待機児童、禁煙外来、費用対効果

「全国の待機児童25,000人を2017年度までに解消を目指す」というニュースが流れた後のCMで、「禁煙外来は健康保険が利用できます」というのが流れて、うーん、と考え始めたのです。

勝手にタバコ吸い始めてそれで依存症になったりして、それを治すのに健康保険からお金が出るというのはどういうことだ。そもそもタバコを吸わない私などはそう思ってしまう。タバコを止めるというのは、病気を治すのとは違うではないか。しかしアルコールもそうだが依存症にまでなってしまった人は、それを治すために高額な医療費を払ってまでやるとは思えない。だから保険適用を認める。タバコを吸い続けた人が肺癌になったり副流煙で周囲の人が健康を害したりすることによって膨らむ医療費が健康保険支出を増大させているなら、それよりも禁煙外来にかかる保険費用が少ないなら、禁煙外来に保険適用を認めるのが、費用対効果としては正しい。

いや、なんか納得いかん。

そもそもタバコを売らなければいいのだ。そうすれば、肺癌になったり副流煙で周囲の人が健康を害したりすることで発生する医療費がそもそもチャラになるのだ。と言うと、「タバコを吸うことも個人の権利であり自由のひとつである」となる。副流煙が公共の福祉に反しないのかどうかというのは置いておいて、確かにタバコを吸うのは個人の自由なので、「タバコ保険」をつくればよろしい。taspoがあるのだから、タバコ1箱に自動的に「タバコ保険」料を上乗せして、万一喫煙者が肺癌にかかろうものなら、taspoを提示すれば「タバコ保険」が適用されるようにすればよろしい。これがITの正しい使い方だ。我々非喫煙者も支払っている健康保険の勘定丼の中から賄われるというのは誠に受容しがたい。

そういうと「保険の精神に反する」「互助精神が云々」「細分化は社会格差をかんぬん」となる訳ですが、勝手にタバコを吸い始めて、肺癌になって治療をというのはまだしも、禁煙するのに保険適用というのはやっぱり変だと思う訳です。それを解決するためにtaspoと「タバコ保険」による仕組を導入するためにかかる費用が禁煙外来に使う保険費用よりも莫大にかかるというならこればっかりは目を瞑るしかないかと思いますが、そこそこええ線でやれまっせ、ということなら、歯を食いしばってでも防ぐべきモラルハザードがそこにはある、と思わなくもない。

そんなことを財政負担するくらいなら、待機児童解消に予算を回せたほうがいいんじゃないの?と、そのCMを見ながら思って、25,000人ってどのくらいの割合なのか?と思っていろいろ統計を見てみると、wikipediaによると保育所利用数は約220万人。待機児童25,000人というのは約1.1%ということになる。1.1%を解消するためにどれくらいの労力を割くべきなのか?いや、パーセンテージの過多に関わらず、これはゼロにするべきものなのか?とかいろいろ考えていると、テレビのニュースは「社内保育所の閉鎖相次ぐ」と言いだした。

なぜ?待機児童は解消されてないのに?

要は、「児童は増減するが、保育士は常に児童の定員最大に対応できるように雇用しなければいけないので、収支がどうしても合わない」ということだった。これは社内保育所に限らず、公的私的含めて、日本全国で起きている、待機児童問題の根本なのだろうなと思った。

グローバル化が進めば、人は移動しやすくなるし、移動しなければならなくなる。

居住のフレキシビリティが高まるということは、人口の増減も活発になるし、もちろん児童の年次変動も活発になるということ。あたかもゲリラ豪雨のように、ある年はこの地方に人が集まり、ある年は別の地方に人が、というのが当たり前になっている。じゃあ保育所の体制もそれに合わせて柔軟に、とはいかない。保育士さんを減らして、来年子ども多そうだからまた増やす、なんて簡単にいかない。保育士数も不足しているのだから。

