四日市まで112km!

しまなみで130km走れたので、四日市まで走ることもできるだろうと、ルートを確認して四日市を目指すことに。

ルートラボで調べてみたら、110kmちょっと。距離的にはしまなみより楽なハズ。
当日は秋晴れのいい天気、絶好のツーリング日和!
130kmを7時間30分だったので、7時出発で余裕を見て16時着で計画。

例によって、後半になればなるほど余裕がなくなり、全然写真撮ってない!! 

ルートラボを埋め込みたかったんだけどどうしても表示されないのでpngでキャプチャしたものを。
URLはこちら。http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=fd100b51872826154ec35a519ff1c4e1

①出発-163号-24号-上狛四丁目(20.2km)

まずいきなり出発が1時間遅れ。準備に手間取る。
163号に出て、木津に出て一旦24号を走った後、再び163号で東に向かうルート。
木津自転車道で嵐山に行った際、163号を走るのがイヤで奈良市街を通るルートで行ったんだけど、今回走ってみたら全然大丈夫。確かにトラックはしょっちゅう通るけどそれほど怖くはなかった。24号から再び163に入るところで一区切りと考えていたのでそこまでは基本的にノンストップ。泉大橋だけ、ちょっと記念に撮影。ここまで50分くらい?ちょっと遅いけどいつものペース。

②上狛四丁目-163号-笠置-伊賀上野(23.1km)

163号はとにかくアップダウンがきついということは知っているので、この区間をどれだけのタイムで走れるかがポイント、と考えていて、くだりが見つかるたび全力で走る。平地で30km/h前後で走り抜けることができ、好調好調。出発してから基本的にノンストップだったので、笠置ドライブインでいったん休憩。もちろん笠置はよく知ってはいるけど、実際に降りてみたことはなくて、ああこういう場所だったんだな、ここだったんだな、としみじみ。

登りは確かにきついのと、向かい風が強いのとで、なかなか前に進まないときもあったものの、登り坂で止まることもなく、まずまず落ち着いて走る。ところが島ヶ原に差し掛かったあたりで、左膝が少し痛みだす。なんだろう?と思いながら走っていると、今度は買ったばかりのフルレングスのサイクルパンツの右足の裾がギアにこすれ、とうとう破れてしまう!パンツが破れたこと自体はしょうがないけど、このまま走ってたら危なくてしょうがない。とにかく裾を纏めることを考えないと、と、慎重に走りながら伊賀上野について最初のコンビニに。

安全ピンでもあればいいか、と思ったけど、なんとコンビニには安全ピンはおいてない!ローソンに寄ってみたものの同じ。マックスバリュとコメリがあったのでしばし考えてコメリへ。無事安全ピンを調達して裾を纏める。伊賀上野には10:50頃ついてて、再び走り始めたのが11:20くらいで、これで約30分のロス。

③伊賀上野-25号(旧道)-柘植(16.5km)

昔住んでいたいちばんよく知っている道で、いちばん楽に走れると思っていたルートなのに、予想外にいちばん苦労した難ルート。走っても走っても全然足が出ない。また足を使い切ったか??ほぼ直線のただの平地、風も吹いてないのにまったく足がでない。必死で回しても20km/hでない。そうなると精神的にも沈んで余計力が出ない。予想外の難ルート。それもそのはず、後からルートラボで見てみたら、180mアップの緩い延々登り坂だったのだ。よく知ってる道だと漫然とルートラボを見ていて、この登りが柘植から亀山に至るルートだと思っていたので、ここを走っているときはなんで自分の足がでないのかまったくわからなかった。

とりあえず、お腹がすいたから、としか思い当たらず、ドライブイン伊賀に入って天ぷらうどん。こんな味だったっけな…。

補給食にウィダーインと、とりあえず体力を回復させようとリポビタンDを買って、リポDは速攻飲む。このときはまだ、ここからが登りの本番だと思っていたので…。12:30頃出発。

④柘植-25号(旧道)-亀山(19.4km)

名阪国道ではもちろんなく、旧道の25号を通って亀山へ。ウェブでこのルートで亀山に出たという方の記事を何件か見つけてたので大丈夫だろうと思ってはいたものの、自分の記憶に残っている25号のこのルートはとんでもない砂利道で、ほんとに大丈夫なのか…そもそもかなりの急勾配だったはず。柘植が50km地点だったはずなので、ここまでで4時間30分かかってるということは、このペースでは16時に亀山に到着できない。とにかくできる限り早く亀山にたどり着けるよう方針を決める。名阪国道の標識が「亀山20km」と書いていたので、坂道も計算して14:00までになんとか亀山にたどり着こうと決める。

ところが…柘植で少し登ったあとは、ひたすら下る!下る!下る!地図でみたら当たり前なんだけど、柘植で頂点にたどり着いていて、後は亀山に向かって下る一方だったのだ。しかも砂利道の記憶はもちろん間違ってなくて、車で走るのも必死だったもんな、と鬼の形相で路面を探りながら飛ばして飛ばしてくだっていく。このころになると、足の痛みとか感じなくなっていて、やっぱりウオームアップの延長というか、走っている間に出来てくる体があるんだな、と痛感。国道1号線に出たところで、13:09。亀山にたどり着いたのが13:30頃。

