新兵器投入 その2

数日前、やれ「SIGMA BC2209がいい」だの「でもGARMIN EDGE500がいい。でも高い。」だの言いながら、最終的に購入したのはGARMIN EDGE 800でした。

「勢いで買わないと」とwiggleで注文したのが3月9日。一日一回くらい、「今日、梱包しました」とか「発送しました」とか英語で書かれたメール来るたび楽しみにしていたら3月11日がやってきて。そして届いたのが3月15日。絶対届かなきゃならない品物が、日本から日本へ送ることがままならない一方、英国から日本へ国際輸送はいつも通り。ここで僕が思わなければいけないのは、運搬の本質的な難しさ。その難しさを意識していれば、その難しさに、受け取る側としてでも送る側としてでも直面しても慌てずに済むと思うから。

欲しかったのはケイデンスセンサーとハートレートモニターだったんですが、いろいろと見ていると、やっぱり欲しくなるのがGPS。EDGE800を見てしまうとどうしても欲しくなる。wiggleで調べると¥40,000台で買える!と思って完全に買う気になったんですが、よくよく考えると、ヨーロッパで販売しているEDGEを買って、日本の地図がついているのか?と調べてみると当たり前だけどついてない。そんな簡単なことに気付かなかった自分を恥じつつ、EDGE 800はパフォーマンスバンドルとパフォーマンス&ナビゲーションバンドルというのがあって、ナビゲーションバンドルは前述の理由で買ってもしようがなかろうということでパフォーマンスバンドル¥43,774を購入。近日発売予定の日本語版EDGE800Jパフォーマンス&ナビゲーションバンドルが¥72,000。差額は¥31,000だけど、日本語地図が¥20,000、関税が¥1,400。結局、¥10,000弱しか節約できてない。それで、日本語での地図検索機能を失うというのも…だけど、後悔はしません!!

というのも、GARMIN純正の「マップソース日本詳細道路地図(シティナビゲーター)」は、日本版GPSでなきゃ使えないらしい。なので、英語版でも使える、UUDの「日本全国デジタル道路ナビ」を購入することに。いいところは、シティナビゲーターは2008年版だけど、日本全国デジタル道路ナビは2010年版、というところかな。

これはパフォーマンスもナビゲーションもついてないモデル。¥39,800なり。

B00424LN8I GARMIN Edge 800 英語版 GPS付高機能サイクルコンピューター
GARMIN

by G-Tools

全部自分がやったんだよと 叫べるおシゴトしましょう

えっちらおっちら 責任は ウヤムヤケムリのセカイ

(『ケムリの世界』/B'z) 

「こんなときに~」第二弾。顰蹙を買うこと必定だし、素性がバレることも承知で、勢いで普段はあまり書かない仕事のことを書いてみようと思う。

福島第一原発の話。津波によって非常用電源が破損し緊急冷却が作動しないことが、現在の状況に陥った主な理由だという。「あんな海の近くに作っておいて、どうして津波が来ても破損しないような非常用電源の設置にしておかなかったのだ」って、すぐに思う。この東北関東大地震のような大天災は1000年に1度のことだと言ったところで、1000年に1度のことでも防げるような万全な仕組にしておかなければいけないじゃないか、それは全く正論だと思う。

僕はシステム屋なので、日常的にこういう場面に遭遇してる。トラブルの現場という意味ではない。これから構築するシステムに、どれくらいの耐障害性を持たせるか、という話だ。「これはわが社の重要なデータが保管されるシステムなので、絶対に壊れてはいけないし、止まってはいけない。」そういう要望に随時触れている。原発も同じだと思う。東電なら首都圏の電力供給を一手に引き受けている訳で、絶対に止まることは許されないし、原発は何があっても破損して大量の放射能を飛散させてはならない。

だけど、悲しいかな、「災害が起こる前」の「対策」には、コストの意識が付きまとう。

直近で思い出してみよう。「どうして世界で二番じゃダメなんですか?」飛躍と思われるかも知れないけど、災害対策を考えるとき、人の頭の中にはたいてい、常にこれと同じような意識が働いていると思う。「そこまで、お金をかけなければいけないか?そうそう、起きることでもないのに。」そうやって、事業仕訳ではいろんなものをカットしようとしてきたし、多くの人が両手を挙げて賛成してきた。もちろん、不正の温床となる無駄だらけの官製事業を放置していいとは全然思ってない。そういう文脈で話してるのではなくて、「災害対策を考えるとき、それに係るお金をすぐに”コスト”だと発想する」人間の性、というのがあると言いたいのだ。

