乾さんといっしょじゃない@奈良町おんどり 2011/07/16 #jbnsgt3k

乾さんにどうしても避けられない急用が入ったと12日に連絡をもらい、でもせっかくなのでと木下さんと前田先生というアフター奈良3自転車部の面々と、奈良町で一杯。そこで数々の偶然の果ての予想外の出来事が!

もともと、『乾さんといっしょ@乾さんち』で集まった面々と、僕の中で温めてたアフター奈良3 #03のアイデアを打ち明けて意見聞いてみようと思ってたので、木下さんと前田先生にぶつけてみようと思った訳です。かなりやってることに違いのある三人だしね。

まず最初の偶然は、乾さんからキャンセルの連絡があったこと。

次の偶然は、それでこの日の集まりを流してしまわずに声掛けしたら、木下さんと前田先生が乗ってきてくれたこと。

その次の偶然は、乾さんちに行く訳じゃなかったので、奈良にする理由もなかったんだけど、また場所相談とか始めたら面倒なので、(ふつう僕はこういうとき必ず場所決め直しするのに)もういいか、と思って奈良にしといたこと。

更なる偶然は、とりあえず三人で奈良は初めてなので、定番の「蔵」でいいか、6時なら流石に大丈夫だろう、と予約せずに行ったら案の定というか既に満席でお断りくらったこと。

こんな流れを経て、前々回の「乾さんといっしょ」で連れて行って頂いた「おんどり」に再び向かってみたら、ちょうど3人分空いてたので腰を落ち着けた訳です。
取りあえず最近の仕事っぷりとかから口火を切って、僕が来週のスケジュールが火曜大阪・水曜長崎・木曜大阪・金曜熊本→京田辺でなんでやねん!と喚いてみたり、そんな感じであったまってから、いざアフター奈良3のアイデアを話してみて合否判定を頂く、みたいなノリで結構盛り上がって。

そしたら次に起きた偶然は、先客の二名二組が帰ったこと。

帰って直後に、五人組が来たこと!!

「あ、詰めますよ、詰めますよ」って奥に詰めて、その五人組に入ってもらって、で、ぼちぼち飲み始めたところで前田先生がその五人組が写真を撮ろうとされているのに気付いて「撮りましょか?」ってカメラ預かって、僕は撮影確度的に邪魔になるカウンタの一升瓶二本を手に抱えて、前田先生が気合入れて撮影したショットを「どうやって確認したらええかわからん~」と四苦八苦されたのち「まあまあやな~」と衝撃の発言で大爆笑に巻き込まれたり、このあたりですでに木下さんと前田先生は五人組の中心人物が何者か気づいてはって。

くるみの木のオーナー、石村さんだったのです。

まあ僕たちはだからってちょっとお話していいものなのかどうなのか、加減のわからないまま引き続きアフター奈良3話で熱くなってたんですが、僕がとなりのお兄さんに二の腕をトンと合図され、「それなに?」とささみサラダポテトフライを尋ねられたところから会話が始まり。

「どういうつながりなんですか?」と尋ねられたところに、前田先生が「図書情報館で年初にやっていた『自分の仕事』を考える三日間、というイベントで知り合ったんです」と答え、僕が「失礼ながら…」とお尋ねし、「そうなのよーそれなら今から乾さんに電話したいくらいだわー」と仰り、「いや、それが、実は今日、乾さんちに遊びに行くはずだったんですけど、急用が入られたそうで僕たちだけで飲みに来たんですよ」、「まーそうなのー、皆さん学生さん?」、「いえ、実はこう見えて39歳です」、「まあーー!!」

…とまあこんな感じで異常なドライブがかかって場は盛り上がり、なぜか僕らの写真も撮影され、こちらが名乗らないのは無礼にあたるので名刺をお渡しし、そうすると隣のお兄さんが竹内ヤスヒロさんという、秋篠の森のウェディングカメラマンもされている方だということが分かり、 7/21まで秋篠の森で竹内靖博写真展を開催されてるということなので、覗きに行かせて頂きます、とお話をしてお別れしたのです。

