『経営の教科書-社長が押さえておくべき30の基礎科目』/新将命

4478002258 経営の教科書―社長が押さえておくべき30の基礎科目
新 将命
ダイヤモンド社 2009-12-11

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びっくりした。昨日、謙虚について書いたところで、

謙虚さは真の自信のバロメーター

そして、「レヴィ=ストロースは僕に「強くなれ」と問い続ける」と書いたところで、

「経営者には「強さ」が必要」

もうこれだけで十分だと思う。今日、この本を読み切って良かった。そして、僕が見据える先は間違っていないと、自信が持てた。これは本当にいい書物で、内容は完全に経営者向けに書かれているけれど、”働く”あらゆる人が根底で理解しておいてよい内容だと思う。この外連味の無さは、何年かけても挑戦する価値がある。

Finally, it came!!

ライブ前にメールオーダーして、「うまいこといったら間に合うかな~」と思ってたリストバンド。

今日やっと来た!!

これをしてる、真っ黒のロードバイク・RALEIGH CRRに乗ってるヤツを見かけたら僕です!お声掛けを。

内側はlong time no see!

『読解レヴィ=ストロース』/出口顯

4787210475 読解レヴィ=ストロース
出口 顯
青弓社 2011-06-22

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僕にとってレヴィ=ストロースを読むとは、「謙虚」を学ぶことだった。それは、レヴィ=ストロースが、『野生の思考』で、未開人の生活・慣習は西欧と同じく高度なものであり、啓蒙主義は西欧中心主義であり転覆されるべきものである、という読みからではなく、レヴィ=ストロースを読むと、啓蒙主義の否定そのものですら、実は序列をつけんとする高慢な態度ではないのか、という、徹底した相対性を身に付けることができたからである。それは、自分がどうしても経験できないことに対して、どのように言葉を紡げばよいのかの姿勢の基盤となっている。コードが存在する以上、全体も存在する。ルールを否定しようという試みは、ルールをゼロにすることはできない。なぜならルールあっての反ルールであり超ルールであり脱ルールなのだから。僕にとってはこれが「構造主義」ということだった。

だから、レヴィ=ストロースをして「大声」を出そうとするスタンスは、必然的に失敗するものだと思っている。もともと声が大きい者がレヴィ=ストロースを語るとき、そこにはある種の欺瞞が生じる。レヴィ=ストロースは、必ず、その立場を相対化し、逆転し、反転させるからだ。例えば僕たちは日本に生まれ日本で暮らしながら、イランの行方を考えなければならない。イラン国民がどのような困難に直面しているのか、日本で暮らすことができながら考えなければならない。また同じ日本でも、東日本の困難を考えなければならない。共時的に考えなければならない。と同時に、高度経済成長期の恩恵を十二分に受けながら、その恩恵に顧みることなく現在の日本の問題を先送りするだけで解決しようとしない世代に対して、モノを言わなければいけないという二重の困難を考えなければならない。自分たちの置かれた立場が恵まれたものだという物言いは、反発を招いてほぼ必ず失敗する。そういう通時的な考えを持たなければならない。レヴィ=ストロースは、それぞれの立場を相対化し、逆転し、反転して考えることを強いる。だから、「声の大きい」ものが「声の大きい」まま語るのは、ある種の欺瞞だと僕は思う。

誰かに縋って生きていくことを、僕の「レヴィ=ストロース」は拒否する。「声の大きい」誰かの力を賢く利用して生きていくことを、僕の「レヴィ=ストロース」は拒否する。レヴィ=ストロースは、僕に「強くなれ」といつまでも問い続けるのだ。時に、言い辛い立場での物言いも、しっかり言わなければならない。その言いにくさというのは、時に自分が優れていると言うことでさえある。そしてそれは、「謙虚である」ということなのだ。

ブリコルール

I'm a bricoleur.