クラウドが世間を席巻しているように、なんでも「必要な時に、必要な分だけ」利用できたらそれがいちばんいいに違いない。けれどそうは行かないから冷蔵庫に食料品貯めたり、貯金したり、蓄電したりする訳です。人が動きやすくなったからと言って、じゃあ保育所とか学校とかもフレキシブルに、と、そういう訳にはいかない。フレキシビリティを高められる部分と、フレキシビリティを高めるからこそ、安定的にサービス供給できなければいけないサービスというのがあって、保育所は恐らくその一つに数えられるものだろうと思う。だからやっぱり、禁煙外来に保険を使うよりも、優先順位としてはこちらなんじゃないの?と思う。別に禁煙外来のほうがハイプライオリティです、とニュースで言ってた訳では、ないけれど。

言葉遣い

もちろん自分も含めて、今の奈良に最も必要なのは「丁寧な言葉遣い」。だな。

先日、ならまちを巡った際、お店の人とかいろんな人と通りすがりに一言二言話すことになったんですが、奈良の人というのは、けして無礼な言葉遣いではないんだけど、気持ちよい言葉遣いでもない。と一概に決めてかかるのは危険だけど、奈良生まれとしては前々から思ってて、奈良県人というのは若干後ろ向きな話し方をする。つっけんどんというか。そしてちょっとキツい。少し上から見ているようなトーン。

あれはやっぱり奈良県人の内向性というか閉鎖性というか、閉ざしてバリアを張る修正が、言葉遣いに出てるのだと思う。かく言う僕もそういう話し方をする。おまけに僕の場合厄介なのは生まれは奈良だけど小学生になる前から大学卒業するまで三重に住んでて、三重は結構フレンドリーで温かい話し方をするので、それに慣れてしまっていて(笑)奈良に戻ってきたら自分は奈良県人らしい、キツい話し方をするのに同じ奈良県人に話されたら「なんかキツい」と感じてダメージを受けるという(笑)。

NHKBSの「こころたび」でも、他県の方がほがらかに話す中、奈良の週だけはなんかなんというか・・・という感情を抱きながら観てた。決して悪い人間じゃないんだけど奈良県人って、でもフレンドリーじゃないんだよなあ。

言葉遣いというのは心の有り様が現れる、というけれど、言葉が心を規定するというのもまた事実で、使う言葉を意識することで、心の有り様が変わるのも事実だと思う。この試みは口で言う何万倍も大変で、頭の中を流れる言葉の一群というのは自然に流れて行ってしまうので、既にもう完全に規定され言葉遣いとがっちりリンクした枠組みなので変えるのは大変だけど、心持を変える方法というのはこれしかない。言葉遣いを、変えよう。

独走会(どくそうえ) #03 - おふさ観音

先週の話になりますが、7/21は第三回独走会(どくそうえ)、おふさ観音でした。

独走会は一回目が長谷寺、二回目が朝護孫子寺と、少しハードめの目的地だったので、今回はド平坦で、あまり遠すぎないところを選んでみました。

おふさ観音は富雄・生駒界隈からだと往復50kmちょっとくらい、近鉄八木駅から2,3kmのところで、夏の間は「風鈴まつり」やってます。境内に「おふさ茶房」があって、風鈴があまた飾られた庭園を縁側越しに眺めながらかき氷を頂けます。奈良の夏のツーリングにお勧めできる目的地です。

境内では、「おふさ観音アートフェスティバル」が開催されているそうです。僕は時間なくて観させて頂けませんでしたが、貼られていたポスターがとてもカッコよく、興味惹かれるものでした。

http://www.ofusa.jp/artblog/2013/07/post-8.html


ルートはこんな感じ。田原本あたりから走った24号大和御所道路がとてつもなく超快走路でした。お勧めです。



独走会 - 朱雀門・稲妻温泉・なかにし・sankaku、そして奈良警察署

教訓:身分証明書は二か所に分散して所持すること。

確か去年の夏、何かのフリーペーパーで「稲妻温泉」というのを見て、「銭湯!なるほど!銭湯に入りに駆けるってのもいいな!」と密かに温めていたライド。のんびりゆっくり、いつもの奈良へ。