システム屋の世界では、いかにもそれらしく、「リスクに対する適切なコストをかけることが肝要」と言われる。けれど、たいていの人は、リスク対策にお金なんてかけたくないと思っている。100TBのストレージがあって、それを保護するのにもう100TB購入するくらいなら、200TBの実容量を欲しがるものなのだ。「絶対に壊れてはならない」と言われるのに、「できる限り安価で済ませたい」なんて言われると、内心「何言ってんだこの人」と思ってるのは否めない。

でも、ここまでなら誰にでも考えられるけど、振り返ってみよう、仮に福島第一原発が今回のような災害にも耐えうる機構に改修されたとして、そのための費用が電気代に転嫁され、1w当たりに電気代が2倍になると言われたら、それでも僕たちはOKを出しただろうか?その金額の妥当性は分からない、けれど、それは追加費用の多寡の問題ではない、「追加コストがかかる」と言われたら、間違いない、「できる限り安価にしろ」と声高に叫ばないだろうか?その声が想定できるところが、つまりは、無言の「改修させない」圧力になるんじゃないだろうか?

例えば、自分のPCに、ウィルス対策ソフトウェアを購入するのさえ、躊躇うような人がいる。「そうそうウィルスなんて感染しないだろう」と、パターンファイル更新ライセンスを買わない人がいる。何度言っても、パスワードが誕生日の人がいる。自賠責すら、支払っていない人がいる。バックアップを取らずにデータを紛失して、ハードウェアのせいにする人がいる。みんな、同じことのようにシステム屋からは見える。いったい、誰が誰を責められるというのだろう?なあなあで済ませましょうというのではない。「責任」というのは、必ずしも双方向のベクトルではないのだ。

 

まわりまわって誰のせい? 
焦点はぼやけてく 
全部自分がやったんだよと 
叫べる おシゴトしましょう それがこの世で一番ステキ

(『ケムリの世界』/B'z) 

こんなときに、こんなときだから、こんなときでも LOSTAGE五味さんの「自主」の話 #jbnsgt3k #lostage

こんなときになんなんですが、去年からLOSTAGEというバンドをしっかり聴くようになって、大好きなんです。

五味兄弟が奈良出身で、なんだかよくわかんないけど、声とか、顔とか、メロディとか歌詞とか、ものすごいシンパシーを感じる訳です。 

この画像は、前後の状況がよくわかんないんですが、調べてもいないんですが、とにかく2010/10/2の4:00AMに仙台駅前で、ゲリラ的に演奏して撮影したもののようです。「あしたタワレコでライブ」みたいなこと言ってるのが聞こえるので、インストアライブ前に、レコード会社の人と企んで、撮影したもんじゃないかなと思います。アップしているアカウントがflakerecordsオフィシャルのようなので。

五味さんは、今、仙台を思い出してるんだろうか?

なんで今LOSTAGEかというと、『自分の仕事』を考える3日間以来、「仕事」「働く」ということについて、一介のサラリーマンのスタンスで考え込み続けている僕にとって、とても、というか、あまりにも僕の考えをトレースして書いてもらったかのような、そんなエントリーを五味さんのブログで読むことができたから。

”最近のできごと、これから" - LOSTAGE 五味岳久の日記

エントリがある訳だからくどくどとここでサマリしたりするつもりは全然なくて、でも五味さんの「やり方」というか「進め方」というか、その律儀でバカ丁寧なやり方加減というのは、ほんとに共感するし、手を抜きそうになる自分の強い戒めになる。まとめるつもりはないと言いながら雑把に言っちゃうと「次のリリースは自主でやる。どうなるかはわからない。」ということを言ってて、引用すると、

