ニューワー(ル)ド/NEW WOR(L)D

今年の目標、今年のテーマ、というようなことを、毎年毎年元旦に考えてきたけれど、今年は何故かうまく考えを纏めることができなかった。毎年、テーマを考えて、できたこともあればできないこともあり、どちらかというとできないことのほうが多いものの、テーマを考えながら日々過ごしてみて、このテーマに沿ってやってみて成果があったとか、これは少し軌道修正が必要だ、とかを繰り返すことに疲れてしまったのかと疑ってしまうような感覚だった。

何を目指せば充実感が得られるのか、正直に言えば全くわからなくなっていた。経済的な成功を目指すのか、内面の向上を目指すのか、身を立てるのか、四十二になるというのにその判断すら覚束ない、その価値基準を構築しようというのがこの数年の大きなテーマだったはずなのにその足がかりさえ掴めていない自分に情けなさしか覚えなかった。

募るのは卑屈な思いと寂寥感。無力感。今更何かを頑張ったところで手遅れ、だけどそれでも頑張ってみようと思ってやってみてもある日突然一つ残らず一番下の積み木から蹴飛ばされて潰されるようなそんな感覚。少しのミスも許されず、少しのミスもしないように微細に微細に決め事を重ねても重ねた決め事の隙間をあざ笑うかのように思いもしないアクシデントが襲い失敗し落ち込み、ではと決めずに気楽にと思えばそれもまたうまく行かずにやぶれかぶれになる。

もともと体力づくりを怠っているし体が強いほうではないので、ムリをすればムリをするだけ、気が立って言葉が荒くなる。メンタルを鍛えようとしても、少しのズレも許せない心の狭さが邪魔をする。

今年は新しい世界を目指そう。ただ、新しい世界を目指そう。何かの延長線上ではない、新しい世界を。新しい風景を見たい。そのためには新しい言葉が要る。今までのこの言葉ではもう限界は見えている。新しい言葉を、自分の日常の言葉に変えていかなければいけない。その先に、新しい世界がある。その新しい言葉の土台は、きっと感謝の気持ちのはずだ。だから新しい言葉と新しい世界を目指す最初の日に、感謝 の文字を記そう、感謝とともに。今年のテーマは「ニューワー(ル)ド」。

いつかのブリコルール

facebookで山本あつしさんがブリコラージュと名につく団体のページをオススメしてくださったのを見て、「そう言えばオレがブリコルールって書いたのいつだっけな」と振り返ってみたら2年も前だった。

ブリコルール

 I'm a bricoleur.

どっかの誰かがまた生半可に言い出しそうなので、たまには先手を打って言ってやる。唾を飛ばして言ってやる。根性なくても言える。

オレはブリコルール。

確かにシステムは概念だけれど記号でもある。そしてシステムエンジニアというよりもシステムブリコルール。

物言いとしてはよくないけれど、なかなか勘のいいこと思いついてるな、と珍しく昔の自分に感心した。

情報の価値は紙でも電子でも同じでしょう? なぜ「書籍」がつくと話ややこしくなるの?

季刊誌『マグナカルタ』が、見つけたところなのにそのvol.5でほぼ休刊決定みたいなことが書かれていて、「なんで電子書籍でやらなかったんだろう?そっちのほうが損益分岐点低くできただろうに」と思ってすぐ「いやごめんなさいそれはないです」と思い直しました。ほんの最近、「なんじゃこの電子書籍!?」と頭に来てたことを忘れてたのです。

その電子書籍とは、hontoの電子書籍。

hontoの電子書籍を利用しようと思ったきっかけは、Surface Pro 2の購入でした。Kindleも持ってるんですが第3世代で、なおかつかたくなに日本のアカウントと統合してないので、日本のamazonで買う電子書籍はそのkindleにはダウンロードできないし、日本ではWindows用のKindleアプリもない。なので今までは仕方なくxperia Aの4.6インチの画面で読んでるんですが、電車とかでは便利ですが、「読む」という行為にはもちろんちょっと厳しい。そこへhontoがWindowsでもandroidでも対応したリーダーを準備して電子書籍販売に本格参入。これは利用できるかも、と思ってたところに電子書籍ストア購入でポイント最大30倍とか言われて、雑誌を電子書籍で買うとどこでも読めるし捨てなくて済むし便利かなと思って買い始めました。