どっかの誰かがまた生半可に言い出しそうなので、たまには先手を打って言ってやる。唾を飛ばして言ってやる。根性なくても言える。

オレはブリコルール。

確かにシステムは概念だけれど記号でもある。そしてシステムエンジニアというよりもシステムブリコルール。

企業秘密

僕はIT企業に勤めているので、定期的に新製品の社内説明会というのがある。

新製品に投入されている新技術は、お客様に説明するかどうかはさておいて、社員はきちんと理解していなければいけなそうなものだが、現実にはなかなかそうではない。

有名なところでは、コカ・コーラの材料と製法は、(日本)コカ・コーラの経営トップでも知らされていない(それが本当かどうかはさておいて)というように、社員でも知らないケースももちろんある。

なぜ、自社製品のことなのに社員にも知らせないのか、というのは様々考えられる理由があって、例えば、その社員が転職した場合に情報が持ち出されるとか、転職せずとも不用意に知人に話してしまうことによる漏洩を抑制する、とか。

食べ物の材料・製法と、ITのような製品の技術とは、納得して買いたいというレベルが違うよ、とお客様には言われそうだが(でもどっちかって言うと命に直結する食べ物のほうが大事なんじゃないの?と思わなくはない)、ITであっても、そういうことはある。

いわゆる「企業秘密」だ。

新製品説明会を受けてる最中、その「説明のつかない」技術がひとつ出てきて、このことを思い出した。それは企業秘密というよりは、説明している人にもその技術詳細が知らされていない、というパターンだったのだけれど、これをお客様に自分が説明するとき、必ずお客様から「理屈がわからないとなあー」と言われるな、というイメージがすぐに浮かんだのだ。

なんとなく、昔はそういう、「その製品の特徴」のようなものは、「こらすごいでんな。どないなってまんのや?」「そらお客さん、企業秘密ですわ」みたいな会話で、「よしこうた!」となったイメージがある。それは、実際にその製品の特長たる機能が、実際にそのように動作するからだったと思うけれど、最近は、説明責任だなんだと言い始めて、理屈で説明できないものは買わない、という流れが一般的に感じている。

でも、説明のつくものなんて、実はたかが知れていて、そんなんではイノベーションは起きない。そういうことも、知っている。その上で、「よしこうた!」にならなくなってしまった時代の流れも判っていて、根深い問題だなあと考えている。

Training for NOT 若草山ヒルクライム#04

若草山ヒルクライム出場が絶たれ、糸の切れた凧みたいになった中、それでも時間が出来たら一応ローラー。

昨日の倍、20分回してAverage Speedで3km弱上げられた。負荷レベルを1段階上げるだけで全く別物になるって実感。今まではキツいのは心肺だけだったけど、足もキツくなり、トレーニングの実感がある。

サドルポジションを早く高めに直そう。

次の目標をどこに置くか・・・この負荷レベルで30分、Average Speedを28km/hで回すことにしようかな。ちょっときついか。

Training for NOT 若草山ヒルクライム#03

油断してたら自分の年代のクラスCは募集終了、若草山ヒルクライムチャレンジは夢と消え、失意の中のトレーニング。

それでも今日から負荷レベルを1段階上げてトレーニングしようと思ったのに、車体が若干傾いてるわケイデンスセンサーがずれてるわ、トレーニング始める前にちょこちょこと直さないといけないことが出て手間がかかってすっかりテンションダウン。10分しか回す気になれず早々終了。これじゃ気分転換になりません!

それにしても若草山ヒルクライム、事務局に「キャンセル待ちできませんか?」と連絡してもレスポンス全くなし。なんというか、奈良のこの手のイベントとかの連絡体制って未整備なことが多いように思う。不慣れと言うか。参加者は、一刻も早くレスポンスが欲しいものだということを、理解していないことが非常に目につくし、中途半端な告知を先出しして、本発表したことを告知しないとか。体質なんかな。

初とうたりんぐ

念願の「とうたりんぐ」に行ってきました!

「とうたりんぐ」は、山崎貴氏や河瀨直美氏の撮影現場にケイタリングしているこみずとうたさんのお店。河瀬監督の映画『朱花の月』の主演男優さんでもあります。

  • サイトは確か11:00~と書いてたと思ったんですが、着いたら12:00 OPENでした(笑)。
  • かぼちゃのイエローカレーを食べました。具としてかぼちゃが入ってるってレベルじゃなくて、カレー自体かぼちゃの味がします!おいしいです。
  • 並を頼みましたが結構な量です。後から来た女性は、僕の並を見て「小で」と言ってました。
  • 店内は狭めです。3、4人くらい?温かくなったら、テイクアウトして公園で、なんかもよさそう。ゴミはちゃんと処理してね!