⑤亀山-1号-四日市(20.0km)

亀山にたどり着いたあたりで見た道路標識に「四日市30km」と書かれていて、20km/hペースで走って1時間30分…15:00着か、行けるかもしれない、と気持ちを立て直して1号線をひた走る。1号線に入ってからは絶好調で、目に見えるアップダウンがあるものの、登り坂でも30km/hをキープして走れることがあったくらい。きつい登りでも27,8km/hで走り切れた。今更リポビタンDが効いてきたか?やっぱり道がいいとスピードが出るのか?と思いながらひたすら飛ばし、ちょっとキツいかな、と思い始めた頃、残してた補給食を食べてまた回復。平均30km/hくらいで快調に飛ばす。

ロングライドの後半って、経験的に、疲れているので、ほんとは見たことのない道だったり、全然違う道だったりしても、ちょっと似ている建物や景色を錯覚して、「あ、ここ知ってる、あそこやんな」って思って安心してしまうんだけど、この1号線で四日市市に入ったときは「え、もう?」と思ったけど全然間違えなかったし、自信があった。言うほど通ったことのない道に違いないのに、まったく見間違えてるなんて思わないくらい自信があった。もうちょっとでたどり着ける。この闇の向こうに。市街に入ったので車と信号が多くて、今まで通りには飛ばせずそれがもどかしかったけれど、やり遂げるという喜びが全身を満たす。そして何の間違いもなく、無事近鉄四日市駅に到着。14:40くらいだったと思う。

 

近鉄四日市駅の周りをCRRを押しながら一周し、ヘルメットとグローブをバックパックに仕舞いサイクルキャップに着替えて、駐輪できるところを探してララスクエアに停めてサンマルクへ。何をするでもなくコーヒーを。この後、どこでロードバイクをばらして輪行袋にいれるかなあ、と、思いめぐらせながらずっとコーヒーを。

死んで花実が咲くものか

職場の同じチームの営業が、昨晩心筋梗塞で倒れたという連絡を受けた。その営業の奥さんからだった。幸い、カテーテルの手術も成功し、今は命に別状はないらしい。ICUに2,3日入った後、順調でも3週間は入院になるという。

僕は病気持ちで生まれてきた体の弱い身だったので(今は五体満足)、健康については人一倍感謝していると思う。だから、安易に病気を考える風情や、病気に憧れるような物言いに対しては、どうしてもちょっと眉をひそめてしまう。こういう出来事がないと命に感謝できないのはあまりいいことではないけれど、何か事あるごとに命について深く考え直すという姿勢は持っていていいと思うから。

秋の遷都祭へ

ポストしまなみの初ポタリングは秋の遷都祭へ!
なんのイベントに行く訳でもないので、見れるものは春とほぼ変わんないし、単に平城宮跡に行ってぶらぶらするだけなんですが、それでもいいんです。あそこはただ行って風に吹かれるだけでいいんです。

ルートはいつも通り、帝塚山大学前を抜けてとりみ通りを走り、学園前→菖蒲池で、西大寺。
15分もウォームアップできないまま東生駒から坂に入るので、急に心臓があがるんだけど、一度あがると楽になるのと、しまなみでの経験から、やっぱり坂は早く強く登れるようになってると思う。あとは平地のスピードをつけるための地脚を鍛えること。朝練、朝練。

会場では、例によって大極殿に入る訳でもなく、一度潜った朱雀門をもっかい潜るわけでもなく、遣唐使船も外から眺めるだけで、ただ宮跡内を淡々と散歩。今日の秋晴れは素晴らしかった。そして、結構な数の人が来てると思うのに、あの広大な敷地は物の数に入らないといったような顔をする。

お昼は韓国料理を出しているお店でビビン麺を。結構しっかりした甘辛味でうまかったです。オススメ。

遠目に見た大極殿。祭が終わっても、大極殿はそのまま居続けてくれるし、反対にもうあの何にもなかったただの広っぱの平城京跡には戻らないんだと思うと寂しいけど、きれいになって人が来てくれるんならそれもまたよし、とそんな気分。

Koshi Inaba LIVE 2010 ~enⅡ~徳島・神戸・福岡 総まとめ

LIVE 2004 enのときはまさかのチケット落選、そして今回もファンクラブ優先は全滅、直近のACTIONツアーの悪夢が甦った(ファンクラブ全滅、手当たり次第申し込んでようやく確保できたのが唯一日曜の仙台だった。でもこの仙台公演は大当たりで、それ以降余計に”遠征するのも十分アリ”という気持ちが定着)僕は、ファンクラブ全滅した翌日から、enⅡのチケット抽選が発表されるや否や片っ端から申し込み、その結果、徳島、仙台、そしてキャンセル不可の福岡、鹿児島といずれも遠方ばかり4か所のチケットをゲット。そこへきてファンクラブから神戸公演追加のお知らせがあり、速攻申し込み、無事入手。さすがに交通費もろもろ考えると全公演参加は厳しいと思い、仙台と鹿児島は泣く泣く諦め、8/29@徳島、10/7@神戸、10/11@福岡の3公演に参加。

