独走会ランナバウト - 2016/04/23 PILOT COFFEE - くろんど池 - 転害門 - 春日大社 - 東大寺大仏殿・二月堂 - フロレスタ - TRANSIT

ランナバウトというのは、ご近所ぶらぶら、という程度の意味の言葉だそうです。

もちろんできれば100km以上を走りたいのですがなかなか難しく、それならばご近所さん交流したいし、もうひとつ切実な思いで神社仏閣参りをしたいというのもあって、奈良公園往復走しました。


PILOT COFFEE。この朝初めてひとりで店に立つデビューの日だったそう。記念すべき日に変な客が来てごめんね、と謝りました。


くろんど池。ほんとにストレートに奈良公園往復走では物足りないので、くろんど池挟んでみました。が、これだけで結構遠回りした感満載。


転害門。この前の369号線って、全然走りやすくない道なんだけど行くと必ずサイクリストに出会います。本格的な恰好の方々はおそらく布目ダム行ったり帰ってきたりなのかなと思うのですが、普通の方々はなぜまたこの道を??といつも不思議に思います。


春日大社。今日はいつもにもまして外国人環境客の方が多かったです。藤目当て?


大仏殿。こちらは修学旅行生が多かったです。


二月堂。初めてお堂に上がったのですが絶景でした。二月堂はお水取りで有名で、お水取りは無病息災祈願なので二月堂へのお参りは健康祈願に向くのかなと思いお守りも頂きました。ここの二体の十一面観音は絶対秘仏だったり、なんとなくおっかない印象なんですが御朱印所の方は戒壇院の方に勝るとも劣らないくらい気さくな方でとても心地よかったです。


その戒壇院に寄る道すがら一息つこうと工場跡をのぞいたらなんと休業日で、どうしようかなと思うまでもなく大好きフロレスタへ。走りながら食べたネイチャーの包み紙はもちろんジャージのバックポケットに。

帰りに、富雄の超絶かっこいい自転車屋TRANSITに立ち寄ったのですが、ここはあまりに馴染みすぎて居心地よ過ぎてまるで自分ちみたいでいつも写真撮るのもチェックインするのも忘れます。数分、店主とくっちゃべって冷やかして休憩させてもらって、とりみ通りの登りをイヤイヤのぼって帰路につきました。50kmくらいかな。もっとたくさん顔出したいとこあったんだけど、これからいい季節になっていくんで今後のお楽しみに取っておこうということで。

独走会 - 2016/02/12 興福寺

こんな晴れた日は休んで、門を潜ろう。

という訳ではなくて、代休だったので、合間の時間にライトに走ってみたのでした。ライトに走ろうと思い立って、行先を世界遺産から選べるという日常の幸せ。

ほんとにライトというに相応しく、まずはご近所のトリカヂイッパイで全部のせ塩をささっと頂き、

いつものルートで奈良に出てフロレスタで限定モノとネイチャーをバランスよく買い、

興福寺南円堂に参拝して御朱印頂いて元来た道を引き返しました。

ときたま強風もあったけど、天気はこの上なく、陽気のせいか足もすこぶる好調で、気持ちよかったの一言でした。こんなライドができる日々が永遠に続いたらそれだけで幸せでしょう。

限定モノ、大和茶。すこーし、ほんとにすこーしビターな口当たりなのが美味しいです。


独走会・街のパン屋でパンを買う - 2016/01/17 Le Bage

パン屋さんじゃなくてベーグル屋さん。評判よく聞くので食べてみたかったLe Bageに念願叶ってようやく行けました。

ウチからLe Bageまでは2km弱。半径5kmのお使いってロードバイクあると格段にラクで、生駒みたいな、いいお店が結構あちこちに点在していて、スーパーなんかも5km圏内にいくつかある、みたいな郊外都市ではすごく便利なツールです。

お店はかわいらしい色合いのグリーン基調で遠目にも入りやすそうなに思えます。

サイト見て、季節限定の安納芋が出ているのは知っていたので安納芋と、その場で吟味しながらプレーン、エブリシング、ダブルチーズ、イチジクを買いました。そばに添えてあったドリップコーヒーにデカフェがあったので手に取ったらイレブンのでした。原産メキシコと書かれてたので、ウェブでメキシコ産のデカフェが手に入りにくいので別のに変える、というポストを読んだけど、今はメキシコ産に戻せたのかな?とか思いつつこれも買いました。