が、しかし。とりあえずよく読む『WIRED』『週刊ダイヤモンド』『Newsweek』あたりを買ってみたのですが。

これらのリーダーは「ImageViewer」なんですが、解像度が低い。低すぎる。

読めなくはないけど。Surface Pro 2が10インチだから悪いのかも知れないけど。でももうちょっとくっきり作れるでしょう。Surface Pro 2はフルHDなんだぞ。他のデバイスの都合にあわせてこうなのか。

まあでも解像度はともかくいちばん気に入らないのは、そんなに読みにくいのに、ズームボタンもないことと、ページを送るとズームが解除されて標準サイズに戻ること!ページめくるたびにいちいちピンチさせるな。鬱陶しい。

更には会社の人に勧められた『テトラポッドに札束を』を買ってみたのですが、

なんじゃこりゃ。ビューアーハXMDFというののが起動するんですが、なんじゃこのガタガタのフォント。設定で変えられることが分かってメイリオとかMeiryo UIとか変えてみたけど大差なし。読ませる気ないんか。

正直、電子書籍ならKindleだと私は思います。圧倒的に読みやすいです。PaperWhitte、買おうかなと思いますがさすがに鞄にデバイス3つは要りません。

ここまでして電子書籍をメジャーにしたくないのかなあとちょっと嘆息してしまいました。日本は電子書籍だからと言ってさほど安くない。『テトラポッドに花束を』で言えば、書籍1,000円に対して電子書籍900円。本の値付けの仕組みって再販制度が云々で何度読んでも頭に入らないんだけど、どんなカラクリがあったにせよ、紙の書籍を作るのに比べて電子書籍のほうがコストは低く済むはず。ということは、あんな質の低い電子書籍なのに、発行者の利益率は当然高まるでしょう。そこまでして紙の書籍を守りたいのか。

誤解を恐れず書くと、書かれている情報の価値はそれが紙の上でも電子書籍でも関係ない。メディアが何であるかは価値の大小に関係しないし、「価値」という抽象的な基準ではなくて単純に金銭的な意味でも関係ない。価値があるのは情報そのものなのだ。書籍の未来についてはそこを出発点にするのが絶対だと思います。その上で、確かに愛着を覚えずにはいられない紙の「本」というものの存在意義・存在価値を考えないといけない。そこに書かれている情報以外に、「本」の居場所はちゃんとあるはずだ。

街のパン屋でパンを買う - 2014/02/09 Hanna

生駒でアルションと人気を二分する、Hannaに初めて行ってきました!

歩いてでも行けるくらいの距離なんですが今日は所要もあって車で。そしたらなんと店の前の駐車場は満車!お昼時にちょっと被ってたとは言えさすが人気店。所要を先に回して少し時間をずらして行ったら1台空いてました。奈良だけなのかどうなのか分からないですがパン屋さんは意外と日曜休みのところが多いので、日曜オープンしているHannaはその点でも人気なのかなと思いました。

初めて行く店はその店の代表作を買うのが基本!