ひさしぶりの朱雀門。いつ行ってもそんなに人気がない、そこがお気に入り。


稲妻温泉。ならまちは結構銭湯いっぱいあります。いい感じでアップの終わった体の汗を流して、桶で頭から冷水何倍も被って(シャワーなんて当然ないので)、最後に水風呂入ってシメ!脱衣所で涼んでファンタオレンジ飲んで、せっかくなのでヘルメット被らず歩速でならまちを流してみる。気持ちいい!


そして更に涼みに「なかにし」へ。今年二回目の「なかにし」の氷。ここの氷はしっとり系です。マイルドで優しい冷たさ。


山本あつしさんが個展をやっていらっしゃるというので、藝育カフェ sankakuへ。その名も「ザ」。facebookでちょくちょく「ザ・」から始まるタイトルの写真をアップされてて、おもしろいな~と思ってたので、「画廊ごっこ」と仰ってるし、それならズブの素人がお邪魔してもよかろうと足を運ばせて頂きました。

最初、一週して「ザ・スタチュー・オブ・リバティ」がおもしろくていいなあ、と思ったんですが、意味がわからなかったこの単語を山本さんに聞いてみたらこの一枚が僕の中では一等賞。おもしろいです!


ひとしきり休日のならまちを満喫して、さあ帰ろうと思ったら・・・財布がない!厳密には定期入れなんだけど、そこにお金とカードと免許証(ほんとは保険証を入れたつもりが免許証入れてた)が入ってる。参った・・・とりあえずポケット再確認、鞄再確認。やっぱりない。

「なかにし」でお金払って、ジャージのポケットに入れたところまでは覚えてる。だから、「なかにし」から「sankaku」までのルートで落としてるはず。と思ってもう一度そのルートを辿ってみるけど(実際のところ、「なかにし」から「sankaku」は直線で100mないくらいだけど、ちょっとだけ遠回りした)、やっぱりない。

観念して、まずはカードの停止にかかる。立ち止まれるところないかなあ・・・と探して、元興寺の入口にへたり込んで、クレジットカード、キャッシュカード、PiTaPaの順で停止。こういうとき、スマホって本当に便利だなあと思う。スマホなかったら、紛失連絡の番号調べるだけでも一苦労だし、そもそも電話するのも大変。だって財布落としてるから公衆電話からもかけられないし。昔、一度財布落としてカード停止手続きしたことはあるので雰囲気は判ってたけど、どの窓口も非常にスムースに対応してくれます。

一通り手続き終えたので、警察に紛失届を・・・と、いちばん近い交番をスマホで調べて(こういうときも便利ですよね~)、「ならまち交番」へ。鍵かかってたんだけど中に人がいるっぽいので相図してみたら出てきてくれて、財布落とした旨伝えたら、届いてるとのこと!

なんでもならまちを巡回している係りの人が拾ってくれたそうで、免許証入ってたから名乗ったら一発で判ってもらえました。ただ、財布は既に本署(とおまわりさんは呼んでいた)に持って行ったとのことで、そちらに向かいました。

本署では先にならまち交番に行ったことも伝わっていて、書類の記入だけでスムースに返却してもらえたのですが、最後にいちおう本人確認の手続きがあって、財布ごと落とした僕はこれで結構困りました。ケータイに自分の名前を登録してたりするばよかったんでしょうが、それはそれでケータイを落として悪意ある人に拾われた際困るから登録しないという考え方もあって、僕の出した結論は、「身分証明書の分散」でした。荷物が増えればそれだけ忘れるリスクも高くはなるんですが、鞄の中に入れっぱなしにするなら大丈夫でしょう。

