独走会・街のパン屋でパンを買う - 2014/05/17 くろんど池・秋篠寺・boulangerie ASH

独走会と言っても、別に「走るのは独りであるべし」とか言うわけでは全然ないのです。

またまた改めて独走会について、独走会と言うのは富雄の超絶カッコいい自転車屋TRANSITの走行会「おいしいポタリング」の参加者の(すごくカッコよく言うと)スピンアウトで、「独りで走る愉しさ」を知る大人の集団、ということにしています。独りで走ればそれでもう「独走会」。

ですが最初に書いたように「走るのは独りであるべし」と頑なな訳では全然ありませんで、どちらかと言うと必要に迫られたところのほうが大きいのです。割と忙しい業界に勤めるサラリーマンで、なおかつ勤務先は社員数がそんなにいなくて同じ趣味を持っている人がいないし、住んでいるところは生まれたところでも育ったところでもないので昔からの友人というのもいない訳で、必然的に独りで走る機会が増える訳です。

でも自転車というのは「独り」で愉しむことができるスポーツだし、パンクとか体力切れとかいろんなトラブルに遭遇しても自力でなんとかできてこそ愉しめるスポーツというところが、自立心を大切にする私の気風に妙にマッチして、TRANSITで知り合ったお友達の方々と走るのを愉しむ傍ら、「独り」で走るということも積極的に愉しもう、できればこの「独り」で走るということを、他の人とも共有したい、という、相反することをうまく融合したいという思いを形にしたのが「独走会」なのでした。


そんなTRANSIT一派の聖地・くろんど池。実は私はまともに行ったことがなくて今回初めてきちんと走りました。あれ、東側から来たら相当上りますね。今度、あの上りにもトライしてみようかな。


その下りを下りきった後、精華町に出てこの先どうしようかな~と考えた結果、県道52号を下って秋篠に出ることに。目的地はもちろん秋篠寺。


この苔だけを鑑賞に来られた方もいらっしゃいました。この日は日差しが抜群の明るさで、枝の影とのコントラストに見入りました。御朱印は年に一度しか貰えないそうです(ネットで調べると二回と書かれているサイトもありました)。


そしてこれもまた初めて、富雄の名店、boulangerie ASHに。店構えも可愛らしいので入ってみたくなる雰囲気満点なんですが、ドアをオープンした途端に目に飛び込んでくるパン達がどれもこれもすっごい綺麗。なんというか整っている、端正な、丁寧な綺麗さ。ガラス細工みたいでした、どれも。一気に「あれも欲しいこれも欲しい」モードになりましたがなんとか自分を落ち着けて厳選して4つ買いました。


が、写真撮る前に食べてしまう食い意地は健在で、なんとか間に合ったのがこのカレーフランス。ここしばらくハード系のパンをずっと買ってたんですが、久し振りにソフト系でおいしいと思うパンでした。ふんわりでさっと食べられておいしい。ハード系とソフト系、どちらのほうがおいしさ出すのが難しいんだろうなあと考えてみたりしました。

独走会 - 2014/05/10 宝山寺

リハビリは順調。もう2,3本宝山寺こなせたら、いよいよ暗峠かな~。

前回は生駒総合公園への上りというなんとも弱気なコースでお茶を濁しましたので、少しまとまった時間の取れたこの日はいよいよ宝山寺までの上りを試すことにしました。家を出たときはあまりその気はなく、法隆寺まで行って帰ってくるド平坦コースをペース走、と思ってたのですが家を出て、あまりに爽快に晴れた陽の光の元緑眩しい生駒山を目の当たりにすると、アップもしないままするすると上りの入り口に向かってしまっていたのでした。


結果、14分くらい掛けてですが無事上りきれたので上々の復活具合と満足。あと2,3本、ペースを上げつつ練習して、暗峠に挑みたいなと思います。

そのまま降らず、南に進む道を流した後、第二阪奈を望むあたりで東進して下ったのですが、平均傾斜15度の坂を下るのは怖いです!下りなのに平地より全然スピード出てません。