ベーグルは噂に違わぬうまさでした!安納芋、ダブルチーズ、イチジクは、ベーグルの中にそれぞれ入ってるんですよ!イチジクならイチジクジャムが。チーズならチーズが。安納芋なら安納芋が。生地に練りこんでるのではなくて、実際に入ってる。こんなふうに。

これはおいしいです。ハマります。もうこれ以上近所にお気に入りができると困るんですが・・・嬉しい悩みです(笑)

BAGLE SHOP Le Bage  奈良県生駒市西菜畑町1473-4-1

街のサテンで豆を買う 2016/01/11 喫茶イレブン

グアテマラSHB 200gと、カフェインレスグアテマラを30g。

ご近所の喫茶イレブンは11日が特売日。カフェインレスグアテマラがほとんどないとのことで、同じグアテマラで選ぶことに。たまたま特売豆もグアテマラだったので、他の2種類のグアテマラとの違い、甘味や渋みやクリア感やフレーバーの特徴なんかを簡単にレクチャーしてもらって、特売豆だったグアテマラSHBを貰いました。

「明日は特売日!いつもよりも特売日!」明日は11日、お正月あけて初めの特売日です。今回はお正月という事もありますので、いつもより安くなります!今回の特売豆はグアテマラSHB、銘柄やスペシャルティ豆ではなく一般的なグアテマラ豆の中でも...

Posted by 喫茶イレブン on 2016年1月9日

喫茶イレブンさんのfacebookページはいつもめっちゃ気合入ってて読んでいて楽しいです。仕事への熱意はいつも心を躍らせてくれます。今晩はカフェインレス淹れて、近々グアテマラSHB淹れて、テイストとフレーバーを忘れないうちに、スタンダード品のグアテマラ2種を買いに行きます。

ペーパードリップと雰囲気ばっちりの『物を作って生きるには』。以前読んだ『つながりっぱなしの日常を生きる』の訳者野中モモ氏の新刊(新訳?)です。やっとamazonから届いたので、読みかけのもろもろそっちのけで読みます!

487311747X 物を作って生きるには ―23人のMaker Proが語る仕事と生活 (Make:Japan Books)
John Baichtal
オライリージャパン 2015-12-26

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独走会 - 2016/01/11 走り初め 春日大社

愉しみは本人にしか判らない。何が苦しいのかが他人には判らないのと同じように。

だから、言わなきゃ判らないという人に限って、言っても判らない。これは僕が村上春樹作品を読み始めた頃から一貫してその作品から受け続けている影響。ロードバイクで20km弱の道のりを1時間弱かけて走っていって、春日大社にお参りしてお札・お守りに加え破魔矢と熊手を頂いて、破魔矢と熊手は手で持ってお帰りくださいということなので帰りは高々20kmの距離を輪行で帰る、なんて、ロードバイクに乗る人から見ても神社仏閣参拝が好きな人から見ても何やってんだろうと見えることだろう。だけど僕にとっては、限られた時間でも愉しもうとしているのだ。人のポイントが判らない人ほど、ストレスを感じさせる人はいない。例え、その人のメンタリティが真直ぐで前向きでポジティブなものであったとしても。それはまやかしに過ぎない。

そして、そして仮にそれが「愉しみ」のように見えたとしても、本人の感じていて「愉しみ」という言葉で表したい「愉しみ」と、周りがそれを「愉しそう」と見えて「愉しみ」という言葉で表したくなる「愉しみ」とは必ずしもぴったり合致する訳ではない。特にこのことが「周り」側に立ったとき理解できない者は、けして言っても判らない。そこに深い絶望があり、その絶望と向き合うためには独りで走るしか道はない。