で、今朝、いい天気だったので早速、秋篠の森にロードバイクで行ってきた訳です。それが先頭の写真。10:30 OPENだったので、とりあえずいつものルートで平城宮跡まで走り、頃合いを見計らって秋篠の森へ。

門が開いたので入ってみたら、ギャラリーにさっそく竹内さんがいらっしゃって。声を変えたら覚えててくださいました。奥さんも、秋篠の森のスタッフの方も。長くお話させて頂きました。

竹内さんの写真は、(恐らく)秋篠の森で結婚式を挙げられた夫婦のご家族を撮影されたものと、オーストラリア・ブリスベンの街のシーンを切り取ったもの。ブリスベンの写真は、ものすごい極細の線で精緻に書き上げられたような硬度と柔らかさの両方ある、海辺の街の気配がすごく印象的でした。色彩も硬度と柔らかさの両方ある。画面の全面が海岸で波しぶきがあがってて、右端に子ども三人がはしゃいでる写真があって、なぜかそれだけ価格が表記されてなくって、これは販売されないのかな、と思ったりして観てるうちにすごく印象に残りました。


そうそう、石村さんとのお話で、高松がいいよとオススメされ、これは行っとかなあかんちゃうか!となり、アフター奈良3自転車部ストイック組は速攻で高松行日程を組んだのでした。乞うご期待!

『100,000年後の安全』観てきました #10mannen_mita

福島第一原発問題で公開予定を半年近く繰り上げ緊急公開された、話題のドキュメンタリー『100,000年後の安全』観てきました。

 

奈良3仲間の木田さんに教えてもらって(木田さんのところでも6/25に上映予定)、気になっていたのでテアトル梅田での公開を待って観にいきました。

日本のドキュメンタリーのような、情報をぎゅうぎゅうに詰め込む形のつくりではなかったのがいちばん印象に残ってることかな。日本の作品というのは、なんであれ情報量が多いほうがおもしろいと「感じる」構造になってると思う。この流れを作ったのはト書きを多用に多用する士郎正宗だと(攻殻機動隊)どこかで聞いたような気がするんだけど、とにかく、直接目に耳に入るところから、入らないサイドストーリーとかバックストーリーとか、やたらめったらに情報を積み重ねるのが日本的だと思う。それに慣らされてるので、ずいぶんゆったりとしたつくりに感じるし、途中少し退屈な感じもするんだけど、本質というのはけして情報量ではないと再認識。いくら情報量を増やしても、徹底的に考え抜けない構造になっている思考様式と、あんなにシンプルなのに本質に辿り着く思考様式。

  • オンカロは「2100年に運用を停止。永久に封印される。」にいちばん驚いた。2100年以降の放射性廃棄物はどうするの?2100年までに原発は運用停止するということ?勉強不足。調べよう。
  • 「100,000年後の人類に、この場所が危険だと確実に伝えられる方法がない」という思考の到達に感銘。確かに同じ言葉を話している保証はないし、絵も今の僕らと同じように受け止めるかは分からない。そもそも、科学が進歩してるかどうかもわからない。それに、「ここは掘るな。危険。」と書いておいてその意味が通じたとしても、現代人が古代の墓を「祟りがあるぞ。掘るな。」と書かれていても掘り起こすように、100,000年後の人類は掘り起こすかも知れない。
  • それならいっそ、「忘れられた方がいい」という発想も出てくる。それは出てきても不思議ではないと思う。
  • ウランだっていつかはなくなる。再利用?それに対する考え方はあまりにもシンプルであまりにも的確だった。
  • 地中が安定している。
  • なぜ、法律が必要なのか?彼らはお決まりの議論をする?このあたりの理解がキー。

 

インディーといえばリバティーン

オレはフダツキだけど、ヒモツキにはならないぜ!!(逆)

 

こないだ、「やっぱインディーだな。スポンサーやタニマチつきは信用ならねえ」みたいなツイートをして、そのとき「インディーと言えばリバティーンズだよな」とふと過り、久し振りに聴いてみようと思ったらCDがない。iTunesにも取りこんでない。ということで、CD買おうと思って

amazonで探してみたものの、せっかくなので奈良にあるRecord Shop Djangoさんにツイッターでストックを尋ねてみました。残念ながらないとのことだったので、amazonで買っちゃうかなーと迷い中。

