生駒-三宮61.7km

妙にご高齢の方に親しく話し掛けてもらった、そんな早朝ライドでした。

三連休の中日、あまりない機会なので、できるだけ長い距離を走ろうと思い、例によって自分の足と相談:どんなに頑張っても平均20km/hと考えると、目標を200kmにしたら10時間。200kmを自走で帰ってくるルートで考えると、未経験でメジャーなところは和歌山くらいしかなく、あまり山を絡ませたくなかったので、神戸方面をひたすら西に走ろうと決定。朝6時に出たら夜6時だけど、200km行きっぱなしで電車乗ることを考えると4時には電車に乗りたいだろう、ということで、朝4:30に家を出発することに。

真っ暗な阪奈道路を登るのは、おもしろいのとおっかないのが入り混じりでしたが、よりおっかないのはむしろ下り。夜明け前の夜景はめっちゃ綺麗なんですが、意外と街灯が少ないので、追い越す車が自分に気づいてくれるかが結構不安。

夜明けを背に、がらがらの8号線を快調に飛ばして北新地に。この時点で6時前。早朝のビジネス街は毎度いい感じ。

淀川大橋渡って、例によって43号に乗り換えるのを早まって淀川通に入ってしまい、もう嫌だと(なぜ43号に乗り換えたいかというと少しでも海に近いところを走りたい)すぐ2号線に戻って三ノ宮までは2号線で走ることを決意。したのもつかの間、歩道の段差を踏んだときに、やけに衝撃が大きい、というか、明らかにリムが段差を掴んだことに気付く。

「パンク?」

と思ったけどそこまででもない。でも気になるので止めてみたら、やっぱり薄い。これは打ってるな~と思いつつ、応急処置でハンドポンプで空気入れてたら、ママチャリのかごに小型犬を乗せてお散歩中の上品なご年配のご婦人に

「おはよう」

と声を掛けられる。

「その自転車は、やっぱりすごく軽いんですか?」

「軽いですよ。持ってみはります?」

と言って、サドルバックを外して渡してみる。

「はい、ぜひ」と言ってトップチューブ掴んで持ち上げられて「あらほんと!軽いわね~」と驚嘆。

「これで旅行されてるんですか?」「いや、今日は旅行まではいかないですよ」「どちらからお越しなんですか?」「奈良です」「奈良!何日に出られたんですか?」「いや、今朝ですよ」「今朝!そんな時間で来れるんですか~。何キロくらい出せるの?」「私は頑張って30km/hくらいですね~」「今日はどちらまで行くんですか?」「そうですね~できたら明石くらいは行きたいですね」「じゃあ淡路島も行かないといけませんね」「それがね、あそこ自転車で自力では行けないんですよ。橋渡れないですし~」「あら!そうなの?」

てな感じで僕はハンドポンプで空気入れながら、ご婦人とお話。「それじゃあ気をつけてくださいね~さようなら」とお別れした後も、また違う初老のおじいさんから「足長いね~」と声を掛けられたり。早朝だから、散歩されてるご年配の方が多いということもあったんでしょうけど、なかなか楽しいものです。

その後、2号線が43号線と合流?する岩屋交差点の右折トラップに引っかかったりして、僕はこういうので時間ロスると一気にテンションが下がってしまうんですが、それとリアタイヤのパンク気味なのと、2号線のあまりの信号の多さにもめげてしまい、ちょっと冷静に考えてみて、確かに走ってるときはド平地だし30km/hオーバーで走れてるのに、どう考えても1時間に10回くらい信号に引っ掛かってる、1回1分とられたとして10分も停止時間があることになる!30km/hで走っていても、1時間で走ってる時間は5/6、つまり25km/hしか進まない。その計算通り、北新地を6時前に出たのに、三宮についたのはご婦人との歓談もあったものの、結局7:30。

駅前のファミマでおにぎりを食べつつ、どうしたものかと考える。50km強を3時間。200km走るとなると後9時間。つまり17時。

それよりは、このガラガラの三宮近辺を適当に流す、という非日常を味わって、さっと電車乗って帰ってしまいたいな、と、突然気持ちが切れてしまい、元町界隈を適当に流して阪神三宮から快速急行に乗ったのでした。

でも、早朝出て、人けのないライドで、午前中に帰る、このプランに三宮行はすごくはまってるなと思いました。

「Cycro d'Art」行ってきました

JR大阪三越伊勢丹のDMO ARTSで開催中の「Cycro d'Art」に行ってきました!