自分達でやることでどれくらいの予算が必要で、どれくらいの労力、人手が必要で、それがどのくらい大変な事なのか、思い知りたいわけです。

「リリース」というフローを、最初から最後まで全部体験したい、と言ってる訳です。これは僕たちサラリーマンにとっても永遠の命題で、「スペシャリトがいいのかジェネラリストがいいのか」とか、「経営者は自社の業務プロセスに精通しているべきか、しかしそれでは外部から経営のプロを招聘できない」とか、「だから経営のプロは短期間で業務プロセスを把握できるような明晰でスピーディーな頭脳を持たなければならない」とか、「所詮そんなもの机上のもので本質に触れない」とか、いろんな議論が日々巻き起こってる訳です。でも僕は、やっぱり「経験」していないと、どこかで「歪み」を引き起こしているものだと思います。数字は大事ですが、数字で計れないものがちゃんとあることをわかって行動していないと、結局、その「計れない」失敗さえも、数字の暴力でごまかしていこうとするのが企業というものだと思うんです。

話が若干それてしまったけど、五味さんの、この「筋の通ったバカっぷり」が僕は本当に大好きで、もちろん音楽も大好きで。そして、この「自主で出す」ということについて、ちゃんと「お金」のことについてもエントリで触れているところもたまらなく好きです。僕は、「仕事」「働く」というのは、なんとしても、自分で食っていけていて初めてそれを「仕事」と呼んでいい、と思ってて、LOSTAGEがバンド活動を「仕事」と呼ぶかどうかは別ですが、創作系の人の感覚として時々出会うような、タニマチやパトロン(なんてどぎつい明言はしないけど、言ってしまえばそういうこと。スポンサーね、要は)がどこかにいて、自分の創作が生み出す収益とは無関係に、生活が保障され安定してなければ、安心していいクリエイションができないよ」みたいな、そういうのは断じて仕事じゃない、と思う訳です。それはそれで、「趣味として創作してる人」と名乗ってもらえばよい。それが産業であれ創作であれ、誰かにとって何かの「価値」を生み出すところに意味があって、その対価でもって生活を成り立たせてる人じゃなければ、僕は同じ「働く人間」としては認められない。そりゃいろんな問題はある、やりたいことが今の日本ではもうほとんど対価を貰えないようなことであったり、だけれども、やっぱり、自分の活動と関係ないところで、自分の生活が保障されることを、「働く」という状態とは言えないと思う。そういうコンテクストの中で、五味さんのこのエントリはかっこよすぎる、と思う訳です。

五味さんの最新のエントリは地震に関することで、「ああなるほど」と思うところがあるし、このエントリで触れている事柄に対するその筋の通り方も、ほんとに共感できて好きでたまらないんですが、あらぬ誤解をする人もいそうなので、ここでは引用したりはしません。とにかくシンパシーなのです。

九州グルメ旅・サマリー編

もちろん、グルメ旅なんかじゃない!!出張なんですが、おいしいもん食べに連れてってもらったので、メモ。

まず博多では2軒:

①「越後屋」:京風もつ鍋と脇に書かれてました。味噌ベースのもつ鍋です。そのコクが旨い!!レバ刺しも旨かったです。もつは、すっと溶けるカンジ?なめらかでしつこさもなくてとてもおいしいです。

②「秀ちゃんラーメン」:「だるま」の店主?創業者?がやってる別店。革新をテーマにしてるそう。博多ラーメンはほんと豚骨の味がしっかりしてるのにくどくないです。今回は麺をふつうで頼んだのですが、バリカタがうまいってことがよくわかりました。

③「こくまろらーめん馬力屋」:純粋な豚骨でなくて、スープ感が強いです。特製ラーメンにすると、二郎のような野菜満載っぷりの食べ物系ラーメンが登場します。

次回、熊本の際は、「火の国文龍」に連れてってもらう予定です!

急患

今週は月・火と九州。博多に10:30頃入ろうと、新大阪8:00前のN700に乗車。

山陽は無線LAN使えないけどバッテリが取れるだけでもありがたい。E席でPC、USBケーブル、Blackberryとセッティング、完了、して新神戸を出る。


-そのとき異変が。


「すみませんーすみませんー乗務員さんをー乗務員さんを!」

叫び声とまではいかないけれど不穏な気配を漂わせた、女性の声が聞こえる。その声の主は、僕の前の席だった。立ち上がって見てみると、声の主は中年のおかあさんという感じ、その隣に座っている成人はしているだろう男性-おそらく息子だろう-が、激しく引き付けている。癲癇か?

