『Talking Rock ! (トーキング・ロック) 2009年 09月号』

Talking Rock ! (トーキング・ロック) 2009年 09月号 [雑誌]
トーキングロック  2009-08-05

by G-Tools

 お目当てはもちろん吉井和哉���びわ湖ホールと大阪城ホールのツアーレポがあるってことで。

 びわ湖ホールのあの衝撃の������が完全���再現されてて爆笑。でも、あの������のきっかけ自体は、思いつきのデマカセじゃなくて、知人の滋賀県人からそうだと聞かされたからだとか。
 いちばん印象に残ってたのは『恋の花』なんだけど、それはアレンジが違って新鮮だからとかじゃなくて、なんかとんでもないエネルギーが襲い掛かってくる感じだったから。で、インタビュー読んでみたら、やっぱり過去の曲もまるで生まれ変わったように自分でも感じると言ってた。

 写真が相変わらずどれもめっちゃかっこいい������びわ湖ホールと大阪城ホールで満足してたけど、やっぱりZepp Osaka、いくべきだったな、と激しく後悔したのでした。

 次はバインのインタビュー読も。吉川尚宏氏って奈良県人なんですね。

『IN/SECTS インセクツ 00号 2009 Spring』

IN/SECTS インセクツ 00号 2009 Spring
LLCインセクツ
青幻舎  2009-05-15

by G-Tools

 ���・������の後、教授はなにかあったときにマンハッタンを脱出するためにレンジローバーを買ったらしい。レンジローバーを買えるだけのお金があるかないかという話はとりあえず置いておいて、「どんな車だったら非常時にマンハッタンを脱出できるか���」と考えて実際に車を買うという行動までやってしまうところが凄いな、と思った。僕は考えても、実際そんなときに脱出なんて出来る訳がないとか、どんな車でも限度があるぞとか、そういう、できない方向ばかりどんどん出てきてしまう。とりあえずやってみるかみないか、ここんとこの差が大きな差になるんだな、というのを改めて感じる。

 あと、結構はっきり好き嫌いを言ってるとこも興味深い。あまり、好き・嫌いというのは言わないほうが幅が広がるものだと思ってたので。別の記事で坂本龍一が「東京の人はがんばらないよね。そこがかっこいい」と語ってたとあったけど、この言葉の解釈の仕方も勉強になる。 

POISON ROCK 'N' ROLL vol043

POISON ROCK 'N' ROLL vol043

「高校生のとき、好きだったことはなんですか���」というリスナーのメールに、
「女の子が好きだったね」という軽いジャブを返した後、
「アホみたいにギターの練習してた。一日12時間とか練習してた。悔しいけど、もうあの情熱は今はないなあ」とさわお。

当然ながら、猛練習して骨の髄まで染み込ませた日々があったからこそ今のミュージシャンさわおがある、というのと、若い頃それほどまでに何かに夢中になったことがなく、何も身につけないまま年を取った自分を悲観するのと。「いつでも始められる」とは言うけれど。

”もう一度何かを始められそうなんだ”���『サードアイ』/the pillows���

とはいえ、一度も何も始めたことがないしなあ…。

『GOOD ROCKS! Vol.09』

GOOD ROCKS! Vol.09 (シンコー・ミュージックMOOK)
シンコーミュージック  2009-06-24

by G-Tools

 吉井和哉のびわ湖ホール・大阪城ホールのライブレポがあるってことで『Talking Rock!』を買いにいったんだけど見つからず、探してるうちに『GOOD ROCKS!』が見つかってさわおが表紙だったので購入。インタビュー記事出てるって知らなかった���笑���。

 髭(HiGE)について喋ってるのが、Zepp OsakaのMC通りでおかしかった。そして、若いバンドがいいプレイすると頭に来るって言ってるのも、podcastでテナーのホリエが来たときに言ってたのと同じでおかしかった。もちろん、ほんとに頭に来たりとか潰しにかかったりするんじゃなくて、自分の中で「負けちゃられない」という情熱を掻き立ててるところを、きれいなふうに言うんじゃないとこがいいと思う。『1989』について語ってるとこなんかでもそれがよく分かる。

 武道館に向けて期待は高まるばかり。もうちょい近所のイベントとかライブとかがあったら、追加で行きたいくらいの勢い。 

『IN/SECTS』vol.000

IN/SECTS インセクツ 00号 2009 Spring
LLCインセクツ
青幻舎  2009-05-15

by G-Tools

表紙にデカデカと地元・生駒の文字が躍ってて思わず購入。

編集のLLCインセクツは、京阪神エルマガジン社の発行物の編集を手がけたりしている編集プロダクションだそうで、雑誌を発行するのはこの「IN/SECTS」が初とのこと。地元・生駒の特集はすごくおもしろかった。スチャダラパーを宝山寺に連れて行ってインタビューしたり、地元の名店の店主にインタビューしたりしてるんだけど、場所の力ってあるんだなーと思いました。すごく感覚が近くてしっくりくる。それは、奈良には大きな力があるってことなのかな���いや、違うな。どこの場所にもその場所その場所の大きな力があるんだろうな。