さてThe Libertines。改めて調べてみたら、「インディー・ロック」ってのは、けして自主独立でやってるバンド、というのではないことがわかる。ブラーだってオエイシスだって「インディー・ロック」に分類されてる。要は、「インディー・ロック」てのは、その時の流行や音楽的主流等に関わらず、自分達の音楽を貫いている姿勢のロックのことを「インディー・ロック」という訳で、清貧の思想を至上のものとしてる訳じゃない。自分たちのやりたいことを貫いて、それが広く受け入れられて成功したならそれでよい。

自分達のやりたいことを貫く、というのは容易ならざることなのは言うまでもなくて、まずそれでも食っていかなければならない以上、おのずとその足取りはindependentでなければならない。自分達のやりたいことをやるために、スポンサーやタニマチを得るというやり方は、independentではないし、どこかで自分達のやりたいことを貫けていない。それに自覚的であるかどうかは別として。今、僕は会社員として職を得ているからそんな上から見た言い方ができるけれど、もし、今この職を突然リストラで解かれたら、やりたいことを貫くどころの騒ぎではなくなってしまう。そういう状態に陥ったとしても、今自分が考えているようなスタンスを、生きるために食っていくために断腸の思いで曲げることがあったとしても、どう考えをおさめるべきか考えに考え抜いていけるかどうか、それが自分の値打ちを決めていくような気がする。だから、やっぱり「インディー・ロック」のアティチュードに惹かれてしまうのだ。スポンサーやタニマチやヒモツキは、どこまでいっても信用ならない。信用してるフリは、大人だからできるけどね。気づかれない自信も、あるけどね。

B000XJ5U5S Libertines
Libertines
Rough Trade Us 2005-01-25

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奈良モノ2点お買い上げ

奈良をこよなく愛する僕が今週購入した奈良もの2点!

いってんめ:LOSTAGEティシャツ!

LOSTAGEは我が奈良が誇るスーパーかっこいいロックバンド。説明たいへんなのでこの辺見てもらうとして、Vo.&Bassの五味兄さんのブログ見てたら通販用ティシャツが出来たというのでさっそく通販しました。すっきりシンプルで大変よいです。7月のネバランにももちろん着ていきます。それまでに普段もジャケットの下に合わせられそうな勢いです。3,500円でしたが発送元を見て、直接受け取りにいけば、送料分儲けてもらえたのにな、と思ったり(笑)

にてんめ:中川政七商店・粋更の扇子!

これまた我が奈良が誇るスーパーいかした中川政七商店の贈りものライン「粋更」の扇子です。紳士用はシブい柄が多かったんですか、白地に紺のラインが映えるこの「めだか」がかわいいので購入。今年は、これまで以上に扇子使いそう。気に入ったものが見つかって嬉しいです。

ゲリラ”乾さんといっしょ” at 福島

福島で、乾さんとサシ飲み!!

連れていって頂いたのはJR福島駅すぐのガード下になる、「パシオン・エ・ナチュール」。僕が明朝早いということで、駅近のいい店にしてくださったのですが、その早朝予定がキャンセルになるというオチつき。ビオワインを取りそろえた「ビオバル」をうたってます。ビオワインって初めて飲んだのですが、乾さんのおっしゃる通り、翌日に残りませんでした!(もっともそんなに飲んでません)

今、乾さんとのホットな話題は「文化教養について」:

  • 僕は、「文化教養」は、それまでの歴史や積み重ねを「知っている」ことが大前提だと思うし、それを知らなければ、そういったジャンルの会話に参加できないと思う
  • それに対して乾さんは、それは「知識」だと仰り、「知識」など重要なことではない、と仰る
  • でも僕は、やっぱり知識抜きで会話をすることはできないと思うし、”「知識」など重要なことではない”というのは、「知識」をきちんと身につけた人が言えることであって、「知識」を身につけていない側から言えることではない、と思う
  • それに対して乾さんは、会話は成り立っているし、成り立っている以上、教養はあるのだ、と仰る