ほんとは18:00からのオープニングパーティーに行ったほうがおもしろかったとは思うんですけど、予定の都合上と、そんなことよりまだまだ鍛錬が大事なのと、僕の持ってるサイクルジャージは愛想も何もない本気仕様の2XUのジャージで行っても様にならないということで、午前中に観にいってきました(笑)。

午前中の百貨店というのは空いてて非常に快適でした。「Cycro d'Art」はYuji Yamada氏の自転車モチーフの作品を集めた個展。パンフでいくつか絵を見てた印象と違って、結構均一塗りが多く、そこが「静」の印象が強くなる所以かなと思いました。ウェブデザインをもともとやってたということなので、ウェブの特質というか感性もそういうところに生きているのかなと思ったり。

周りにはFeebとRaphaが並んでました。思わず何か買いそうになりますがぐっと堪えました(笑)。

宇陀・黒滝村 117km

自分を実寸以上に大きく見せたくなりがちだけど見せる必要はないし、自分が成せないことを認める強さを身に付けていきたい。

7/21の土曜日、前日LOSTAGEのライブに行って遅くなったのも顧みず、「天川村まで行って帰ってくる」を目標にロングライドに出発。結果は、甘く見ていた斜度10%10kmの山道と、午後から急転した山の天気に祟られ、敢え無く117kmで終了、輪行して帰ってきました。

これがそのルート:

天川村まで約100km、坂とか考えると6時間はかかると思うので、朝6:00には出発したかったのですが、5:30起きはちょっときつかったのと、いざ走り始めてみたら、クリートが嵌らない!メンテが悪かったのか、家出てすぐのコンビニでばらして応急処置、結局走り始めは8:00頃。

宇多までの40kmは頗る快調、宇陀に入っての登りで少し足を切らしてしまったものの、その後吉野に向かってのひたすらくだりで回復、したのもつかの間、吉野川を渡った後のルートを間違え、「そのまま行ってもルートに戻れるだろう」と土手沿いの道を走っていたら、カーブとともに登りになっている先が行き止まり!慌ててブレーキをかけクリート外すも重心が外せてない側に掛かって転倒。そのときはなんともなかったのですが、帰ってから腰が痛いことに気づきました(笑)。

下市口で80kmちょっと。11:30くらいに到着。残り20kmを2時間30分で走ればいいので、いいペースなんですが、ここから先に斜度10%の山道が10km待ち構えています。標高1,100m、登り始めから約950mを登らないといけません。

転倒したこともあって、登るかどうか考えながら、ケータイで天気予報見たら午後から「雷雨」。「雷雨!?」こんないい天気なのに何言ってんの?これが甘かったです…。

いよいよ48号線の斜度10%地点に差し掛かったとき、いきなりタイヤがスリップ。その路面が最初の写真。路面がぬれていて、斜度がきついので、グリップできずに滑る。危険を感じて降りて押し、乾いたところに来ては乗る、の繰り返し。

そのうち、GARMINの高度計を見ても、標高650mくらいだし、出せてる速度も5km以下だし、いったいいつ登り切れるのか?という気分になってきます。冷静に考えて、この坂が10km続くことは分かっているのだから、時速5kmだと最低でも2時間かかる訳ですが、疲れ切ってる頭というのは、それをどこか受け止めないところがあって、「そんな訳ないやろう~」と思ってしまいます。1時間も歩けば登り切れるに決まってる。そんな風に思ってしまうのです。

標高800mあたりで開けた展望に息を飲み、時間がもったいないので極力写真を撮らずに走ってたのを、ここばかりは写真を撮ったりして気を紛らわせてたのですが、850m地点で再度頭を使ってみて、斜度10%なんだから、1,100m地点までは後1.5kmは絶対ある、その時点でGARMINは時速3~4kmと言ってたので、どんなに順調でも後20分以上かかる、この時点で14:00を過ぎていたことを考え、ようやく「ここまで来たんだから、引換すなんてもったいない」という悪循環を断ち切り、引き返す決心がついたのです。

