」と「2009.09.16」。
そして「1989.09.16」がカウントアップ。
この曲は、ふだんさわおは「歌詞は世間に向けたメッセージとかほとんどない」と言ってるけど、
もうひとりじゃないと素直に言ってるようなとこがじんとくる。

13.サリバンになりたい

聴き入らせといてすぐまた火をつける���
誰もが感想で述べてますがとにかくアップダウンが激しい激しい。

ここでメンバー紹介の������があったのですが、

・あの真鍋君が最後トチるくらいメンバー全員バッキバキに緊張しているとわかる
・さわおが自己紹介しなかったくらいメンバー全員バッキバキに緊張しているとわかる

メンバー紹介がここでなかったらちょっと中弛みしたかも���ってくらい、
ものすごいテンポで次々曲が繰り出されて。
でもまだ中盤戦。

14.Ladybird Girl

「内輪の君たちにラブソングを」だったっけな���
ラブソングって言ってこんな曲持ってこれるところがピロウズの強さだよなー。
「古いギターで新しい歌また作ったんだよ」なんて痺れるじゃないか���

15.Funny Bunny

今振り返ると、「そんなに早く、Funny Bunny持ってきていいの������」って
このときは思ってたんだよね。それくらい、密度が濃かった。
Funny Bunnyのサビの大合唱は、みんな楽しみにしてる一大イベントだったから、
最後のほうまで引っ張るかなと思ったんだけど、
���このときは���早々に歌った、って印象だった。
でもこうやってみるとすでに15曲目。ほんとに充実してた。

16.I Know You

Poison Rock'n RollのPodCastで、ちょっと前に感謝についてさわおが語ったのを聴いてたので、
ここでの������はほんとうに感動した。
さわおの感謝に対する考え方というのは、なるほどなあとも思えるトンガリ方だったんだけど、
単に「丸くなった」だけではない、深い感謝というものが溢れ出てたと思います。
そんなふうに感謝するさわおも、また、どんどん人間味が増してきたんだと思います。

17.ストレンジカメレオン

このとき完全にぼーっとしてました。聞き惚れてました。
気づいたら、スクリーンの映像が凄く壮大で驚く。

18.サードアイ

渾身の縦ノリ������笑���
個人的にいちばん好きな曲なのでやってくれて嬉しかったです。

19.この世の果てまで

「この世の果てまで行こう」とゆったり煽っておいて、

20.その未来は今

「その未来は今」������くどいですがアップダウン激しい。
それにしてもこの繋ぎ方いい。

「オレは嬉しいぞ���」の������は一生忘れません。
あんなふうにモノが言える真剣さというのをいつも忘れないようにしたい。

21.雨上がりに見た幻

22.Hybrid Rainbow

もちろんこの二曲はセットで。
「雨上がりに見た幻」は初めてライブで聴いたんですが、
ものすごい力強く響きますねー。
ストカメ以降、長丁場だからなのかなんなのか、
さわおの声がラフになってきてた���僕はけして嫌いじゃない���んだけど、
ハイブリのときは、きっと感極まってたと思うね。
感極まってのシャウトがものすごい良かった。
テクニック云々じゃない、それこそライブの良さが全開。

Encore1

1.Please Mr.Lostman

2.Swanky Street

名盤「Please Mr.Lostman」の名曲中の名曲、
「Please Mr.Lostman」と「Swanky Street」がアンコール。
「Thank you,my twilight」と「Please Mr.Lostman」って一組みたいに感じてるんだけど、
スクリーンの演出がそんな感じで感動。

Encore2

1.Calvero

2.Ride on shooting star

3.LITTLE BUSTERS

「Calvero」のギター���ベース立てのカッコよさに痺れ、
「Ride on shooting star」は悪ふざけそのままに会場全体で大暴れし、
「LITTLE BUSTERS」は、結構合唱してた人いたと思う。
ダブルアンコール独特の振り切った、後先考えない楽しい盛り上がり���
もうすぐ、このアニバーサリーが終わっちゃうんだって寂しさを感じさせないような。

Encore3

1.Poison Rock'n'roll

ダブルアンコールが終わった後の������は「雨上がりに見た幻」、会場は大合唱。
照明がつかないし、なにしろ今日は記念日、あるだろうあるだろうと期待してたら
ありました���トリプルアンコール������
そこを最新アルバムのトリの曲でしめるあたりがいかにもらしいな���。


こうやって、最高の誕生日は最高のパフォーマンスとともに幕を下ろし、
この日九段下界隈どこに言ってもピロウズ���シャツを着た人を見かけた楽しい一日も幕を下ろしたのでした。
この後、近くのラーメン屋「斑鳩」でラーメン食べてたら、
ピロウズ���シャツ来た人がどんどん並んでそれもまた楽しかった。

漠然と、「ストレンジカメレオン」や「ハイブリッドレインボウ」といった、
ちょっと昔の名曲に頼るようなことになるのかな、と思ったけど、
こうやってみると年代も全然散らばってるし、最新作も盛り上がる。
次のアルバム「OOPARTS」のツアーも思い切り期待しちゃって大丈夫���
自分たちの軌跡に自信と誇りを持ち続けて、次の10年20年を続けていってほしいです。
もう孤独じゃないって、ずっと信じていってほしい。

日本経済新聞2009/09/13 文化・残暑好日、喫茶店のはしご���片岡義男

「人の感じが昔とまったく同じだね」と、店主は言った。これはいろんな人に言われる。変わるためにはそれなりのキャパシティが必要だ。僕にはそれがない、したがって変わりようがない。

 「変わらない」ということは我々くらいの年になるとどちらかというとマイナスだ。成長していないということだから。けれど「変わらない」というのがいい意味であることももちろんあって、それをサラリと書いていて羨ましい。嫌味な謙虚でも卑屈でもない、こんなふうな心の持ちように憧れる。