3公演のレポはその都度mixiに書いてたんだけど、今回のツアーへの参加は、個人的なことも含めて自分の人生史に残さないといけないような大切な出来事なので、改めて纏めてみようと思いmixiから転記してみました。その上で加筆しようと思ったんだけど、意外なことに加筆する必要がないくらい、珍しくちゃんと書けてたので、そのまま3本並べてみます。よろしければ。

ひとつだけ書いてないこと、それは、徳島の翌日の帰り道、偶然にもツアートラックの後ろについたこと。徳島淡路鳴門自動車道を余韻満載で、真夏の名残残る青空のもと気持ちよく走っていたら、遠くに見えてくるのは紛れもなくツアートラック!慌ててケータイで撮影したのがこの写真です。ほんとはダメなんですけどね。

 

2010/08/29 Koshi Inaba LIVE 2010 ~enⅡ~@アスティとくしま 

”なぜに人は誰もただ生きるだけで傷つく 傷つける? 眠れぬ夜をまたひとつこえよう” (『エデン』/稲葉浩志)

アスティとくしま、行ってきました!!
稲葉のソロライブ、Koshi Inaba Live 2010 enⅡです!!
会場に車を停めたかったので、 6時起きで家を出発、ロードバイクも積んできました(笑)

ライブは熱かった!!
鳥肌立ちました。 B'zよりも断然人間くさかった。
そういう意味でほんとにライブでした。

『Hadou』の曲からは、どれも「どんなふうに生きる?」という問いかけを受けるんだけど、
今回のセットリストは、『Hadou』以外の曲のいくつかがすごい重しとして効いてた。
スクリーンの効果からも、「時間」と「関係性」が軸になってると感じるんだけど、
『Hadou』以外の曲がほんとにそこをうまく引き立たせてた。

いやー交通費負担がキツいし諦めようと思ってた福岡も行きたくなってきた(笑) 

明日は持ってきたロードバイクで眉山を登るか悩み中…

2010/10/07 Koshi Inaba LIVE 2010 ~enⅡ~@神戸ワールド記念ホール 

思い切って行ってきました。enⅡ@神戸、二日目。

印象的だったのはセットリストの変更。
『エデン』が、『去りゆく人へ』に。

神戸二日目でいちばん印象に残ったのは、『赤い糸』。 

”ただ 真っすぐ 何かに突き進んでゆくあなたをね
ついついね 見つめてしまう” 
(『赤い糸』/稲葉浩志) 

これは僕だけかも知れないけど、 この日の稲葉さんはなんかちょっと固かった。 
何かを堪えているというか、そういう雰囲気があった。 

すごい楽しみにしてた『今宵キミト』も、 徳島のときより硬かった。
出だしの部分は、気合が入りすぎて空回りしてるみたいに。
そんな中、ときどきふっとリラックスしたように笑う瞬間があったんだけど、
特にこの『赤い糸』のときの笑顔が堪らなかった。
とても気持ちよさそうに、歌ってることで何かから解き放たれているようだった。
観てるだけで泣けてくるような、そんないい笑顔でした。

”すべてを知ることなんて できないよ
だから 目を閉じて祈る”
(『赤い糸』/稲葉浩志)

座席が結構前だったので、ラストの『手を振ろう』で、
稲葉さんが歌うとこの地声がちょっと聞こえたのが嬉しかった。

”問題は依然、解決しない 
うまい話も基本的にない
明日が怖い?怖いのは自分 
そんな毎日を生きるのも自分
今日の自分に向かって思い切って
手を振ろう さぁいま 手を振ろう
手を振ろう さぁいま 手を振ろう

知ってるはず 感じてごらんよ 
身体の奥で 炎のタネが芽吹いて 
パッと綺麗に燃える
その時が来る 絶対来る
明日の自分にしっかり見えるように
手を振ろう さぁいま 手を振ろう
手を振ろう さぁいま 手を振ろう”
(隠しトラック/稲葉浩志)

なかなか、タイミングが合わなかった。手を振るタイミング。

2010/10/11 Koshi Inaba LIVE 2010 ~enⅡ~@マリンメッセ福岡 

神戸に引き続き、 本当に本当に本当に当日の今日の、 

この新幹線に乗らないと間に合わないというところまで 様々に考え、
どうするか迷いに迷ったのですが、 考えに考えた末、福岡マリンメッセ、行くことにした。

これだけの思いと覚悟で来てるんだから、 応えてくれよ稲葉、
という勝手な祈りにも似た願いに、
なんと完璧に応えてくれたライブだった。

まず、僕にとってこれがenⅡの総決算なので、
一回目の徳島からわかっていたモチーフで、
僕にとっても大事だったところを。

”どしたら変わる?どしたら笑う? きっと簡単なスイッチだろう
でもそれが見つからないまま 人は苦い涙にくれる”
(『tamayura』/稲葉浩志)

”あなただけにしか触れられない 心のスイッチがある
きっとそれだけは 何が起きても 消えることはもうないでしょう”
(『この手をとって走り出して』/稲葉浩志)