ならまちを巡回しているというその人は、ならまち交番のお巡りさんは知り合いのような感じでしたが、「お礼の権利も放棄されて名乗らなかったので」ということで教えてもらえませんでした。親切な方に拾って頂いて本当にありがたかったです。お礼を直接述べることが叶わぬ中、ここでお礼を申し上げさせて頂きます。

街の本屋で本を買う - 2013/07/26 三省堂書店京都駅店

参院選も終わった今こそ、原発について読み繋がなければと思わされる本に出くわしました。
なかなかハードな仕事の中休憩、食事ついでに立ち寄った三省堂書店で見つけた『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』。巡航してるサイトで紹介されたのを読んで、これはと思っていたので、手に取って即購入決定。本著はゲンロンの『思想地図β』の第四号だけど、第四号は1と2が刊行されるとのこと。2は福島を取り上げるそう。

ダークツーリズムというのは、アウシュビッツとか広島とか、歴史の悲惨な面を目の当たりにする場所・土地を観光することで、今、観光の世界で脚光が当たっているらしい。その流れは肌で理解できる。人間の歴史に失敗がつきものなら、その失敗を活かすためにはその失敗を忘れないことで、そのためのアクションとしてダークツーリズムの意義がある。そして、観光される側は、観光者が興味本位であれ物見侑山であれ、実際にその場を訪れるという行為に積極的な意義を見いだす。これは、アウシュビッツや広島のような、言い方は変だが「判りやすい」ダークサイトだけでなく、一見そういう話のない場所の、悲惨な面を炙り出すということも意義があるように思える。観光資源を多く有する奈良にとっても、知らなければいけない潮流だと思う。

あの、がれき搬入に「オレたちのxx県を守れ!」と叫びまくった人たちは、参院選ではもちろん自民党「以外」に投票したのだろうか?福島でさえ、支援の待ち疲れで、物事を「決められる」「多数勢力」の自民党を勝たせたと聞く。そんな人々にとって、ダークツーリズムはどういう意義を持つだろう?

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仮説の終焉 - 『ビッグデータの正体』/ビクター・マイヤー=ショーンベルガー、ケネス・クキエ、斎藤栄一郎

因果関係よりも相関関係。「ナントカ系」とか「ナントカ女子」とか、すぐ十把一絡げにされたがる日本人にとってはありがたいシステムでは。
ビッグデータの要諦として私が本著から得たのは、「データをサマリしない。n=全部」と、「因果関係を解き明かす必要はない。相関関係がわかれば十分」の二つ。「n=全部」はこれまで「編集」を考える中で念頭においてきたことなので取りあえず脇に置くとして、「相関関係がわかればよい」と言う説明は、ビッグデータに関する視点をクリアにしてくれた。ビッグデータは、発想のパラダイムシフトを促している。ただ、相関関係が判ればいいというのはどうにも釈然としない感覚が残るのも事実。しかし、相関関係というのはある意味で「傾向」分析なのだとしたら、似たような趣味や性向で一括りにされたがる日本人にとって、ビッグデータは相性がいいのかもしれない。

因果関係の追求を放棄するというのは、これまでの因果関係の手法を放棄するということで、「仮説思考」を否定するのに近いと思う。「n=一部」の時代は、集まったデータから某かの知見を得るためには、予め得られる結果の「予想」を立て、その予想とのズレを見てまた予想を立て直し分析する、というのが常套だと思うけど、ビッグデータは仮説を必要としない。入手された「n=全部」を隅々見回して、相関関係を洗い出す。つまり、人間の頭で事前に結果を予想するというプロセスが不要になる。これは、なんでもかんでも理由を問い但し責任者を突き止めなければ気が済まない現代(人)に対する、時代が生んだアンチテーゼという気もするし、予想を捨てるというのは思考の退行のようにも思う。予想の代わりにデータ分析力がインテリジェンスになるのだと言われたら、頷きつつも深く考え込んでしまう。

