サイクルグッズ欲しいもの・旅費

しまなみアイランドライドに向けて、必要なものを最終チェック。懐具合との相談も兼ねて。
いちばん悩んでいるのは服装。長袖のサイクルジャージを買うべきか、長袖のアンダーウェアを買って、半袖と合わせるべきか。
ウィンドブレーカーは必須なのか。
しまなみアイランドライドのページによると、ウィンドブレーカーは必須持ち物に入ってたので、気温的には必要なんだろうな。天気にもよるだろうし。でもそしたら長袖のサイクルジャージじゃなくてもいいんじゃないか?半袖+長袖アンダーウェアでOKでは?と思うし。どうしたものか…。

もう一つ悩んでるのはバッグ。
1泊2日で参加するなら、100%バックパックタイプのバッグを新調しないといけない。荷物を持って、スタート地点に移動しないといけないから。
でも2泊3日なら、荷物はホテルに置いとける。2泊3日になる可能性は、11日の稲葉ソロ@博多に参加するパターンだ!(チケットはまだキープしてる)

その場合の旅費。 いちおう宿泊は三原を予定。

新大阪-三原 ¥8,580
三原-博多 ¥9,540
博多-新大阪 ¥14,890

参加しなかった場合との差額:¥15,850

買おうと思ってるバッグがだいたい¥15,000なので、ちょうど釣り合う計算。鞄をとるべきか、博多を取るべきか?
あ、でも博多を取ったらホテル代もかかるからそっちのほうが高いな。

長袖アンダーウェア

MCN SPORTS長袖アンダーシャツ ¥3,100 http://item.rakuten.co.jp/sp-kid/mtlz-016/
パールイズミ ヒートテックセンサースリーブ ¥6,300 http://www.cb-asahi.co.jp/image/kokunai/10w-pi/188.html
アプルラインド メンズVネックロングスリーブ コンプレッション ¥5,700 http://item.rakuten.co.jp/esports/9239513090002/ 

長袖サイクルジャージ

pochitt クールマックス4スピンドルロングスリーブジャージ ¥4,980 http://www.cb-asahi.co.jp/parts/327_all.html 
STEM DESIGN サイクルジャージ ¥14,805 http://www.stem-design.net/product/outer09/ 

ウィンドブレーカー

リンプロジェクト 2017 3レイヤープルオーバー ¥16,800
リンプロジェクト 2022 ポケッタブルウィンドブレーカー ¥10,080

バッグ

ウィングナット バイシクルバックパック HYPER2.5 ¥15,540 http://www.tcat.ne.jp/~happy-ridin/wingnut.html
ホグフロス エンデューロ ¥14,700 http://www.hplusweb.jp/haglofs/html/item/bag/intense/10endurance.html

サングラス

ボレー サーペント ¥12,000 http://www.bolle.co.jp/product/sunglass.html
BBB ドライバー ¥4,725 http://www.riteway-jp.com/pa/bbb/item/131043.htm
BBB ラピッド ¥5,040

サドルバッグ

キャラダイス ペンドル ¥11,700 http://www.cycle-yoshida.com/sanesu/c_dice/saddle/8pendle_page.htm
オーストリッチ SP-731 ¥5,040 http://www.cycle-yoshida.com/azuma/saddle/6classic_page.htm

サイクルコンピューター

emeters ¥7,445 http://www.amazon.co.jp/emeters/s?ie=UTF8&keywords=emeters&rh=i:aps,k:emeters&page=1 

さらに追加。

トップチューブバッグ

TNI BENTO BOX ¥1,575 http://www.cb-asahi.co.jp/image/kokunai/tni/bento-l.html 
LEZYNE TOPTUBE BAG ¥1,470 http://www.tokyolife.co.jp/shop/twstore/B39-ENE-CADDY
TOPEAK TOPTUBE BAG ¥1,596 http://www.amazon.co.jp/topeak-%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AF-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%B6%E3%83%BC-BAG172-TC2501B/dp/B000F4MENW/ref=pd_cp_sg_0