僕は『この手をとって走り出して』はそれほど感動する曲ではないんだけど、
ライブでのこのコントラストは3回聴いても鮮やかとしかいいようがなかった。

そして印象的だったのは、神戸で変更のあったセットリストの部分、
今日は福岡の二日目だから、『去りゆく人へ』をやるんだろうと踏んでいたら、
なんと『主人公』だった。 『エデン』→『去りゆく人へ』→『主人公』。
これが印象に残らないはずがない。

そして気が付いた。これを自分の側のことだけで受け止めてはいけないのだと。
『今宵キミト』で気が付いたように、 この流れは相手に捧げなければならない流れ。
相手がどう思っていようと、捧げなければいけないんだ。

この日の『今宵キミト』はパーフェクトだったんじゃないかなと思う。
その上で、いちばん心を揺さぶられたのは神戸に続いて『赤い糸』。
そしてこの曲すら、相手と自分の立場を入れ替えられるくらいのところまで来る。

3回のライブを通して、このライブで一番印象に残った曲は?と言うと 『遠くまで』。

”いつでも景色の片隅には君が映っているよ 花のように 微笑んで”
(『遠くまで』/稲葉浩志)

3回のライブのどれがいちばん良かったか?と言うと、徳島だったと思う。
ライブそのものの出来もそうだったし
(神戸は固かったし、福岡は声の調子は良かったみたいだけどシャウトが短いアレンジだったりした)、
個人的なことだけれどなによりあの徳島はほんとうに煌めいていたから。
何もかもひっくるめて、新しい自分のほんとうの第一歩を踏み出せたときだったから。

そして僕に残ったまんまの謎。
この部分がどういうことを歌っているのか?

”楽しい時をゆがめてしまう勇気を しぼり出せずに
わざと遠まわしな言葉 えらんでいたけど”
(『この手をとって走り出して』/稲葉浩志)

朝練!

週末乗りだけではスピードを出す心臓が鍛えられないことをしまなみで痛感し、週に一回は平日の朝に練習をする決意。

『Tarzan』や『funride』を買ってきて、紹介されてた朝練記事を熟読。「インターバルトレーニング30分」という、短時間の全速力ダッシュを繰り返し行うトレーニングが効果的ということで、30分ならすこし早起きすればなんとかなるのでこれにトライ。

今週の頭に一週間のスケジュールを眺めてみたところ、今日が少し遅め出発の東京出張だったので、急に予定が変わることもなく、いちばん計画しやすいと思って予定していたんだけど、昨日の夜の時点で天気予報は雨…。しかも急激に寒くなって。なんなんだよ…と思いながら支度して寝て6:00に起きてみたら、とりあえず雨は降ってない!

6:00起床、着替え等を済ませたら6:15。CRR担いで部屋を出ていざスタート。30分で帰ってこれる距離で走りやすそうなところをイメージした結果、東生駒に出るまでの5分でウォームアップにして、168号を南下して壱分で折り返すのがよいと思い、このルートで。結果…:

  • ウェアを気にしてたけど、真っ先にいるのは冬用グローブ!
  • 168は短い間隔でやたら信号がある。かといって川沿いは生活道なので、急に歩行者が飛び出してくるのが心配。
  • 一回目の全力ダッシュの後、二回目の全力ダッシュはかなりキツい。この辺がインターバルトレーニングの所以なんだろうな。

思ったよりは手軽だったので、週一でちゃんと続けていきたいと思います。

B0043AT0YA Tarzan (ターザン) 2010年 10/28号 [雑誌]
マガジンハウス 2010-10-14

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B004665R66 funride (ファンライド) 2010年 11月号 [雑誌]
アールビーズ 2010-10-20

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魂の健康

いつかの会報のQ&Aで、「歌詞を書くのに大切なことはなんですか?」と言ったような質問があって、それに対して稲葉さんは:

「魂の健康」

と答えていて、う~んと唸ったことを覚えている。

稲葉さんの歌詞って、弱くて情けなくてふがいないけどそれでも頑張ろうとする主人公を歌われたりもするけれど、とても悲劇的で辛い状況や心境の歌詞もたくさんある。ああいう追い詰め(られ)方をした言葉を紡ぐのって、実際にそういう境遇じゃないと無理なんじゃないの~?でもそんな境遇ばかりだったらしんどくて持たないんじゃないの~?って思ってたところにこの会報のQ&Aで、「そうなんだ、やっぱり」と納得した記憶がある。

どんなに悲劇的で辛いことを書くにしても、ある意味それが自分にとってフィクションとして書けないと、いいものは書けないし、長くは続けられない。私小説的なやり方は、どういう訳かはわからないけれど、長く続けると破綻する。やっぱり魂の健康が大切なんだな、と、最近改めてよく思う。まず平常心。

funride買ってきた

B004665R66 funride (ファンライド) 2010年 11月号 [雑誌]
アールビーズ 2010-10-20

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10/10に参加した「しまなみアイランドライド」でいちばん痛感したのが、自分は平地のスピードが圧倒的に不足してること。