ここにもう一つのホットな軸:「親鸞」が絡んでくる:

  • 「知識」など重要でないという言葉は、受け止め方を間違えると、悪人正機における「本願ぼこり」のようなことが起きる。僕はそれを良しとしないので、「知識」は身につけなければいけない、というスタンスを取り続けたいと思う。

この話題と、ビブリオバトル@図書情報館の話がアツかったんですが、今回はそれ以外のヨタ話も結構長くて(半分くらい?)、かなり面白おかしかったです。乾さんちに奈良3メンバーで押しかける話、前回お誘い受けたときは半分冗談かなと思ってたんですが、今回もOKもらったのでこれは真に受けていいんだろうと、ほんとに計画してみることにします!

関連ランキング:ダイニングバー | 福島駅新福島駅中之島駅

天満橋ビブリオバトル#07 2011/05/18 #bibliobattle

何にでも訪れる、ターニングポイント。この日参加したビブリオバトルは、僕にとってはそんなビブリオバトルでした。

2月に初めて参加して以来毎月参加し、先月は発表もやってみて、今月は前回の図書情報館と同様スタッフとして参加しましたが、誤解を恐れず有体に一言で感想を言うと、僕個人がビブリオバトルに期待しているものが、薄まっていると感じた回でした。スタッフとして参加したので、言うべきではないことももちろんあるのですが、僕はビブリオバトルは単なる「プレゼンバトル」であっていいものではない、と思っています。かと言って、「書評」にウェイトを置き過ぎてもいけないことも理解はしているのですが、やはり、「書籍」は人が集まって人に何かを説明語りするための「道具」としてたまたま選んでいるひとつ、という位置づけであっていい訳はない、と思うわけです。そこの「軸」を失うイベントというのは、往々にして求心力を失っていくと思うし、もしそこの「軸」を外してよいなら、別の看板に架け替えるのが最善と思う訳です。

そう考えていくと、この状況を変えるのは、オーディエンスの質問力かなあと思ったりもします。回を重ねるごとにレベルアップを図る、ということは、なるべく新規参加者を募っていきたい、という主催者側の意図を考えるとあまり現実的ではないので、発表者側にウェイトを置くのではなく、恐らくは常連化を期待できるオーディエンス側が、どれだけ良質な質問をすることができるか?次はここが重要になってくるのかと思いました。

参加者(発表者もオーディエンスも)は、主催者側の意図を正しく理解しようと努める義務がある。これは僕の持論です。そして、その前提があってなおかつ、主催者側は、まだ見ぬ参加者に対して、自分たちの意図を、(伝えようとしないという手法も含めて)正しく理解されるように伝える責務がある。そういう意味で、僕はビブリオバトルに期待していたことのひとつは”知的”書評合戦だったのですが(それは”インテリ”という意味ではないですよ)、今回はその部分が僕の期待通りではなかったということです。自分が質問できたら、という思い上がりはないですが(スタッフとして参加してたので質問する余裕がなかった)、"知的"の大前提は"言語化しようとすること"だと思うし、プレゼンのやり方や見せ方で点を稼ぐことではないと、思うのです。

…と思ってたら、"知的書評合戦"という看板は既に降ろしてて、"インタラクティブ・ブックレビュー"になってたのね。失礼しました。

GIZMON HALF D買った!

オトナの…もとい、オッサンのオモチャ、マイクロトイデジ”GIZMON HALF D"買いました!

見ての通り、手のひらサイズも手のひらサイズ!ひとつ前のエントリの、奈良公園の写真はこのGIZMON HALD Dで撮ったものです。

ITガジェット系ブログ「GIZMODE」で知ったトイデジで、名前の「HALF」は、縦長ハーフサイズ800x1200ピクセルモードがあるから。スクエアサイズ1200x1200も撮れる。エフェクトも10種類前後あるし、動画も撮れるし、MicroSD挿せるし、コンバージョンレンズつけられるし、タイマー撮影も連写もできるし、もう十分。

なぜこんなちっちゃいものが欲しくなったかと言えば、もちろんロードバイク乗って連れていく用です!ケータイのカメラでもいいんだけど、僕のメイン機のBlackberryもHT-03Aもどっちも、カメラ起動が遅い。さらにBlackberryに至ってはバッテリの持ちが悪い。ツイッターとかでリアルタイムで飛ばしたいときはケータイ使うことにして、その他はこれでささっと撮りたい。かな。

B004KPXY8Q GIZMON HALF D
Gizmon

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セグウェイ x 平城宮跡!