ヒップバッグ

リンプロジェクト 2wayヒップバッグ ¥5,880 http://rinprojectshop.open365.jp/Products.54.aspx
HAGLOFS SPRINT LUMBAR PACK ¥6,300 http://www.hplusweb.jp/haglofs/html/item/bag/intense/sprintlumbarpack.html 

サイクルコンピューターは購入済み。
サドルバッグは、サイクルジャージを買ったらしまなみに向けては要らなくなる。 今の服装だとバックポケットがないので、ウィンドブレーカーを入れておく場所をつくらないといけないと思ってのことだから。なので絶対必要なものの最低金額は、

・サングラス BBBドライバー ¥4,725
・ウィンドブレーカー リンプロジェクト ¥10,080 

合計¥14,805。残りの組み合わせとしては、

・長袖アンダーウェア+サドルバッグ ¥8,140
・長袖サイクルジャージ ¥4,980 or ¥14,805

うーむ。こんなのもあるな。

HAGLOFS SPRINT LUMBAR PACK ¥6,300 http://www.hplusweb.jp/haglofs/html/item/bag/intense/sprintlumbarpack.html 

サドルバッグの代わりにこれで代用することもできる。
補給食を取りやすいという意味ではこっちのほうがいいし、ウインドブレーカーもボトルホルダーんとこに仕舞えそう。
しかし、しまなみが終わった後、勝手ロングライドに出るときは、サドルバッグがあったほうが絶対いい。
輪行袋を入れられるから。今使ってるdeuter ultra rideに輪行袋を入れるとそれだけで半分くらい使ってしまうから。 

なんで素直に長袖サイクルジャージに手を出さないかというと、今の半袖シャツが凄い気に入ってるからなんだよなー。
もうちょっと考えてみよ。 

 

 

CRR洗車

先週、徳島まで連れ出して眉山登頂を果たし、だいぶお疲れになってるはずのCRR。購入して1ヶ月、初めて洗車してあげました。

洗剤ひとつとっても用途別にいろいろ種類があって、並のガイド本の言う通りに揃えてたらいくらお金があってもたりないので、吟味に吟味し熟慮に熟慮を重ね、自分なりに結論を出したのがこれ。

・FINISH LINE/SUPER BIKE WASH
・FINISH LINE/MULTI DEGREASER
・WAKO'S/メンテルーブ
・PARKTOOL/CYCLONE

まず基本の洗剤でSUPER BIKE WASH。次にチェーン部分の洗浄は、CYCLONEがとても便利そうなのでこれは買うことに決めて、後は専用の洗剤がセットになっているのを買うか別で買うかで相当悩みましたが、セットの洗剤の評価があまり良くなかったので、別でディグリーザーを買うことに。そして給油用にはメンテルーブのスプレータイプ。プーリーなどの部分へのものはまた今度ってことで。

写真はチェーンの洗浄前、洗浄中、洗浄後。洗浄後から逆にアップしたつもりだけどそうなるかな?

徳島サイクリング 後篇 ~眉山編~

稲葉のライブが徳島までやってきたメインだったはずなんだけど、書きたかったことの大半は関心空間で書けちゃったので(笑)ライブレポは週末に振り返って書くとして。

ライブが終わって車でホテルまで引き上げて、さて明日のスケジュールどうしよう?と考える。徳島駅近辺の地図を見てみると、眉山の文字があったので、軽い気持ちで眉山山頂を目指すことに。しかし、ネットでいろいろ調べてみると、どうやら眉山は結構メジャーなヒルクライムコースみたいで、きついきついと紹介されてるブログがいっぱい。コースが庄町コースと八万コースとがあって、八万側からのほうが相当厳しい登りみたい。徳島駅からだと八万側のほうが近くて簡単に入口につけそうなんだけど、無理はせず庄町コースで登ることに。