コースはこちら。この周回、私のような週末ホビーライダーの方にはかなりオススメです。上りも下りもメリハリがあって、かつ全体的に車も少なく道も走りやすいです。


独走会 - 2014/05/06 東大寺戒壇院ー工場跡事務室

"裏"東大寺は連休中でもこんなに落ち着いた佇まいです。

改めて独走会について、独走会と言うのは富雄の超絶カッコいい自転車屋TRANSITの走行会「おいしいポタリング」の参加者の(すごくカッコよく言うと)スピンアウトで、「独りで走る愉しさ」を知る大人の集団、ということにしています。独りで走ればそれでもう「独走会」。

GW連休最終日、少し走る時間が取れたので、思い立って東大寺戒壇院へ。戒壇院は「独走会」を思いついた記念の場所です。戒壇院は「戒を受ける」施設、つまり出家者が正規の僧になるために戒律を授けられる施設。それは制度によって認められるという言い方もできるけれど、「独り立ちする」ということでもある。そして戒壇院で戒律を授けるため唐から招かれたのは鑑真、5回の渡航失敗にも屈せず渡航を成し遂げた鋼の精神。その6度目の航海で嵐に飲まれた際、鑑真の船を救うべく船に現れたのが戒壇院に祀られる四天王。去年戒壇院を訪れた際、戒壇院に纏わるこれらの伝承を知って、これは私が自転車に惹かれる核心にかなり近いものがあると感じました。

時を同じくして、スッタニパータの「犀の角のようにただ独り歩め」という言葉を知ります。もちろんこれは孤立せよということを言っているのではなくて、かなりの程度修行が進んだ僧に対する言葉なのですが、ロードバイクでツーリングするのは、道中何があっても自分の責任、誰のせいにもせず言い訳もせず自分の選んだ道を走っていく愉しみというのは、この「犀の角のようにただ独り歩め」という境地に近づけるものなのではないか、そう閃いたとき、「独走会」の骨格が固まったのでした。


戒壇院北側の門です。少し段を登ります。


戒壇堂の正面。昨年、戒壇院を訪れた際御朱印を書いて頂いた方がいらっしゃって話が弾みました。その方も、自転車を趣味にされているそうで、クロスバイクで約20kmを走って戒壇院に詰めておられるそうです。いつか一緒に走ってみたいなと思っています。

「戒壇院」の文字がシブい。当たり前なんですけどあらゆる品に、お堂の名前とかお寺の名前とか描かれてるんですよね、寺院って。ちょっとユーモラスでさえあります。


御朱印。四天王って言葉は誰でも知ってると思いますが、その像はあまり見ようとしたことがないのではないでしょうか。戒壇院でお会いされることをオススメします。


戒壇院の北すぐにあるカフェ「工場跡事務室」。昭和50年代半ばまで乳酸菌飲料の研究及び製造が行われていた建物、なので工場跡なんですね。木造の味が存分に活かされたレトロな喫茶で、コーヒーもトーストもすべて美味しいオススメの場所です。このエントリが"裏"東大寺の堪能のきっかけになれば幸いです。

独走会 - 住吉神社

何気なく、撮れていたムービーを見てみたら夕闇が存外に綺麗だったので。

暗くなるまでに少し時間があったので、前から気になっていた近所の神社まで行ってみました。住吉神社という名前で、脇には「おまつの宮」と彫られた石碑が建っています。

これは、交野の磐船神社から松の苗を移したことからそう呼ばれているそうです。磐船神社は饒速日命が降臨した神社なので、その神社の松の苗を貰ったというのは大きな意味のあることということなんでしょうね。近くのバス停も「お松の宮前」で、通称として通ってるんだと初めて知りました。


この写真とても気に入ってます。今まで自転車と撮った写真で1,2を争う好きさ具合です。建造物に立てかけずに撮ったところがいちばん気に入ってます。

近くの神社でも行ったことのないところがたくさんあるので、近場乗りでもまだまだ楽しめます。たぶん神社があるんじゃないかなという小さな森とか、機会を見つけては細かく行ってみよう。