 
4062180618 ビッグデータの正体 情報の産業革命が世界のすべてを変える
ビクター・マイヤー=ショーンベルガー ケネス・クキエ 斎藤 栄一郎
講談社 2013-05-21

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独走会 - 米原

150kmを目指して走ったものの雨に打たれて115kmでリタイアしましたが、いろいろ多くの課題点が見つかったツーリングでした。

7/7の「轍」さんのツーリングに参加した際の課題点を踏まえて、巡航速度を上げることをいちばんの課題に走りました。生駒を出て三山木・宇治田原を経て石山、そこから琵琶湖沿いに米原へ。石山までの50kmで軽くアップダウンを熟して、湖岸の平坦道をひたすら走りました。

数値的には巡航速度は25.4km/h。ただ、6:00に生駒を出て米原着は12:00。休憩も含めた移動速度は17.8km/h。合計2時間くらい停まってる計算になる。石山までの50kmまでは1度休憩しただけ、途中落石で交互通行になってる箇所が3か所くらいあって、合計しても15分くらいしか停まってないと思う。石山で雨宿り含めて15分休憩して、残りの65kmを3時間15分。単純に割ると20km/h。石山からの65kmはド平坦で湖岸道路で信号も少ないけど70km越えたあたりから腰が痺れ、太腿も辛くなり、休憩の頻度が増えたにも関わらず20km/hで、今の私の体力はこの速度が限界。前半は走行中は概ね30km/h、後半は27km/hを維持していたので、これ以上のスピードで、足を疲れさせずに走るために何が必要なのかを理解してトレーニングする必要がある。

昨日から雨の心配はあったのだけどうまい具合に降られずに済みながら走ってこれたものの、近江八幡を過ぎたあたりで豪雨に降られ、その後はもう延々雨。彦根に入ったあたりで更に強まり、もう全然気持ち立て直せず。米原について、この先、山道に入るのにこの雨が続かれるとさすがに危険だしということで切り上げ。動画は、まだ雨に降られる前、ひまわりじゃないけど黄色い花が咲いてるので気分ツールドフランスごっこで盛り上がってたエリアです(笑)。

以下、恒例の箇条書き:

  • 天気予報が雨の心配がある際は、着替えを持って行くこと。
  • 少し大きめのサドルバックとしてCalladiceのNelsonを愛用してるが、日帰りのツーリングにはやはり若干大きいし重い。バックパックは背中が暑いし体にも負荷はかかるしということで今回はNelsonを使ってみたけれど、やはり重さが少し気になる。検討して、程よいサイズ程よい大きさのサドルバッグを購入することを考える。
  • どうしても必要な荷物というのは、履き替えの靴。輪行の際、シューズの踵を減らしたくないので。これと輪行袋が入ればよいので、それほど大きいものは要らないはず。
  • 70kmを過ぎた後、1時間走り続けられなくなるのは大きく3つ、①腰が痺れる不快感②太腿の疲れの不快感③心拍数が160を下回らない。心拍数が160以上というのは無酸素運動の域なので、やはり如何に高ケイデンスで走り続けられるようになるかが必要になる。巡航速度は高めを維持できたけれど、ギアは少し高めのものを使い続けていて、ケイデンスは平均70くらいだった。
  • ゼロスタートの練習はだいぶできたと思う。楽に走るためには、素早く巡航速度まで引き上げるほうが楽だということはよくわかった。
  • 雨で気持ちが折れたというのは、到着時間の目標を立てていることが関係してる。できれば13:00までに150kmを走り切りたかったのだけど、雨に降られてそれがかなり難しいとなったとき、切り上げてしまおうという気持ちになる。でも150km走るとなるといろんなアクシデントは考えないといけないので、基本的には後ろを気にしないスケジュール感で今後は挑みたい。そうそう、その距離を走る機会はない訳だから、途中でリタイアするのはやはりもったいない。
  • エネルギー系補給食の補給のタイミング。


雨に降られ完全に心が折れた図(笑)。

LOSTAGE "CRYPT CITY 2nd ALBUM [Defect] RELEASE LIVE" 2013/07/12@心斎橋PANGEA

6/11のw/dandylionに行けなかったので、凄く楽しみに行きましたが、完全燃焼のめっちゃええライブでした!