しかし・・・斜度10%は引き返すのも大変。ブレーキは締めっぱなしで握力は鈍るし指は痛む、でも少しでも緩めると転がるようなスピードになってワインディングにすぐぶつかる、おまけに路面は鋭利な石だらけでかわしてもかわしてもその先には石、石、石。必ずはねてしまう。帰宅してタイヤみたら、結構な数の裂け目が出来てました。

それでもなんとか頑張って下ってきてたのですが、おおよそ下り切ったかな、というあたりで突然の豪雨。正に、正にバケツをひっくり返したような豪雨。幸い、建物のある地点まで下って来れてたので少し軒を借りて雨宿りできたけど、あれがまだくだりの山中だったと思うと怖いです。

軒を借りてたものの、路面がどんどん水で溢れてくるので、このまま待っていても止まなかったらいよいよ走れなくなる、と思い、豪雨を走るのは慣れたものなので走り出す。この時点で、とにかく最寄の下市口まで出て、そこから輪行を決める。雨の中を走るのはそれほど辛くはないですが、なにせ山の麓で寒い!寒さが辛かったです。

ぼろぼろになって下ってきた直後の我が相棒。下市口駅で畳んでいたら、おばあさんが「おもしろいねえ」と話し掛けてきてくれました。下市はこの日、花火大会だそうで、電車が着くたびに観に来たらしき人が大勢降りてきました。そう言えば、下市口から登りに向かったとき、美少女系のかわいい女子高生とすれ違ったのですが、すれ違いざまに「こんにちは!」と凄く元気にあいさつしてくれました。ああいうときおじさんはどうしたらいいのか分からず小声で「こんにちは」というしかないのですが、あれは、誰かと間違えたのでしょうか?それとも、あの辺りは旅行者に積極的にあいさつしてくれるのでしょうか?なんであれ、大変気持ちよかったです。

以下、自分の為に箇条書き:

  • 斜度5%が分岐点ということがはっきりした。5%以下ならいつまでも登り続けられる。
  • 28Tの効果を実感。確かに、まったく力を掛けなくても押し出されるように登る。
  • 自分ができないことを、僻んではいけない。素直になる。
  • サドルバックの位置は確実に調整が必要。後ろに座れなくなる。
  • 70kmあたりを超えて足が疲労すると、クリートが外しにくくなる。
  • 下りで稼ぐためには、下り始めから一気に加速する。

ずぶぬれになりながら、頭の中で歌い続けてたのはこれ:

    自分のせいだと思えばいい
    そして自分を変えればいい 

    Training for 大台ケ原ヒルクライム #01

    大台ケ原ヒルクライム完走目指して、練習あるのみ!
    TRANSITの面々も今日は朝練にいそしんでるそうなので、
    負けてられないと最も身近な阪奈で登りの練習。

    阪奈道路を自転車で走っていいのかどうかは今もって不明、というか多分NGじゃないかと思うのですが、今日も阪奈道路でハイキングしているご老人御一行様を見かけたし、車で走っててロードバイク見かけるし、たぶん問題ないのでしょう。ということで登ってきました。

    大台ケ原ヒルクライムは全長28km、うち8kmで800mゲインという区間のある激坂ヒルクライム大会。翻って阪奈道路・生駒-登山口間は平均斜度5.1%、距離3kmという大変かわいらしいものです。

    time: 12:36
    speed: 18.5km/h

    ルートラボが算出した、自転車での所要時間と同じという、情けない結果に。
    とりあえずこれがスタートライン。練習あるのみ!

    以下、Rapha GRAND TOUR Shoes+SPEEDPLAY ZEROとULTEGRA CS6700 11-28Tの感想を箇条書き:

    • SPEEDPLAYは調整不足。足首が動き過ぎ。もっと固定に近づける。
    • 登りは確かに楽だった。リアは結局28Tを使わなかったので、ビンディングの効果?
    • 右の腰が途中で少し痛くなった。回すのに慣れてなくて、どこかに変な力が入ってる証拠。
    • 片方だけ外して信号待ちする、というのが慣れない。片方だけ疲れる感じ。
    • 地味に筋トレ(腸腰筋とハムストリングス)してた効果はあったような気が。
    • 痩せる!!

    新兵器投入 その1

     ULTEGRA CS6700 11-28Tです!