”小さい”けど、"小さい"から、使える!「生駒駅前図書室・木田文庫」

期待以上の施設かも。生駒駅前図書室 木田文庫。

生駒駅前再開発で、「ベルテラスいこま」というちょっと大げさな名前の施設が建設されたのですが、私にとっての目玉は「生駒駅前図書室」。生駒ご在住の木田さんが一億円以上の寄付をなさったことから「木田文庫」という別名が与えられた生駒駅前図書室は、思ってた以上に使えそうな場所でした。家から一分でいけるし、ヘビーユーザーになるかも。

事前の案内で「読書カフェ」というのができることは知ってたのですが、正直に言うと、この自販機が置いてある閲覧コーナーがあって、屋外部分もある、というそれだけのことなんですが…

今日がオープニングなので結構な人がいるかな、と思いながら足を運んだのですが、多少時間が遅かった(16時頃)とは言え、少なくはないものの、閲覧コーナーが座ってる人でいっぱい、というほどのこともなく、比較的快適に使えました。

「図書館」ではなくて「図書室」と謳っているように、それほど本は置いてなくて、旧たけまるホールの図書室のように、子供向けの本で占められているんだろうと思っていたのですが、確かに絵本コーナー等広かったですが一般書も雑誌も意外と豊富でした。とは言えやはり「室」クラスの規模ですし、閲覧室も読書カフェも座席数は2,30席くらいの規模ではないかなと思います。こじんまりしたものです。

「こういうの、大阪とかだとどれだけキャパを見合うものつくっても人が溢れて不便なんだろうなあ」と思った時、こじんまりした規模で、まずまずの人が集まっているというこの生駒駅前図書室の状況が非常に好もしいものに思えました。このくらいの規模の都市なら、需要がスパイクしてもその影響はある程度の範囲で済みますが、大都市になるとスパイクは人気モールサイトのトラフィックのスパイクと同じでもはや桁が違いすぎて有効な手が打てず(それに対して手を打つと、平常時との差がありすぎてコストが掛かり過ぎることになる)、不便を強いるような状況になってしまいます。

自分の住む街が程よいサイズで自分の価値観というか趣向というかそういうのに近くて住み良いというのはとても幸せなことだなと思いました。そしてこの「サイズ感」というのはこれから大事にしていかなければならないことに違いないなと感じました。

「30秒立ち読み」のススメ

本屋好きの私は客先から客先への移動中とか、少しスキマ時間があって通りがかりに本屋があると5分でも立ち寄ってしまうんですが、そんなとき「30秒立ち読み」というのをやっていて、ふと「これって実はオススメできるかも」と思ったので書いてみます。

「30秒立ち読み」というのは、今、巷に唸るくらい毎日毎日発刊されるビジネス系新刊、いわゆる「ノウハウ本」「ハウツー本」(”なんとかコンサルティングが1年目から叩き込むロジカルシンキング作法”とかそういうの)の、適当に開いたその節だけを読む、という立ち読みです。ただそれだけのことです。

今、ほんとに目も眩むくらいの数のビジネス書が「どこが出版不況なんだ!?」というくらいに発売されますし、そのタイトルは非常に扇情的で読んでみたくなりますが時間も足りないしお金も足りないし読んだところで行動しなければ意味がないとなんとなく薄々わかってる。でも、あの手のビジネス書に書いてあるのは、だいたい「頑張りましょう、さすれば報われます」くらいのことなんです、どんなにタイトルが扇情的でも。だとしたら、自分に行動を変えるためのきっかけになるような読み方をするのが、これらの本を読む上でいちばん重要なことであろうと思います。

そこで、どの一節でもいいですから、適当に開いたページを含む節だけを読みます。だいたいあの手の本はそういう意味ではうまく出来ていて、読ませやすいように節がすごく短くまとめてあります。だから逆にひとまとまりの節なら30秒くらいで読めてしまうのです。

そしてそれ以上は読まないことで、結構頭の中には鮮烈にその印象が残ります。自分でよく考えて、その知識を自分の血にまで持っていくかほどほどにしておくかは自分次第。でも、単に漫然と一冊最初から最後まで読む読書とはかなり変わってくると思います。

