今日の最大の教訓は、事故に遭ったときは何があっても救急車を呼べ。警察ではなく。
僕は常々、「成功談ではなく、失敗談をこそ語るべし」と思っているし言い続けてますので、今回の顛末もできる限り詳しくシェアしようと思います。成功談ももちろん大切ですけど、失敗の中にも大切なことがあると思っています。日本が安全に自転車で走れる国になるように、顛末をシェアしようと思います。
事故にあったのは4:40頃、国道163号線を大河原駅から数km東に進んだ地点。追い越しのトラックのサイドミラーに後頭部を撥ねられました。そのまま路肩に転倒。後頭部に衝撃を受けた瞬間、「ミラーか?」と浮かんだので、その後は割と冷静に転倒できましたが、下手をすると、トラックの後続に轢かれていたかもしれない状況でした。
かなり偶発的で防ぎようがないように思う事故ですが、不幸中の幸いで、CONTOURで走行中の動画を撮影してたこともあり、事故の瞬間を動画で確認しながら振り返ってみると:
- まず、反省するべき点があるとすれば、時間。深夜出発なので、暗さ対策はかなり入念に行い、フロントライトx2、リアライト点灯x1、リフレクター類満載にしていて、ドライバーから見えるように対策していたけれど、ドライバーが疲れや眠気で注意散漫になっていてはどうしようもない。深夜はもちろん眠いと思うし、事故にあった、夜が明け始めて明るくなってくる時間帯は、視界がよくなってくるので気が緩む時間帯でもある。今回は計画上、どうしても3:00出発でなければ間に合わない旅程だったのでそうしたが、出発地点をずらすか、より車の少ないルートを選ぶかの余地はあった。ただ、より車の少ないルートとしては369号線→県道4号があるが、・いきなり登りが多く、序盤で体力が削れるのは危険 ・鉄道も全く通らず、万が一の際、全く打つ手がなくなる 等を考えてルートから外している。
- 追い抜くヘッドライトがあまり右側に逸れない際は緊急体制を取る。事故の際、確かに「あんまり避けていかない車だなー」とは思っていた。結構すれすれ通るな、と思っていたら後頭部に衝撃が走った。だからと言ってどういう緊急体制が取れるのか?とは思うけど、追い抜くヘッドライトの近づき具合は気を払っていてよかったので、これは頭に入れておくのがお勧め。
- とにかく左に倒れること。
- 夜はできることなら歩道を走ったほうがいい。田舎の歩道はガラス片とかが落ちていることもあるし、そちらのほうがリスクではあるけれど、車はガラスの比ではない。
そして一番最初の「警察ではなく救急車を呼べ」ですが、当初、転倒したとはいえ、それほど強く落ちてなく、撥ねられた頭も、撥ねられたというほどの痛みもなく、「このまま走り続けるか?」と思ったくらいの怪我だったので、取りあえず救急車ではなくて警察を呼んだのですが、救急で病院に行かないと、後で病院に行くのは結構大変です。だいたい休みの日にツーリングすると思うので、救急を自力で探さないといけないし、何より保険の話が面倒になります。仮に怪我は全くなくて物損対応だけだったとしても保険会社が関与したほうが円満なことが多いので、どんなに大したことなくても、絶対救急車を呼ぶことです。救急車を呼べば自動的に警察も来ます。警察に届け出ていないと、後遺症等も請求できなくなります。
駆けつけてくれた京都府警の方々は、現場に落ちていたパーツが、トラックのサイドミラーのパーツであることを発見してくれたり(証拠になる)、木津駅まで送り届けてくれたり、大変親切にして頂きました。
という訳で、トラックのサイドミラーという危険と、何かあった際は救急車を呼ぼう、という纏めなのですが、大事なのは、仮に事故にあったとしても対処できる備えをしているということ。独走の心得というか。僕は輪行袋はもちろん持ってましたし、保険証・自転車保険の保険証・バンドエイド類、それと履き替え用の靴も持ってました。靴は帰りの輪行時のことを考えてですが、結果的に靴があることでずいぶん楽でした。
ちなみに僕が使っているのはこれです:
Timberland(ティンバーランド) RADLER TRAIL Camp Timberland(ティンバーランド) by G-Tools |