「意識が、意識がないんですー」

動きがあるのに意識がないというのはどういうことか、と思わなくもないけれど、言ってることは感覚的に判る。これはどう考えても一大事だ。気付いた何人もの人が、前方・後方に移動していく。僕は前のほうに向かって行き、2車両ほど進んだところで、先に行ってる人がいたのでいったん引き換えし、グリーン車のパーサーが駆けつけているのを確認して、先に行っていた人のところに戻ってその旨を告げる。

程なく車掌も到着し、社内アナウンスで「お医者様がいらっしゃいましたら~」というのが流れ、二方、医療関係の方が到着。とりあえず横にしたほうがいいということで、隣の3列シートに座っていた人に席を替わってもらい、車掌と僕でその男性を抱えて3列シートに移す。男性はどうしても起き上がろうとするんだけど、起き上がると余計に危ないらしく、必死に寝かせようとするお母さんと思しき女性。

お医者さんが少し話をしだしたくらいで、男性は嘘のように正気を取り戻した。しばらく様子を見つつ、車椅子が準備され、そのふたりは岡山で降りていった。女性は律儀に「ありがとうございました」と声をかけてくれた。


今回の件で自分が痛感したのは、緊急時というのは、ほんとうに訓練していないと思うように動けないのだな、ということ。冷静に考えれば、グリーン車に近づくのがいちばん乗務員に当たる可能性が高いし、乗務員室がどこなのか、座席の前のテーブルに書いてるのを見たのにその時は目に入らなかった。後から見たらすぐに乗務員室が何号車か、目に飛び込んできた。訓練というのはほんとに必要なんだなと痛感した。

もうひとつ、どれだけ相手にとってイヤなことでも、スムースに言葉を選んで話さなければいけないこともあるということ。車掌さんは、頻りに「岡山で降りられたほうがよろしいかと思います」と言っていた。言い方と言うべきことをちゃんと持ってること。これが仕事をする上でも大事なことだな、と痛感。

アウター奈良3自転車部vol.1 平城宮跡-石舞台古墳ポタリング! 2011/03/05

奈良3(セミナー”「自分の仕事」を考える3日間)で知り合ったチャリ友達で、平城宮跡から石舞台古墳までポタリング!!

往路は他の人とネタが被ると思いますので(笑)、橿原神宮前駅からの”地獄の復路-前田先生と行くストイックな奈良自転車道"の顛末をお届けします。

橿原神宮前駅から復路スタート。ロードバイク歴の長い前田さんを先頭に、木下さんと僕が必死にストイックについていく構図。ルートは基本的に往路と同様、中央自転車道で北上し、中央自転車道が途中でなくなってしまう前に飛鳥・葛城自転車道へ乗り換える、というルートを想定。

中央自転車道は、八木近辺の今井町を過ぎてしまったら、なーんにも観るべきところがありません(笑)。ひたすら飛鳥川に沿って北上します。飛鳥川もずっと桜並木のようなので、桜の季節に走るとすごく気持ちいいのかも。

平均速度24km/hくらいで前田先生に引っ張ってもらい、往路で飛鳥・葛城自転車道→中央自転車道に移動した道に出る。ここらでいったん休憩して、ルートを再確認しよう、ということに。ローソンに立ち寄る。木下さんは全然余裕があるようで、速度を25km/hをちょっと上回るくらいでお願いしてみよう、ということに。再度、前田先生のアイフォーンでルート検索し、僕の地図と照らし合わせておおよそのルートを確認、再出発。

ところが結構このあたりの道って分かりにくく、ほとんど民家街を走ることになるので目印もなく、気がついたら飛鳥川に逆戻り。さすがに申し訳なくて、いちかばちか土地勘あるので、遠くに見えてる建物と木下さんの土地勘と方位磁石かを手掛かりに、大雑把に郡山を目指し、工業団地に辿り着けたので、そこから西に移動して飛鳥・葛城自転車道に復帰するよりは、素直に中央道を北上するほうがよいという結論で、再び前田先生に25km/h前後で引っ張ってもらう。

この、迷ってから工業団地までの間は僕が先導したんですけど、引っ張ってもらった後先導して気づいたことは、

  • とにかく、一定のスピードで走れるってのは凄い!僕が先導したときは、どんなに頑張っても±1km/hくらいでずっとぶれっぱなし。これは、やっぱり足の回し方の修練なんだと思う。
  • 向かい風がないことのありがたさがよく分かりました。
  • ルート案内をしっかりやることの大切さ。