これからのライドは、平地でのスピードを上げる練習にしようと思っていたところに、”強い「地脚」がほしい!”と書かれたfunride発見。即購入。

今週から平日も一日朝走ることに決めたし、頑張るぞ。

『「悪」と戦う」/高橋源一郎

4309019803 「悪」と戦う
高橋 源一郎
河出書房新社  2010-05-17

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なんて可愛くないと言い切られるミアちゃんが登場し、ミアちゃんのお母さんが”私は「悪」と戦っているのです!”と言い、そして大声で”わ!””た!””し!””は!””ミ!””ア!””を!””あ!””い!””し!””て!””る!”と叫ぶところまではわくわくしながら一気に読み進めた。そこから、ランちゃん(男の子)が「悪」と戦う夢とも現実ともつかない複数の戦いの話は、予想の範囲内というかなんというか。「何が”悪”なのか」を申し渡すことは自分以外の誰にもできない。だから自分の頭で考え抜いて生きていくしかない。そういう”説教の結論”じみたカンジは微塵もないけれど、だからと言って大人向けかと言われると違う気もするし、でも「使用済みのコンドームが」とかいう表現があるから、児童向けとはとても言えない。

僕はどうしても「言葉」「言語」に関するところで興味が膨らむので、「悪」と「言葉」がもうちょっと引っ張られてたら、頭の中をかき回されるような快感にもうちょっと長く浸れたのかな?この本を読みながら頭の中で歌っていたのはもちろんイエモンの『JAM』:

”あの偉い発明家も 凶悪な犯罪者も
みんな昔子供だってね”
(『JAM』/THE YELLOW MONKEY)

「あ、これで十分じゃん」なんて言うほど、僕ももう子どもではありません。

p33「キイちゃんにいうみたいに、パパにもいって」
p105「下駄をはかせてもらった」
p111「ヴァルネラビリティ」
p112「じゃあ、みんな、『隙間』に落っこちたって、気づいてないんだ」
p176「シロクマが立っていた」
p199「(ランちゃん、あなたの仕事をするのよ!それが、どんな仕事だとしても。イッツ・ショー・タイム!)」
p279「わすれものって・・・いみわかんない・・・ぱぱ」

『ウェブ人間論』梅田望夫・平野啓一郎

4106101939 ウェブ人間論 (新潮新書)
梅田 望夫 平野 啓一郎
新潮社  2006-12-14

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発言からうかがえる平野啓一郎の感覚が、自分の感覚に近いものなのが何より驚きだった。もう少し、線を引いた考え方をする人という印象を持っていたので、昔気質と言っていい感覚を持ってることに驚いた。
「おわりに」に書かれている、”平野さんは「社会がよりよき方向に向かうために、個は何ができるか、何をすべきか」と思考する人である””私はむしろ「社会変化とは否応もなく巨大であるがゆえ、変化とは不可避との前提で、個はいかにサバイバルすべきか」を最優先に考える”というところと、「そうでない他者との軋轢ある関わりって、確かに自分を成長させる部分があるけど、でも嫌なことでストレスをためてしまうよりは、避けていきたいと思うよ うになりました」との組み合わせが、僕にとってこの本の要諦だった。もちろん、平野啓一郎により共感している。どうしようもないからとそこから一歩退いて、楽に生きられて居心地のいい場所を見つけて、それを「いろんなやり方を身につけられた」と世界を広げたふうに言うのはクレバーではあっても成長はない。そこにある苦難を避けて通るための理由づけは、どんなに聞こえが良くっても言い訳にしかならない。ダメでもやってみるところにしか、幸せはやってこないのだ。

p24「80年代に活躍したいわゆるニューアカ世代の一部の人たちには、今でも、あらゆる情報に網羅的に通暁して、それを処理することが出来るというふうな幻想が垣間見える」
p39「ブログを書くことで、知の創出がなされたこと以上に、自分が人間として成長できたという実感」
p52「ハンナ・アレント」
p53「そういうナイーヴな、一種の功利主義的な人間観は、若い世代の、とりわけエリート層にはますます広まりつつあるんでしょう」
p77「アレントの分析(公的領域)」
p78「私的なことを公の場所に持ち込まないという日本人の古い美徳は、今や単に社会全体の効率的な経済活動から、個人の思いだとか、思想だとかを排除するための、都合の良い理由づけになってしまっている」
p86「スラヴォイ・ジジェクというスロベニアの哲学者が、『存在の耐えられない軽さ』で有名なミラン・クンデラというチェコ出身の作家を批判している」
p145「世代的な感覚でいうと、『スター・ウォーズ』に熱中してるって、ちょっと珍しい気がしますね。」
p163「言葉による自己類型化には、安堵感と窮屈さとの両方がある。」
p170「そうでない他者との軋轢ある関わりって、確かに自分を成長させる部分があるけど、でも嫌なことでストレスをためてしまうよりは、避けていきたいと思うようになりました」
p177「確率的に存在する」
p179「フランスの哲学者のピエール・ブルデュー」

しまなみアイランドライド 多々羅130!

遂に行ってきました、しまなみアイランドライド!!
前日まで雨模様だったのですが、当日の10日は夏を思わせるくらいのいい天気。ほんとに爽快にロングライドできました!