宿泊先のホテルサンルート徳島は、天然温泉の大浴場があるので、5:30起床→6:00出発→8:00までに帰ってくる→温泉に入る→9:00に部屋に戻って荷造り、というタイムスケジュールをプラン。その日は、徳島の夜は22:00でほとんど終わってたこともあり、0:00には就寝。

翌朝、5:30に起きれたものの、ライブで暴れて体はだるいしすっきりしないし、やめとこうかな~という弱気の虫が。でも6:00が近づいてきて「何をここまで来て!!」と奮い立たせて出発。

192号線を西に走って庄町ルートの入口へ。結果的にはホテルからここまで流したのがいいアップになった。僕の課題のひとつは、基礎持久力がなさ過ぎて、体が温まる前に息が切れてしまうこと。これは鍛錬するしかない。

192号線から眉山側に折れてすぐの写真。「今からこれ登るんか…」といきなりちょっとげんなり。

ルートの始まりがいきなり結構な傾斜!地元のおじさん?に「おはようございます」と声をかけてもらってよろよろと登り始める。まずは「西部公園」を目指すんだけどここまでで充分きつい…

既に息を上がらせながら西部公園に辿り着いたので、逆光をどうにかする気力もないまま撮影してます(笑)。まだここまでで登山行程の1/10も来てません。

ここから、ときどき現れる「かんぽの宿」という看板を、「たぶんかんぽの宿が山頂にあるんだろう」と思って、残り距離の目安にしながら登ってく。途中、たぶん半分くらい来たところでどうしても息が続かなくなって停車。水を飲んで呼吸を整えて再開…と思ったら、濡れた地面に足をついてしまったせいで、ペダルで足が滑ってしまい漕ぐ力が弱くなってしまう。やっぱりトゥークリップが早く欲しかったなあと思いながらも、そんなの言い訳でしかない、これくらいならそんなものなくても誰でもどうにかしてる、と自分を叱ってひたすら漕ぐ。

一度足をついてからは、それほど苦しいという思いもせず、淡々とペダルをこぐことができ、山頂付近に到着!やっぱり、ウォームアップすると体があったまる前に息が切れてしまうってのは、なんとかしないといけないな。

地図によるとまだ山頂ではなかったらしい…がっかりしながらも、まず目に入ったガゼボに。

ここで十分だよ…と思いながらも、「やっぱりここまできて山頂に行かない訳にはいかないだろ」と、改めてあと少しのルートを走り出す。山頂までのわずかな道はほとんど下りで、「下ってんのに山頂?」と思ってたら、最後の最後に妙な高さが…。「まあええやん、ここまで来たんだから山頂まで来たのといっしょ」というなまくらの虫が顔をのぞかせるものの、「そんなんやからいつまでたってもなんでも詰めが甘いんやオレは!!」とまたまた奮い立たせ、展望台まで最後のもうひと頑張り。

山頂からの眺めは、ほんとに見晴らしがよくて気持ちいいです。そう遠くない眼下に海が広がる景色っていいですね。景色の案内板があったので、思わずアスティとくしまの位置を確かめてしまいました。肉眼でじゅうぶんはっきり見れる場所でした。

下りはそのまま八万側に出るルートにしたんですが、朝早くてまったく車の通らない坂を下りながら、「この坂を15分で登るなんて一生無理…」と恐れ戦きながらダウンヒル。ホテルに戻ってルートログ見てみたら、移動時の平均速度が13km/hで、「あれほど登りが遅くても、トータルしたらこれくらいの速度出てたんだ」と思うと少し進歩してるな、と自信につながるのでした。

これはお世話になったホテルサンルート徳島。早朝の眉山アタックにはほんとに最適だと思います。部屋はきれいだし、お風呂は6:00以降いつでも入れるしチェックアウトは11時だし。オススメです。