     敦賀まで片道ライドした際、「やっぱり自分の実力では、100km越えのロングライドするときは、極力歯数の多いリアスプロケットがあったほうがいいかな」と思い、スプロケの検討をしてました。ULTEGRAで30Tというのが出たのを見たのですが、懐の具合もあり、異様に安くなってたオンラインショップで買ってしまったのでした(向井さん、ごめん・笑)。

     で、交換するためにはスプロケリムーバーとか工具が必要で、そこまでやるならついでにハブのグリスアップにも挑戦してみるか?ということで、昨日、TRANSITに行って工具類を向井さんに相談、オーダーしてきたのでした。

     大台ケ原ヒルクライムにトライしたいけど、今の体力じゃあ全然ムリなので練習しようと思ってて、サラリーマンの身には平日の練習は室内ローラーが必須なんですが、今のところ、ローラー乗るときはMinoura Dualistに履き替え、外を走るときは普通のタイヤに履き替え、とやってます。Dualistは外も走れるタイプなのでちょっと走るくらいならそのまま行くんですが、やっぱり、ローラー用のホイールを別に準備したほうが手間がなくていいかなあと。シマノのWH-R501なら、何とか予算つくれるかなあと悩んだり。
     一方で、自分の技術の未熟さで平地がやたら遅いのを機材で補おうと、少し興味を持ってるのがオーバルリング。昨日、Tour de Franceのプロローグを観てて、GARMIN SHARPがオーバルリング使ってるというのを読んだので注意して見てたら、なんとなくチェーンの動きが判ったような。なのでROTOR Q-RINGSにも興味。練習を楽にする投資か、実践への投資か。お金は限られてるし、ほんと悩ましいです。

    B002KNLX10 SHIMANO/シマノ ULTEGRA 6700 CS-6700 カセットスプロケット 11-12-13-14-15-17-19-21-24-28T
    SHIMANO/シマノ

    by G-Tools

     

    奈良-敦賀130km

    遂に、念願の日本海到達を果たしました!!

    奈良から敦賀港まで、約130km。経験としては、しまなみアイランドライドのほうが長い距離なんですが、「日本海まで走った」という自分内インパクトは相当デカく、どうしても達成したかったのでした。過去に失敗した際は寒さがいちばんのネックだったと思い、季節がよくなった今、再挑戦して無事敦賀港まで走り切りました。

    あまりトレーニングもできていないホビーライダーなので、20km/h平均で走れたとして6.5時間、朝6:30に出発したので13時着くらいが計算上なのですが、敦賀港に着いたのは15時でした。実に8.5時間。我ながら情けない、ですが、今回は走り切ったことでよしとしてます。僕は行き着くところまで行って帰りは輪行、という片道切符タイプなので。

    長い距離を走りたい一方、その間に写真を撮れるほど、後半に体力が残せなくて、撮影する写真がどんどん減っていくのを何とかしたいです(笑)。

    以下、反省点だらけだった敦賀行を箇条書きで振り返り:

    1)奈良~大津(約40km、6:30~10:00)

    •  序盤は全く余力あり。途中、写真を撮ったりしたのと、garminにアップロードしておいたルートが名神をクロスするようになっていてその道がなくかなりウロウロして30分くらいロスってるので、それもあって全然疲れなかった。
    • コースはいい加減に作成してアップロードしておいてはダメ。宇治橋でも、garminのナビと、道路標識とが違っていて一瞬躊躇した。自分のアップロードした地図を完全に信用できるくらい、アップロードする前に、細部をPC上で確認してから入れる。今回はこの名神横断だけでなくて、この手抜きのせいで後半泣きを見ることになる。

    2)大津~高島(約50km、10:00~12:00)

    • 道がほぼ平坦なこともあって、ここも余力あり。一度はさんだ休憩を長めに取ったので平均速度は悪いけれど、走行中はほぼ30km/hで走れた。
    • 追い風だったのも幸い。

    3)高島~マキノ(約20km、12:30~13:30)

    • 高島のマックで昼食。自分の限界に挑戦するようなライドのときに、後半戦でマックは今度からは止める。特にポテト。
    • ずっと161号を走ってきて、途中、近江今津駅に向かう分岐があったのだけど、どう考えても161号を直進のほうが近道だろうし、下道よりもバイパスを走るほうが走りやすかったのでバイパスを選択したのだけど、これが完全に裏目に。バイパスは車が走ることを考えてるので、側道は広くていいんだけど、小さいけれども長いアップダウンが細かくあるし、何より景色がほとんど変わらないので、走っていて飽きるし不安になる。後半、ばてているときに、延々変わらない山の風景を見て走るのはきつい。