という訳でハンナ食パンです。グルテンフリーはなかなか難しい道のりです(笑)。明日の朝食が初Hannna。

街の本屋で本を買う - 2014/02/06 三省堂書店京都駅店 『クオータリー マグナカルタ Vol.05 WINTER 2013』/ヴィレッジブックス

「税金から逃げるのは誰だ」-このオビの文句でノックアウト。

少し前ここに来た際、『早稲田文学』の存在を初めて知って、欲しいと思ったんだけど荷物が重すぎてその日は買う気にならず、再び訪れる機会が出来たのでその棚に来てみたら目に飛び込んできたのがこの『マグナカルタ』。『早稲田文学』もそうですがこの『マグナカルタ』もvol.5とありしかも季刊誌のようなので、1年以上前からあるはずですが初めて知りました。本に関しては結構アンテナ伸ばしてるつもりだったんですがかなり鈍ってることを痛感。amazonでしょっちゅう本買ったり探したりちらちら流しブラウジングしたりしてますが、『早稲田文学』も『マグナカルタ』もリコメンドされたこと一度もない。ちゃんと売ってるのにね。文学中年に対しては、amazonのリコメンデーションはまだまだです。AQUAのCM曲あれなんだったっけ、と思って調べてああ千本桜か!と判ったついでにamazonでもちょっとサーチかけてみた後はリコメンデーションがミク初音一色になりましたけどね。

クオータリー マグナカルタ Vol.05 WINTER 2013
  Vol05 WINTER 2013 島地 勝彦

ヴィレッジブックス 2013-12-20
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早稲田文学5
5 松田青子 川上未映子 蓮實重彦 黒田夏子 阿部和重 セース・ノーテボーム タチヤーナ・トルスタヤ ドン・デリーロ アラン・ロブ=グリエ プラープダー・ユン 田原 ヤマザキマリ

早稲田文学会 2012-09-07
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大風呂敷を広げる

そりゃ少ない予測を言う人よりも「こんなに儲かります」という人のほうがいいに決まってるよなあ、と、改装中のポルタを歩きながら唸ってしまった。

どこの会社もそうなのかも知れないけど私が勤める会社は期初にいわゆる販売計画を立てる。組織の長も個人もそれぞれ立てる。長年勤めてきた印象だけど、その計画に対する進捗を真剣に追っていくのは期の2/3くらいまでで、期限最後に近づくにつれてどうでもよくなってくる。そしてまた新しい計画を立てる季節が来る。最終的な結果はあまり、問われない。これなら、出来る出来ないは度外視して、「大口」叩いた人が評価されてしまう。私はこの風潮が好きになれなかった。

ところが今日改装中のポルタを歩いていて、人気のあるブランドをテナントに入れたい場合、近場に百貨店やショッピングモールがある中で、若干古い印象のある場所はどうやって誘致するのかなあとふと思ったら、「京都駅徒歩1分なので日にこれだけ、月にこれだけの人が通ると思われる」という前提を土台に、なるべく大きい数字を言わないと、ブランドも「お、そこ入ろう」という気を起こさせないよなあと思うに至り、やっぱりビジネスというのは大きな絵を描けないといけないんだなあと強く実感した。小さい夢しか描けない人は、ビジネスの現場には要らないのだろうきっと。

街の本屋で本を買う - 2014/01/31 天牛堺書店ekimoなんば店 『COURRIER JAPON Vol.112』/講談社

なんだかんだ言って新しい本屋、結構できてると思うんだけど。狭い商圏に。コンビニ戦争みたい?

難波でちょっと時間があったのでジュンクとBook 1stをハシゴするという時間の浪費をしつつ、「こないだ『現代思想』も買ったとこだし、買いはしないぞ」と思ってたけど、もうちょっとぶらっとしたら御堂筋の北側改札近辺で天牛堺書店に遭遇。びっくりして思わず吸い込まれる。だいたいekimoが出来てたのも知らなかった。ekimoって天王寺の地下鉄駅ソトのちょっとした施設のことだと思ってました。なんばにも出来て、梅田にも作ってるって初めて知りました。

天牛堺書店は大江橋で初めて見たんだけど、古本屋さんって記憶してたんですがこのekimoなんば店は古本屋さんの雰囲気は全然ありませんでした。入ってみて印象に残ったのはバックナンバー。

こういうバックナンバーの陳列するところ、別に珍しくもなんともないんですけど、ここは妙に目に飛び込んできた。バックナンバー並んでても気づかなかったり探そうという気にならないことがほとんどなんだけど、ここは何故かバックナンバーから目に飛び込んでくる感じ。高さかな?よくわかんないけど。