何よりも自信になったのは、各エイドステーションでの休憩以外、一度もバイクを降りず足をつかず走り切れたことです!!

ロードバイクを初めて2か月、こういうイベントに参加するのも初めてだったし、130kmという距離を走ったのも初めてだったので、これからロードバイクを始めたりイベントに参加される方に参考になるかも知れないので、気のついたところなんかを書いてみます。

10/9 -前日・プレイベント-

大会前日は、エントリーとプレイベントがあります。プレイベントは、ロードバイク界で有名な方々のトークショーや、メーカーの展示会なんかがあり賑わってます。

まずネックになるのは荷物です。僕は奈良在住で、この大会を知ってエントリーした8月ではすでに尾道市内のホテルはどこも満室で、仕方なく三原に宿泊しました。 なるべくかける費用を抑えたかったので輪行したのですが、プレイベントの中に「ビギナーズミーティング」という、初心者向けの講習会があり、12:00と14:50からの2回あったのでこれに参加。奈良から12:00の講習会に間に合うよう移動するのは結構朝早くなるので14:50を予定していったの

ですが、そうするとホテルに先にチェックインできない。仕方なく、バイクと荷物を持って会場に行くことに。ということで、

  • エントリーはすごく早くしたほうがいいみたいです。
  • ロードバイクは、宅配サービスがあるので使ったほうがいいです。しまなみのは、片道5,000円、往復6,000でした(結局、僕は帰りは宅配サービスを使ったので損と言えば損でした)
  • 輪行する場合、最寄駅から会場までの距離はちゃんと調べておいたほうがいいと思います。くみ上げて現地に行くにしても、荷物があると結構な負担です。

ビギナーズミーティングは出たほうがいいです。いろいろ事前に調べて頭でっかちになるので分かった気になっちゃいますけど、最後の最後、直前に頭に入れておくべきことを丁寧に説明してくれます。タイヤ周りのことは特に参考になりました。

プレイベントは、興味がなければどっちでもいいと思います(笑)。友達と来てれば、回ると気持ちが盛り上がると思います。

10/10 -当日-

0.集合

僕がエントリーしたのは、多々羅130という、向島を出発して大三島を周回して帰ってくる130kmのコースです。集合時間は朝6:30、集合場所までは自走です。尾道から渡船で向島に渡ります。

まず、僕は三原泊なので、三原から尾道まで走らないといけません。渡し船は朝5:00から出てるということなので、万一を考えて5:00に尾道につくように出発を予定しました。三原-尾道は約10km前後、ちょうどいいウォームアップになりました。国道2号線をひたすら東に走ればいいので、道に迷うこともありません。ということで、

  • 尾道で宿が取れなかったら、三原がオススメ。朝4時に三原を出れば、どんなにゆっくりでも5時には尾道につきます。
  • ただし、真っ暗で寒いです!ウィンドブレーカーとライトは必須です。

尾道から渡船に乗って向島に渡り、更にそこから15分くらい?走ると、出発地点の向島運動公園に到着。向島運動公園の到着寸前に結構な坂があります。

到着したのは5:30くらい、あたりはまだ真っ暗。さすがにちょっと早すぎたかと思いましたが、なんでも余裕を持って行動するほうが気持ちも整えられます。ただひとつ失敗したのが朝食!何も考えてなかった僕は、朝起きたらホテルで朝食を食べてしまったのです。でもよく考えたら、3時にご飯食べて7時になったら、それって普段の昼食の時間。この状態で走り始めて大丈夫なのか若干不安がよぎる。周りはみんなバナナとか朝食食べてる。補給食は3つ持ってるから、一個食べるか。うーん…悩みましたが、とりあえず最初のエイドステーションに着くまでは様子を見ることに。

  • 朝食は集合場所で!

1.スタート~因島総合支所(第一エイドステーション) 25.5km

朝7:00、いよいよ多々羅130kmがスタート!スタートは、各コースで走力に自信のある人から順にA,B,Cに順に分かれてスタートします。しまなみアイランドライドはレースではないので、制限時間をめいっぱい使って観光して回る方もいますから、そういう方はCグループに分かれます。僕はまったく走力に自信がないので迷わずCに並びました。

スタートは各グループを更に40人くぎりくらいでインターバルをおいてスタートしました。スタートから第一エイドステーションまでは、ほぼ隊列になって走りますので、コースの心配とかもありません。でも、しまなみアイランドライドのコースガイドで立ってくれてる方々は、ほんとに分かりやすく立ってくれてるので、コースを間違う心配はまったくないと思います。で、僕は初めて2か月の超初心者ライダーなので、前を追い抜くつもりも全くなく、ちょうど自分のペースよりちょっとゆるいくらいだったので順調についていってたのですが、気づいたことがいくつかあって、:

  • 慣れている人ほど、後ろを走ってる人のことをあまり考えず走るような気がします。妙に膨らんだりとか、妙に緩めたりとか。
  • 僕の後ろが、2・3組くらいで走ってる人で、そのうちの一人がベテランの方のようで、一緒に走ってる人にいろいろとガイダンスをしていて、「慣れないとどうしても抜かれたくない!とか気負ってしまう」とか「車輪一個分くらいの距離を空けて走るのがいい」とか薀蓄を述べられてたのですが、信号の停止でよそ見をしてたのか追突されそうになりました。あんまりおしゃべりしながら走るもんじゃないと思います。
  • 学生サークルのノリくらい元気のよい団体が前を走ってたのですが、疲れなのか注意不足なのか急停止に対応できず転倒してました。ちょうど登りが始まるところで、道が細く車も来るのでつかえたんだと思うんですが、下手すると大事故なので、わいわいやるなかにも真剣さは必要だと思いました。

この坂が、因島総合支所手前の最初の難関の坂で、標高100mまで上がります。勾配率10%はないのかな?というところだったと思います。自分はまずこの坂を登り切れるかどうかがポイントだったんですが、どうにか一度も休まず足をつけず登りきることができました。さすが生駒山を毎週登ってた効果が出ました。この後も、上り坂がきついと感じたことは1度を除いてなかったです。

それと、イベントのスタッフの方はほんとにどのスタッフの方も丁寧で優しくていい人ばかりだったんですが、唯一、この区間の伴走車だけは、あんまりよろしくなかったと思います。妙なポジショニング(道路の真ん中)とかをゆっくり走ってて、ウチから抜いたらいいのかどうかわかんないとか、急ブレーキとか、エイドステーションでも結構そういう話をしてる人が多かったです。

エイドステーションでいろはすもらって一休み。心配してたおなかは持ったので、とりあえずここで補給食のひとつ、ゼリータイプのを食べる。というか飲む。5分くらいインターバルして出発。

2.因島総合支所~多々羅しまなみ公園(第二エイドステーション) 21.1km

しまなみ海道の橋を使って、向島から生口島、生口島から大三島に渡るルート。このルートの見どころはもちろん橋です!橋にたどり着くまでの間、橋を見ながら「あれを渡るのか~」という高揚感、自転車道を登りながら「これを登り切ったらあの橋が!」という期待感、そして橋を走りながら見える瀬戸内海!まさに絶景です。しまなみアイランドライドのメーンといっても過言じゃないと思います。

ここを走っているときは、ほとんど集団とも出会わず、集団に抜かれることもなく、ほんとにほとんど独り旅みたいな感じでした。途中、ちょうどいいペースで走ってる方がいたのでペースメーカーについていかせてもらいました。こういうのもイベントのいいところかも。

  • 多々羅しまなみ公園で配られてる冷凍みかんは絶対食べたほうがいいです!オススメ。おいしいです。

自分がいま渡ってきた橋を眺めて感慨に浸りつつ、10分くらい休憩して、出発。

3.多々羅しまなみ公園~ふるさと憩の家(第三エイドステーション) 26.0km

全ルートの中で最長のこの区間。ここまで、それほど自分のペースを乱さず、かつ、登りも止まることなくこれたし、腰が痛いくらいで疲れもあまりないので、このまま行ければ大丈夫かな~と思ってた矢先、思わぬアクシデント。

足がでない!!

このルートが始まってすぐ、少しゆるいふつうの登り坂があるんですが、坂に差し掛かったので踏み入れようと思ったらまったく足が出ない。仕方なく、ギアをすべてローに入れて少しずつ漕ぐ。それでも思い感じがしてしょうがない。足を使い切るってこういうことか~と猛烈に実感しながら、とにかく必死で漕ぐ。もうほんとにダメだったら降りておそう、と思いつつ、ゆるゆる漕ぐ。途中さっき抜いた人とかにどんどん抜かれながら、じりじり登ってなんとか到達!この坂はほんとにつらかった。しばらく走ってて、どうも空腹感が否めないので、まだ中盤に差し掛かってないけど補給食食べてしまうおと、ウェハース系の補給食を食べる。するとこれがすごくうまい!そして元気が回復する!いろんな本を読んでると、消化がよく、食べやすい、セリー上のものや、ペースト状

のものが勧められてますけど、「食べた感」というのは、疲れてるときに結構体力を回復してくれます。なので、

  • 特にロードバイク始めて間もない、専用の補給色に慣れてない「まだ普通の人」は、ウェハース系の補給食お勧めです。おなかに食べた感が残るので、力が出ます。

僕はほんとにあの補給食のおかげでめちゃくちゃ救われました。この時点であれを食べてなかったら、ほんとに足が止まってしまったかもしれません。まだ足が出るからと言って、最初の方の登りで結構無茶をしてしまったのかと反省しつつ、ここからはとにかくいつもの自分よりローペース、20km/h前後で走ることに決めました。どんどんパスされますが、気にしません。とにかくふつうに走れるようになるまで、次のエイドステーションに着くまでは無理をしない。ひたすら、楽に走れるペースを守って走ります。そして、第三エイドステーションの手前、再び猛烈な坂が現れます。

が、ここの坂はもう大丈夫でした。確かにきつかったですが、たち漕ぎを使うこともありませんでした。リアの歯を1枚残して、自分のリズムで淡々と漕ぎ続けます。結構な人が下りたり押したりしてたと思いますが、そんな中坂を上り切れるというのはなんとも言えない得意な気持ちになれるものです。