こんな感じで、あんなに楽しかった徳島旅行なのに、思い出せばどれもこれも楽しいのに、なぜか妙に悲しい気持ちになる。また行きたいな、でもいついけるかな、同じところに二度行くなら別のところを選んでしまうかな、このさびしい気持ちも明日からの仕事に紛れてまた忘れちゃうのかな、田舎育ちの僕にはこういう感じの郊外都市での生活って憧れて仕方ないな、ちょっと前まではそんな思いはビジネス上の向上心の邪魔だと思ってたんだけど、それだけが人生じゃないほんとに、と思い始めたり…。沈んでしまうのはいいことではないけれどこの感覚の時にしか出てこないこともあるので、しばらく『Hadou』を聴き続けたいかな。

 


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徳島サイクリング 前篇

Koshi Inaba Live 2010 enⅡを観るため、朝6時起きで徳島に。
マイカーにCRRを積み込んでやってきました。

ライブの感想は明日まとめるとして、今日は軽く1時間走った記録を。

徳島駅から軽く流し始めて、会場の最寄駅の二軒屋駅にたどり着き、特に目的地を決めてなかったのでだらだらと南下。

道路案内がずっと「小松島」と出るので、どのくらい先なんだろう?と Googleケータイで調べてみたらたぶん10kmあるかないかくらい。
これならいっちゃおう!ということで目的地を小松島に。

ほどなく走ると「小松島港」の案内が現れたけれど、その先には「大神子海岸」の案内。
「よくわからない本物のタンカーが並ぶ港だったら面白くないけど、海岸ならもしかしたら水着の女の子がいるかも?」と思い、大神子海岸に進路変更したのが間違いのもとだった。普通、もう港が近いってところまで来て「海岸」と来たら、まさかそこから上り坂が出てくるとは思わないでしょう!しかしここまで来て海を見ず引き返しては意味がない、とにかく登り切ろうと登って、そこから大神子海岸の写真を撮影。海岸まで下りてまた登る気にはならないので頂点で引き換えし。

帰りは行きに目にしてた「阿波・徳島自転車道」に。確かに平坦な川沿いの道だけど、ちょっと路面がよくなかったかな。ちなみに車2台とすれ違った以外はまったくでした。

阿波・徳島自転車道を走り終えて、だいたいこっちだろうという感覚で走ってたら、確かに北には進んでたけど、会場がどこか完全に見失ってた、けれど、Googleマップに尋ねてみたら、奇跡的にアスティとくしまのすぐ近くに!!

そして思わぬ方向にあるツアートラックを見ることができました。

最後に会場のそばにあった施設で記念撮影!


より大きな地図で Track 33 を表示

 

再び走る

昨日ですがまたまた夜走りました。今度は30分程度。
30分程度、大きな坂もなく信号もあまりないコースはないかなと考えてたら、たまたま走ったルートが30分でちょうど帰ってこれるルートでばっちり。今度からこのルートを練習に使おう。 

夜も走る

稲葉の神戸ワールドのチケット代をセブンで払い込みに行くついでに、近所を15分ほどCRRで走る。

土日だけじゃなくて平日も乗れる時間のある時は少しでも乗ろうと思ってて、今日はまず15分ほどトライ。

  • 日中と違い比較的涼しいし、思ったほど車も多くなくて走りやすい
  • ただ、路面がほとんど見えないのは怖いことだなと、ほぼ走り終えてから気づいた
  • ちょっとぶらっと感覚で身一つで出てしまったけど、やっぱりヘルメットとグローブは必須

少し疲労感の残る程度なのが体にもよさそう。ヒルクライムに備える心肺機能のトレーニングも基本は毎日の低速長時間走行らしいので、少しでも時間を見つけたら乗る様にしよう。 

予行演習3時間版とお道具買い揃え

今週も土曜日の朝、CRRで走行練習してきました。写真は進行順になってません(笑)。今回はほぼ街中走りっぱなしで面白い写真撮れるポイントなんてなかったので、表紙写真はその中で多少は見栄えのする丸ビル。ほぼ折り返し地点です。