    4)マキノ~敦賀港(約20km、13:30~15:00)

    • 最後に平均斜度4%くらいの坂が8km続くポイントがあって、ここが辛いだろうと予想はしていたものの、追い打ちをかけたのが片側一車線工事。自分の休みたくないポイントで停車になるし、車が全部通った後最後に自分が通ることになるので、自分が工事区間を抜けないと対抗が待たされている訳なので急がざるを得ず、ここで足を使い切ってしまってダウン。多分、あと500m程だったと思う。路上に座り込んだんだけど、「座ってるよりは少しでも登ったほうがいい」と、とうとうバイクを押して登る。
    • ルートを途中で変えたので、garminがしょっちゅうルートの再計算をしてバッテリを消耗し、マキノあたりでLOW BATTERYの表示。国境スキー場が頂点だったんだけど、ロードを押して登り付いたとき、役目は終わったというようにgarminは息絶えました。
    • 登ってからの下りで体力は回復したけれど、「あと6km」と判ってからの平地でさえ、ほんとうにつけるのかと疑心暗鬼になるくらい、体力を使い切ってた。

    全体を通して:

    • 補給食を使うタイミング。疲れ切ってから食べても遅いけど、あまり早くに使ってもダメだと思った。たくさん持っていったので、何キロ毎に、と決めてもいいのかも知れないけど、今回、大津時点で1つ食べ、高島での昼食でもう1つ食べたけど、高島以降は転がり落ちるように体力が落ちた。
    • 糖分の補給を意識する。
    • どんなに面倒でも、お昼をどこで食べるかはよく考えていくべき。マックのような油の多いものを、100km走って疲れ切って食べると、吸収しないし胃腸が苦しいしで余計に体力が削れる。
    • 100kmと130kmは大違いだということを再認識。1kmと31kmは大違いだと思うのに、100km超えると100kmと130kmって大差ないように思う。でも100kmと130kmのほうが、違いは大きい。
    • バイパスはよく調べて使う。信号がないし走りやすいけど、景色が単調で気がめいるのと、高速で走る車に抜かれながら走るのは、おもっているより神経を使ってて体力を消耗している。
    • 長袖のウェアを着用すべきかも知れない。暑く感じてても、実際には風圧で体が冷えて、それで体力を消耗している気がする。
    • 事前のルート作成は絶対に手を抜かない。コースを迷うことが最も時間と体力を失う。
    • 限界に挑戦するようなライドのときにこそ、ビンディングが要るかも知れない。
    • そして限界に挑戦するようなライドをする上では、やはり28Tを準備しておくべきかもと思った。

    出発時のJR奈良駅(6:30)と、到着時のJR奈良駅(19:00)。帰りはサンダーバードで京都、乗り換えてJR奈良線でした。

    奈良ファンライド - 新薬師寺、白毫寺

    GW中、いちばん天気に恵まれた5/4、仕事が一旦落ち着いたので気分転換に軽く流しました。

    体調にもう少し余裕があってもう少し早く起きれれば、100km~150kmくらいの目的地を設定したかったんだけど、午後から天気が急変するかもと天気予報も言うし、午前中で帰れるくらいの軽いライドということで、どこに行くとも考えず、平城宮跡へ。

    なんかこういうのがサイクリングの原点だよなあ~、と思わず頬が緩みつつ、とりあえず奈良市街までいってみるかと再び走り始めてみたら、天平祭をやってる平城宮跡内から聴こえてきたのはなぜか『ALONE』(笑)

    なぜ朝っぱらから『ALONE』(笑)

    走りながら、「そう言えば新薬師寺行ってないな?」と思いつき、新薬師寺へ。

    新薬師寺は、高畑の東にあります。聖武天皇の病気の平癒を祈願して光明皇后が建立したと伝わるとのこと。本尊は薬師如来ですが、十二神将像という、干支のそれぞれの守り神がいらしゃいます。