ここで登り切ったあたりのところで、「これさあ、もう頂上超えたよねー?」と後ろの方から声をかけられて、ぶっちゃけ全然わからなかったので「わかんないっすー」と答えたところ、「わかんないー?これ怖いんだよねー、いつまで続くかわかんないからさー」と言って、下りを猛烈にかけて行かれました。あれ?あの人なんか見たことある・・・

ふるさと憩の家では、エアーサロンパスのサービスがありました。僕は使わなかったけど、あれは使ったほうがいいかも。あと、僕はビンディングを使ってなくて普通のスニーカーで参加してたんですが、左足の小指がちょっといたんだので、バンドエイドで応急処置。バンドエイドはサドルバッグに入れておくといいと思います。

4.ふるさと憩の家~多々羅しまなみ公園(チェックポイント) 15.3km

この区間、あっと言う間でした。なぜかと言うと、僕がコースの左回りと右回りを勘違いしてたというのもありますが(笑)、最初の登りが終わってしまえば、平坦な、ある意味退屈なルートです。海の光の反射を眺めながら、ひたすらお昼ご飯を楽しみに走るカンジです。多々羅しまなみ公園のチェックポイントは、多々羅130の参加者は14:00までに到着しないといけないのですが、12:00には着いてたのかな?ちょうどお昼時に着いてたと思います。

ふるさと憩の家を出るとすぐ坂が始まり、これが最大の難所の二つ目、標高100m程度の登りなんですが、ほんとに正直言って、全然きつくなかったです。体力が回復してるのと、坂に対する地力があったんだと思いますが、エイドステーションを出るとき相当気合と覚悟を持って走り始めたんですけど、くだりに入って「あれ?これで終わり?」というカンジ。そうこうしてるとスタッフ車が来て、「きつい登り坂はこれで終わりですー」とアナウンス。ほどなくして「この後は多々羅しまなみ公園に戻って昼飯ですー」と別のスタッフ車。俄然気楽になります(笑)。

登り坂と下り坂が二回連続するんですが、登りで追い抜いた人に、くだりで猛スピードで抜かれます。でも、次の登りでまた、その人は自転車を押してた

りします。トータルで早ければそれでいいという考え方もあるし、ロードに乗ってる以上は極力ロードで走破したいという僕みたいな考え方もあるし、なかなかほんとにおもしろいスポーツです、ロードバイクって。

5.多々羅しまなみ公園~万田酵素(第四エイドステーション) 23.1km

この区間も、2.の区間と同様、メインは橋です。ただ、気分は正直、もう帰りの気分になってるので、道中の記憶はあんまりありません(笑)。確か、いつの間にかスタッフ車が先導についてくれてたと思います。それはなぜかと言うと、このあたりから別ルートの参加者も合流した復路になるので、台数がすごく多くなるので。しかも生活道なので信号も車も多く、前を見てなかったのか急ブレーキの音が聞こえたこともありました。あと、僕の後ろを走る人が、ど

ういう訳か僕の後輪に自分の前輪を重ねるように走ったり止まったりするのがすごく気になりました。ああいうのが一般的なんでしょうか?パスしたいならパスしてくれたらいいのに、と何度も思いました。実際、パスしていく集団もあったわけで。

6.万田酵素~向島運動公園(ゴール) 16.4km

最後の2区間で気づいたことがあって、それは、

  • 坂道の足と、平地の足は全然違う

ということです。僕は結局最後まで、登りでペースを落とすことはなくって、最後の坂まで、自分の持ってるペースで登ることが出来たんですが、平地はほかの人のペースにどうしてもついていくことができない。これは心拍の鍛え方とか、身につけないといけないことが何かあるんだろうなあというのを実感しました。坂でパスした人に、平地でぶっちぎられることが結構何度もありました。ただ、そんな中でも言えることは、

  • 結局、自分のペースで走れるほうが早い

スタッフ車が先導してくれてたとき、途中でどうにもついていけなくなって、こりゃ無理だと脱落し、他コースの人達にもバンバン抜かれたんですが、途中でその人達は休んでました。向かい風がきつかったし、僕も休んだら復活するって経験上わかってたんですが、とにかく下りないことと決めてたので、ゆっくりでもそのまま走りました。結果、また抜いていった人もいるし、結局ゴールまで抜かれなかった人もいるんですが、僕自身としては、うさぎとかめを地で行くような、マイペースの走りができてほんと満足でした。ロードバイクに乗ってるからには、単に早けりゃそれでいいということではなく、ロードバイクでずっと移動できるような体力を養おうと、気持ちを新たにしたのでした。

写真も何枚かとったのですが、それはまたぼちぼちアップしようかと思います。まずは、終わった翌日の感動をそのまま書いてみました。

また加筆したり気づいたりした点書くと思いますが、とにかくしまなみアイランドライドに携わられたすべてのスタッフの方々に感謝をお伝えしたいと思います。皆さんの熱意が、あの好天を呼んだんだと思えてなりません。ほんとうにありがとうございました!!

そして最後まで読んでくださってありがとうございます!!