いい経験です(笑)。順調なペース(と思ってるのは僕だけだったかも)で、三列縦隊で黙々とストイックに走るの、僕は結構好きでした。もちろん、楽しくサイクリングしてるのも大好きなんですけど、どちらも楽しいです。

さてここからが悪夢のアクシデント。

中央道を北上すると、大和小泉駅を過ぎたあたりで、JRを越えるための高架があります。ここは自転車通行禁止っぽくて、それを木下さんもご存知で、途中で停車してたときに「どうしようか?」と話をしてました。で、今国府の交差点で停車したとき、話をしようと振り返った僕の足が木下さんの自転車の前輪に当たってしまい、なんとか踏みとどまろうとしたときに太腿と背中に激痛が!!!攣った!攣った!!!

…いやー初体験でした。疲労してるときってほんとちょっと力のかけかた間違えただけであんなに攣るんですね~。声が出なくなりましたよ。ほんとに。これはちょっと苦しくて、回復するまで待ってもらおうと歩道に乗り上げることに。その間、中央道をどうするか、一旦西に出て自転車道に復帰するか、相談して、結局中央道の高架脇のスロープを使って越えた方がいいという結論。

で、順調に走り直し、池内を越えたあたりで今度は痛恨の後輪リムうちパンク!!

その時、交差点停止の走り始めでシューストラップに足を入れるのに失敗して若干出遅れてたので、前方の木下さんとも距離があって、「待ってー!」と声を出しても既に遅く…。おまけに悪いことにハンドポンプもない!!落としてる!!

もう復旧は絶望的。輪行袋は持ってたので詰めたとしても、どの駅に戻る?いちばん近いのは小泉だけど…。途方に暮れる。

ただ、ここでついてたのが実家の近くだったこと!(笑)親父に電話して泣きついて自転車ごと積んで家まで送ってくれとお願いし、なんとか聞き入れてもらいました。電話してる間、気が付いた前田先生と木下さんが引き返してきてくれたので、ポンプを貸してもらうこともできたんですが、そのあいだ二人を待たせることになるし、悪いなと思い、そこでお別れすることにしました。ほんとは平城宮跡まで戻って最後に記念撮影したかったんですけどねー。

僕の復路の総走行距離は25km弱。いろいろ迷ったりしたけど1時間30分くらい?走行中の速度的にはいいカンジだったと思います。

次回のアウター奈良3は、ビワイチがいいな、ビワイチ!!

ルートはこんな感じ:http://yj.pn/6s4p7K

お昼に石舞台公演で食べた古代米カレー。「カレーに突っ込んだらあかんねんな」とボソッと言って、前田さんの失笑を買いました(笑)。

the pillows HORN AGAIN TOUR@BIG CAT 2011/3/2

行ってきましたBIG CAT!

初めてのBIG CATだったけど、直前まで仕事の電話がジャンジャンかかってきて落ち着かず、なーんの写真も撮れず仕舞い。残念。

BIG CATは思ってたより広かったです。基本、厚生年金会館以上のキャパ育ちの僕に取って、Zeppやhatchは十分狭いんですけど、こないだ奈良NEVERLANDを経験してキャパ感覚がよくわからなくなり(笑)、BIG CATはもうちょっと狭いんかなと思ってましたが広かったです。ただロッカーに関してはやっぱ昔からの会場だなという悪環境でしたね。

以下、メモ書き。

  • さわおさんの「なんか吹っ切れた」がハイライト。たとえ強がったこと言ってたとしても(言ってるの聞いたことはないけど)気にしてないワケないだろうと思ってたけど、「吹っ切れた」って、アレに言及するような言葉を口にするとは思わなかった。これはジンと来ました。
  • そして「大阪はいろいろあったけど今日もこうやって来てくれたみんなはほんとうの理解者だと思ってるありがとう」と。ほとんど大半が軽口でも、いっこしめた言葉くれたら僕たちは大丈夫ですよ、さわおさん。
  • オープニングから相当とんがってるカンジを僕は受けました。ちょっと怒ってんの?ってくらい。気合入りまくり?そんなこと言ったら「いつもだよ」って言われそうですけど(笑)。
  • しんちゃんの「間奏で一瞬演奏が止まるところがあるんですが、お客さんの中に・・・」ってMCに対するさわおさんの「ない!」って突っ込みの早いこと早いこと。
  • オールドナンバーリクエストはZepp Osakaで実現されるのか!?やっぱ二日とも行きたくなってきたなー。

ようやく『enⅡ』を観る、そして改めて目覚める

B004HA59MS Koshi Inaba LIVE 2010~en II~ [DVD]
稲葉浩志
VERMILLION RECORDS 2011-02-16

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ようやく観れました、enⅡ DVD!!