前に走ったのも春日大社で一か月半ぶり。御朱印は過去の参拝を振り返れるのも良いところ。御朱印を書いてくださる方と一言二言会話ができると不思議と嬉しい。

独走会・街のパン屋でパンを買う - 2015/11/23 春日大社・こはく

言葉が痩せ細っていくのは、希望を持って生きていないからだ。

三連休の最終日、時間を得ることが出来、どんなふうに走るか逡巡し、馴染みのルートをリラックスして走ろうと平城宮跡経由で春日大社へ。

春日大社は七五三。いつものように御朱印を頂き9:30。この時間に営業している喫茶店というと工場跡事務室しか知らず、覗いてみるも連休の朝、やっぱりみんなここに来るようで待ち列二人。なのでもう家路についてパン買って帰ろうと、法連町の「こはく。」へ。

帰り道、ふと、先日、cafe cafuaで、ブログを読んでもらってると話してもらったことを思いだした。ああいうとき、どんな風に話せばよかったのかなあと少し後悔していたこともあったが、恥ずかしいと言った言葉には嘘はない。インターネットの黎明期からホームページを作ったり日記を毎日更新していたり、書くのが大好きだったけれど、ここ数年、思うように書けないなあという実感は強くなるばかりで、だから、ブログというオープンなウェブ上に書いている以上誰かに見てもらえることは百も承知の上で、いざ読んでくれている人と出会うと恥ずかしいと思ってしまう。しかし、読んでもらっていると聞いたことで、急に少しブログを書くときの心持が変化したような気がした。これは一体何だろうと考えると、読んでくれるから嬉しいという単純なことではなくて、自分の想いを向ける何かがどこかにー将来にーあるのかどうかが、言葉を生み出す厚みを生むのではないのかと思い至った。そうすると、若い頃の自分は、何かにつけ夢とか将来とか言うのがあまり好きではない性分だったけれども、あれだけ毎日言葉が湧き溢れ出ていたのは、つまり、自分の想いを向ける将来が、希望があった、それを信じていたということだと思い至った。そして、そういうことを忘れ、社会にも日常にも諦めと諦めの埋め合わせとしての怒りでごまかしているうちに言葉は痩せ細っていっていた。

しかし今私は家族とともに、少しずつ自分を変え、新しい自分の理想を模索し、形作ろうとし、そして新しい言葉を獲得しようとしている。そこに抱いている夢や希望は、どれだけ荒唐無稽なものでもよいのだと、そうすることで言葉を獲得していくことが生きていくということなのだと、富雄からの登りをこなしながら強く自分に覚え込ませていた。

 

独走会 2015/08/23 夏の終わり

ただ、一さいは過ぎて行きます。

年を取るというのはこの年になると本当に辛いもので、時間はただ流れていくだけ、というような意味の有名な文章があったよな、と思いだしてみたこの一文が、太宰の一節というのを即座に思いだせませんでした。引用するには不適切な気もするけれど、本当にただ淡々とした気分を表すのにこれ以上の一文もないのです。

来週の土日は予定が埋まっているので、今日のライドが夏の終わり。1時間、走りっぱなしで帰ってこれるルートということで、富雄から阪奈に乗り、尼ヶ辻橋西詰のも一つ向こうで南に折れて少しだけ自転車道を走ってすぐ西向いて308号で引き返し、富雄川沿いに北進して生駒に帰る、という全くいつものルート。どこに行くにもこの道を使わないといけない、普段使いのルート。この普段使いのルートを、時にハイケイデンスで、時にシティサイクル並みで、気持ちよく走ります。長い距離でなくても、長い時間でなくても、見知らぬ土地でなくても、そのときはそのときにしかないもので、一さいは過ぎていき二度とは帰ってこないのですから。We're dancing in the stimulation. そのときの体験は常に新しく、それを粗末に扱わないことが人生を有難いものにしてくれる。

行きつけのカフェ、mother beansによってお気に入りのキャロブケーキを買って、「自転車ですか?」と一通りの会話で店を出て、5分もしない自宅に着いたらなんとヘルメットを脱ごうとして初めて忘れてきたことに気づき、慌ててもう一度mother beansに引き返すなんて、たった1時間のライドでヘルメット脱いだことが分からないくらい疲れるようになっちゃったのかな、なんてただ思った夏の終わり。

独走会 2015/06/28 岩船寺

例えどんなに些細で容易くてどちらでもよいようなことでも、やると決めたことをやり遂げることの重大さ。

40歳を迎えて1年、2年、3年と過ごして思うのは、なんであれやろうと決めたことを「やり遂げる」ということが、非常に尊くて大事になっているということ。30代の頃は、やり遂げる中身が重要で、着手したものの当初決めた壮大な到達点に達する見込みがなくなった時点で、達成見込みのないプロセスに時間をかけるのは無駄で、新たな「やり遂げる中身」のためにその時間を使ったほうがいい、という考え方で行動していたように思う。