立ち読みを推奨するようなこと書いてもいいのか?というと、それに文句言ってくるのは著作権協会だけな気がしますが、自信を持って言えるのは、熱心に立ち読みする人のほうが本を買うということです。著作権協会は「すべての本を袋とじにして売りだしたらい」と去年くらいに言ってましたが、そんなことしたらそれこそ誰も買わなくなって出版不況だと思います。中身の確認ができない→表紙で扇情しようとする→そのうち、表紙が言ってることなんていい加減だという共通認識が生まれる→本が売れなくなる。絶対このスパイラルと思う。ちなみに私は昨年だけで多分5万は下ってないと思います、本屋で本買った金額。

街の本屋で本を買う - 2014/04/15 文教堂中之島フェスティバルプラザ店 『フラニーとズーイ』

女のいない男たち』は目に入ってたけど、これは全然知らなかった!翻訳物とか文芸誌とか、チェックできてないなあ。
仕事から仕事の移動で、オフィスの近くを通るルートで、でもオフィスに戻るほどの時間はないなあ、というとき、本屋が途中にあるとやはりなかなか便利。一回りしてみようと思ったらこれに出くわして即購入。野崎訳は『フライーとゾーイー』。村上春樹は『フラニーとズーイ』。確かこれ、読んだことないはず。最初から村上春樹訳で読むというのも楽しみ。

4102057048 フラニーとズーイ (新潮文庫)
サリンジャー 村上 春樹
新潮社 2014-02-28

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独走会 - TRANSIT

開店三周年を迎えられた行きつけの富雄のウルトラかっこいい自転車屋さんTRANSITに、お祝いを持って行きました! 
TRANSITで買ってウチのLEZYNEのポンプにどうしても合わずポンプを外すと小ねじが外れて空気も抜ける、というチューブを3本返品、否、お祝いにお渡ししました!(笑) 誤解のないように念のため書いておきますとこれは不良品とかそういうものではなく、単に個体の相性ですので。書いちゃうとヤボでネタ的に面白くなくなるなー。
PARKTOOLのCHAINGANGを愛用してたのですが汚れがひどくなったので買い換えようと思っていたところで、違うタイプのものにしようかなと思ってたので、ちょうどいいなと思いこのFINISHLINEのGRUNGE BRUSHを購入。消費税8%って暗算できんよね、とぼやきあい。
先週も思いまいしたがほんとに近所走っただけ、今回に至っては走った距離よりTRAINSITでうだうだしてた時間のほうが長いくらいですが、たった1時間でも自転車で走ると、今抱えている課題や疑問といったものに対して新たな気持ちで向き合えるようになります。自転車は必ず漕ぐという自分の力が必要ですが、自分の力で漕げば必ず前に進んでくれます。それはあまりにも当たり前で些細な事象ですがその当たり前のことを純粋に体験させてくれるのが自転車です。大げさですがだから好きなのだと思います。 

そして奈良は盆地なようでいて意外と起伏があって、前はそれがあまり好きではなかったのですが、少しの時間でも走ろうとする今、起伏の多いこの地形も自転車向きでいいところだなあとつくづく思います。奈良と自転車は相思相愛です。 

TRANSITを出てローソンの前で、松葉杖のおじいさんに「にいちゃん、これ高いの?なんぼくらいすんの?」と話しかけられましたよ。富雄いいとこだほんとに。

街の本屋で本を買う - 2014/04/08 ジュンク堂書店大阪本店 『BBANKSY'S BRISTOL:HOME SWEET HOME』

実は初めて目にしたのはふたば書房京都駅八条口店なんですが、移動の多い日で荷物が重くなるので迷った挙句買わなかったのでした。
アートにめっぽう造詣のない僕が名前を知ってる数少ないアーティスト、バンクシー。それでも覆面アーティストであること、高尚で警備も厳重なはずの美術館に人知れず自分の作品を展示したりしてしまうアーティストであること、くらいの知識しかありません。でも記憶に残ってる、胸にひっかかりが残ってるアーティストです。 少し立ち読みしたら、「バンクシーは反市場主義者か?」という問いかけをバンクシーの知人だか関係者だかに投げかけているページで、そこでのやりとりが極めて現実的で、バンクシーの活動と意味付けが鋭く言語化されていて、これは全部読みたいなとその場でピンと来ました。でも移動の多い日で・・・残念ながら出会ったふたば書房では買えずに、会社の近くのジュンク堂本店で買うことに。街の本屋で本を買うのにも利便性はついて回ってしまうのです。
4861823536 BANKSY'S BRISTOL:HOME SWEET HOME
スティーヴ・ライト 小倉 利丸
作品社 2014-02-28