このライブだけは、ほんとに3回も行って良かったと心から思う。徳島、神戸、博多。余裕さえあれば、広島と千秋楽の名古屋にも行ければよかったけれど、ともかくこの3回行って本当に良かったと思う。DVDを観て、何か外部から刺激を受けないと、自分の魂の震えが起きたり、何かに立ち向かっていくエネルギーが湧かなかったり、そういうところに強いコンプレックスを持っていたんだけど、これは別に悪いことでもなんでもない、もし奮い立ちたかったら観ればいいんだ、それは決して依存している訳ではないんだと、そういう想いに初めて至った。

まず思い出すのは『透明人間』。ライブでこの曲が終わって、ほとんど放心している耳に、「稲葉さん素敵ね~」「うっとりするね~」と、こともあろうにこの曲を聴いた後にいってる女性がいて、何を言ってるの?と詰め寄りたいくらいの憤りにかられたことを思い出す。

今改めて観て、やっぱりいちばん好きなのは『今宵キミト』になるなあ。『赤い糸』も凄く好きなんだけど、『今宵キミト』の、何もかもまじりあってる具合は何とも形容しがたい魅力。「音もなくろうそくが燃え尽きるよ」という終わり方も、切なくていい。どうしても届かない言葉というのが、ある。

稲葉さんのストイック加減というのは、どんなに時間がかかっても真面目にやるしか道の開けない僕の人生を、凄く励ましてくれたと感謝してて、それなのにここ数年は取り巻く環境の唱える言い分-効率性こそ命、手際よく稼ぐことに何の問題がある?というのに流され、というよりは進んで身を供して、それに染まってきた結果、自分が口で言ってるほど努力をしていないことに気付かされた。今改めて、自分の「努力バカ」さ加減を、切り開き直そうと思う。

物欲シリーズ開幕

B0014BMFXY LEZYNE(レザイン) PRESSURE DRIVE S BLACK 57-4304000402
LEZYNE(レザイン)

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今週のインセンティヴ支給(世間一般で言うところのボーナスです!)を控えて、欲しいものが湧き上がる!(笑)
そこでちょっと欲しいものを棚卸ししてみよう!

と思ってたら…ハンドポンプを紛失してることに気付いて落胆。何かを買いたいときにはいつもなんか余計な出費が発生する気がする。

気を取り直して、買い直すとしたらもう決めてる。LEZYNEのハンドポンプ。手頃な価格帯のPRESSURE DRIVE S - ¥3,990。

次に必要だなと思ってるのは、シューズカバー。こないだ嵐山行った帰り、足先が冷えて冷えてほんとに泣きそうだったから。足先が冷えるとペダリングがほんと辛いんだって身に染みて判ったよ。シューズカバーはちょっとgoogleで調べたりamazonで調べたりする限り、そんなにバリエーションもなく選択肢もなさそう。¥5,000以内かな。

ただ悩みどころは、サイクル用のシューズカバーは基本、ビンディングシューズ用ってこと。僕はビンディングを使わない派・トゥークリップ&トゥーストラップで押し通そうとしてる派なので、仮に普通のシューズ用のシューズカバーを見つけたとして、結局いつかビンディングに移行したら(するんかい!)そのシューズカバーは無駄になる。でもよく考えたら少なくとも今シーズン中に移行することはないな。ということでとにかく探してみる。

今使ってるトゥークリップつきペダル、乗り始めにペダルに足を収めるのが難しくって(クリップの重みでペダルが下向いてるので)、なんかうまい方法ないのかな~と調べてたら、ふつう「踵返し」という、ペダルを裏返すための突起がついてるらしい。僕のはついてない。で、変えようと思うと、ペダルで¥5,000、トゥークリップで¥3,000くらいする。

そして欲しいのはサイクルコンピュータ!今はBridhestoneのe-meters。安くて、距離とスピードが計れて、アップロードしやすいので問題ないんだけど、やっぱり心拍数とケイデンスが図れないのがちょっと不服になってきて。で、候補はずばり二つ: 