天平祭でセグウェイに乗れる、というのでさっそく乗ってきました!!

去年まで遷都祭として行われていたお祭りが、今年から天平祭という名前で行われるそうで、「たぶん寂しいカンジなんちゃうかなあ~」と、地元をこよなく愛する僕としては応援してあげる気持ちで行ってみたら、意外や意外、結構来場があってびっくり。平城宮跡ってほんとだだっ広いだけの、大阪ドーム20個分くらい?の公園なんだけど、すごく気持ちのよい場所です。と言いながら何度も来てる僕は、セグウェイツアー受付に向かってずんずんショートカット。第一次大極殿の前提を突っ切…ろうとしたら左前方に見覚えのあるトリッキーな動作!あれはせ・ん・と・く・ん!!生せんとくん、初めて拝みました(笑)。

セグウェイなんてすごい人気ちゃうんかな~と思ったんだけど、あんまりアピールされてなかったからなのか、意外と混んでなくて簡単に受付済ませられました。スケジュールは10:00~16:00の間、1時間に1回ツアーがあります。1回2,500円。ちょっと高めだけど絶対オススメ!バランスを取るだけで前に進んだり左右に動けたりするのはとても不思議な感覚。少し慣れてくると結構乱暴な動きもできるけど、それよりも滑らかーに滑らか―に動かせるようになるのがすごく楽しい。滑らかに加速して、一定の速度を保ったり、カーブも滑らかに切れるようになったり。

ツアーといっても、平城宮跡内の道を使う関係上、200mくらいの短いルートを往来するだけです。ですが、僕もこのセグウェイツアーに参加しなかったらたぶん一生知らなかったし行かなかったであろう場所が平城宮跡内にあって、すごく良かったです。それは「東院庭園」。

平城宮跡内の酒宴場だったそうですが、結構広い庭園で、眺めておく価値ありだと思います。もうひとつ、「宇奈太理坐高御魂神社」というのも教えてもらいました。

初陣@ビブリオバトル天満橋 #bibliobattle

3回目にして、遂に初めて発表者として参加させて頂きました。結果は同点1位で、決選投票の結果チャンプ本を逃しましたが、非常に充実した時間を過ごせました。主催者の中津さんからは、「ぜったい発表者として出た方がおもしろい」と言われてて、そりゃもちろんそうだろうなあ、頭では理解してたんですが、いかんせん人前で喋るのが得意ではないので悩んでましたが、発表できて良かったです。

4309709575 クーデタ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-5)
ジョン・アップダイク 池澤 夏樹
河出書房新社  2009-07-11

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  • 初めてオーディエンスとして見たときから、「自分が発表したら絶対小説でやる」と心に決めてました。小説というのはビブリオバトルの発表にはあまり向かない、難しい、というのを小耳にはさんだので、小説を愛する僕としては、絶対に小説でやると決めてました。
  • 選んだのはジョン・アップダイクの「クーデタ」。
  • 発表者として挙手して、じゃんけんをしてるくらいのときに、「この本のチョイスでは、ウケないんじゃないか」と急に不安に。
  • 発表は4番手。「この本ではウケないんじゃないか」という思いを振り払って、自分の文学への愛を恥ずかしげもなく全面に出すよう心がけて、話す。
  • 結果は先に書いた通り、同点1位。自分の発表が終わったときは、質問が少なかったこともあるし、場の空気が静まり返ってたこともあって、「こりゃ一票も入らないんじゃないか。もうちょっとフレンドリーなテーマの本を選ぶべきだったのかも」と猛烈に後悔したけど、だからこそ、たくさんの人が票を入れてくれて嬉しかった。小説を勧めてみて、小説を読んでみたいと思ってくれる人がそれだけいたというのは、僕に取っては凄い救いだった。きちんと話せば、小説を読んでみたいと思ってくれる人がいるんだというのは。