    本堂の側面がなぜかステンドグラス風。

    奈良のお寺はなぜか鳥居があるところが結構あって惑わせます。

    新薬師寺までの案内に、併せて白毫寺も出てたので、新薬師寺から1kmちょっとみたいだし、足を伸ばしてみました。

    案内に「南都一望」と書いてたので、結構高台なんだな、と思ってたんですが、ご覧の通り結構石段を登ります。

    ここは何と言うか、変わったお寺でした。ある意味ではとても奈良らしいです。案内の文字とかも優しいし、お寺の起源も諸説あるみたいな感じだし。本尊は阿弥陀如来ですが、ここはなんといっても閻魔様です。閻魔様の像ってあんまり聞いたことないと思う。すごいイメージ通りでした。それから、聖徳太子二歳像というのもあります。それぞれの仏像の拝み方を書き記してくれてあるところとか、庶民信仰の一切経の精神なのかな?とか、浅いことを考えます。

    こんな感じでほんとに奈良盆地一望。いい眺めでした。

    この後、いつも通り向かい風に押されまくりの帰路で、トータル3時間くらい?36kmのファンライドでした。気分転換にはこのくらいがちょうどいいですね。

     

    奈良サイクルツアー2012 吉野コースに行ってきました、が…。

    「奈良県南部復興支援サイクルツアー」と銘打たれた「奈良サイクルツアー2012」の吉野コースに行ってきました!3/3-4の一泊二日で平城宮跡から吉野山までの往復コースです。金峯山寺蔵王堂での朝勤行に参加できたなど、見所たくさんあったのですが、今回は残念ながら苦言から書かなければ収まりません。主催者である「特定非営利活動法人奈良元気もんプロジェクト」と共催である「奈良県」に対してです。はっきり言って、あの運営は高校生の学祭以下です。今時の高校生ならもっとうまくやるんじゃないかと思うくらいです。お金をもらってなければそれでもいいという訳じゃないですが、このイベントは曲がりなりにも参加費を取ってるイベントです。奈良元気もんプロジェクトと奈良県には猛省を促したいです。県外からたくさんの方が参加してくださるイベントだと言うのに、奈良県人として恥ずかしい。開会式で奈良県の観光局長?が「このイベントの成果をどんどん次に活かしていきたい」と言っていたけど、これはまず人前に出せるレベルになってない。ほんとに「実験」しただけなんじゃないか、と思うくらいです。

    http://www.endomondo.com/routes/40565288

    開会式の段取等、不慣れなところがあるなー、とは思っていましたが、問題だったのは実際の走行中のサポートです。遅刻してきた人を途中のエイドまで運搬してあげるなど、評価できるところもあったんですが、走行中のサポートスタッフは問題山積でした。

    • 輸送車(エイドステーションを回って物資を運ぶ)に同乗したスタッフがエイドステーションの場所とルートを把握しておらず、参加者が昼食ポイントの第二エイドに到着しても、弁当が届いていなかった
    • 伴走スタッフが、第二エイドの位置を正確に把握していなかった
    • 先導が、ルートを何度も間違えた
    • 極めつけは、吉野山への最後の登りで、伴走スタッフ3名が誰もルートが分からず、ルートマップを見ながらああでもないこうでもないとやり始め、15分以上そこに足止めになった
    • そのやり取りの最中で、一人のスタッフが(間違っていた)ひとつのルートを見てくると言って走りに出たが、残った人たちの確認で別のルートだということが判ったのに、調べにいったスタッフの携帯番号が分からないと言っていつ帰ってくるのか分からないスタッフを待つはめに
    • この顛末を、深刻に詫びるでもなく「えらいすんまへんな」で笑い飛ばそうとした
    • 1日目のゴールの後の説明で、スタッフが誰も、大会が公式に予約を受け付けた宿泊所と場所を把握していなかった
    • 2日目にサイクルトレインが出るはずだったのが、バスに変わっていた。これは、事前に案内があったらしいが、ホームページ上はずっとサイクルトレインのままだった
    • しかも、サイクルトレインなら10:00出発、と書いてあったところ、バスは8:45出発になった
    • にも拘らず、当日になって「諸般の都合で」9:30出発になった。旅行者にとって朝の30分は貴重。30分遅れるなら、勤行前に朝食を取らなかった方もいたはず。勤行前に朝食を取るために、多くの方が5:00起きした
    • 8:30集合と言っていたのに、スタッフは8:30に遅れてきた