せっかく入ったので、先日買わなかった『COURRIER JAPON』を買って帰りました。”「言葉」こそがあなたの武器である”に惹かれて買ったけど、思っていたよりもハウツー的というか、「成功を勝ち取る」ための方法論みたいな内容だったのでちょっと期待してたのと違いましたけど。

B00HS3GFGK COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2014年 03月号 [雑誌]
講談社 2014-01-25

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街の本屋で本を買う - 2014/01/28 ふたば書房京都駅八条口店 『現代思想 2014 vol.42-2』/青土社

読みかけの本が山ほどあるのに、出会ってしまうと買わずにはおれないのが本好きの証。
京都駅で乗り換えの際、ちょっとだけ時間があったのでみやこみちにあるふたば書房へ。近鉄八条口はとても便利なんだけど、近鉄京都駅の改札を出たところからは全然目立たなくていつまでたっても存在が頭に入りません。でもあそこにふたば書房があるのはとても便利。

特に何を見るでもなく(と言うのは先に新幹線駅構内のBOOK KIOSKで、ニューズウィーク、ダイヤモンド、日経ビジネス、東洋経済と一通り立ち読み終わってしまってたから)ぶらっとし始めたその矢先に目に飛び込んできた「國分功一郎プロデュース キルケゴール」の文字!「『現代思想』に”プロデュース”と来たよーしかし似合うなあ”プロデュース”、先生」と感嘆しながら手にとってみる。と、その先には気になっていた「『言葉』こそがあなたの武器である」の言葉が踊るクーリエ・ジャポンが。しかしクーリエ・ジャポンはすでに認識してたものだし、ネットで買ってもいいかと、もうひとつ天秤にかけた本を止めて『現代思想』を買いました。もうひとつ天秤にかけた本というのは『BRUTUS特別編集 合本・大友克洋』でした。

現代思想 2014年2月号 特集=キルケゴール (現代思考)
 20142  國分功一郎 藤野寛 柿並良佑 星野太 松本卓也 長門裕介 Th・W・アドルノ M・フリード H・デ・ヴリース P・フェンヴズ 宮崎裕助 大橋完太郎 佐藤啓介 串田純一

青土社 2014-01-27
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すべての仕事は(遅かれ早かれ)さよなら

タイトルはもちろん、言うまでもなく、フリッパーズの名曲『すべての言葉はさよなら』から。

京都駅で少し昔のことを思い出していた。その少し昔、東京出張から帰る新幹線の京都着時間が55分か10分か25分か40分かそこらだったら(つまり0分か15分か30分か45分の5分前そこらだったら)、もうすぐ京都ですのアナウンスが流れたら5号車付近まで行って階段を駆け下りて改札を駆け抜けて、近鉄の特急券売り場に猛ダッシュしたものだった。0分・15分・30分・45分に特急が出るのだ。京都駅の特急券売り場の係員の端末捌きはそれはそれは見事なものだった。新幹線を降りてくる客が、それだけ急いで掛け乗ろうとすることを熟知していた。「特急券西大寺まで禁煙、乗車券は生駒まで」と言い終わるくらいにはすでに特急券と切符が打ち出されていた。

写真のようにまだ特急券売り場はあるものの、僕が特急券売り場に駆け込むことはもうない。そういう局面がしばしばある近鉄沿線のビジネスマンは皆インターネット特急券のユーザになっていると思う。本当に隔世の感がある。僕が大阪に出てきて働き始めた頃、大阪駅はまだ自動改札じゃなかった。鶴橋の近鉄とJRの乗換口さえ、自動改札じゃなかった。あの流量を、人の目が見ていたのだ。それが今では特急の車内検札すら一席一席しなくてよくなっている。乗務員のハンドヘルドに、特急券が購入されている席が表示されるからだ。売れてないはずの席に座っている乗客にだけ、「特急券拝見します」と乗務員は声を掛ける。