初陣でチャンプ本が取れればそれは最高に良かったんですが、逃して残念というよりも、「小説を、それもとっつきやすい訳ではない小説を取り上げて、あれだけの人が票を入れてくれた」というのが、(自分に票を入れてくれたということではなくて、小説に入れてくれる人がそれだけいたという意味で)とても幸せな出来事でした。

今日のビブリオバトルはオーディエンスも非常に多く、多少かしこまった雰囲気でしたが、あの「少しパブリックな」緊張感というのは、それはそれでビブリオバトルのひとつの可能性かなと思いました。

    アフター「アフター2011奈良3 vol.2 『マイルストーン』」 #jbnsgt3 #jbnsgt3k

    1月の第一回から2ヶ月強、アフター奈良3 vol.2を、奈良県立図書情報館で開催できました!
    場所と機材を 快く都合してくださった乾さん、ほんとうにありがとうございました!!

    ちなみになぜ図書情報館にしたかというと、

    • 奈良3で知り合った仲間なので、たまに場所が奈良でもいいかな
    • 土日でないと参加が難しいという方がいらっしゃったので、土日なら奈良まででも来れるんじゃない?
    • 4月と言えば、図書情報館の前の佐保川の桜!川沿いに延々続く桜並木は絶景です

    という訳で図書情報館に(笑)。休み時間設けて桜並木を散歩してみましたが、ちょうど満開直後というところで、花びらも綺麗に舞うし、見ごたえ十分でした。例年ならもう1週間早いところなんですが、これはやはり幹事の人徳のなせる業でしょう!(笑)

     

    今回は、前回も参加された8名、今回初参加の3名の合計11名。前回参加で今回不参加の方についても、事前に近況を聞いておいて皆さんに報告しました。転職を実現されたり、自分のやりたい企画の実現に邁進されていたり、「思う」だけでなく実際に「する」に繋げている話は、やはり刺激です。

    さて今回は単なる宴会だけでなく、「語る」セッションを準備しました。

    1.  「トリセツ」 13:00 - 14:50
    2. 「自分の仕事を語る」 15:10 - 17:00

    「トリセツ」は、「自分の仕事について、10枚の写真を用いて10分で説明する」というもので、中津さんがアイデアをくれました。ペチャクチャナイトに想を得られたそうです。これは、有志5名にご準備を頂いて、プレゼンテーションして頂きました。

    この「トリセツ」セッションがかなり盛り上がり、予定の時間を結構オーバーしたので、休み時間の佐保川散歩を経て、後半は、初参加の方2名の自己紹介と併せて、「トリセツ」発表者以外の方の自己紹介、という形で進めました。

    ※ちなみにもともとの「自分の仕事を語る」セッションは、3人1セットで、一人五分で自分の仕事を説明する、というのを、セットを変えて繰り返し繰り返しやり続けていく、という企画のセッションでした。

    結果的には、時間をうまく使うことが出来、万遍ないセッションが展開できて、おもしろい展開になってよかったなーと思ってます。そして、奈良3よろしく、今日の感想を皆さんに書いてもらって、セッション終了。


    そして、幹事としてやり終えた感想なんですが:

    • 体調がまだ万全でなかった、というか、頭がうまく働かなくて、仕切りが不十分でした。
    • 幹事としては、前回同様、「これでよかったのかな」という想いは多分にある。みんなが、どれだけのものを持って帰れたのか…。
    • ジェネラルな内容でなく、もっとゴリゴリに押していくようなセッションでも大丈夫なのかも知れない。
    • 自分も何かを得よう、というスタンスは、捨てないと続けられないなと思った。だからと言って、gainのない仕組は必ず頓挫する。
    • 夜の部で、人と話す体力は残ってなかったです。
    幹事として、絶対に口にしてはいけないことというのはもちろんあって、そのあたりはこの回のキモと完全にクロスしてしまうところなのでそこがかなり苦しいところなのですが、僕はやり遂げてみたいなと思います。