今回は一度走ったことのある、阪奈道路ルートで大阪側に出て梅田までたどり着き、そのまま折り返して中央大通りを新石切駅まで走り、帰りの山越えだけは輪行で電車で帰る、というルート。帰りはR163にしてもよかったのですが、気分的に時間の読めるルートにしたかったのでちょっと楽をしてみました。阪奈道路を使って大阪側に出るルートというのは下のGoogle Mapのルートなんですが(Google Mapのルート検索はほんと便利)、上りは住宅地内の道路を使って上ります。ちょうど頂点までこれで上りきれます。そしてそこから阪奈道路に入ってひたすら下ります。このルートは比較的楽だし早いし下りの景色も結構いいのですが、あんまりオススメはできなくて、その理由は、第一にそもそも阪奈道路を自転車は走ってはいけないような気がする、もうひとつは道路が自転車にとっては悪すぎるからです。スピードを出さないようにする舗装のバンピーなこと!ハンドルを持つ手が悲鳴を上げる、上げる。

大阪側に降り立ってしまえばどこを走るのもほんとに楽。今度はもうちょっと大阪側での目的地を決めといてもいいなあ。新石切で輪行袋に収めるのは10分かかったくらい。かなり手馴れてきた。


今回のサイクリングはこんな感じでつまんないので、CRR買ってから買い揃えた道具を整理。

まずボトル。POLARの保冷ボトル。
SIGGx遊中川コラボの鹿ボトルを持ってるんだけど、保冷効果があるもの、キャップを手で開ける必要なく走りながら飲めるものが便利ということで買いました。もっとシンプルな柄のものと迷ったんですがこの白熊なら許されるか、と気に入ったのでこっち。 
B003UAYGAM POLAR(ポーラー) ポーラーボトル 24oz 0.71L ビッグベア PBB-24-GBGB
POLAR(ポーラー) 2010-07-30

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次にインナーパンツ。とにかくパッドがないとお尻が痛くなって仕方がないというのは経験してよく知ってるので、サイクリング用パンツは買うと決めてたんだけど、どんなに「最終的にはレースパンツに行き着く。これに勝るものなし」と言われても、レースパンツ履く気にはなれず、カジュアルなショートパンツの下に履けるパッド付のインナーパンツにしました。ちなみにこれ買うとき初めて「パールイズミ」を知りました。

B0015B3514 パールイズミ 157SMT SMTメッシュ インナーパンツ
パールイズミ

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グローブはLOUIS GARNEAUのDELUXE。こいつは完全に見た目で選びました。ロードバイクがCRRでとてもクラシカルなとこが気に入ってるので、なるべくそれに似合うグローブということで。気に入ってます。

難渋したのはヘルメット!最初はリンプロジェクトのカスクを考えてたのですが、なんばマルイのローテイトの店員さんと話をすると、「もちろん十分ヘルメットとしての役割は果たしますが、こけないという自信があるならどうぞ、という感じです」と説明してもらい、ロングライドに挑戦することを考えると、まずはちゃんとしたヘルメットを買うべきだなと考え直しました。

で、それほど高くなく、かつ、グレー基調のものということで、行き着いたのがGIROのINDICATORだったのですが、他のメーカーの実物を店頭で被ってみて60前後のサイズでいけたので、INDICATORをamazonで買ってみて被ってみたら…キツい!自分の頭はハチがでかいことは重々承知してたものの、ワンサイズのヘルメットでキツいということに傷心しつつ返品手続きをし、60cm以上のサイズのあるラインを探してみたら、同じGIROでVENTIというのがグレー基調で63cm以上になっていたので思い切って購入。今度はいい感じで入りました!(泣笑)

でもある程度慣れてきたら、やっぱりカスクは買うつもりです。CRRの雰囲気にあってると思うし、ファンライドにぴったりだと思うし。ちゃんと使い分けできる。

B002TZLGPC ジロ SPORT VENTI チタニウムシルバー
ジロ

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ライトはこれも一目惚れで「これしかない!」という感じでジェントスの閃355。回ってみた2件のお店では2件とも、「カエルライトで十分です」と言われたんだけど、確かに十分かもしれないけど・・・やっぱり外観も大事ってことで。