クオータリーマガジンということだけど、とにかく長く続けてほしいです。最低3年は続けてほしい。最初に生駒が特集されたっていう「よしみ」で、このおもしろさが続く限り手に取り続けたいなと思います。それって、これからの世の中結構大切なことじゃないかな、と思います。  

できることできないこと

イチブトゼンブ/DIVE
B'z
VERMILLION RECORDS 2009-08-05

by G-Tools

しばらくバイン聴き続けるなあ、といった側からB'zの新譜の発売日でした。

『イチブトゼンブ』『DIVE』『National Holiday』どれも歌詞が
ミドルエイジにグサッとくるのはいつものことなのでいいとして���いいか���������、
『イチブトゼンブ』『DIVE』はChad Smithがドラムスなんだよね。

まあこれまでもBilly SheehanとかBarry Sparksとか大物が参加してたけど。
こういうのって、アンチB'zの人とかはどう言ってるのかねえ���
さすがにChad Smithは無視できないと思うんだけど、
「金にモノ言わせただけで、ChadはB'zを認めて参加してるわけじゃないに決まってる」とか言うのかね。
いつも思うんだけど、じゃあキミの好きなバンドはChad呼べるのか���って言い返すんだよ。
そりゃもちろん、Chadを呼べることが一流バンドの証じゃない、けど、
「金にモノ言わせただけで、ChadはB'zを認めて参加してるわけじゃないに決まってる」とか言う輩に対しては、
「できてからそういうこと言うべきなんじゃないの���」ってはっきり言います。

”できることできないことが
 そんなあっさりわかるの���”
���『DIVE』/B'z)

くだらないのはおまえのほうだろ

Twangs
GRAPEVINE
ポニーキャニオン 2009-07-15

by G-Tools

”まだ未来は空っぽのままで
新しい予感に泣きそうだぜ
くだらないのはおまえの方だろ
わからないのかい疾走の理由が”
���『疾走』���GRAPEVINE)

好みなんだけど聴いたり聴かなかったりだったバイン、
この新譜聴いて、ちゃんと全部聴こう���と反省しましたよ。

声よし、ギターよし、暗さよし���笑���。
このアルバムも圧倒的に地味なんだけどカラフル。
そして、言うまでもなく文学的���

the pillowsのように、エモーショナル以前のエモーショナルなのがもちろん好きなんだけど、
バインのような熱の篭った暗いエネルギーも大好きで。
当分、聴き続けるな。

『���Q������』���村上春樹

1Q84 BOOK 1
新潮社  2009-05-29

by G-Tools


1Q84 BOOK 2
新潮社  2009-05-29

by G-Tools

 読み終えて唸って考え込んで10日余り過ぎた今、『���Q������』を思い起こしてみると頭に浮かび上がってくるのは、誰かの思いとか考えとか悩みとかのどれが「くだらない」と言えるのかなんて誰にも決められないし、反対に、自分の思いとか考えとか悩みとかを誰かに「くだらない」と言われる由もないけれども誰かに「くだらない」と言われてしまってもそれはしょうがないことなんだ、という諦念。さらに逆に、誰かの思いとか考えとか悩みを「くだらない」と言ってしまう権利も誰にでもあるけれど、そう言ってしまうためにどれだけの覚悟が必要か、きちんと意識していたいなという気持ち。「くだらない」という言葉に、少しでも優劣の色が混じるなら、今まで通り僕はそれを許さない。その許さないやり方は、『���Q84』の中にも何種類も出てくる。噛んで含めるように伝えるようなやり方もあるにはあるけれど、僕は今まで通り徹底的に打って出るやり方で行くだろう。

 テーマに『宗教』があるのは間違いない。だけど、『リトルピープル』は文字通り『ちいさい人間』、つまり人間の弱いところであり凶暴性で、それは宗教を引き起こすこともあるし宗教を暴走させることもあるし、宗教という形を取らず暴走することもある。その『リトルピープル』の輪廻が、少し考えただけだと辻褄があわないことだらけで読み取りに悩んでしまう。そして、BOOK2の後半でのこのあたりの説明的描写は、読書が好きな人じゃないとたぶんキツくて面白いとは思わないんじゃないか。それでも、僕は読み応えたっぷりでいい物語だと思う。

振り向く余裕はない

直情型のBIG MACHINE、ですね。

読書ブログは読書ブログでかなり硬骨漢なカンジで気に入ってたけど、最近ちょっと限界を感じて裏面を作ってみる。デザインは全く一緒で過去ログも全部読み込ませて、マルチポストしてこっちは読書以外のもポストする、と。

とりわけ音楽・ライブについて���吉井和哉もthe pillowsもほとんど終わっちゃったけど���
残すところthe pillowsの武道館だけだけど���

でもほんとにやれることやっとかないと、という焦り。
裏面つくるってこれだけのことするのも結局���日かかったし。