新曲2曲に『GO』から(であってる?)2曲と、なかなかにゴージャスなセットリストでしたが、僕にとってのベストアクトは『楽園』でした。念が籠ってるというのか無心というのか、圧倒されました。間奏あけで堪らず目を閉じて聞き入ったのですが、風圧というか音圧というか、ステージから来る圧が物凄かった。いいモノ見せてもらいました、いい場に居させてもらいました。目を閉じて聞き入ると、拓人さんのコーラスの、正にコーラスの存在感もひしひしと感じられ、全部の音が明瞭に押し寄せてくる、そんな圧でした。

・・・と思ってたら直後のMCで拓人さん、「エフェクタ全部忘れて慌てて取りに戻って19:15くらいにOPAについて汗だくで。ちょうど体あったまってコーラスも凄い声出る」なんてオチ(笑)。兄さんに「毎回そうしろ」と突っ込まれてました。

『SURRNEDER』はおおっと声出ました。2,3、ファンブログ読ませて頂くと、『X』のほうが珍しいそうですが、僕は『SURRENDER』におおっとなってしまいました。決して美麗ではないですが、あれを再現しなくても今の『SURRENDER』がこうだと言える、そういう自信持ってる感じに受け取れましたが、どうなんでしょう?最後に演奏された新曲は、言ってることは相変わらずおだやかじゃなさそうでしたけど、音像は穏やかというのとはちょっと違うけど、どっしりしたものがありました。落ち着いてるというか。安心はしてないけど落ち着いてる、そんな感じ。

後ろでRUSH BALLの話してる子がいて、こんないい演奏みせられると、年甲斐もなく見に行きたいなあと思ってしまいました。


sankakuでの五味さんのライブでお知り合いになったカワかわさんと再会、記念撮影!カワかわさん、HANARART楽しみにしてます~!

「轍」さんの「三船さんと走ろう 七夕ツーリング」に参加しました

偶然見つけた京都の自転車店、「轍」さんの「三船さんと走ろう 七夕ツーリング」に参加してきました!

とても楽しく、いろいろ感想はたくさんあるのですが、いちばん思ったのは、今回、8:30出発で戻ってきたのが16:30、8時間走った訳ですが、走行距離は以下の通り90.7km。私の足は全く遅いのですが、それでも過去実績だと8時間で巡航20kmで150~160km走れるのは判っている訳です。150kmだと敦賀に行ってお釣が来ます。私が参加した班は三班中で最も早い班だったので巡航速度が遅いのではありません。じゃあなぜこんなことになるかと言うと、要は走ってない時間が長いのです。昼食ポイントが日吉ダムだったのですが、2時間くらい休憩してました。それを取り返せる足を持ってる皆さんが僕の班だったので、それは凄いなと思うしそこまで足を鍛えないといけないと思うのと同時に、自分にとって自転車の愉しみは、自分のペースでいいからできるだけ遠くにたどり着きたいというものなので、無意味に停まってるのはちょっと性に合いませんでした。ペースが遅くても走り続けているほうが好みです。そう思うのは、休憩時間のタイムマネジメントが若干よく判らなかったからかも知れません。


日吉ダムカレー。多くは語るまい。


美山牛乳ソフト。カレーも美味でしたがこちらも美味。


「自分のペースでできるだけ遠くへ」とは言え、早く走れるに越したことはない。今日、改めて痛感した自分の弱点、それは:

  • 出足が遅い。前走との差を埋めるために余計な体力を使う。
  • 70kmを過ぎたあたりで、回せなくなる。

出足の問題は、正しいゼロスタートをちゃんと練習しないと。回せなくなるのはもっと自転車に乗るしかない。

以下、恒例の箇条書き:

  • おいしいポタリングは素晴らしいイベントです。そして独走会もかなりいいアイデアだったと思います、ほんとに。
  • 後半、主催者車がパンクし、後続の2班に抜かれたので、私の参加した班は挽回すべく飛ばしたのですがそれが44km以上。なぜなら44kmで追いつけなかったから。私はとてもじゃないですがついていけませんでした。何かあった時にリカバリできることも含めた班分けが理想だと思う。
  • 前走のペースに合わせて車間を維持するのは相変わらず難しい。
  • なんか自転車乗りってやっぱりちょっと性格悪いな、とちょっと思った日でした。


「対談 仲川げん奈良市長・堀義人グロービス代表」拝聴してきました

たまたま機会に恵まれたので、仲川げん奈良市長と堀義人グロービス代表の対談を拝聴してきました。

https://www.facebook.com/events/219725538174816/

仲川市長は日本で二番目に若い市長で、当選したときは、奈良市が若い市長を選んだということに大変驚いたことを覚えています。若ければいいという訳ではもちろんないですが、極力動こうとしない奈良という土地で、33歳の市長を立てたというのは物凄いことだったと思います。

さてこの日の対談は、オープニングの説明によると(私はたまたまネットで見かけたので、二人が対談するということだけ知って参加した)グロービスが主催で、日本各地の政治家との対談をやっているそうです。21日に市長選を控える中、絶妙のタイミングでした。

まず最初に苦言したいのは、毎度毎度というか運営の拙さ。奈良でこの手のイベントに参加してみる度、なんだこの運営は、といつもがっかりします。来場者への挨拶がない、受付はたどたどしい、開始は2,3分遅れる、そもそも建物の表にイベント会場の目印が出ていない。イベントが始まって、ビデオカメラのために参加者を移動させたこともあった。あんなの、最初からカメラチェックしてればその席を設けないようにできたんじゃないか。イベントが終わった後も挨拶がない。よく知っている人同士の集会になっている。仲川市長の後援会の方は名刺持ってひとりひとり挨拶に回っていらっしゃいましたが、こういうイベントをやって知ってるサークル内で会話するいわゆる「パーティ」にして何か意義があるのかな?と毎回思います。

では恒例の箇条書き:

  • 質問もさせてもらいましたが、堀さんの「生態系」という言葉が大切だと思った。奈良に限ったことではないかも知れないけれど、「お上が何かを授けてくれないから」「環境をお上が整えてくれないから」という姿勢の人が多過ぎると思う。
  • もうひとつは「正解なんかない」というところ。我々は、「正解がどこかに落ちている」「やり方を磨きさえすれば、成功するはず」と常々思っているけれど、正解はどこにも落ちていないし、やり方そのものが間違っているのかもしれない。
  • 一方、リーダー塾的な構想は、今の奈良に必要なのかどうかはちょっとよく判りませんでした。「自分の足で歩く」という意味でのリーダーシップを抱く人を増やす必要はあると思いますが、「トップ」という意味でのリーダーよりは、実践力のあるプレイヤーを増やす必要があるのではないか。
  • 「生態系」を作ることでの「にぎわい」の振興は、正に奈良に必要なことだと思う。問題は、「奈良府民」もその渦に巻き込めるかだと思う。「奈良県民」だけでにぎわいを作り、「奈良県民」を増やす、という方向性は、個々の生活を考える限り現実的ではないと思う。
  • ソーシャルネットワーク等のネットワークでの情報発信やコミュニケーションはコストがかからない、というのは若干時代遅れだと思う。どんなことでも、「当たり前」に近づけばコストがかかるようになる。ITの世界では特にそうだ。埋没してしまうのだ。

私は生駒市民ですが、市の内外を問わず、こういったイベントに積極的に参加してみようと思います。