しかし、40代になると、それがどんな些細なことであれ、例えば毎日朝10分ラジオ英会話を聴くとか、新書一冊読み切るとか、仕事帰りにお店に立ち寄って服を一着買って帰るとか、「こうしよう」と決めたことをやり遂げることが年々難しくなっていく。それは体力的なものもあれば、精神的なものもあれば、物理的なものもある。けれど、「やろう」と決めたことを「やる」力というのは、そこをいい加減にしていくと癖になり、ずるずるとやり遂げられない体質になっていくように感じる。

今日は大体4時間あれば散策も含めて往復するのに十分余裕の距離、片道25kmくらいでよさげな行き先を探してみたら、あじさい寺で調べてみた岩船寺がちょうどよい距離。焦らず飛ばさずじっくり走る。般若寺を過ぎたあたりのセブンイレブンで一息ついて、東を向いて約7kmの強弱のある登り。岩船寺は思いの外の人出で賑わっていてすっかり観光気分。

意外にも7kmの登りが堪えたけれども、初志貫徹で決めた時間内で自走で帰宅。約4時間で50km弱、拝観とパン屋寄り道して十分愉しめてやり遂げたこと、これの積み重ねが40代を形作っていくと思う。

僕は往復同じルートで帰りましたが、般若寺の近くには浄瑠璃寺があるので、行きは308号メイン、帰りは163号メインでぐるっと一周というのも楽しいコースになると思います。オススメの行き先です。

独走会 2015/06/07 宝山寺

時間は誰に対しても平等に流れない。であるが故に必ず有効に使える訳ではない。

少しの時間が出来たので、玄関出て1分でスタート地点の宝山寺クライムへ。距離にして2km弱、獲得標高約150m、つまり平均斜度約7.5%というなかなかでほどほどのクライムコース。20分あれば行って帰ってこれるこのコースでも、20分が生まれたときに即出発できる準備が整ってないとその時間を有効に使うことはできない。時間がないないというのであれば、時間が生まれたときに即座にその時間を有効活用するだけの迅速さがないといけない。時間が出来たときに限って、何をするでもなく時間をやり過ごしてしまうのも人の性根という感じはする。だから有効活用するためにスケジュールを立て調整を図るという慣習が生まれるけれど、それを人は誰しも心がける訳ではない。不確定要因に逆らおうとしない人間もいるのである。時間は自分の努力だけで、必ずしも有効に使える訳ではない。そう思い知るからこそ、わずかな時間でも有難いと思い、より活きた時間にしようと心から思うものである。だから、わずかなその20分を、心拍数を限界に上げる辛い時間にしてまで坂を登るのである。


独走会 2015/05/30 馬見丘陵公園

独走というのは、決して、他人を受け付けないということではありません。むしろ、その逆なのです。

富雄のスーパーかっこいい自転車屋さんTRANSITのマスコットキャラクター・ヨシダさんから「明日走りませんか?」というメッセージ。ちょうど時間が取れていたので走るつもりだったのでお受けしまして8:30にTRANSIT前に集合、サコウさんと3人で富雄から馬見丘陵公園の往復約46km走りました。家を出てからフロントのブレーキシューが削れ切ってることに気が付いた整備不良の私を、なんでも出てくる四次元カバンを持ってるサコウさんがシューを出して救ってくれました。

何のために独走を掲げるのか?それは、究極的には「誰とでも走れるようであるために」なのです。生きるのは独りでは生きられない、というけれど、独りでやれることは独りでやろうとする人間の集まりでなければ、助け合って生きていくこともできないはず。それほど熱心に練習できる訳でももともと体力自慢な訳でもない自分は、こういうお誘いを在り難く頂いたときに出来る限り足手まといにならず楽しく走れるように、そのために日頃独走を心がけるという次第なのです。

富雄から馬見丘陵公園のルートはとても気持ちいいです。馬見丘陵公園は美しく整備された公園で、ツーリングの目的地に向いてます。