B00385XBFA GENTOS(ジェントス) 閃 355 【明るさ100ルーメン/実用点灯10時間】 SG-355B
GENTOS(ジェントス) 2010-03-20

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この他、輪行袋はCRR買った際に持ち帰り用にいちばん安かったTIOGA コクーンを買ってます。
サドルバックとパンク応急セットとポケットポンプとテールランプも揃えました。それから簡易のバイクスタンド。

B001G7CQYE TIOGA(タイオガ) コクーン ブラック BAR012


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バックパックはこれも前から持ってるdeuterのウルトラライド。 コンパクトで気に入ってるんですが、これもロングライドを考えるとちょっと役不足。もう少し大きい容量のものが必要だなあと感じてるところ。

B003BEDDGU [ドイター] ウルトラライド
deuter(ドイター)

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ということで、欲しいものをまとめないといけないな~。


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『考える人 2010年8月号』/新潮社

B003T0LLEW 考える人 2010年 08月号 [雑誌]
新潮社  2010-07-03

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箱根二泊三日のロングインタビュー。聞き手:松家仁之。「ロングインタビュー」と表紙に書かれていたのでどんなもんだろう?と手に取ってみたら、ほんとに長くて、読み終えるのに4,5時間かかったと思う。『1Q84』に関する話題をメインにしながら、「作家」という仕事をどうやって生きているのか、そういうことも語られていてどこも何も読み飛ばすことができないインタビュー。

読み終えてみて、自分の中に残った印象や、これからものを考えるのにテーマとして記憶しておくべきと思ったことが5つ:

・仕事の仕方
・女性の描かれ方
・自我と自己
・善悪の基準と神話
・自由とは物語を自分のこととして捉えることができる能力

「仕事の仕方」は、このインタビューを読んで誰しも印象深く感じるところだと思うんだけど、「ペースを守る」というよりは、「自分の仕事を最善の形でやり遂げるためには、どういうやり方がよいのかをよく考え、それを継続的に実行する」というふうに捉えるべきだろうと思う。これはサラリーマンである僕にとっては、「やればできる」と言われても、心理的負担は大きいしそう簡単なことではないんだけど、これまでも常に意識してやってきたことだし、これからもそうやっていけばいいと再確認できた。

「女性の描かれ方」-これは、『1Q84』の感想や書評をいろんなところで読んでいると、特に一般の人で女性と思われる人のブログなんかに、「村上春樹もようやく女性がわかってきたんじゃない?」と書かれているのをよく目にして、どうしてそういうことを思うのかいまひとつピンと来なかったんだけど、このインタビューで少し分かった気がした。僕は、男性がどういうふうに描かれていようが女性がどういうふうに描かれていようが、それが勝手な「決めつけ」でなければ、大切なのは小説という「物語」全体を表すことなので、登場人物がどんな扱われようであってもそれはそういう役割だ、と思ってたんだけど、女性自身の立ち位置の変化が確かにあるんだな、と思った。「こうなりたい」と思うところに、潮流として少しずつでも近づいているから、描かれ方も受け取られ方も変わってくるんだなと少し納得。

いちばんよく理解できていないのが「自我と自己」。僕は今まで、「自我」という言葉を深く考えたことがなかったように思う。本好きを自認してるなら「近代的自我」とかよく理解していないといけないはずなのに、なんとなくで済ませてしまっていた。ほんとうになんとなく、自分は自我が肥大した人間だと、それこそ思春期から悩んでいて、そしてそれはよろしくないことなので自我は極力抑えられるように鍛錬していこう、とそんなふうに考えて二十年以上生きてきたけれど、じゃあ「自我」ってなんなの?ということを深くは考えてこなかった。
人の言ってることや書いてるものでその人となりを想像するとき、どうも毛嫌いしてしまうのはこの「自我」の肥大した人なんだろうなあという漠然とした感覚はあったものの、「自我」がなんなのかちゃんとわかってないから、それが正しいのかもどうかもわからない。僕にとって当面の読書の課題はここにしてみようかと思った。幸い、このインタビューで、自我(の描写・無描写)を考えるにあたってのたくさんの「入口」となる作家が提示されているし。