    とにかく、スタッフに「スタッフ」という自覚が欠けてます。「一緒に走りに来た、なんかあったらその場で対応すりゃええわ」くらいに思ってて、「参加者に親切に対応しよう」という気持ちが感じられません。奈良県人の商売人は、何かトラブルが起きたとき、「えらいすんまへんなあ、ワシぼんくらでしてなあ」と笑ってごまかすか、「そんなこと言われてもオレもどうしようもないやん」と逆切れするか、どっちかな気がして、自分も思い当るところがあり自戒してるんですけど、今回のは正にその奈良県人の悪いところが思いっきり出てた気がしました。

    僕も過去に出たイベントは「しまなみ」2回なんですが、その運営の出来は比較になりません。今回の運営は、既存のイベントに参加して、その運営方法を勉強研究したりしたんでしょうか。自転車という安易な集客方法に頼っただけの気がします。「外部を見ない、内弁慶でそこそこできたらそんでええ」という、奈良県人的な性根がここにも出てた気がします。外部を見てたら、こんな杜撰なことできなかったはずです。奈良は競輪場も持っているし、シエルヴォ奈良というプロ自転車ロードレースチームも持っているし、自転車産業もさかんだし、古くからのショップあるし、せっかくいい土壌を持っているのに、自転車道を整備したってサービスがこれでは、大仏商法と同じでハードに頼ってばかりと言われかねません。ほんとに主催者と県には猛省してほしいです。

    TRANSITポタリング#07に参加してきました

    富雄駅すぐのちょっとトリッキーな(褒め言葉)自転車屋さん「TRANSIT」主催のポタリングに、参加してきました!

    ロードバイクを始めようと思ったとき、いろいろ調べてどうしてもRALEIGH CRRが欲しいと思い、探し回って大型サイクルショップで購入した僕にとって、いわゆる「ベース」なお店がないまま1年経って、近所にいいお店ができたらなーと思ってたときに偶然知ったTRANSIT。ゆるい加減がホビーサイクリストには溜まりません。そして店主が絶妙にいい人です。

    去年初めて行ったときに休みの日に早朝ポタリングしてることを知り、一度集合だけ顔を出して、こないだの日曜、念願叶って遂に参加させてもらいました!くろんど池にも、法隆寺にも行ったことのあるポタリング会なのに、なぜか帰りの富雄から帝塚山大学までの登りがいちばんきつかったというのはご愛嬌(笑)。

    ルートをEndomondoに落としたのですが、どういう訳かEmbedded codeを吐き出してくれないので、とりあえずリンク。http://www.endomondo.com/routes/38489476

    富雄駅を出発してマック経由でイモ山公園という、なんとも脱力感満載で最高なポタリング!

    僕、イモ山公園って初めて行きましたよ。163を車で走ってるとき毎度毎度「イモ山って!」って思ってたイモ山、まさかこんな形で来れるなんて!でも、イモ山って名前に似合わず爽やかなところでした。丘陵の上に、ミニチュアダックスフンドを2匹連れたおじいさんがいてちょっとお話。

    帰ってきてメンバーの皆さんは、「次回はちゃんとコース考えよう」と仰ってましたけど、僕はあんなカンジのも楽しくていいなあ~と満喫して帰ってきました。以下箇条書き:

    • 早朝ライドはフェイスケア必須。素のまま出て帰ってきたら、頬が赤く霜焼けしてた。
    • ローラー台の成果は多少出てる。帰りの坂は結構余力があった。
    • しかし、やっぱり実走での疲れはローラー台とは全然違う。そろそろ温かくなるので、ちゃんと走ろう。

    Training for NOT 若草山ヒルクライム#07

    糸の切れた凧でも凧は凧!

    「キャンセル待ちはないんですか?」という二度の質問に全くリアクションなく、「入金期限が過ぎています。2/6までに入金ください。カテゴリーB」と言ってきた若草山ドライブウェイロードレース実行委員会のメールは無視して、時間があればコツコツトレーニング。

    やっぱりウォームアップされる7,8分までが辛い。そこまででちょっと心が折れそうになる。こればっかりはトレーニングというよりもメンタルの問題か。当面、この負荷レベルでケイデンス80~90rpmを続けよう。