どんなに優れた技能であっても、どんなに見事な職人芸であっても、時代が移り変わるとともにその仕事は姿を消す。自分が生きているうちは目の前から消えてほしくない所作は数あれど、そう言いながら実は黙殺してしまっている所作がどこかに必ずあるのだということを胸に刻んで過ごさないといけない。その不作為から僕たちは自由になることはできない。

すべての仕事は(遅かれ早かれ)さよなら。

「中年も自転車にのって」の続き

先週、名古屋まで観に行って観てこなかった少女は自転車にのって』を観に京都シネマに行ってきました。今回は電車で。

「自転車は自由の象徴」と語ったというサウジアラビア初の女性映画監督ハイファ・アル=マンスールの言葉に観る気で頭がいっぱいになっていたので、それ以上詳しい情報もストーリーの詮索もしなかったのですが、純粋に観てよかったなと思った映画でした。映画というものをほとんど観ないので、単純なストーリーでも映像でも感激できるのですが、この映画はひとつはほとんど何も知らなかったサウジアラビアの習俗の一部を知れたこと、もう一つは主役のワジダ役の女の子がすごくかわいいこと、この二つがあるのでよく映画を観る映画好きの方でも楽しめると思います。「女性」映画監督というだけで話題になるくらい、この現代において男尊女卑を貫いているサウジアラビアで、その因習に抗う少女、だけではなくその母と友達のお話。国の体制に立ち向かう彼女彼らを観ると、日本社会で文句をつけていることが情けなくなりました。そして、監督が言ったようにまさに「自由の象徴」として自転車で駆け抜けるワジダの姿は、自分の自転車に対する想いを再確認させてくれました。最近、あれやこれやと本筋から外れたところに目が行ってしまってた気がしました、私が自転車に乗りたいのは独立独歩の自由を生み出せるから。もっと乗ろうと思います。

ネタばれしない範囲で面白かったところをいくつか:

  • 家庭内で普通にプレステでゲームしてたとこ。どころか、コーラン学習ゲームみたいのが売られてて、主人公がそれで勉強するところ。
  • とにかく何でもお金!「泣き止んだら5リヤル」にはびっくり。
  • ラスト近くで、ワジダのお母さんがワジダを連れて、病院で働く親戚のところに行ったシーンがよくわからなかった。

映画の公式サイトにはサウジアラビア基本情報が纏められているので、これを見てから鑑賞したらわかりやすい部分があると思います。京都シネマで2/7まで、シネリーブル梅田はとりあえず今週中は上映しているみたいです。


映画までの間、COCON烏丸界隈を散歩してたのですが、六角通・東洞院通はこんな風に歩道・自転車道・車道が線引きされてるんですけど、自転車乗る人間としてはこれでは正直迷惑な感じかもな、と感じました。この辺、やたらと路肩に駐車してるのもあって。いちおう、歩行者と運転者に「自転車というものも通るんだよ」ということをリマインドしてくれるという利点はあるのかなと。


で、ミディ・アプレミディという洋菓子屋さんに。目当てだけれども持ち帰りはないと思っていたフロールが持ち帰りできるようになっていて、代わりに買おうと思っていた缶入りサブレは要予約で買えなくて、おまけに1Fの店舗はこの日で最後の日(2/13から2Fで営業)と、相変わらず自分の「引き」の強さとギリギリ具合にちょっと苦笑。ただ思いがけず買って帰れたぐりおっとチェリーのフロールは、思いがけずしっかりとした生地にバターの風味が感じられる美味しいロールケーキでした。

久し振りにわずかの時間だけど京都に遊びに行って、ちょっと京都いいなあ最近、と、何がそう思わせたのか分からないけれどそう感じる気配みたいなのがあった。どうしても奈良にはないあの気配、何が奈良にはないのかと言われたら、やっぱりそれは「文化」なんだろうなあ。ちょっとしばらく京都に足を伸ばしてみようかなあ。