「善悪の基準と神話」は、まさに『1Q84』を読みながら考えていたことで、何が善で何が悪なのか、何が正しくて何が間違いなのかは、自分自身で考えない訳にはいかない。価値観の変化とかいうことではなくて、「誰かが何が善で何が悪かを取り決めている」という感覚から抜け出すことが現代には特に大事だと思う。もちろん、それは、個々人が好き勝手に好きなことをやってればいいんだということにはつながらない。この辺は、『これからの正義の話をしよう』を読んだタイミングでちょうどよかった。あと、少し話が離れるように見えるかも知れないけど、最近自分がロードバイクを始めたのは、この辺の話を突き詰めたときに出てくる課題を、感覚的に無意識に気づいて始めたような気がする。

最後に、このインタビューを読んで、自分の村上春樹作品への向き合い方というか、どういうふうに読んできたかというのが、それほど間違ってないんだということを、インタビューの端々の言葉や文から感じることがあって、よかったと思うしそれ自体誤解かもしれないなとも思うんだけど、「自分のこととして捉えて読まないと意味がない」ということを言ってる部分は、これは間違いなく僕が常々思ってることとぴったり一致してると思う。これは大変嬉しかった。自分の今までの読書が、より強固なものになったように感じる。

p26「ノモンハンの暴力の風さえ、その壁を抜けてこちらに吹き込んでくるということ」
p30「これは言うなればインターネット世界のあり方です。ものごとの善悪よりは、情報の精度が優先順位の尺度になっている」→マイケル・サンデルの正義論につなげられる
p35「その二人が、『1Q84』という世界をそれぞれにどのように生き抜いていくか。システムの中で個人を貫くという、孤独きわまりない厳しい作業に耐えながら、どのようにして心の連帯をいま一度手に入れるか、『1Q84』は、結局はそういう流れの話だと思うんです。」
p37「ノウハウを引き渡すということは、ある意味でサーキットを閉鎖していくことなんです」
p41「『昔話と日本人の心』河合 四位一体説」
p42「『真景累ヶ淵』
p43「はっきりとした意思を持ち、自律的に動く女性」
p54「おれの言うことが聞こえたのか」「聞こえたよ」というのではとまってしまう。「おれの言うことが聞こえたのか」ときたら「つんぼじゃねえや」と返すのが会話です(ゴーリキーの『どん底』)
p58「だいじなのは、そのころの二十代の青少年は基本的に未来を信じていた」
p66「リチャード・ブローティガン」「カート・ヴォネガット」
p67「当時の日本は今よりもはるかに、そういうセキュリティ(大きな会社に勤めていたり、家庭を持っていたり)に対する信頼が強かった」
p69「本質的な要因以外のところで、本が売れる理由を見出そうとする人が、とくにメディア関係に多いような気がします」
p69「でもいちばん大事なのはおそらく、信頼関係ですね」
p75「とにかく自我とはあまり関係がないものです」
p77「「神話の再創成」みたいなことがあるいはキーワードになるんじゃないかと」→これもマイケル・サンデルにつなげられる
p89「マルケスの小説って、考えてみればほとんど自我を描いていない」
p97「大きい声で言う人が勝つという感じが強まっているような気がします。言うだけ言って、その責任をとらない。

予行演習5時間版

「しまなみアイランドライド」か「淡路島ロングライド150」かに出たいなと思ってて、そうなると10時間走り続けられる練習をしないといけないということで、今日はとりあえず5時間走ってみようと繰り出してみました。買ったばかりのRALEIGH Carlton-Rで!!