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街の本屋で本を買う - 2014/04/07 ジュンク堂書店梅田ヒルトンプラザ店『日経ビジネス3/24号』→三省堂書店京都駅店『WEDGE 2014/4号』

先日、中之島図書館に返却ついでにいつものように10分程度雑誌を読んでいて、ユニクロの経営方針転換を報じた『日経ビジネス3/24号』が(「食卓ルネサンス」という記事も含めて)非常に面白くて通しで読んでしまいました。その非正規社員の正社員転換策を読んでいると、こないだウェブで読んだドワンゴの川上会長が就活を批判している記事を思い出しました。そしてそれが『WEDGE』に掲載されているのを広告で見て、何故JR肝煎りのWEDGEがリクルートを名指しで喧嘩売ってるんだろう?原発大賛成というプロパガンダを掲載するようなレガシーエスタブリッシュよりの雑誌が?と疑問を抱いてしまうと、この就業に関する記事に立て続けに出くわした状況を無視できません。『日経ビジネス3/24号』と『WEDGE2014/4号』を買ってじっくり並べて読みたい!しかしながら『日経ビジネス』は定期購読誌。普通の書店では買えないしと思いとりあえず『WEDGE』を探すけどこれもJRの駅に絡む本屋じゃないとなかなかない。いっそ両方電子書籍で買うか、と思いながらジュンク梅田店でWEDGE探してたらなんと単体売りされている日経ビジネスを発見!ジュンク難波ては見つけられなかったのに。喜んでバックナンバー棚を漁るけどお目当ての号はない…。ジュンク難波でも端末で探してみたんだけど、『日経ビジネス』という、いろんな書籍に被せられる名前のついた雑誌を検索するのは難しく、単体売りが確認できているジュンク難波でも端末で『日経ビジネス』を見つけることはできませんでした。

出張で新幹線に乗る予定があったので、Wedgeは駅で買うことに、日経ビジネスは電子書籍で買って、新幹線で読み比べようと考えましたが、例によって出版社独自の電子書籍のひどいこと。日経ビジネスはNIKKEI BP STOREという電子書籍フレームなのですが、まずもってひどいのはオンラインじゃないと読めない!

オンラインじゃないと読めないということは、どのくらいでタイムアウトになる設定なのかまだ調べてないですけど、あるページじっくり読んでてさあ次のページ、とめくると「ログアウトされました」みたいなメッセージが現れて再ログインさせられる訳です。読んでられるかこんな本!

コンテンツ盗用を防ぎたい意図は重々承知しているんですが、「読めない本」を売るというのはどうにも理解できません。ましてSurfaceの画面サイズに合わせた見開き表示すると本文記事の文字は全然読めません。なので頻繁にピンチしてスライド、を繰り返すことになって煩わしい。それを解消するためなのか、「テキスト」というウィンドウがあって、文字通り記事が標準のテキストファイルのイメージで表示されるウィンドウを表示させることもできますが、そうなると電子書籍である必要ゼロ。記事の内容を組み替えてメールで配信するメルマガモデルに戻ってくれたほうがまだまし。

出版社毎に工夫を凝らして、こんな売れるか売れないかわからないようなプラットフォーム独自開発してお金無駄にして電子書籍化も遅らせるようなら、素直にamazonのプラットフォームに一斉に載ったほうが全然賢いと思います。そうまでして守りたいものはいったい何なんでしょう。TVでさえ視聴者をネットに奪われると言っているのに、このままじゃあ本なんてほんとに見捨てられると思います。