ひとつはSIGMA。BC2209。¥17,850。

B002NGUJNC SIGMA BC2209STS サイクルコンピュータ BC2209
Sigma

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ひとつはGarmin Edge500。¥39,800。

B003JZEL8U ガーミン エッジ 500 日本版(82907)
Garmin(ガーミン)

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もちろん価格の差はGPSの差。GPSを捨てれば、SIGMAで全くOK。デザインもかっこいいし、機能も十分。色も黒で我がCRRに合うし。でもGPS。でもプラス2万円。ここは大いに悩むところ。

さらに欲しくなるのは春向けのサイクルジャケット。ちょっと前までamazonにCCPの鮮やかなブルーのジャケットが出てたんだけどなー。

最低ラインで、ハンドポンプ+シューズカバー+SIGMAで¥30,000ってとこか。これをGarminに変えると、¥50,000。うーん。ちょっと使い過ぎ(笑)

今年は久し振りに、私服にもお金を使いたいなーと思ってるので、やっぱりサイクルコンピューターはSIGMAかな?

ロードバイク用品だけでずいぶん書いてしまったので、その他はまた次回(笑)

ナカノシマ大学2011年2月講座「大阪から考える『移行期的混乱』」に行ってきました

2/18、大阪市中央公会堂で開催された、ナカノシマ大学2月講座に行ってきました。リナックスカフェ代表の、平川克美氏と、平松大阪市長の公演・対談。
全体を通した一番の感想は、

  • 平松市長は最後まで「大阪の失敗は(国とか)他の誰かのせい」という言い方を崩さなかったのに対し、平川氏は人口減にしても家族の崩壊にしても「でもそれは自分達が望んでやってきたことなんだ」というスタンスを崩さなかった。この違いは大きい。

ということ。大阪は結局、なんかうまい話をどっかから持ってきたらええんや、という発想が染みついている。それは結局「じぶんごと」ではないし、「じぶんでなにかやった」という感触につながってない。「うまいこといかへんかったらなげてもたらええ」というくらいならまだマシで、しょせん身銭を切ってないので対して痛くもかゆくもないから「たにんごと」みたいな浮遊感覚でずっとやってきてると思う。それに対して平川氏は、平松市長が引き合いに出した、地域コミュニティ(町内会)の崩壊にしても、「そういうベタベタした付き合いが嫌で、好き好んで壊してきた」「自分達が望んでやってきたことだ」と認識する。つまり「じぶんごと」だ。どのような結果であれ、その責任(の一旦)は自分たちにある-この発言が出来るかどうかで、その人が何を成しうるかが、わかるような気がする。

その他細々と:

  • 「人口減では経済成長する訳がない」というが、じゃあ日本の人口が1900年レベルまで減ったら、GDPもそこまで減るのか。減る訳ない。なぜか。生産性が上がっているからだ。ということはつまり、経済成長しているということじゃないのか。と思っていたら最後の方で「一人当たりGDP」という概念が出てきた。つまり、「人口減時代の経済戦略」は、「一人当たりGDPの成長を目指す」といういい方ならOKだったということか?
  •  人口が減るのに需要が増える訳がない
  • 週休二日に関して、他国から「働き過ぎだ」という揶揄と論法でそれを取り上げられそうになったとき、心身を壊したり家族を顧みないという側面での端緒を改善しないといけないのはともかく、「熱心に働いて何が悪いのか」と言い返せなかった当時の現役世代たちが、元凶じゃないのか?「そうです僕たち働き過ぎです」と言っちゃったヤツらが元凶じゃないのか?
  • そして、真に受けた国民が働かなくなって割を食い、その分を密かに働き続けたヤツが吸い上げる、という構図が出来てしまったのではないか。
  • 中央公会堂に関して、「こういうものは壊してしまったら二度とできない」って、「二度とできない」なんて言ってるうちはまだ「歴史」の認識が甘いと思う。奈良なんて、そういうのが「在って迷惑」というレベルまで経験してる。
  • 家族の崩壊に関して、「自分達が望んで壊しちゃったけど、でもやっぱりああいうものがいる」と、あなたたちが言うのは許されないと思う。少なくとも僕たちはそれを壊したことによる恩恵をあまり受けてない。これは先進国と途上国の問題にも似てて、納得させられるようなことをあの世代が言えるかどうかだ。