あの辺、あんまり歩いてなかったんですがところどころ店が増えてておもしろかった!

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1/17

今年は、1/17ということを一切書いたり語ったりせずに一日を過ごしました。

もちろん、1/17という日を忘れてる訳でも、忘れたい訳でもありませんが、去年、3/11があって、1/17への感覚が少し変わりました。

というのは、僕は今関西に住んでいますが、1/17を経験したとは言い辛いからです。

当時、僕は三重県に住んでいました。大学四回生で、卒論の提出に追われていました。確か、締切3日前とかそんな時期だったと思います。朝4時くらいまでワープロ(懐かしい)を打ち続け、目途が立って、やっと一眠りできると思ったら強めの地震が起きて、「頼むから寝かせてくれ!」と布団を被りました。翌日起きてみたら、母親が「えらいことになってるで」と言ってテレビを見させました。

三重は、大学のあった津の県庁の窓ガラスが全部割れた、というニュースくらいだったと思います。大きな被害はありませんでした。もちろん僕もなんの被害も遭ってないのですが、その年に社会人になり大阪に出て、一年間はいろんなところで惨状を目の当たりにしました。阪神高速の崩壊は今もまだ目に焼き付いてます。

関西に住んでいて、1/17を振り返るというのは、特別なことなんじゃないかと思います。人によっては前向きに語るでしょうし、人によっては深刻に語るでしょうし、人によっては軽く語るかも知れません。でもどんな人にとっても多分特別なはずです。それを、コテコテの関西弁を喋るしキツいツッコミもするけれどもその当時関西に住んでおらず経験していない自分が、1/17について振り返るというのは、何か違和感を覚えたのです。3/11があって、それをあんまり「自分事」として捉えてるようにはみえない関西に住んでて。

どんなに真剣に1/17を考えたとしても、あの日被害にあった方々から見れば、やっぱり僕のやってることというのは「余所事やってる」ように見えるのかなと。だったら、1/17について、大袈裟に振り返るような姿勢そのものをやめてみたほうがいいのかも知れない。そう思ったのです。

臥龍坊!

雑誌で見かけてずっと行きたかった「臥龍坊」に、行ってきました!「ウォロンファン」と読みます。

元は三条通りで営業されてたそうです。それこそ何度も何度も行ってるのに全然知らなかった~。

紹介されてた記事で、イートインが2席だけある、ほぼテイクアウト専門のお店と書いてあって、「買い食い」店の大好きな僕は行きたくてしょうがなかったのです。

店頭に立っておじさんとお話してたら迷い始めて、そしたら「寒いから中に入って待ってください~」と言われてお店の中に。看板の台湾バーガーと、併せて酸辣湯麺を買おうかと思ったんだけど、店の名前のついてる臥龍麺を見つけて「これどんなん?」と聞いてみたら、

「醤油ラーメンと思ってもらったらいいですー。3度味が楽しめますー。」とおっちゃん。

「3度ってどういうこと?」と聞いたら、

「最初はそのまま食べて、1/3ほど食べたら豆板醤入れて食べてもらって、また1/3食べたら最後はお酢を入れて食べてもらいます」とのこと。豆板醤はつけてくれるって。

食べ方の説明写真(笑)。
これしかない!と買って帰りました。

台湾バーガーは「割包」、具の豚角煮の油分のとろけ具合とか舌触りとかも抜群で、さらに外皮の饅頭が凄く美味しい!弾力があって食べると跳ね返ってくる。そしてほんのり甘い。これはファンになります。

臥龍麺は、麺が太麺でとてもやさしい味です。辛いの大好きなんでさっさと豆板醤入れようかと思ったんですが、ベースのスープがあっさりしてるのに旨さをしっかり感じられるスープで、そのまま食べきってもいいくらいおいしかったです。

ええ店みっけた。


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