乗ってみていちばん最初に思ったのは、「電動アシストクロスバイクは、アシストを使って坂を登るものなんだ」ということ。CRRは今まで苦労した坂どれもこれも結構楽勝で登れる。そして、どうしても巡航速度が20km/hに達しないと悩んでたのも、今日は自宅から奈良公園までの13km/h前後の移動であっさり巡航速度20km/h越え。やっぱりまったく別物なんだと認識しました。

奈良公園から南に下り、郡山イオンまで下った後、25号線に出て法隆寺へ。法隆寺で休憩した後、再び郡山→西ノ京→西大寺→平城宮跡と北上するルート。秋篠川沿いなんかは自転車道があってまずまずだけど、全般的にほんと道って自転車のこと考えてないんだなーとよくよく判りました。

10時間走るための課題は、とにかくお尻が痛いこと!サポーターつきのアンダーウェアを履いたけど全然痛い。これは2つ理由があると思ってて、1つは腹筋不足で正しいポジションがどうしても維持できない。骨盤を立てた状態で長時間走れないから、重心がおかしくなってきて結局お尻に負担がかかってる。もう一つは、やっぱり体重が重いから!痩せないと。とにかく痩せないと。

今日は5時間にしておこうと思ったのは、7時出発で12時過ぎるとやっぱり暑すぎて大変だろうと思ったから。案の定大変で、8月の間は無理はできないなあと実感。

『乙女の密告』/赤染晶子

4103276614 乙女の密告
赤染 晶子
新潮社  2010-07

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京都の外国語大学の、『ヘト アハテルハイス』をテキストに用いるゼミに参加している「乙女」であるみか子。バッハマン教授から明日までに1944年4月9日をスピーチコンテスト暗唱の部の課題テクストとして、明日までに暗唱してくるようにと乙女達に課題が突きつけられる…。

乙女と真実と自己と他者。『ヘト アハテルハイス』(アンネの日記)の暗唱を通じて、認識の問題が掘り下げられていく。自分が「自己」であるとはどういうことか。「他者」でないとはどういうことか。そして、自己が何者かを、ほんとうに自分は知っているのか?そもそも、その「真実」を知りたいと、思っているのだろうか?みか子は言う。「乙女は真実を必要としない」。そう、本著では「乙女」は「直視しないもの。目を逸らすもの。」の代名詞だ。

アンネは1944年4月9日の日記で「オランダ人になりたい」と、「他者になりたい」と宣言している、そのことの意味をみか子は暗唱の中で掘り下げていく。この、掘り下げていく過程の描写が、ものすごく小気味がいい。とても短い文章がリズミカルに畳み掛けられてくる。いや、「リズミカル」というのとはちょっと違うかも知れない。頭の中で音読するに淀みがないような流麗な長い文章がうねうねと続くようなものではなく、とにかく一文は一個の事物しか表わさない、といった短文で語りが続き、乙女と真実と自己と他者という概念的な何かを頭に描かずにおれなくなるのだ。

クライマックスでみか子がアンネの名前を「血を吐いて」語るように、本著にとって一番大切なテーマは乙女と真実と自己と他者なのは間違いないと思う。けれど、僕にとっていちばん印象に残ったシーンは、バッハマンが乙女達を2つのグループに分けるときの、「あなたはいちご大福とウィスキーではどちらが好きですか」というシーン。乙女達はいちご大福が好きかウィスキーが好きかという条件だけで2つに分けられ、それだけの条件なのに分けられた2つのグループは驚くほどの団結を見せる。あたかも「他者」とは全く違うと断言するある「グループ」を形作っているものは、この「いちご大福かウィスキーか」という分け方と、それほど違うのだろうか?「自己と他者」というテーマを構えながら、そこにもう一つ、「そうまでして他者と線を引きたい自己の、自己を自己たらしめているものって、実は”いちご大福かウィスキーか”と同じくらい、意味なんてないことなのかも知れないよ」と言われている気がした。